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本編 『起』
序章 ある悪党の回顧録
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―――ったく。
いるんだよなぁ、アンタみたいな好きモン。
もう終わった話に無駄な虚飾して美談に持ってこうとする奴。それで儲けようってんだから自分たちの浅ましさに嫌気が差さんもんかね。なんつーんだっけ、そういう連中。出歯亀?ハイエナ?まぁ、どうでも良いけどよド三流の演出家の事なんざ。
あぁ?俺に言われたくないって面してんな?図星突かれたぐらいでビビるなら顔に出すなよ、情けねぇぞアンタ。
確かに、俺は悪党だよ。
ちっとお天道様に顔向けできねぇ仕事を生業にしてはいるし、叩きゃいくらでも埃は出てくるさ。ただ、そんな俺が未だに御用にならずに偉そうな面してられる理由って考えたことはあるかい?
まぁ、百年ぐらい前にこの国であったっていう戦後復興の時と同じさ。警察と極道の関係。五十年前の『大崩壊』で世界中の国という国がガッタガタになって、治安維持を国家で維持できなくなりゃ民間に頼るしかねぇ。表立って取り締まるにゃちょいと面倒な案件も、はみ出し者にゃ関係ねぇってこった。特にここ数年はJUDAS絡み、と言うよりかは海外勢力の事件も多かったしな。
ただ、誤解しないでほしいのは、俺はヤクザじゃねぇ。ヤクザってのは、カブ賭博の無得点の組み合わせ、つまり8・9・3から転じた役立たず、無価値を表す言葉だ。知ってたか?意外と教養あんだろ、俺。
ともあれ、俺は俺のルールを俺自身に課して社会の役に立ってる。少なくともその自負がある。税金払う以上の行動を起こして結果善行に繋がってるんだから、下手な一般市民よりかは偉いんだぜ俺。
まぁ、その過程でちぃっとばかし社会のルールは破るが。
だからまぁ、俺を呼ぶならヤクザじゃなくて義侠か任侠者と呼びな。
納得行かねぇって顔してるな。あ?ダークヒーローでも気取ってるのかだと?バカ言え、最初に言っただろう。俺は悪党だと。何のかんの言いつつ悪どいことはやってるさ。自分の利益のためにな。国が助けられない誰かを助けるってのにも金は掛かるんだよ。文句あるならスポンサーにでもなって金でも出しやがれ。
ただ、選択はする。俺は確かに極道の類だが八徳忘れた外道じゃねぇからな。
そう、そうだな―――あの傾奇者の言葉を借りるなら美学ってやつだ。
信義、流儀、仁義に礼儀。色々とそれを表す言葉はあるが、一言で言うなら美学がしっくり来るな。
義侠の美学。
俺はそれを支えにしてる。例え社会通念上が悪だとしても、俺は俺が掲げた信条を基軸に生きている。雁字搦めの正義よりは、理不尽を以て理不尽を跳ね除ける悪党の方が時には役に立つからな。
そうだ。世の中にゃ悪党ですら見下げ果てる外道って奴がいる。これが結構面倒でな。学がなくてぐだ巻いて非行に走るガキなんざ可愛いもんよ。ビッと締めりゃ言うこと聞くし。
外道ってのは狡猾で案外頭の良い奴が多い。それでいてどこか一本芯が通った頑固さを持ってやがる。ああ、そうだな。業腹だが、そういった面じゃ俺にも似てんな。ただ、奴らの美学は歪んでやがる。
俺はルールを課して悪事を働く。侠を忘れたら外道と変わらんからだ。傍から見りゃ同じ犯罪者ってのは変わんねぇだろうが、面子の問題だ。俺でもタブーはあんだよ。世の中にゃ、正しいことに染まれない人間ってのは一定数いる。それを上手く受け入れてやるには、あるいは外道に落とさないためにも秩序がいる。例え目的の為であっても、自らを律することが出来ない悪は、獣と変わりねぇ。青臭くても、掲げる心意気を無くせば、義侠は外道に成り下がる。堅気よりかずっとそこに近い分、簡単にな。
