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LastPart.無情の修羅∞プレアゼロ編
第十話「それぞれの先へ」
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3ヶ月後 フィートの研究所
フィート:・・・・・・~~~~~~~・・・・やっぱり無理ね・・モグモグ
ナツレ:これだけしっかり海水が染みてるとデータの抽出も結局無理だったわね・・・ アレスが使ってたチェインパックを使うのじゃダメなの?
フィートがおにぎりを頬張りながらナツレと共に カインの白いチェインパックを修復中
フィート:駄目よ ・・・・チェインパックは出す鎖の情報を事細かに記憶してる・・あの2人は利き手が違うのよ
ナツレ:成る程ね・・・ 逆にだからこそチェインヴォルヴなんて技が成功出来るのね・・・
カインが研究室に入ってくる 実は本日がプレアゼロとの戦いで負傷した際の退院日
カイン:博士ぇえーーーーーーー!!帰ったぜ!!どうだった??オレのパック治ったかよ!?
フィート:お帰りなさい ・・・無理だったわ
カイン:・・・・マジか じゃあ・・もう・・
フィート:・・・・また新しいパックを作り直すわ 戦闘経験値が完全にリセットされたものになるけどね
カイン:ホントか!?・・・よかったぜ!
ナツレ:・・・何でそんな安心出来るのよ 今までのあんたの努力全部パーになったのよ?
カイン:だって ナツレさんもいればすぐに機能自体は元通りだろ?あとはまたオレが頑張って強くすりゃいいんだ!
ナツレ:・・・・・プ あはは・・っ どこまでも前向きね・・・ホントあんたは
フィート:出来上がったらまた連絡するわ ・・・早く家族にも顔を見せてあげなさい
カイン:おう よろしく頼むぜ 博士!ナツレさん!
ナツレ:・・・・アタシの所にもまたいつでも来ていいわよ 綺麗ぃいに掃除するならね
カイン:・・・ああ 分かったぜ ありがとう
フィート:カイン
フィート カインにハグをする
カイン:・・!?
フィート:・・・ありがとう 今までお疲れ様
カイン:・・・・こちらこそ
ロットが収容されている刑務所 面会室
ロット:・・・・あなたが来てくれるとはね
アレス:入って間もない今じゃ まだ慣れないか
ロット 現在は眼鏡を着用
アレス:・・・・なぜ眼鏡なんだ?
ロット:普段はコンタクトなのよ
アレス:そうだったのか ・・・しかし同じ姉妹なのにフィート博士と比べて随分・・
ロット:そうよ お姉様と違って全然似合ってないからしてなかったのよ ・・・何?嫌味を言いに来たの?
アレス:いや・・すまない 礼を言いに来たんだ 今度は誠意を込めて言う あんたのお陰で勝てた ありがとう
ロット:・・・・本当に使うとはね
アレス:じゃなきゃあんたの功績が評価されづらいからな ・・・・15年か
ロット:終身刑じゃないのが奇跡だってね・・ ありがとう あなたとカイン君が正体を明かして嘆願してくれたお陰だわ
アレス:・・・あんたは1人じゃない 帰りを待つ人間はきちんといるんだ 一応ボクもな 全く・・だから15年くらい頑張れ
ロット:・・・ふ 励ましてるつもり? ホント・・ずっと偉そうにして
アレス:気に障ってるか?
ロット:うんずっと ・・・思えば ここまで本音ぶつけて喧嘩したのって家族以外ではあんたしかいないかも
アレス:そうか
ロット:・・・アタシが裏切った本当の理由 聞かないの?
アレス:・・博士達が納得する形に収まっているならどうでもいい プレアは倒せたしな あんたが話してもいいならまた来た時にでも聞かせてくれ
ロット:・・・・・。・・・アレス君 今年で高校は卒業よね 進学するの?
アレス:ああ だがとてもそんな勉強する暇も無かったしな ゆっくり浪人生活をするさ あんたにお薦めの職業も教えてもらったしな
ロット:っ・・・・。・・・・・アレス君 本当はまだ恨んでるでしょ・・ アタシのせいであなたは力を・・・
アレス:・・・その事なら別に気にしてない 今はもう・・頼れる弟分と妹分が何とかするしな だからあんたも気にするな
ロット:・・・・。
アレス:そろそろ時間か・・・ ・・・・・・じゃあな ここを出る時が来たら ボクがもっといい眼鏡を選んでやる こう見えて割と物を選ぶセンスはあるんでな ・・・あんたが良ければだが
ロット:!・・・。・・・・その時 いくつになると思ってんのよ
アレス:ボクの一個上だろ 計算するまでもない
ロット:・・・・・・。
アレス:時々来てやる 返事はいつでもいい
数十分後 フィートの研究所付近
カイン:・・・・ぉ
アレス:・・・無事退院したか
カイン:ロットさん所か?
