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第2章 私はモブだったはずなのに
Ep.31 心の傷
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「痛っ……!」
放り込まれたのは、岩肌がむき出しの洞窟の中だった。所々凍りついた岩肌に擦られた、血の滲んだ腕を擦りながら身体を起こす。
私をここまで攫ってきた人面鳥は、洞窟の入口で力なく蹲っている。恐る恐る近づけば、鼻に刺さる鈍い鉄の匂い。覗き込んたその双眸には、もう光はなかった。
「ーー……」
なんと言ったら良いかもわからず、顔周りだけ見れば少女のようなその瞳を閉じさせ、羽織っていたブランケットを被せる。
討伐隊の居たエリアからどれくらい離れたかわからないけれど、少なくとも見渡した限り先ほどまでよりかなり高い位置に来てしまったようだ。飛んでいた時間は短かったように思うけど、途中で一回ひどい目眩を感じたので、転移魔術をくぐった可能性もある。となると、救援がすぐに来るとは考え難い。
「攫われた原因は、“これ”よね……」
呟きながら手首から外したのは、任務前に“防衛の為”の名目で渡されたブレスレットの名残だ。魔石は既に砕け落ちて、残るは鈍く光る漆黒の鎖だけになっている。
試しに一部を握りしめて無効化をかけてみると、そこだけ普通の鎖の色になった。やはり良くない魔法のかけられたものだったようだ。私にこれを渡した男は、あの攫われた瞬間どのような表情をしていただろうか。
この状況で私を隔離するメリットはなんだろう。なんて、考えるまでもない。黒幕が誰かはまだわからないが、“目的”ならわかる気がした。
きっと、犯人の狙いはガイアだ。彼をこの国に引き込むために、“妻”という祖国との一番の縁を排除しようとしている者がいる。そう考えたら、なんだか物凄く、腹がたった。
(人質にされる形じゃなくて良かったわ、彼の足を引っ張らないで済むもの)
何にしろこのブレスレットである。つけておくのはリスキーだけど、魔物への影響を考えると下手に捨てても行けない。
荷物入れに持ってきていたポーチから無効化マントを取り出して、一部を千切ってその切れ端で鎖を包んだ。その状態のままポーチへと放り込む。これでどんな魔法がかかっていたにせよ遮断できる筈。
「このポーチをアイちゃんから貰っておいて良かった……。流石に手荷物もなしじゃ為すすべ無かったでしょうし。帰ったらお礼を伝えなきゃね」
このポーチ、本来は“主人公”であるアイシラにのみ与えられた便利アイテムで、内側が異空間になった何でも入れられる特別製だったりする。旅路に便利だろうと譲られたものが、こんな形で役立とうとは。
きっと事情を話したら、『そんなつもりであげたんじゃないわよおバカ!』なんて怒られちゃいそうだけれど。その顔を想像すれば、少しだけ肩が軽くなった。
ここは多分、あの人面鳥巣穴だろう。幸い他に魔物の気配はないけれど、ブレスレットから座標を割り出されていたら敵がここに来てしまう可能性があるので、とりあえず移動はするべきだと思う。
「引き裂かれてなんかやるものですか」
この国に来てからはずっと外していた指輪を左の薬指にはめて、数回手のひらを握りしめる。魔力の籠もったガイアお手製だ、どんな環境で身につけていようが、身体に害をなす心配はない。
結婚指輪と、無効化作用を限界まで高めたマント。それだけをまとって、まっさらな雪原へと踏み出した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
一方、セレンが攫われた直後の討伐隊は混乱状態にあった。だって、そうだ。
彼女を攫った人面鳥は既に、事切れていた筈だった。だから、後衛組の近くに落下していたのを後回しになっていたのだから動くわけがない。動くわけが、なかったのに。
背骨を落雷に撃たれたような嫌な魔力が走ったあの一瞬、なにかに突き動かされたようにあの人面鳥が跳ね起きたのだった。恐らく、死体遣いの類だろう。それもかなり高度な。
しかし、そんなことは今どうでも良い。