案外、堅気の中にもそういう奴がいる。誰かを嵌めたり追い詰めたり―――表立ってやれば悪事と断罪される行動を働く癖に、人目気にして綺麗でいたいとか思っている半端な奴さ。何処にだっているだろ?そういうダブスタ野郎。悪事を働いて、てめぇの手を汚さない奴は悪党ではなく外道だ。
だから俺は法で守られない弱者に手を伸ばし、法に守られる外道を誅す。
そう、ルールその三。『外道に堕ちるべからず』。よく知ってんじゃねぇか。
あぁ?有名だって?俺は元は単なる裏社会の用心棒だぜ?まぁ、お蔭で方方恨まれて闇討ちの類は結構あるから腕っぷしには自信あるがな。
あぁ、まぁ、そんな風にゃ呼ばれてるがよ。言うなよ、結構恥ずいんだよ。しゃーねぇだろ。灰色虎さんじゃ、黄色い熊の仲間か何かと勘違いしたって不思議じゃねぇ。だからハイドラって呼べって言ったんだよ。まさかヒュドラの別読みだとは思わなかったんだよ。気づいたら何か舎弟がぞろぞろ出来てて『多頭会』とか言う連合出来てていつの間にか会長になってたんだよ。嘘じゃねーよマジだよ。本気と書いてマジだよ。マジの世界だよマジに。そりゃ悪い気はしねーが俺自身はもっと、こう、自分の手でのし上がりたかったんだよ。それだって半ば諦めてたってのに、いつの間にか祭り上げられて統境圏仕切るようになっちまって今じゃほぼ全国区だぞ一体どうなってんだ俺の人生。
あぁ、いや、悪い。取り乱した。何分、ここ数年が怒涛でな。この話をするといつもそうだ。だってそうだろ?六年前、俺は単なる歓楽街の顔役だったんだよ。元は軍属だったから、闇討ちに用心棒等々荒事の類は得意だったがな。そう、アンタが知りたがってる『海ほたる事変』の時までは。
と言うかアンタ、そもそもなんであの事件の話を今になって聞きたがる?ここら一帯で起きた事件ならどっちかって言うと、翌年の『皇竜事変』とか翌々年の『燐界動乱』とかの方がスクープになるだろうに。どっちも関わってるぜ、俺。自慢じゃねぇが、ここら一帯仕切ってる分巻き込まれてるからな!それもしょっちゅう!―――泣けるわ。
は?『アクアラインの値段が何時まで立っても下がらない』と昔馴染みがうるさいから調査して問題提起する?―――その昔馴染み、どっかの狂犬じゃねぇだろうな。
んだよ、勝の知り合いかアンタ。それならそうと早く言えよ。だったら気取る必要ねぇだろうに。
あぁ、俺も昔馴染みだよ。アイツがまだ悪ガキの頃、ヤクザモンとの喧嘩のイロハを教えてな。まぁ、あの武神に弟子入りしてからはあっという間に俺よりも強くなっちまったが。今でもたまに会いに来るぞ。アイツ、昔俺がやったバイク未だに大事に乗ってんだぜ?笑えるだろ? いい加減所帯持ちなんだし、大人しくしろとは思うがね。まぁ、そういう所が可愛いんだけどよ。
あぁ、何だったか。―――そうそう、『海ほたる事変』だ。
確かに俺は関係者の一人だが、どちらかと言うと脇役だな。あの時、事件の中心に居たのは幼女一人に少年二人に少女二人、それからJUDAS―――あの腐れ外道共だ。
あん?何だアンタ。アイツ等とも知り合いなのかよ。じゃぁ、当人達に聞けば―――あぁ、成る程。多角的な視点での整理って訳か。だとするとそれは正しいな。おそらく貴史やエリカも当時はそれどころじゃなかっただろうし、あの親子に至っちゃそんなことはどうでも良かっただろうしな。………下手するとアズの方が正確に理解していたんじゃないか?
