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第3章 鎌倉の石
第42話 恩送り
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「いくら尼君の願いでもそれは」
それに対し、祖母が手を綺麗に拭いながら答える。
「そもそも此度の九郎殿の件に関しては、河越重頼殿には本来、何ら落ち度のないこと。運悪く九郎殿を婿にしていただけじゃないか。またその娘が義経殿の子を産んだってだけ。だから妻が夫と一緒に逃げるのは当たり前だし、その父が婿と娘を守ろうと立ち上がるのも当たり前。それが何だって言うんだい。嫡男はまぁ仕方ないよ。父と家と運命を共にするのが定めだからね。ただ次男は別の役割があるんだよ。その家の血を遺すっていう役割がね」
「血を遺す?」
「そうさ。嫡男に何かあった時にその血を後に継がせるのさ。佐殿、あんたもそうして生き残ったんじゃないかい」
「だが、その生き残った男が後に担ぎ上げられて乱を起こすのが世の常。だから私はそれを断ち切ろうと」
「断ち切るというが、もしその血を根絶やしにしてしまったらどうなると思う?」
薄く笑う祖母を見て頼朝は目を逸らす。
「昔、因果応報って教えたのを覚えておいでだろ?やったことは我が身に返ってくる。我が身でなくば、子か孫かもしれない。あんたは平家に与えられた恩を仇で返した。だから自分もそうされるのが怖いんだろ」
頼朝がドンと床を拳で突いた。
「尼君、口が過ぎますぞ」
凄む頼朝を意に介さず祖母は瓜を摘んで口に入れ、シャクシャクと噛んだ。
それから続ける。
血は深いもんだよ。永く永く祖先から繋がってるからね。だから、その血を絶つようなことあらば、その無念は怨念となって悪しき縁、業を繋げてしまうのさ。この負の連鎖は、なかなか絶つのが難しい。でも一つだけ簡単に絶つ方法がある。それも教えたが覚えてるかい?」
「新しい良い連鎖をつくること」
「そう。さすが私のお育てしたお子だね。覚えがいいよ。縁は習慣に似ててね。一度始めると、それが良かろうと悪かろうとなかなか止まらない。その状態で安定しちまうからさ。だから、もし悪いものと気付いて改めたいなら全く違うことを始める方が楽なんだよ」
「それで、私に何をしろと?」
「恩送りさ」
「恩送り?」
祖母は大きく頷いた。
「そう。恩を恩人に直接返すのではなく、別の人物に送るのさ。例えば河越重頼の次男の命を助けるとかね」
頼朝が苦笑した。
「結局、河越重頼の次男の助命嘆願じゃないですか」
「何とでもお言い。だが、考えておいとくれね」
言って、祖母は立ち上がった。
「ほら、そろそろ帰らないと日が暮れる。また来年も涼みに来てくださいよ」
そう言って、早く帰れと手を振った。
帰り、また牛車で鎌倉へと向かう。
「やれやれ、尼君には負ける」
苦笑する頼朝にアサ姫が口を添えた。
「というわけで、私の好きなようにさせて貰いますからね」
頼朝はうーんと唸った後に
「具合が良くなるなら多少は動いて構わぬが、万寿のことは一度比企能員に預けてしまった以上、今更返せとは言い難い。良い師を見つけてやるから、それで手を打ってはくれまいか?」
そう言った。
アサ姫は渋々といった顔で、ええと答えたが、万寿を振り返って目を見開く。万寿は瓜を拳で叩いて割って、それにかぶりついていた。
万寿、それは鎌倉の皆へのお土産よ。あんたはたくさん食べたでしょ!」
八幡姫の言葉に、万寿はプウと頰を膨らますと瓜を蹴り始めた。
「こら、万寿!」
アサ姫が万寿を抱きとめようとするが、万寿は手足をバタつかせて余計に暴れる。
「これ、大人しくなさい。牛が驚いて大変なことになりますよ」
「大変って?」
万寿の問いに頼朝がニヤリと笑って答えた。
「凄い勢いで駆け出して、皆牛車か
ら振り落とされてしまうのだ」
「へえ」
だが、脅かすつもりの頼朝の言葉は却って火をつけてしまったらしい。万寿は牛車の上で跳んだり跳ねたり駆け回り始めた。
「こら万寿!いい加減にせよ!」
頼朝が怒るが万寿は止まらない。瓜の山に突進してゴロゴロと転がし始める。
「あ、瓜が!」
八幡姫が転がる瓜を追って牛車から落ちかける。
「姫!」
アサ姫が八幡姫を追い、寸での所で八幡姫を捉えた。
が、その時、牛車が大きく揺れた。
グラリと体勢を崩すアサ姫。手を付いて耐えようとするが、その手の先には風に揺れる御簾しかない。
——牛車から落ちてしまう!