「騎士様!黒の騎士様!!……っ、いや、ガイアス殿!お待ちくだされ!!やみくもに追いかけては危険です!」
引き留めようとする隊長の腕を振り払い、ガイアスがセレンの立っていた位置まで進む。そこには彼女を攫った人面鳥の血痕と、ガイアスの応急処置の為にと用意した包帯や軟膏が散らばっていた。
雪に半分埋もれたそれらを握り締め、歯噛みしたガイアスが立ち上がる。
「待ってください!あの空が見えないんですか!?もうすぐ吹雪になります、探しに行くのは危険で……っ!」
「煩い、退け」
行かせまいとガイアスの前を阻んだ隊員達だったが、静かな怒気に当てられその場に腰を抜かした。中には気を失った者もいたようだが、そいつは誘拐の瞬間ガイアスの腕にしがみついて魔法の発動を邪魔した若者だった。
気に留める価値もない、と無視して彼等を越えたガイアスの前に、自慢の黒髪を翻してリアーナが割り込む。
「行かれるおつもり?優秀な騎士だったと聞いていましたけれどやはり大した事ありませんでしたわね。この状況下で冷静な判断すらできないだなんて、無能以外の何者でもありませんわ」
「ーー…………」
「ーーっ!待ちなさい!わたくしを無視されるおつもり!?」
自分を避けて進もうとしたガイアスの背に、激昂したリアーナが剣を突きつける。それを気だるげに一瞥して、ガイアスが問いかけた。
「“無能”……か。何と言われようが構わないが、ならば聞こうか。貴女はなぜ、あの時攫われる彼女を見過ごした?」
リアーナの得意な魔術系統は遠隔魔法だ。ましてあの人面鳥は一度、リアーナの真横を突っ切っている。射落とせたタイミングはあった筈だ。
しかし、リアーナは攫われる彼女をずっと目で追っていたのに。剣に手をかけすら、しなかった。
その理由を問いたガイアスに、リアーナは鼻を鳴らす。
「わたくしがあの女を助けなければならない理由が、どこにあったのかしら」
『そもそも、役立たずの分際で他国の厄介事に首を突っ込んだ貴方がたが悪いのですわ』と言い放つ、その表情は醜悪だ。向き合わずとも、横目に入れただけで悪寒がする程度には。
そんなガイアスに気づかずに、リアーナは続ける。
「大体、はじめに少しばかり使えそうだと貴方方に声をかけたのが間違いだったのですわ。何も知らないくせにお兄様とわたくしの世界に入り込んで。どうせ大方“弱者にも平等に接する自分”に酔った勘違い女だったのでしょうけど。そんなだから天罰が下ったのです」
「わたくしにはお兄様さえ居ればよかった。お兄様の世界にも、わたくしだけで良かったのですわ。それをあの女が踏みにじった!」
「貴方だって、祖国では鼻つまみ者だったのでしょう?上辺の甘言に惑わされて、ご愁傷さまで……っ!」
音もなく放たれた魔力が、リアーナの2つ結いの髪の片側を掠める。丁寧に纏められたそれが一房、雪面に落ちた。
「なっ、なっ…何を……っ」
「言いたいことはそれだけか」
セレンはリアーナが自分達を毛嫌いしだしてからも、ずっとこの国やヴァイスとリアーナに心を砕いていた。それなのに。
虐げられ続けて閉じた心が攻撃的になる感覚は、ガイアス自身覚えがあるけれど。流石にこれは、あんまりではないか。これではまるで、心の傷の感染だと。
怒りを通り越して、哀しくなった。
「何なんですのその哀れんだような目は!結局あなただって、貴方を差別してきた人間と同っ「いい加減にしろリア!!!」ーっ!⁇」
更に悪態を重ねようとしたリアーナの口を、背後から押さえたのはレイジで。その目尻には、凍りついた涙が光っている。
「もう良いでしょ、最近のリアはおかしいよ。小さい頃の君は、誰かの痛みを自身のことみたいに悲しんで、一緒に解決しようと頑張る優しい人だったのに。ガイアス達が現れてからの君は、まるで……」
『悪魔にでも取り憑かれたようだ』、と。
ずっと自分に懸想していた幼馴染のその言葉に、リアーナの体から力が抜ける。
そんなリアーナを離して、大荷物を抱えたレイジはガイアスに並んだ。
「探しに行くんでしょ?俺も行くよ。多少なりとも土地勘があるしね」
「……あぁ、感謝する」
と、言いつつもガイアスの目線が一瞬リアーナを見た。『良いのか』と問い掛けるような視線に頭を振ったレイジを見て、これ以上は首を突っ込むべきではないと判断する。