そう、アズだよ。
色んなモンに巻き込まれ始めたのは、アズライトが助けを求めてきたからだ。あのどうにもロックなA.Iがいなけりゃ、多分俺は今でもチンケななんでも屋だっただろうな。
だとすれば、アイツから聞いた、あの日のことから語るとしようか。
ああ、そうさ。あの日、アイツが喋る猫を拾った日の朝のことだ。
俺にとっちゃぁ、メイド引き連れた傾奇者が妙な依頼をしに来たのがその日の始まりだったな―――。
いるんだよなぁ、アンタみたいな好きモン。
もう終わった話に無駄な虚飾して美談に持ってこうとする奴。それで儲けようってんだから自分たちの浅ましさに嫌気が差さんもんかね。なんつーんだっけ、そういう連中。出歯亀?ハイエナ?まぁ、どうでも良いけどよド三流の演出家の事なんざ。
あぁ?俺に言われたくないって面してんな?図星突かれたぐらいでビビるなら顔に出すなよ、情けねぇぞアンタ。
確かに、俺は悪党だよ。
ちっとお天道様に顔向けできねぇ仕事を生業にしてはいるし、叩きゃいくらでも埃は出てくるさ。ただ、そんな俺が未だに御用にならずに偉そうな面してられる理由って考えたことはあるかい?
まぁ、百年ぐらい前にこの国であったっていう戦後復興の時と同じさ。警察と極道の関係。五十年前の『大崩壊』で世界中の国という国がガッタガタになって、治安維持を国家で維持できなくなりゃ民間に頼るしかねぇ。表立って取り締まるにゃちょいと面倒な案件も、はみ出し者にゃ関係ねぇってこった。特にここ数年はJUDAS絡み、と言うよりかは海外勢力の事件も多かったしな。
ただ、誤解しないでほしいのは、俺はヤクザじゃねぇ。ヤクザってのは、カブ賭博の無得点の組み合わせ、つまり8・9・3から転じた役立たず、無価値を表す言葉だ。知ってたか?意外と教養あんだろ、俺。
ともあれ、俺は俺のルールを俺自身に課して社会の役に立ってる。少なくともその自負がある。税金払う以上の行動を起こして結果善行に繋がってるんだから、下手な一般市民よりかは偉いんだぜ俺。
まぁ、その過程でちぃっとばかし社会のルールは破るが。
だからまぁ、俺を呼ぶならヤクザじゃなくて義侠か任侠者と呼びな。
納得行かねぇって顔してるな。あ?ダークヒーローでも気取ってるのかだと?バカ言え、最初に言っただろう。俺は悪党だと。何のかんの言いつつ悪どいことはやってるさ。自分の利益のためにな。国が助けられない誰かを助けるってのにも金は掛かるんだよ。文句あるならスポンサーにでもなって金でも出しやがれ。
ただ、選択はする。俺は確かに極道の類だが八徳忘れた外道じゃねぇからな。
そう、そうだな―――あの傾奇者の言葉を借りるなら美学ってやつだ。
信義、流儀、仁義に礼儀。色々とそれを表す言葉はあるが、一言で言うなら美学がしっくり来るな。
義侠の美学。
俺はそれを支えにしてる。例え社会通念上が悪だとしても、俺は俺が掲げた信条を基軸に生きている。雁字搦めの正義よりは、理不尽を以て理不尽を跳ね除ける悪党の方が時には役に立つからな。
そうだ。世の中にゃ悪党ですら見下げ果てる外道って奴がいる。これが結構面倒でな。学がなくてぐだ巻いて非行に走るガキなんざ可愛いもんよ。ビッと締めりゃ言うこと聞くし。
外道ってのは狡猾で案外頭の良い奴が多い。それでいてどこか一本芯が通った頑固さを持ってやがる。ああ、そうだな。業腹だが、そういった面じゃ俺にも似てんな。ただ、奴らの美学は歪んでやがる。
俺はルールを課して悪事を働く。侠を忘れたら外道と変わらんからだ。傍から見りゃ同じ犯罪者ってのは変わんねぇだろうが、面子の問題だ。俺でもタブーはあんだよ。世の中にゃ、正しいことに染まれない人間ってのは一定数いる。それを上手く受け入れてやるには、あるいは外道に落とさないためにも秩序がいる。例え目的の為であっても、自らを律することが出来ない悪は、獣と変わりねぇ。青臭くても、掲げる心意気を無くせば、義侠は外道に成り下がる。堅気よりかずっとそこに近い分、簡単にな。
