145 / 225
第四章 葵
第22話 血の繋がり 縁の繋がり
しおりを挟む
翌日はトモを連れて比企の父の屋敷を訪れる。皆で膳に向かっていたら、何やら江間の屋敷の方が騒がしくなった。
「もしかしたら金剛が伊豆から戻ってきたのかもしれません」
そうして少し経った頃、比企の屋敷を金剛が訪れる。
「母上、只今戻りました。小鹿を射止めましたので、これから御所に参内いたします」
ヒメコはトモを父に手渡し、急いで立ち上がった。金剛を追う。
「金剛。お帰りなさい。すぐに出るの?」
「はい。そのつもりです」
「でも、殿はまだ御所でしょう?」
「はい。まだお会い出来ていないので、それで御所に行こうかと」
ヒメコは金剛と肩を並べて江間へと戻りながら言った。
「見事に狩を為し遂げられたのですね。よく無事で戻られました」
江間の門の前で警護をしていた家人に頼む。
「済まないのだけれど、今から御所へ行って、殿に金剛が鹿を射止めて戻ったとお伝えしてくれないかしら。そうしたら殿も今日は早目に帰ってきて下さるでしょう」
金剛がえ、と声を発する。
「今日は御所には参らない方がいいのですか?」
ヒメコは頷いた。
「早く参内したい気持ちはわかりますが、先ずは湯を浴びて食事をし、しっかりと休んで、全ての支度を整えてから殿と一緒に参内するのがいいと思うわ。将軍様もご支度やご都合がおありでしょうし」
穏やかに話したら金剛は素直に頷いた。身を清めて着替えをしてきたので、フジが準備してくれた膳を勧めながら隣に座る。
「江間はどんな様子でした?」
「水が美味しかったです。河越重時殿は騎馬も巧みで、様々なことを学ばせていただきました」
明るい笑顔で答える金剛に安堵する。
「それは良かったこと。狩の前より一回り大きくなったようですね。そう。比企の祖母が今、隣の父の所を訪れていて、貴方に会いたがっていましたよ」
「はい。先程ちらと気配は感じながら、ご挨拶はできなかったので気になっておりました。父上がお戻りになるまでお隣に行って来てもいいでしょうか?」
ヒメコは頷いた。
「そうね、そろそろトモが騒いでいるかも知れないから私も行くわ。フジ、御免なさいね。殿がお戻りになったら知らせてね」
戸を開けた途端に響いてくるトモの泣き声。ヒメコと金剛は父の屋敷へと駆け込んだ。弱り顔の父がトモを抱いて出てくる。だが、金剛が受け取った途端に泣き止んだ。
「おお、よしよし。大きく重くなったなぁ。兄ちゃんが帰って来たからな。いっぱい遊ぼうな」
金剛が話しかけると、それに応えるように手を振り回して笑い出すトモ。
「おや、この子でも笑うんだな」
ポツリと呟いた父に、ヒメコは口を尖らせた。
「父さまったら。ええ、トモだって笑いますとも。ただ普段はちょっと愛想が足りないだけですわ」
「愛想が足りないというより、我が強いんだよ。ま、男児ならそのくらい我が強くてもいいんじゃないかい?」
「はい!」
祖母の突っ込みに真っ先に返事をしたのは金剛だった。
「男の子ですから、これくらい元気でいいのです」
祖母が噴き出した。
「やぁ、金剛。お帰り。そうしてると、まるであんたの子どもみたいだね」
「お婆様、ご無沙汰しておりました。お変わりなくご健勝な様子が伺えて何より嬉しゅう御座います。鎌倉にいらっしゃるとは思わず驚きました」
「ああ、あんたも含めて、曾孫達の顔を見に来たんだよ」
言って、金剛の頭の上に手を乗せる。
「おお、随分背が伸びたねぇ。婆はもう背伸びしないと届かないくらいだよ」
「いいえ、婆様はいつでも私の上にいらっしゃる。そう、猫のように」
そう言ってタンポを抱え上げて、自分の頭の上に乗せる。
「おいおい、何をしてるんだい?重いだろうに」
タンポは金剛の肩に脚を乗せ、ダラリと力を抜いて金剛に身を委ねていた。その妙な光景に皆で笑う。金剛はヒョイとタンポを持ち上げ、胡座をかくと、その膝の上に乗せた。
「鎌倉の大火事の後、婆様は私に、猫のように生きろと仰った。幸せなことに私はまだそのような大変な局面に出遭わせたことはありませんが、あの言葉は私の中にいつも残っています。きっと、いつかそういう場が来ましょうが、その時に備えて猫のこの脱力加減を学んでいるのです」
