夏の恋人

ぷーちん

文字の大きさ
上 下
1 / 1

夏の恋人

しおりを挟む
まるで、昔から探していた宝物を見つけた時の無邪気な少年の様な瞳…
それが貴方に抱いた第一印象だった。

ある夏の暑い日、いつもの様に人混みの中に居た時。
彼は私の所に他の人を押し退けながら少し強引に向かってきて私の手を取り
「いい!最高!一目惚れだわ!」
と言った。
あまりの強引さに少し戸惑ったが、私はその強引さに惹かれその日のうちに肌を合わせた…
それから彼と同棲する事になった私は時には一緒にカフェへ行き、時には彼の友人と買い物に行ったり、お出かけのない日は家でたっぷりお風呂に入った後にひたすら彼の帰りを待つ…
語り尽くそうとしても語り尽くせない程の想い出が彼と私の間にはあった。
なのに貴方は…
夏が終わり…秋が訪れ…寒い冬が近付く程私との距離を置き
「もうそろそろいいか。」
その一言を残し私を暗くて寂しい場所へと閉じ込めた…だが。
「来年の夏もまた着よ!」
その一言で私は頬を赤らめた。
しおりを挟む

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

生贄にされた先は、エロエロ神世界

雑煮
恋愛
村の習慣で50年に一度の生贄にされた少女。だが、少女を待っていたのはしではなくどエロい使命だった。

娼館で元夫と再会しました

無味無臭(不定期更新)
恋愛
公爵家に嫁いですぐ、寡黙な夫と厳格な義父母との関係に悩みホームシックにもなった私は、ついに耐えきれず離縁状を机に置いて嫁ぎ先から逃げ出した。 しかし実家に帰っても、そこに私の居場所はない。 連れ戻されてしまうと危惧した私は、自らの体を売って生計を立てることにした。 「シーク様…」 どうして貴方がここに? 元夫と娼館で再会してしまうなんて、なんという不運なの!

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子

ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。 Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。

恋人の水着は想像以上に刺激的だった

ヘロディア
恋愛
プールにデートに行くことになった主人公と恋人。 恋人の水着が刺激的すぎた主人公は…

膝上の彼女

B
恋愛
極限状態で可愛い女の子に膝の上で…

ご褒美

霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
彼にいじわるして。 いつも口から出る言葉を待つ。 「お仕置きだね」 毎回、されるお仕置きにわくわくして。 悪戯をするのだけれど、今日は……。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

処理中です...