案外、堅気の中にもそういう奴がいる。誰かを嵌めたり追い詰めたり―――表立ってやれば悪事と断罪される行動を働く癖に、人目気にして綺麗でいたいとか思っている半端な奴さ。何処にだっているだろ?そういうダブスタ野郎。悪事を働いて、てめぇの手を汚さない奴は悪党ではなく外道だ。
だから俺は法で守られない弱者に手を伸ばし、法に守られる外道を誅す。
そう、ルールその三。『外道に堕ちるべからず』。よく知ってんじゃねぇか。
あぁ?有名だって?俺は元は単なる裏社会の用心棒だぜ?まぁ、お蔭で方方恨まれて闇討ちの類は結構あるから腕っぷしには自信あるがな。
あぁ、まぁ、そんな風にゃ呼ばれてるがよ。言うなよ、結構恥ずいんだよ。しゃーねぇだろ。灰色虎さんじゃ、黄色い熊の仲間か何かと勘違いしたって不思議じゃねぇ。だからハイドラって呼べって言ったんだよ。まさかヒュドラの別読みだとは思わなかったんだよ。気づいたら何か舎弟がぞろぞろ出来てて『多頭会』とか言う連合出来てていつの間にか会長になってたんだよ。嘘じゃねーよマジだよ。本気と書いてマジだよ。マジの世界だよマジに。そりゃ悪い気はしねーが俺自身はもっと、こう、自分の手でのし上がりたかったんだよ。それだって半ば諦めてたってのに、いつの間にか祭り上げられて統境圏仕切るようになっちまって今じゃほぼ全国区だぞ一体どうなってんだ俺の人生。
あぁ、いや、悪い。取り乱した。何分、ここ数年が怒涛でな。この話をするといつもそうだ。だってそうだろ?六年前、俺は単なる歓楽街の顔役だったんだよ。元は軍属だったから、闇討ちに用心棒等々荒事の類は得意だったがな。そう、アンタが知りたがってる『海ほたる事変』の時までは。
と言うかアンタ、そもそもなんであの事件の話を今になって聞きたがる?ここら一帯で起きた事件ならどっちかって言うと、翌年の『皇竜事変』とか翌々年の『燐界動乱』とかの方がスクープになるだろうに。どっちも関わってるぜ、俺。自慢じゃねぇが、ここら一帯仕切ってる分巻き込まれてるからな!それもしょっちゅう!―――泣けるわ。
は?『アクアラインの値段が何時まで立っても下がらない』と昔馴染みがうるさいから調査して問題提起する?―――その昔馴染み、どっかの狂犬じゃねぇだろうな。
んだよ、勝の知り合いかアンタ。それならそうと早く言えよ。だったら気取る必要ねぇだろうに。
あぁ、俺も昔馴染みだよ。アイツがまだ悪ガキの頃、ヤクザモンとの喧嘩のイロハを教えてな。まぁ、あの武神に弟子入りしてからはあっという間に俺よりも強くなっちまったが。今でもたまに会いに来るぞ。アイツ、昔俺がやったバイク未だに大事に乗ってんだぜ?笑えるだろ? いい加減所帯持ちなんだし、大人しくしろとは思うがね。まぁ、そういう所が可愛いんだけどよ。
あぁ、何だったか。―――そうそう、『海ほたる事変』だ。
確かに俺は関係者の一人だが、どちらかと言うと脇役だな。あの時、事件の中心に居たのは幼女一人に少年二人に少女二人、それからJUDAS―――あの腐れ外道共だ。
あん?何だアンタ。アイツ等とも知り合いなのかよ。じゃぁ、当人達に聞けば―――あぁ、成る程。多角的な視点での整理って訳か。だとするとそれは正しいな。おそらく貴史やエリカも当時はそれどころじゃなかっただろうし、あの親子に至っちゃそんなことはどうでも良かっただろうしな。………下手するとアズの方が正確に理解していたんじゃないか?
そう、アズだよ。
色んなモンに巻き込まれ始めたのは、アズライトが助けを求めてきたからだ。あのどうにもロックなA.Iがいなけりゃ、多分俺は今でもチンケななんでも屋だっただろうな。
だとすれば、アイツから聞いた、あの日のことから語るとしようか。
ああ、そうさ。あの日、アイツが喋る猫を拾った日の朝のことだ。
俺にとっちゃぁ、メイド引き連れた傾奇者が妙な依頼をしに来たのがその日の始まりだったな―――。
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