祖母は、そうだねと相槌をうった。
「でも、あんたなら大丈夫だよ。何があろうと助けが来る。弟や仲間たちを信じて正しいと信じる道を貫きな」
それから胸元から小さな持仏を取り出して金剛の手に握らせた。
「帝釈天だよ。東方の守護神だ。もう婆には必要ないからね。あんたに託すよ」
そう言って、金剛の頭をもう一撫でする祖母の横顔をヒメコは無言で見つめた。
翌朝、コシロ兄と金剛は家人を何人か引き連れ、御所へと向かった。夜になってから戻る。家人らは酒を振舞われたようで上機嫌だった。コシロ兄は素面の顔をしていたが、かなり飲んだようだった。ポツポツと御所でのことを話してくれる。
「西侍に場が設けられ、万寿の君が初めて狩で鹿を射止めた時と同じように初狩の成功を祝う矢祭の式を行なっていただいた。姉が嫁いだ足利義兼殿、山名義範殿、小山朝政殿、三浦義連殿、諏訪盛澄殿が座に付かれた。御家人の子としては凡そ例のないことだ」
「まぁ、そうなのですか」
将軍に褒められて、金剛はいかばかりか嬉しかったろうとヒメコは素直に喜んだが、金剛はどこか気遣わしげな顔をしていた。
「将軍様は金剛に、何か褒美をと仰られたので、和歌の師をご紹介頂けたるよう願った所、ご快諾頂けた」
「まぁ、それは何よりです。金剛、良かったわね」
ヒメコの言葉に金剛は笑顔で応えたが、その表情に僅か陰りがあるのがやはり気に掛かる。御所で何かあったのだろうか?
コシロ兄が続けた。
「金剛、今後何か言われることが増えるかも知れないが、堂々としていろ。来年には元服もある。今まで以上に文と武を究めるよう精進致せ」
金剛は深く頭を下げた。
夜、落ちついた頃合いを見計らってコシロ兄に何かあったのかと問う。コシロ兄は僅かに目を伏せた。
「万寿の君が御所に居らしてたようなのだ。木蔭に身を潜めるようにして、西侍の辺りを窺っていた。金剛も気付いていたろう」
「まぁ、そんなことが」
ヒメコは胸を押さえた。昔、御所に忍び込んだ金剛。その目の前で佐殿は万寿の君の小笠懸を見て、褒めていた。あの後泣いていた小さな金剛の姿が蘇る。因縁の間柄なのだろうか。半分同じ血の流れる者同士だけに苦しみも深くなるかと思うと切なくなる。
「来月、万寿の君は元服されることとなった。その後、臣下の屋敷を訪ねるお渡りの儀がある。この江間の屋敷にお渡りになることが決まったゆえ、おもてなしの準備を進めねばならん。心積もりしておいてくれ」
「承知いたしました」
ヒメコは頭を下げた。それから頼朝の男児達に想いを馳せる。幼くして亡くなった子。嫡男として光を浴びて来た子。僧になって離れていった子。次男として公に愛される子。公にはされないけれど愛されている子。どの子も変わらぬ頼朝の子なのに、それぞれ別の道をゆく子ら。そして、頼朝の朝の字を受け継ぐヒメコの産んだ子。
ヒメコはトモを抱きながら願った。皆がそれぞれの幸せを見つけられますようにと。
「もしかしたら金剛が伊豆から戻ってきたのかもしれません」
そうして少し経った頃、比企の屋敷を金剛が訪れる。
「母上、只今戻りました。小鹿を射止めましたので、これから御所に参内いたします」
ヒメコはトモを父に手渡し、急いで立ち上がった。金剛を追う。
「金剛。お帰りなさい。すぐに出るの?」
「はい。そのつもりです」
「でも、殿はまだ御所でしょう?」
「はい。まだお会い出来ていないので、それで御所に行こうかと」
ヒメコは金剛と肩を並べて江間へと戻りながら言った。
「見事に狩を為し遂げられたのですね。よく無事で戻られました」
江間の門の前で警護をしていた家人に頼む。
「済まないのだけれど、今から御所へ行って、殿に金剛が鹿を射止めて戻ったとお伝えしてくれないかしら。そうしたら殿も今日は早目に帰ってきて下さるでしょう」
金剛がえ、と声を発する。
「今日は御所には参らない方がいいのですか?」
ヒメコは頷いた。
「早く参内したい気持ちはわかりますが、先ずは湯を浴びて食事をし、しっかりと休んで、全ての支度を整えてから殿と一緒に参内するのがいいと思うわ。将軍様もご支度やご都合がおありでしょうし」