一刻も早くセレンを助け出し、この国から退場するべきだ。
誰にそう言われたではないが、もう自分達に出来るのはそれだけだと、強く思った。
~Ep.31 心の傷~
放り込まれたのは、岩肌がむき出しの洞窟の中だった。所々凍りついた岩肌に擦られた、血の滲んだ腕を擦りながら身体を起こす。
私をここまで攫ってきた人面鳥は、洞窟の入口で力なく蹲っている。恐る恐る近づけば、鼻に刺さる鈍い鉄の匂い。覗き込んたその双眸には、もう光はなかった。
「ーー……」
なんと言ったら良いかもわからず、顔周りだけ見れば少女のようなその瞳を閉じさせ、羽織っていたブランケットを被せる。
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「攫われた原因は、“これ”よね……」
呟きながら手首から外したのは、任務前に“防衛の為”の名目で渡されたブレスレットの名残だ。魔石は既に砕け落ちて、残るは鈍く光る漆黒の鎖だけになっている。
試しに一部を握りしめて無効化をかけてみると、そこだけ普通の鎖の色になった。やはり良くない魔法のかけられたものだったようだ。私にこれを渡した男は、あの攫われた瞬間どのような表情をしていただろうか。
この状況で私を隔離するメリットはなんだろう。なんて、考えるまでもない。黒幕が誰かはまだわからないが、“目的”ならわかる気がした。
きっと、犯人の狙いはガイアだ。彼をこの国に引き込むために、“妻”という祖国との一番の縁を排除しようとしている者がいる。そう考えたら、なんだか物凄く、腹がたった。
(人質にされる形じゃなくて良かったわ、彼の足を引っ張らないで済むもの)
何にしろこのブレスレットである。つけておくのはリスキーだけど、魔物への影響を考えると下手に捨てても行けない。
荷物入れに持ってきていたポーチから無効化マントを取り出して、一部を千切ってその切れ端で鎖を包んだ。その状態のままポーチへと放り込む。これでどんな魔法がかかっていたにせよ遮断できる筈。
「このポーチをアイちゃんから貰っておいて良かった……。流石に手荷物もなしじゃ為すすべ無かったでしょうし。帰ったらお礼を伝えなきゃね」
このポーチ、本来は“主人公”であるアイシラにのみ与えられた便利アイテムで、内側が異空間になった何でも入れられる特別製だったりする。旅路に便利だろうと譲られたものが、こんな形で役立とうとは。
きっと事情を話したら、『そんなつもりであげたんじゃないわよおバカ!』なんて怒られちゃいそうだけれど。その顔を想像すれば、少しだけ肩が軽くなった。
ここは多分、あの人面鳥巣穴だろう。幸い他に魔物の気配はないけれど、ブレスレットから座標を割り出されていたら敵がここに来てしまう可能性があるので、とりあえず移動はするべきだと思う。
「引き裂かれてなんかやるものですか」
この国に来てからはずっと外していた指輪を左の薬指にはめて、数回手のひらを握りしめる。魔力の籠もったガイアお手製だ、どんな環境で身につけていようが、身体に害をなす心配はない。
結婚指輪と、無効化作用を限界まで高めたマント。それだけをまとって、まっさらな雪原へと踏み出した。
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一方、セレンが攫われた直後の討伐隊は混乱状態にあった。だって、そうだ。
彼女を攫った人面鳥は既に、事切れていた筈だった。だから、後衛組の近くに落下していたのを後回しになっていたのだから動くわけがない。動くわけが、なかったのに。
背骨を落雷に撃たれたような嫌な魔力が走ったあの一瞬、なにかに突き動かされたようにあの人面鳥が跳ね起きたのだった。恐らく、死体遣いの類だろう。それもかなり高度な。
しかし、そんなことは今どうでも良い。
「騎士様!黒の騎士様!!……っ、いや、ガイアス殿!お待ちくだされ!!やみくもに追いかけては危険です!」
引き留めようとする隊長の腕を振り払い、ガイアスがセレンの立っていた位置まで進む。そこには彼女を攫った人面鳥の血痕と、ガイアスの応急処置の為にと用意した包帯や軟膏が散らばっていた。
