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【単話】SS
みんなのアイドル【お気に入り300人記念SS】
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「ちょ、きょうさん、もう配信始めなきゃ…っ」
俺を膝の間に座らせたきょうさんの手がするすると内ももを撫でる。
「いつでもどうぞ」
そんな事されてて始めれるわけないでしょ…!!
耳たぶを甘噛みされて、ぞわっと背筋が痺れる。
「代わりに僕が配信開始押してあげましょうか?」
そう言ってきょうさんは俺の手に手のひらを重ねてマウスを操作した。
「あ、ちょ…!!」
止める間もなく配信が開始されて、慌てて押し黙る。
すぐにリスナーが集まってコメントが流れはじめる。『今日ちょっと遅かったね』なんて言われてドキッとした。
「こ、んばんわ、まさとです」
「きょうです」
あの日をきっかけに、俺たちは時々2人で配信するようになった。最初はゲストってのもありだなぁって軽い気持ちだったんだけど、これが結構リスナーにウケてしまって、なし崩し的に。
『今日きょうさんいるのね』『楽しみ』とかきょうさんを歓迎するコメントを彼が「ありがとうございます」なんて嬉しそうな声で拾う。
最近はリスナーも増えて、コメントが流れるのが早い。特に2人で配信している時はなんというか、熱量が違う。
「まさとさん、喋らないの?って聞かれてますよ?」
不意に話を振られて慌てて思考を戻す。
「あ、ごめんね。コメント拾うのに一生懸命だった…っ」
きょうさんと配信する時は基本彼に任せきりだ。俺は口数が少なくなる。
する、ときょうさんの手がお腹を這う。
こういうイタズラをされるから。
「いま?そう、まさとさんの家に居ますよ。膝に乗っけてます」
ざぁあ!とコメント欄が滑った。
「ちょ、変なこと言わないでよ。ちょっと…!!」
慌てて窘めるとその声に合わせるように首筋にキスされて変な声が出そうになる。
「だって、ホントのことでしょう?」
そう、リスナーはどう思ってるか分からないけど、きょうさんはホントの事しか言わないんだ。タチが悪い。
「首筋にね、キスするとビクッてなって可愛いんですよ」
もうやりたい放題。これが盛り上がってるから困る。
「もう、きょうさん、遊ばないで」
俺の配信で。
でも悲しいことに俺1人で配信してる時より人も集まるし、コメント数も多い。需要があるんだ。
「も、ホント。BANされるから…」
BANは怖い。折角登録者数も増えて来たところで。
この垢消えたら俺心が折れるかもしれない。今まで積み重ねてきたものが…。
「この位大丈夫でしょう。もっと過激なことやってる人達いるんですから」
振り返って見やったきょうさんはけろっとした顔でコメント欄を追ってる。
そうなんだけど、俺が懸念してるのはBANだけじゃない。
「だって止めとかないと…っ、きょうさんこそ過激なこと、するでしょ」
そうなんだ。止めとかないとどんどんエスカレートするんだこの人は。
今だって俺のTシャツの中に手を滑らせて敏感な所をくるくるとなぞっている。
コメント欄は大騒ぎだ。
俺の声が乱れてるのを指摘するコメントもチラホラあって顔に熱が集まる。
「ふふ、もっと言ってあげてください。恥ずかしそうに赤くなってますよ」
耳元に吹き込むように囁かれて首筋が甘く疼いた。
「も、う、いい加減に…っ」
「あ」
俺がちょっと本気で怒ろうとした時、きょうさんがパソコンの画面を見て口を開けた。
「なに…?」
怪訝に思ってきょうさんを振り返ると、ニコリと笑って頬にキスされた。
「同接300人ですって、初めてじゃないですか?」
うそ、マジ?
慌ててパソコンを見る。
そこにはハッキリと同接300人超えを示す数字が表示されていた。
「ホントだ、凄い!嬉しい!」
きょうさんへの怒りも忘れてはしゃいだ声を出してしまった。
『おめでとう』というコメントがするすると流れる。
「ありがとう!ちょっと複雑だけど…」
出来れば俺1人で配信してる時に行きたかったけど、まぁそれはそれで楽しみにしとこう。
「今日はお祝いですね」
きょうさんも嬉しそうに微笑んでいる。
「うん。みんなも、ホントありが、ぁんっ」
浮かれて気が抜けてた。
シャツの中に潜り込んだままになっていたきょうさんの手にきゅっ、と乳首を摘ままれて、あられもない声が配信に乗ってしまった。
「ファンサービス、しないとダメでしょう?」
コメント欄が読めない速度で流れていく。いや、読めなくて良かったかもしれない。
次の1人配信、どうしたらいいんだ…。
俺を膝の間に座らせたきょうさんの手がするすると内ももを撫でる。
「いつでもどうぞ」
そんな事されてて始めれるわけないでしょ…!!