アレス:まぁな お前もいつか顔出してやれ ・・・パックの修復はどうなった
カイン:・・・ダメだ また新しいの作るってよ
アレス:・・そうか
カイン:アレス ・・勉強頑張れよ 今度収穫したらウチから野菜届けるぜ
カイン 右手を差し出す
アレス:・・ああ
アレス 応じて握手を交わす
カインの実家付近 農作業中のエイムとリンク
エイム:いやーーー リンクちゃん本当に助かるーーーー・・・この分だとすぐに再興出来そうよ・・!
リンク:結構夢中になっちゃいますね やってて楽しいです
エイム:ホント!?・・・もぉー なら早くウチにお嫁に来てよぉー 父さんと母さんも歓迎するわよ絶対
リンク:ありがとうございます ・・・でも・・それはカイン先輩次第かな
エイム:あの子 今日退院でしょ?何やってんのかもう・・・
リンク:・・・じゃあ 今日はこれで またお願いします
エイム:カイン待たなくていいの?
リンク:いいですよ・・ 家族水入らずで ・・・では
エイム:・・・・。
リンクが帰る途中 カイン到着
カイン:ぉー ただいま リンク 畑手伝ってくれてたんだってな ありがとな
リンク:ぁ・・・う うん おかえり先輩
カイン:もう帰んのか?
リンク:うん じゃあね また・・時々来るから
カイン:そか ありがとな
リンク 帰る
エイム:カーーーイイイイーーーンンン・・!
カイン:んぉ!?・・ただいま姉ちゃん
エイム:あんった何してたのよこんな遅くまで
エイム カインにヘッドロック
カイン:ぁだだだだだだ・・・!ちょ・・・やめっ・・・仕方ねぇだろ 色々寄るところがあったんだからよ・・!
エイム:・・リンクちゃんずっと待っててくれてたのよ 何か気の利く事でも言って謝って来なさい
カイン:っ・・・!
リンク:・・・・。
カインが後ろから追いかけて来る
カイン:リンクーー・・!
リンク:っ・・?
カイン:ごめん! 遅くなって・・言い訳はしない!・・ごめん!
リンク:・・・ううん
カイン:・・・今度さ ・・・会わせてくれよ お前のイカつい父ちゃんと母ちゃんに
リンク:っ・・・・・・・。
リンク 満面の笑みで頷く
リンク:・・うん!
おわり CHAICER~チェイサー~(完)
フィート:・・・・・・~~~~~~~・・・・やっぱり無理ね・・モグモグ
ナツレ:これだけしっかり海水が染みてるとデータの抽出も結局無理だったわね・・・ アレスが使ってたチェインパックを使うのじゃダメなの?
フィートがおにぎりを頬張りながらナツレと共に カインの白いチェインパックを修復中
フィート:駄目よ ・・・・チェインパックは出す鎖の情報を事細かに記憶してる・・あの2人は利き手が違うのよ
ナツレ:成る程ね・・・ 逆にだからこそチェインヴォルヴなんて技が成功出来るのね・・・
カインが研究室に入ってくる 実は本日がプレアゼロとの戦いで負傷した際の退院日
カイン:博士ぇえーーーーーーー!!帰ったぜ!!どうだった??オレのパック治ったかよ!?
フィート:お帰りなさい ・・・無理だったわ
カイン:・・・・マジか じゃあ・・もう・・
フィート:・・・・また新しいパックを作り直すわ 戦闘経験値が完全にリセットされたものになるけどね
カイン:ホントか!?・・・よかったぜ!
ナツレ:・・・何でそんな安心出来るのよ 今までのあんたの努力全部パーになったのよ?
カイン:だって ナツレさんもいればすぐに機能自体は元通りだろ?あとはまたオレが頑張って強くすりゃいいんだ!
ナツレ:・・・・・プ あはは・・っ どこまでも前向きね・・・ホントあんたは
フィート:出来上がったらまた連絡するわ ・・・早く家族にも顔を見せてあげなさい
カイン:おう よろしく頼むぜ 博士!ナツレさん!
ナツレ:・・・・アタシの所にもまたいつでも来ていいわよ 綺麗ぃいに掃除するならね
カイン:・・・ああ 分かったぜ ありがとう
フィート:カイン
フィート カインにハグをする
カイン:・・!?
フィート:・・・ありがとう 今までお疲れ様
カイン:・・・・こちらこそ
ロットが収容されている刑務所 面会室
ロット:・・・・あなたが来てくれるとはね
アレス:入って間もない今じゃ まだ慣れないか
ロット 現在は眼鏡を着用
アレス:・・・・なぜ眼鏡なんだ?