雪に半分埋もれたそれらを握り締め、歯噛みしたガイアスが立ち上がる。
「待ってください!あの空が見えないんですか!?もうすぐ吹雪になります、探しに行くのは危険で……っ!」
「煩い、退け」
行かせまいとガイアスの前を阻んだ隊員達だったが、静かな怒気に当てられその場に腰を抜かした。中には気を失った者もいたようだが、そいつは誘拐の瞬間ガイアスの腕にしがみついて魔法の発動を邪魔した若者だった。
気に留める価値もない、と無視して彼等を越えたガイアスの前に、自慢の黒髪を翻してリアーナが割り込む。
「行かれるおつもり?優秀な騎士だったと聞いていましたけれどやはり大した事ありませんでしたわね。この状況下で冷静な判断すらできないだなんて、無能以外の何者でもありませんわ」
「ーー…………」
「ーーっ!待ちなさい!わたくしを無視されるおつもり!?」
自分を避けて進もうとしたガイアスの背に、激昂したリアーナが剣を突きつける。それを気だるげに一瞥して、ガイアスが問いかけた。
「“無能”……か。何と言われようが構わないが、ならば聞こうか。貴女はなぜ、あの時攫われる彼女を見過ごした?」
リアーナの得意な魔術系統は遠隔魔法だ。ましてあの人面鳥は一度、リアーナの真横を突っ切っている。射落とせたタイミングはあった筈だ。
しかし、リアーナは攫われる彼女をずっと目で追っていたのに。剣に手をかけすら、しなかった。
その理由を問いたガイアスに、リアーナは鼻を鳴らす。
「わたくしがあの女を助けなければならない理由が、どこにあったのかしら」
『そもそも、役立たずの分際で他国の厄介事に首を突っ込んだ貴方がたが悪いのですわ』と言い放つ、その表情は醜悪だ。向き合わずとも、横目に入れただけで悪寒がする程度には。
そんなガイアスに気づかずに、リアーナは続ける。
「大体、はじめに少しばかり使えそうだと貴方方に声をかけたのが間違いだったのですわ。何も知らないくせにお兄様とわたくしの世界に入り込んで。どうせ大方“弱者にも平等に接する自分”に酔った勘違い女だったのでしょうけど。そんなだから天罰が下ったのです」
「わたくしにはお兄様さえ居ればよかった。お兄様の世界にも、わたくしだけで良かったのですわ。それをあの女が踏みにじった!」
「貴方だって、祖国では鼻つまみ者だったのでしょう?上辺の甘言に惑わされて、ご愁傷さまで……っ!」
音もなく放たれた魔力が、リアーナの2つ結いの髪の片側を掠める。丁寧に纏められたそれが一房、雪面に落ちた。
「なっ、なっ…何を……っ」
「言いたいことはそれだけか」
セレンはリアーナが自分達を毛嫌いしだしてからも、ずっとこの国やヴァイスとリアーナに心を砕いていた。それなのに。
虐げられ続けて閉じた心が攻撃的になる感覚は、ガイアス自身覚えがあるけれど。流石にこれは、あんまりではないか。これではまるで、心の傷の感染だと。
怒りを通り越して、哀しくなった。
「何なんですのその哀れんだような目は!結局あなただって、貴方を差別してきた人間と同っ「いい加減にしろリア!!!」ーっ!⁇」
更に悪態を重ねようとしたリアーナの口を、背後から押さえたのはレイジで。その目尻には、凍りついた涙が光っている。
「もう良いでしょ、最近のリアはおかしいよ。小さい頃の君は、誰かの痛みを自身のことみたいに悲しんで、一緒に解決しようと頑張る優しい人だったのに。ガイアス達が現れてからの君は、まるで……」
『悪魔にでも取り憑かれたようだ』、と。
ずっと自分に懸想していた幼馴染のその言葉に、リアーナの体から力が抜ける。
そんなリアーナを離して、大荷物を抱えたレイジはガイアスに並んだ。
「探しに行くんでしょ?俺も行くよ。多少なりとも土地勘があるしね」
「……あぁ、感謝する」
と、言いつつもガイアスの目線が一瞬リアーナを見た。『良いのか』と問い掛けるような視線に頭を振ったレイジを見て、これ以上は首を突っ込むべきではないと判断する。
一刻も早くセレンを助け出し、この国から退場するべきだ。
誰にそう言われたではないが、もう自分達に出来るのはそれだけだと、強く思った。
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