ヒメコはアサ姫の手を引っ張って戻したが、その反動で今度は自分が頭から御簾に突っ込んで転がり落ちてしまった。
「ヒメコ!」
アサ姫の声が聞こえたが、気付いたら地面の上で、目前には馬が迫っていた。
——ど、どうしよう?とりあえず横に転がろう。どっち?どっちなら踏まれない?
右と左どちらに転がれば踏まれずに済むか。上下左右を眺め回し決断する。
こっちだ!右にゴロゴロと転がって頭を抱え込む。
少しして、耳の横で何か音がした。目の前には牛車の轍のあと。そして横には馬の蹄と草履を履いた人の足。
「ドォドォ。よし、いい。よく避けたな。偉いぞ」
コシロ兄の声。ヒメコは恐る恐る顔を上げた。馬の手綱を引くコシロ兄と目が合う。コシロ兄は何も言わずに手を差し出した。その手を掴んだら引っ張り上げられ立たされた。
「ヒメコ!ヒメコは?無事なの?」
八幡姫の声が聞こえる。
「はい、平気です」
「牛車を止めたから少し待ってね。怪我はしてない?」
アサ姫の声に返事しようとしたらコシロ兄が答えた。
「御所様、御台さま、戻りが遅くなりますから牛車は止めずに御所にお戻りください。姫御前は私が馬で送ります」
頼朝の諾の返事を聞いたコシロ兄は比企能員らに牛車の護衛を頼み、ヒメコに向き直った。
ガラガラと牛車の輪の音が遠ざかっていく。
「何故牛車から落ちた」
抑揚のない声が問うてくる。
「あ、あの、御台さまが落ちそうになられたので、それを止めようと引っ張りましたら、かわりに私が」
「何故大姉上が落ちそうになった」
「ええと、瓜が転がり落ちそうになったのを止めようとした姫さまを助けようと御台さまが身を乗り出されたのです」
言ったら、コシロ兄がそうかと答えた。
「わかった。今後牛車を使う際の参考にさせて貰う」
落ち着いた声でコシロ兄がそう言ったのでホッとして頷く。
と、
「何を隠している?」
唐突に問われた。
「い、いえ別に。隠しごとなど何も」
そう答えるが、コシロ兄の目は厳しい。
「今日は常に増して動きが変だ。何を隠してる」
ヒメコは仕方なくアサ姫が懐妊しているかも知れないこと、そしてそれはまだ内密にと言われていることを話した。
「あの山伏め」
苦々しげにコシロ兄が言う。
「中原親能殿だけでなく弟の広元殿にもお考えあってのことのようでしたので」
そう弁解したら肩を掴まれ、馬の横腹に押し当てられた。突然のことで、ビクリとする。コシロ兄の顔が眼前に迫った。鋭い目に射竦められ、ヒメコは身動き出来ずに、ただただコシロ兄の顔を見つめた。コシロ兄は苦しそうな顔をしていた。
「誰に内密だと言われても、俺には言え。いや、言ってくれないか」
「え?」
「お前の動きを見てるとヒヤヒヤする。その理由がわからなければ尚更だ。せめて何を考えているかだけでも教えてくれ。でないと肝が冷える。どうしていいかわからなくなる」
掴まれた肩が痛い。息がかかる程に近い距離で乞われ、ヒメコは黙ったままコクコクと首を頷かせた。
「それから」
「え?」
「勝手に動くな。何があろうとお前を傷つけたくないのに、お前は突発的に動くから」
そう言って、コシロ兄はヒメコを抱き寄せた。
「踏み潰したかと思った」
ハァと大きく吐かれた息。コシロ兄の胸の音が、耳から直に入ってくる。
「ごめんなさい」
頭がクラクラして、言えたのはそれだけだった。
それに対し、祖母が手を綺麗に拭いながら答える。
「そもそも此度の九郎殿の件に関しては、河越重頼殿には本来、何ら落ち度のないこと。運悪く九郎殿を婿にしていただけじゃないか。またその娘が義経殿の子を産んだってだけ。だから妻が夫と一緒に逃げるのは当たり前だし、その父が婿と娘を守ろうと立ち上がるのも当たり前。それが何だって言うんだい。嫡男はまぁ仕方ないよ。父と家と運命を共にするのが定めだからね。ただ次男は別の役割があるんだよ。その家の血を遺すっていう役割がね」