ロット:普段はコンタクトなのよ
アレス:そうだったのか ・・・しかし同じ姉妹なのにフィート博士と比べて随分・・
ロット:そうよ お姉様と違って全然似合ってないからしてなかったのよ ・・・何?嫌味を言いに来たの?
アレス:いや・・すまない 礼を言いに来たんだ 今度は誠意を込めて言う あんたのお陰で勝てた ありがとう
ロット:・・・・本当に使うとはね
アレス:じゃなきゃあんたの功績が評価されづらいからな ・・・・15年か
ロット:終身刑じゃないのが奇跡だってね・・ ありがとう あなたとカイン君が正体を明かして嘆願してくれたお陰だわ
アレス:・・・あんたは1人じゃない 帰りを待つ人間はきちんといるんだ 一応ボクもな 全く・・だから15年くらい頑張れ
ロット:・・・ふ 励ましてるつもり? ホント・・ずっと偉そうにして
アレス:気に障ってるか?
ロット:うんずっと ・・・思えば ここまで本音ぶつけて喧嘩したのって家族以外ではあんたしかいないかも
アレス:そうか
ロット:・・・アタシが裏切った本当の理由 聞かないの?
アレス:・・博士達が納得する形に収まっているならどうでもいい プレアは倒せたしな あんたが話してもいいならまた来た時にでも聞かせてくれ
ロット:・・・・・。・・・アレス君 今年で高校は卒業よね 進学するの?
アレス:ああ だがとてもそんな勉強する暇も無かったしな ゆっくり浪人生活をするさ あんたにお薦めの職業も教えてもらったしな
ロット:っ・・・・。・・・・・アレス君 本当はまだ恨んでるでしょ・・ アタシのせいであなたは力を・・・
アレス:・・・その事なら別に気にしてない 今はもう・・頼れる弟分と妹分が何とかするしな だからあんたも気にするな
ロット:・・・・。
アレス:そろそろ時間か・・・ ・・・・・・じゃあな ここを出る時が来たら ボクがもっといい眼鏡を選んでやる こう見えて割と物を選ぶセンスはあるんでな ・・・あんたが良ければだが
ロット:!・・・。・・・・その時 いくつになると思ってんのよ
アレス:ボクの一個上だろ 計算するまでもない
ロット:・・・・・・。
アレス:時々来てやる 返事はいつでもいい
数十分後 フィートの研究所付近
カイン:・・・・ぉ
アレス:・・・無事退院したか
カイン:ロットさん所か?
アレス:まぁな お前もいつか顔出してやれ ・・・パックの修復はどうなった
カイン:・・・ダメだ また新しいの作るってよ
アレス:・・そうか
カイン:アレス ・・勉強頑張れよ 今度収穫したらウチから野菜届けるぜ
カイン 右手を差し出す
アレス:・・ああ
アレス 応じて握手を交わす
カインの実家付近 農作業中のエイムとリンク
エイム:いやーーー リンクちゃん本当に助かるーーーー・・・この分だとすぐに再興出来そうよ・・!
リンク:結構夢中になっちゃいますね やってて楽しいです
エイム:ホント!?・・・もぉー なら早くウチにお嫁に来てよぉー 父さんと母さんも歓迎するわよ絶対
リンク:ありがとうございます ・・・でも・・それはカイン先輩次第かな
エイム:あの子 今日退院でしょ?何やってんのかもう・・・
リンク:・・・じゃあ 今日はこれで またお願いします
エイム:カイン待たなくていいの?
リンク:いいですよ・・ 家族水入らずで ・・・では
エイム:・・・・。
リンクが帰る途中 カイン到着
カイン:ぉー ただいま リンク 畑手伝ってくれてたんだってな ありがとな
リンク:ぁ・・・う うん おかえり先輩
カイン:もう帰んのか?
リンク:うん じゃあね また・・時々来るから
カイン:そか ありがとな
リンク 帰る
エイム:カーーーイイイイーーーンンン・・!
カイン:んぉ!?・・ただいま姉ちゃん
エイム:あんった何してたのよこんな遅くまで
エイム カインにヘッドロック
カイン:ぁだだだだだだ・・・!ちょ・・・やめっ・・・仕方ねぇだろ 色々寄るところがあったんだからよ・・!
エイム:・・リンクちゃんずっと待っててくれてたのよ 何か気の利く事でも言って謝って来なさい
カイン:っ・・・!
リンク:・・・・。
カインが後ろから追いかけて来る
カイン:リンクーー・・!
リンク:っ・・?
カイン:ごめん! 遅くなって・・言い訳はしない!・・ごめん!
リンク:・・・ううん
カイン:・・・今度さ ・・・会わせてくれよ お前のイカつい父ちゃんと母ちゃんに
リンク:っ・・・・・・・。
リンク 満面の笑みで頷く
リンク:・・うん!
おわり CHAICER~チェイサー~(完)
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