耳たぶを甘噛みされて、ぞわっと背筋が痺れる。
「代わりに僕が配信開始押してあげましょうか?」
そう言ってきょうさんは俺の手に手のひらを重ねてマウスを操作した。
「あ、ちょ…!!」
止める間もなく配信が開始されて、慌てて押し黙る。
すぐにリスナーが集まってコメントが流れはじめる。『今日ちょっと遅かったね』なんて言われてドキッとした。
「こ、んばんわ、まさとです」
「きょうです」
あの日をきっかけに、俺たちは時々2人で配信するようになった。最初はゲストってのもありだなぁって軽い気持ちだったんだけど、これが結構リスナーにウケてしまって、なし崩し的に。
『今日きょうさんいるのね』『楽しみ』とかきょうさんを歓迎するコメントを彼が「ありがとうございます」なんて嬉しそうな声で拾う。
最近はリスナーも増えて、コメントが流れるのが早い。特に2人で配信している時はなんというか、熱量が違う。
「まさとさん、喋らないの?って聞かれてますよ?」
不意に話を振られて慌てて思考を戻す。
「あ、ごめんね。コメント拾うのに一生懸命だった…っ」
きょうさんと配信する時は基本彼に任せきりだ。俺は口数が少なくなる。
する、ときょうさんの手がお腹を這う。
こういうイタズラをされるから。
「いま?そう、まさとさんの家に居ますよ。膝に乗っけてます」
ざぁあ!とコメント欄が滑った。
「ちょ、変なこと言わないでよ。ちょっと…!!」
慌てて窘めるとその声に合わせるように首筋にキスされて変な声が出そうになる。
「だって、ホントのことでしょう?」
そう、リスナーはどう思ってるか分からないけど、きょうさんはホントの事しか言わないんだ。タチが悪い。
「首筋にね、キスするとビクッてなって可愛いんですよ」
もうやりたい放題。これが盛り上がってるから困る。
「もう、きょうさん、遊ばないで」
俺の配信で。
でも悲しいことに俺1人で配信してる時より人も集まるし、コメント数も多い。需要があるんだ。
「も、ホント。BANされるから…」
BANは怖い。折角登録者数も増えて来たところで。
この垢消えたら俺心が折れるかもしれない。今まで積み重ねてきたものが…。
「この位大丈夫でしょう。もっと過激なことやってる人達いるんですから」
振り返って見やったきょうさんはけろっとした顔でコメント欄を追ってる。
そうなんだけど、俺が懸念してるのはBANだけじゃない。
「だって止めとかないと…っ、きょうさんこそ過激なこと、するでしょ」
そうなんだ。止めとかないとどんどんエスカレートするんだこの人は。
今だって俺のTシャツの中に手を滑らせて敏感な所をくるくるとなぞっている。
コメント欄は大騒ぎだ。
俺の声が乱れてるのを指摘するコメントもチラホラあって顔に熱が集まる。
「ふふ、もっと言ってあげてください。恥ずかしそうに赤くなってますよ」
耳元に吹き込むように囁かれて首筋が甘く疼いた。
「も、う、いい加減に…っ」
「あ」
俺がちょっと本気で怒ろうとした時、きょうさんがパソコンの画面を見て口を開けた。
「なに…?」
怪訝に思ってきょうさんを振り返ると、ニコリと笑って頬にキスされた。
「同接300人ですって、初めてじゃないですか?」
うそ、マジ?
慌ててパソコンを見る。
そこにはハッキリと同接300人超えを示す数字が表示されていた。
「ホントだ、凄い!嬉しい!」
きょうさんへの怒りも忘れてはしゃいだ声を出してしまった。
『おめでとう』というコメントがするすると流れる。
「ありがとう!ちょっと複雑だけど…」
出来れば俺1人で配信してる時に行きたかったけど、まぁそれはそれで楽しみにしとこう。
「今日はお祝いですね」
きょうさんも嬉しそうに微笑んでいる。
「うん。みんなも、ホントありが、ぁんっ」
浮かれて気が抜けてた。
シャツの中に潜り込んだままになっていたきょうさんの手にきゅっ、と乳首を摘ままれて、あられもない声が配信に乗ってしまった。
「ファンサービス、しないとダメでしょう?」
コメント欄が読めない速度で流れていく。いや、読めなくて良かったかもしれない。
次の1人配信、どうしたらいいんだ…。
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