穏やかに話したら金剛は素直に頷いた。身を清めて着替えをしてきたので、フジが準備してくれた膳を勧めながら隣に座る。
「江間はどんな様子でした?」
「水が美味しかったです。河越重時殿は騎馬も巧みで、様々なことを学ばせていただきました」
明るい笑顔で答える金剛に安堵する。
「それは良かったこと。狩の前より一回り大きくなったようですね。そう。比企の祖母が今、隣の父の所を訪れていて、貴方に会いたがっていましたよ」
「はい。先程ちらと気配は感じながら、ご挨拶はできなかったので気になっておりました。父上がお戻りになるまでお隣に行って来てもいいでしょうか?」
ヒメコは頷いた。
「そうね、そろそろトモが騒いでいるかも知れないから私も行くわ。フジ、御免なさいね。殿がお戻りになったら知らせてね」
戸を開けた途端に響いてくるトモの泣き声。ヒメコと金剛は父の屋敷へと駆け込んだ。弱り顔の父がトモを抱いて出てくる。だが、金剛が受け取った途端に泣き止んだ。
「おお、よしよし。大きく重くなったなぁ。兄ちゃんが帰って来たからな。いっぱい遊ぼうな」
金剛が話しかけると、それに応えるように手を振り回して笑い出すトモ。
「おや、この子でも笑うんだな」
ポツリと呟いた父に、ヒメコは口を尖らせた。
「父さまったら。ええ、トモだって笑いますとも。ただ普段はちょっと愛想が足りないだけですわ」
「愛想が足りないというより、我が強いんだよ。ま、男児ならそのくらい我が強くてもいいんじゃないかい?」
「はい!」
祖母の突っ込みに真っ先に返事をしたのは金剛だった。
「男の子ですから、これくらい元気でいいのです」
祖母が噴き出した。
「やぁ、金剛。お帰り。そうしてると、まるであんたの子どもみたいだね」
「お婆様、ご無沙汰しておりました。お変わりなくご健勝な様子が伺えて何より嬉しゅう御座います。鎌倉にいらっしゃるとは思わず驚きました」
「ああ、あんたも含めて、曾孫達の顔を見に来たんだよ」
言って、金剛の頭の上に手を乗せる。
「おお、随分背が伸びたねぇ。婆はもう背伸びしないと届かないくらいだよ」
「いいえ、婆様はいつでも私の上にいらっしゃる。そう、猫のように」
そう言ってタンポを抱え上げて、自分の頭の上に乗せる。
「おいおい、何をしてるんだい?重いだろうに」
タンポは金剛の肩に脚を乗せ、ダラリと力を抜いて金剛に身を委ねていた。その妙な光景に皆で笑う。金剛はヒョイとタンポを持ち上げ、胡座をかくと、その膝の上に乗せた。
「鎌倉の大火事の後、婆様は私に、猫のように生きろと仰った。幸せなことに私はまだそのような大変な局面に出遭わせたことはありませんが、あの言葉は私の中にいつも残っています。きっと、いつかそういう場が来ましょうが、その時に備えて猫のこの脱力加減を学んでいるのです」
祖母は、そうだねと相槌をうった。
「でも、あんたなら大丈夫だよ。何があろうと助けが来る。弟や仲間たちを信じて正しいと信じる道を貫きな」
それから胸元から小さな持仏を取り出して金剛の手に握らせた。
「帝釈天だよ。東方の守護神だ。もう婆には必要ないからね。あんたに託すよ」
そう言って、金剛の頭をもう一撫でする祖母の横顔をヒメコは無言で見つめた。
翌朝、コシロ兄と金剛は家人を何人か引き連れ、御所へと向かった。夜になってから戻る。家人らは酒を振舞われたようで上機嫌だった。コシロ兄は素面の顔をしていたが、かなり飲んだようだった。ポツポツと御所でのことを話してくれる。
「西侍に場が設けられ、万寿の君が初めて狩で鹿を射止めた時と同じように初狩の成功を祝う矢祭の式を行なっていただいた。姉が嫁いだ足利義兼殿、山名義範殿、小山朝政殿、三浦義連殿、諏訪盛澄殿が座に付かれた。御家人の子としては凡そ例のないことだ」
「まぁ、そうなのですか」
将軍に褒められて、金剛はいかばかりか嬉しかったろうとヒメコは素直に喜んだが、金剛はどこか気遣わしげな顔をしていた。
「将軍様は金剛に、何か褒美をと仰られたので、和歌の師をご紹介頂けたるよう願った所、ご快諾頂けた」
「まぁ、それは何よりです。金剛、良かったわね」
ヒメコの言葉に金剛は笑顔で応えたが、その表情に僅か陰りがあるのがやはり気に掛かる。御所で何かあったのだろうか?
