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【完結】のんびり雑談【敬語S/言葉攻め】
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「きょうさんは、なんで俺の配信に?」
ほんのり酔いも回って夜も更けだしたころ、そう聞いてみた。
ずっと気になってた。男性リスナーがなんで男のカワボ枠になんて来てるのか。
なんとなく試すような気がして聞けなかったことだけど、今日は二人きりだし、酔いの勢いと話の流れでつい口をついて出てしまった。
対するきょうさんは「うーん」と難し気に眉を寄せて、持っていた缶をテーブルに置いた。
こちらに向き直って、俺の顔をじっとみる。
予想外に真面目な雰囲気になってしまって、俺も缶を置いて相対する。
配信でもこういう雰囲気になる時って時々ある。
そういう時は他のリスナーのコメントを拾ったりして間を持たせるんだけど、ここには俺ときょうさんの2人きりだし、コメント欄なんてものはない。
沈黙に居心地が悪くなってきた頃、きょうさんの手がすっと肩に伸ばされた。
「泣かせてみたいと思うから」
「え」
そのまま、押し倒された。
マットレスは衝撃は吸収してくれたけど、圧し掛かってくるきょうさんの勢いまでは殺してくれなかった。
その勢いのまま強引に口を塞がれて、一瞬に何が起きたのかわからなかった。
え、キスされてる?うそ。キスされてる?!
驚きと酔いとで頭が回らなくて、目を見開いてごく至近距離にあるきょうさんの顔を見つめる。
抵抗しようにも、肩を押さえられて身動ぎくらいしかできない。足の上にはガラステーブルがあって無意識の理性が暴れるのを躊躇わせた。
そうしている内にキスがどんどん深くなってきてまともな思考ができなくなってくる。
「まっ、ん、ぁふっ」
抗議の声を舌と一緒に吸い取られて、じん、と頭の芯が痺れてきた。
逃げる舌を追いかけるように狭い口の中を掻き回されて、捕まったそれを柔く吸われて言いようのない痺れが首筋をぞくぞくと侵す。
深い口付けに思考が乱れてきた頃にようやく少しだけ唇が離れた。
「その可愛い声、どんな風に泣くのかな、って」
口元に悪戯っぽい笑みを浮かべてきょうさんが囁く。
それ、どういう。
理解が追い付かないうちに再び深く口付けられて、ぞくぞくと走る痺れに身体の力が徐々に抜けてきた。
「ふ…、あ…っ」
僅かな身動ぎと荒い呼吸しか許して貰えず、ちゅぷ、くちゅ、と濡れた音に耳まで犯されて身体が熱くなる。
あ、やばい。これ気持ちいい。
身体を這いまわる痺れが快感だと認識して、力が抜けてしまった頃、きょうさんはゆっくりと身体を起こして俺を見下ろした。
「男性リスナーなんて、みんなそんなものですよ。あざとい声でいい子ぶってるあなたを暴いたら、どんな声だすのかな、って」
そう言われて、過去の配信が頭を過った。
俺、どんな声出してた…?
急に恥ずかしくなってきて、顔に熱が集まる。そんな事考えてもなかった。
その羞恥心を知ってか知らずか、きょうさんはにっこりと笑った。
「今日は、暴かせてくださいね?」
ほんのり酔いも回って夜も更けだしたころ、そう聞いてみた。
ずっと気になってた。男性リスナーがなんで男のカワボ枠になんて来てるのか。
なんとなく試すような気がして聞けなかったことだけど、今日は二人きりだし、酔いの勢いと話の流れでつい口をついて出てしまった。
対するきょうさんは「うーん」と難し気に眉を寄せて、持っていた缶をテーブルに置いた。
こちらに向き直って、俺の顔をじっとみる。
予想外に真面目な雰囲気になってしまって、俺も缶を置いて相対する。
配信でもこういう雰囲気になる時って時々ある。
そういう時は他のリスナーのコメントを拾ったりして間を持たせるんだけど、ここには俺ときょうさんの2人きりだし、コメント欄なんてものはない。
沈黙に居心地が悪くなってきた頃、きょうさんの手がすっと肩に伸ばされた。
「泣かせてみたいと思うから」
「え」
そのまま、押し倒された。
マットレスは衝撃は吸収してくれたけど、圧し掛かってくるきょうさんの勢いまでは殺してくれなかった。
その勢いのまま強引に口を塞がれて、一瞬に何が起きたのかわからなかった。
え、キスされてる?うそ。キスされてる?!
驚きと酔いとで頭が回らなくて、目を見開いてごく至近距離にあるきょうさんの顔を見つめる。
抵抗しようにも、肩を押さえられて身動ぎくらいしかできない。足の上にはガラステーブルがあって無意識の理性が暴れるのを躊躇わせた。
そうしている内にキスがどんどん深くなってきてまともな思考ができなくなってくる。
「まっ、ん、ぁふっ」
抗議の声を舌と一緒に吸い取られて、じん、と頭の芯が痺れてきた。
逃げる舌を追いかけるように狭い口の中を掻き回されて、捕まったそれを柔く吸われて言いようのない痺れが首筋をぞくぞくと侵す。
深い口付けに思考が乱れてきた頃にようやく少しだけ唇が離れた。
「その可愛い声、どんな風に泣くのかな、って」
口元に悪戯っぽい笑みを浮かべてきょうさんが囁く。
それ、どういう。
理解が追い付かないうちに再び深く口付けられて、ぞくぞくと走る痺れに身体の力が徐々に抜けてきた。
「ふ…、あ…っ」
僅かな身動ぎと荒い呼吸しか許して貰えず、ちゅぷ、くちゅ、と濡れた音に耳まで犯されて身体が熱くなる。
あ、やばい。これ気持ちいい。
身体を這いまわる痺れが快感だと認識して、力が抜けてしまった頃、きょうさんはゆっくりと身体を起こして俺を見下ろした。
「男性リスナーなんて、みんなそんなものですよ。あざとい声でいい子ぶってるあなたを暴いたら、どんな声だすのかな、って」
そう言われて、過去の配信が頭を過った。
俺、どんな声出してた…?
急に恥ずかしくなってきて、顔に熱が集まる。そんな事考えてもなかった。
その羞恥心を知ってか知らずか、きょうさんはにっこりと笑った。
「今日は、暴かせてくださいね?」
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