「血を遺す?」
「そうさ。嫡男に何かあった時にその血を後に継がせるのさ。佐殿、あんたもそうして生き残ったんじゃないかい」
「だが、その生き残った男が後に担ぎ上げられて乱を起こすのが世の常。だから私はそれを断ち切ろうと」
「断ち切るというが、もしその血を根絶やしにしてしまったらどうなると思う?」
薄く笑う祖母を見て頼朝は目を逸らす。
「昔、因果応報って教えたのを覚えておいでだろ?やったことは我が身に返ってくる。我が身でなくば、子か孫かもしれない。あんたは平家に与えられた恩を仇で返した。だから自分もそうされるのが怖いんだろ」
頼朝がドンと床を拳で突いた。
「尼君、口が過ぎますぞ」
凄む頼朝を意に介さず祖母は瓜を摘んで口に入れ、シャクシャクと噛んだ。
それから続ける。
血は深いもんだよ。永く永く祖先から繋がってるからね。だから、その血を絶つようなことあらば、その無念は怨念となって悪しき縁、業を繋げてしまうのさ。この負の連鎖は、なかなか絶つのが難しい。でも一つだけ簡単に絶つ方法がある。それも教えたが覚えてるかい?」
「新しい良い連鎖をつくること」
「そう。さすが私のお育てしたお子だね。覚えがいいよ。縁は習慣に似ててね。一度始めると、それが良かろうと悪かろうとなかなか止まらない。その状態で安定しちまうからさ。だから、もし悪いものと気付いて改めたいなら全く違うことを始める方が楽なんだよ」
「それで、私に何をしろと?」
「恩送りさ」
「恩送り?」
祖母は大きく頷いた。
「そう。恩を恩人に直接返すのではなく、別の人物に送るのさ。例えば河越重頼の次男の命を助けるとかね」
頼朝が苦笑した。
「結局、河越重頼の次男の助命嘆願じゃないですか」
「何とでもお言い。だが、考えておいとくれね」
言って、祖母は立ち上がった。
「ほら、そろそろ帰らないと日が暮れる。また来年も涼みに来てくださいよ」
そう言って、早く帰れと手を振った。
帰り、また牛車で鎌倉へと向かう。
「やれやれ、尼君には負ける」
苦笑する頼朝にアサ姫が口を添えた。
「というわけで、私の好きなようにさせて貰いますからね」
頼朝はうーんと唸った後に
「具合が良くなるなら多少は動いて構わぬが、万寿のことは一度比企能員に預けてしまった以上、今更返せとは言い難い。良い師を見つけてやるから、それで手を打ってはくれまいか?」
そう言った。
アサ姫は渋々といった顔で、ええと答えたが、万寿を振り返って目を見開く。万寿は瓜を拳で叩いて割って、それにかぶりついていた。
万寿、それは鎌倉の皆へのお土産よ。あんたはたくさん食べたでしょ!」
八幡姫の言葉に、万寿はプウと頰を膨らますと瓜を蹴り始めた。
「こら、万寿!」
アサ姫が万寿を抱きとめようとするが、万寿は手足をバタつかせて余計に暴れる。
「これ、大人しくなさい。牛が驚いて大変なことになりますよ」
「大変って?」
万寿の問いに頼朝がニヤリと笑って答えた。
「凄い勢いで駆け出して、皆牛車か
ら振り落とされてしまうのだ」
「へえ」
だが、脅かすつもりの頼朝の言葉は却って火をつけてしまったらしい。万寿は牛車の上で跳んだり跳ねたり駆け回り始めた。
「こら万寿!いい加減にせよ!」
頼朝が怒るが万寿は止まらない。瓜の山に突進してゴロゴロと転がし始める。
「あ、瓜が!」
八幡姫が転がる瓜を追って牛車から落ちかける。
「姫!」
アサ姫が八幡姫を追い、寸での所で八幡姫を捉えた。
が、その時、牛車が大きく揺れた。
グラリと体勢を崩すアサ姫。手を付いて耐えようとするが、その手の先には風に揺れる御簾しかない。
——牛車から落ちてしまう!
ヒメコはアサ姫の手を引っ張って戻したが、その反動で今度は自分が頭から御簾に突っ込んで転がり落ちてしまった。
「ヒメコ!」
アサ姫の声が聞こえたが、気付いたら地面の上で、目前には馬が迫っていた。
——ど、どうしよう?とりあえず横に転がろう。どっち?どっちなら踏まれない?
右と左どちらに転がれば踏まれずに済むか。上下左右を眺め回し決断する。
こっちだ!右にゴロゴロと転がって頭を抱え込む。
少しして、耳の横で何か音がした。目の前には牛車の轍のあと。そして横には馬の蹄と草履を履いた人の足。
「ドォドォ。よし、いい。よく避けたな。偉いぞ」
コシロ兄の声。ヒメコは恐る恐る顔を上げた。馬の手綱を引くコシロ兄と目が合う。コシロ兄は何も言わずに手を差し出した。その手を掴んだら引っ張り上げられ立たされた。
「ヒメコ!ヒメコは?無事なの?」
八幡姫の声が聞こえる。
「はい、平気です」
「牛車を止めたから少し待ってね。怪我はしてない?」
アサ姫の声に返事しようとしたらコシロ兄が答えた。
「御所様、御台さま、戻りが遅くなりますから牛車は止めずに御所にお戻りください。姫御前は私が馬で送ります」
頼朝の諾の返事を聞いたコシロ兄は比企能員らに牛車の護衛を頼み、ヒメコに向き直った。
ガラガラと牛車の輪の音が遠ざかっていく。
「何故牛車から落ちた」
抑揚のない声が問うてくる。
「あ、あの、御台さまが落ちそうになられたので、それを止めようと引っ張りましたら、かわりに私が」
「何故大姉上が落ちそうになった」
「ええと、瓜が転がり落ちそうになったのを止めようとした姫さまを助けようと御台さまが身を乗り出されたのです」
言ったら、コシロ兄がそうかと答えた。
「わかった。今後牛車を使う際の参考にさせて貰う」
落ち着いた声でコシロ兄がそう言ったのでホッとして頷く。
と、
「何を隠している?」
唐突に問われた。
「い、いえ別に。隠しごとなど何も」
そう答えるが、コシロ兄の目は厳しい。
「今日は常に増して動きが変だ。何を隠してる」
ヒメコは仕方なくアサ姫が懐妊しているかも知れないこと、そしてそれはまだ内密にと言われていることを話した。
「あの山伏め」
苦々しげにコシロ兄が言う。
「中原親能殿だけでなく弟の広元殿にもお考えあってのことのようでしたので」
そう弁解したら肩を掴まれ、馬の横腹に押し当てられた。突然のことで、ビクリとする。コシロ兄の顔が眼前に迫った。鋭い目に射竦められ、ヒメコは身動き出来ずに、ただただコシロ兄の顔を見つめた。コシロ兄は苦しそうな顔をしていた。
「誰に内密だと言われても、俺には言え。いや、言ってくれないか」
「え?」
「お前の動きを見てるとヒヤヒヤする。その理由がわからなければ尚更だ。せめて何を考えているかだけでも教えてくれ。でないと肝が冷える。どうしていいかわからなくなる」
掴まれた肩が痛い。息がかかる程に近い距離で乞われ、ヒメコは黙ったままコクコクと首を頷かせた。
「それから」
「え?」
「勝手に動くな。何があろうとお前を傷つけたくないのに、お前は突発的に動くから」
そう言って、コシロ兄はヒメコを抱き寄せた。
「踏み潰したかと思った」
ハァと大きく吐かれた息。コシロ兄の胸の音が、耳から直に入ってくる。
「ごめんなさい」
頭がクラクラして、言えたのはそれだけだった。
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