コシロ兄が続けた。
「金剛、今後何か言われることが増えるかも知れないが、堂々としていろ。来年には元服もある。今まで以上に文と武を究めるよう精進致せ」
金剛は深く頭を下げた。
夜、落ちついた頃合いを見計らってコシロ兄に何かあったのかと問う。コシロ兄は僅かに目を伏せた。
「万寿の君が御所に居らしてたようなのだ。木蔭に身を潜めるようにして、西侍の辺りを窺っていた。金剛も気付いていたろう」
「まぁ、そんなことが」
ヒメコは胸を押さえた。昔、御所に忍び込んだ金剛。その目の前で佐殿は万寿の君の小笠懸を見て、褒めていた。あの後泣いていた小さな金剛の姿が蘇る。因縁の間柄なのだろうか。半分同じ血の流れる者同士だけに苦しみも深くなるかと思うと切なくなる。
「来月、万寿の君は元服されることとなった。その後、臣下の屋敷を訪ねるお渡りの儀がある。この江間の屋敷にお渡りになることが決まったゆえ、おもてなしの準備を進めねばならん。心積もりしておいてくれ」
「承知いたしました」
ヒメコは頭を下げた。それから頼朝の男児達に想いを馳せる。幼くして亡くなった子。嫡男として光を浴びて来た子。僧になって離れていった子。次男として公に愛される子。公にはされないけれど愛されている子。どの子も変わらぬ頼朝の子なのに、それぞれ別の道をゆく子ら。そして、頼朝の朝の字を受け継ぐヒメコの産んだ子。
ヒメコはトモを抱きながら願った。皆がそれぞれの幸せを見つけられますようにと。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
鎌倉最後の日
もず りょう
歴史・時代
かつて源頼朝や北条政子・義時らが多くの血を流して築き上げた武家政権・鎌倉幕府。承久の乱や元寇など幾多の困難を乗り越えてきた幕府も、悪名高き執権北条高時の治政下で頽廃を極めていた。京では後醍醐天皇による倒幕計画が持ち上がり、世に動乱の兆しが見え始める中にあって、北条一門の武将金澤貞将は危機感を募らせていく。ふとしたきっかけで交流を深めることとなった御家人新田義貞らは、貞将にならば鎌倉の未来を託すことができると彼に「決断」を迫るが――。鎌倉幕府の最後を華々しく彩った若き名将の清冽な生きざまを活写する歴史小説、ここに開幕!

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する
高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。
手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。
【完結】国を追われた巫女見習いは、隣国の後宮で二重に花開く
gari@七柚カリン
キャラ文芸
☆たくさんの応援、ありがとうございました!☆ 植物を慈しむ巫女見習いの凛月には、二つの秘密がある。それは、『植物の心がわかること』『見目が変化すること』。
そんな凛月は、次期巫女を侮辱した罪を着せられ国外追放されてしまう。
心機一転、紹介状を手に向かったのは隣国の都。そこで偶然知り合ったのは、高官の峰風だった。
峰風の取次ぎで紹介先の人物との対面を果たすが、提案されたのは後宮内での二つの仕事。ある時は引きこもり後宮妃(欣怡)として巫女の務めを果たし、またある時は、少年宦官(子墨)として庭園管理の仕事をする、忙しくも楽しい二重生活が始まった。
仕事中に秘密の能力を活かし活躍したことで、子墨は女嫌いの峰風の助手に抜擢される。女であること・巫女であることを隠しつつ助手の仕事に邁進するが、これがきっかけとなり、宮廷内の様々な騒動に巻き込まれていく。
※ 一話の文字数を1,000~2,000文字程度で区切っているため、話数は多くなっています。
一部、話の繋がりの関係で3,000文字前後の物もあります。

江戸の検屍ばか
崎田毅駿
歴史・時代
江戸時代半ばに、中国から日本に一冊の法医学書が入って来た。『無冤録述』と訳題の付いたその書物の知識・知見に、奉行所同心の堀馬佐鹿は魅了され、瞬く間に身に付けた。今や江戸で一、二を争う検屍の名手として、その名前から検屍馬鹿と言われるほど。そんな堀馬は人の死が絡む事件をいかにして解き明かしていくのか。

ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
大絶滅 2億年後 -原付でエルフの村にやって来た勇者たち-
半道海豚
SF
200万年後の姉妹編です。2億年後への移住は、誰もが思いもよらない結果になってしまいました。推定2億人の移住者は、1年2カ月の間に2億年後へと旅立ちました。移住者2億人は11万6666年という長い期間にばらまかれてしまいます。結果、移住者個々が独自に生き残りを目指さなくてはならなくなります。本稿は、移住最終期に2億年後へと旅だった5人の少年少女の奮闘を描きます。彼らはなんと、2億年後の移動手段に原付を選びます。

鎮西八郎為朝戦国時代二転生ス~阿蘇から始める天下統一~
惟宗正史
歴史・時代
鎮西八郎為朝。幼い頃に吸収に追放されるが、逆に九州を統一し、保元の乱では平清盛にも恐れられた最強の武士が九州の戦国時代に転生!阿蘇大宮司家を乗っ取った為朝が戦国時代を席捲する物語。 毎週土曜日更新!(予定)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる