54 / 58
第3章 偽りの王子と恋の試練?
5 君を救うために(ギルフィス視点)
しおりを挟む
☆時は遡って2章終わりから3章始めの間の話となります。
「結論から言うと、全くの別人じゃ」
前片足を上げた大型犬サイズの黒わんこー冥界の番犬は、暫し対象を観察した後きっぱりそう告げた。
「そうか」
ギルフィスはそれだけを口にし、内心、やはりなと語尾に付け足しを加えた。
その視線の先には魔法によって深い眠りについている、眠り姫ならぬ眠り王子。年齢よりやや幼く見えるあどけない寝顔を見つめ、ギリリと唇を噛み締めた。
魔力暴走が治り次に目を覚ましたアルヴィンはいつもとは違う雰囲気を纏っていた。
彼に似つかわしくない人を値踏みする視線と不遜な態度で自分に向かってこう告げたのだ。
アイツはお前を選ぶことはない。アイツの心は永遠に自分のものだ、と。
鼻で笑う姿は顔かたちが同じであっても、コレは自分の知らない別人だと即座に本能で察した。
確認と現時点でアルヴィンの身に何が起きているのかを把握するため口煩い番犬を召喚したが、実際口に出してその事実を知らさせるのは己れに対し腹ただしいなんてものじゃなかった。
「クソッ、どうしてこんなことにっ!!」
悪態をついてもどうにもならないことは分かってはいるが、それでもついて少しでもイラつきを発散しなければ平静さを保てそうにない。
口内広がる鉄錆の味に顔が歪み、ギルフィスは自身の赤い長髪を乱雑にかき上げた。
自分の施す治療法がアルヴィンを傷つけるのを恐れていた。
どんなに治療と言い繕っても、あれは性交渉。愛し合う者同士の営みだ。…愛がなくとも性欲があれば出来る行為ではあるが、少なくともアルヴィンの認識としては愛がないという時点でそれは嫌悪に値する行いになるだろう。
それを強要するということは自分が今以上に嫌われるのは分かりきっていたし、愛や恋という感情を毛嫌いしている彼を傷つけ悪化させる可能性だってあった。
それでも、だ。ギルフィスは自分が愛しく想う存在が苦しみに悶える様を見たくはなかった。自身がとことん嫌われようとアルヴィンには生きていて欲しかった。
だから出来る限り納得し受け入れてもらうために、自身の身に起きている暴走についてと、そして、それを治すために如何にこの行為が必要かを説明した。
最後は屁理屈だとは思ったが、あくまで治療だと、そう納得して受け入れて欲しいと懇願した。
最中もやましい気持ちは全くなかったとは言わないが負担が少ないよう気を使った。…そのつもりだった。
なのにその結果がこれだなんて。
怒りによる苛立ちがピークとなり視界が真っ赤に染まる。
今にも自身の魔力が膨れ上がり暴れ出しそうなった。その時ー
「馬鹿者、情けない顔するでない!」
「っ!?」
ポフン、と前足で顔を正面から叩かれた。
固い肉球に痛みこそ感じなかったが、犬に顔面を叩かれたという衝撃はギルフィスが我にかえるのに充分な出来事だった。
番犬はそれを確認してから、最後に足を体重を思いっきり念入りに踏みつけた後、こちらを呆れ顔で見上げてきた。
「超忙しい儂を喚んだじゃ、我を忘れる暇があるならシャキッとしてとっとと話を進めんかっ!大体、魂はデリケートかつ繊細な代物なんじゃ、お前さんがどうこうしたからとどうこうなるもんでもないわ。この自意識過剰の阿呆が!」
この駄犬が何を偉そうにっ。
心からそう言い返したかったが、それは飲み込み気持ちを切り替える。
一刻も早くアルヴィンの身に何が起きたか把握しないと、対処が今以上後手に回っては悪策なってしまいかねない。この犬の言うことに一々構っていたら時間の無駄だ。
「そのデリケートで繊細な別人の魂がどうして、アルヴィンの身体に入ってるんだ。俺が知ってる限り彼の身体は彼だけのもののはずだが?」
もしかしなくても、あの混沌の吹き溜まりモドキ等が関係あるのかと問えば、番犬が神妙な顔で当たらずとも遠からずだと返答を返した。
「簡単に言うと『道』が出来てしまっとるんじゃ」
「道だと?」
「そうじゃ、先日若のはブレスレットを媒介にして他人の魂の記憶と接触してしまったじゃろ。あれで自分と他人との境がちぃーとばかし曖昧になっとったんじゃよ」
それが『道』なのだと番犬は。
「何故それをこの間、別れ際に言わなかった」
睨みつけるギルフィスに番犬は彼(?)としては珍しく殊勝な態度で申し訳なさそうに項垂れて見せた。
「境は自然と修復されるもんじゃし、問題ないと思ったんじゃよ。まさかタイミング良く他人の魂が入り込むとは…」
想定外だと言わんばかりに首を左右に振られ、なんとも言えない気分でギルフィスは額に手を当てた。
今現在、アルヴィンの身体に入っている魂は少なくともアルヴィンと自分のことを知っいる。だからこそ、自分に挑発めいた言葉を投げかけてきたのだ。
タイミング良く、というよりはこの機を虎視眈々と狙っていたという方が正しいだろう。
やはり悠長構えている暇はない。早くこの得体の知れないヤツからアルヴィンの身体を取り戻さないと。
「それでこのどこぞの馬の骨ともわからない魂を追い出せば、アルヴィンは 元に戻せるんだろうな?」
その問いに番犬は眠っている彼の姿を凝視し、すぐに答えなかった。そして、数十秒の間を置きこちらが焦れて組んだ二の腕を指で叩く頃になって、漸くその口を開かれる。
「…残念ながら、今の段階では難しかもしれんのう」
深刻な物言いにギルフィスの片眉が跳ね上がった。
「何故だ。理由は何だ」
「どんなに目を良く凝らしても若いのの魂が見えんのじゃよ。身体だとて本来の魂が健在なら容易に乗っ取られたりはせんからの。弱っているかと思うたが魂の色の欠片すら見えん」
魂が見えない、それはつまり…。
「それは……アルヴィンの魂が、消えた…と?」
「いや、そうではない」
口にしたくもない予想に戦慄く唇に番犬が否と首を振る。それを目にしたギルフィスの無意識に強張った身体から若干だが力が抜けた。
「確かに魂の気配は感じるんじゃ。じゃが見えん。ん?そうか、これは……ならば、……いや、そうすれば、…しかし……ぬ、ぬぅ…」
「変な唸り声を上げるな、はっきりと言えはっきりと。アルヴィンの魂は無事で、どうやったら元に戻せるのか。なんだってしてやるからその方法をさっさと教えやがれっ」
目の前でああだこうだ独り言を展開されてもこちらが理解出来なければ意味がない。意味が分からなければ話も進まないのだ。
苛立ちが乗った声音に番犬の耳がピクリと動いた。
「なんだって、じゃと。…お前さんその言葉に二言はないだろうな」
「ああ」
アルヴィンが助けられるなら、魔王の地位も命もなんだってくれてやる。真剣な眼差しに迷うことなく頷いてみせた。
「以前も思ったが、お前さんの愛とやらは重いの~。若いのはほんに心から難儀で同情するわい。…まあ、いいわい。お前さんは仮にも魔王なんじゃから、聖域の場所は知っとるの?」
知ってるも何も、聖域とは代々の魔王のみが知る地上で唯一、魔素…つまり魔力の源が湧き出る場所だ。魔族にとって魔力は血や酸素と同じ、無ければ死に直結する。だからこそ秘匿とし守らなければならない。
「もう一つ聖域には意味があるじゃろ。今回の目的はそっちじゃ」
「女神か…」
呟きに、そうじゃと番犬の口角を吊り上げた。
「若いのの魂を救うには女神の力を借りる必要がある。そして、お前さんの命もな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆考えていた流れを何回か書き直して、結局話を途中でぶっちぎりました…。後で書き直しか並べ替えするかもしれません(;´д`)
「結論から言うと、全くの別人じゃ」
前片足を上げた大型犬サイズの黒わんこー冥界の番犬は、暫し対象を観察した後きっぱりそう告げた。
「そうか」
ギルフィスはそれだけを口にし、内心、やはりなと語尾に付け足しを加えた。
その視線の先には魔法によって深い眠りについている、眠り姫ならぬ眠り王子。年齢よりやや幼く見えるあどけない寝顔を見つめ、ギリリと唇を噛み締めた。
魔力暴走が治り次に目を覚ましたアルヴィンはいつもとは違う雰囲気を纏っていた。
彼に似つかわしくない人を値踏みする視線と不遜な態度で自分に向かってこう告げたのだ。
アイツはお前を選ぶことはない。アイツの心は永遠に自分のものだ、と。
鼻で笑う姿は顔かたちが同じであっても、コレは自分の知らない別人だと即座に本能で察した。
確認と現時点でアルヴィンの身に何が起きているのかを把握するため口煩い番犬を召喚したが、実際口に出してその事実を知らさせるのは己れに対し腹ただしいなんてものじゃなかった。
「クソッ、どうしてこんなことにっ!!」
悪態をついてもどうにもならないことは分かってはいるが、それでもついて少しでもイラつきを発散しなければ平静さを保てそうにない。
口内広がる鉄錆の味に顔が歪み、ギルフィスは自身の赤い長髪を乱雑にかき上げた。
自分の施す治療法がアルヴィンを傷つけるのを恐れていた。
どんなに治療と言い繕っても、あれは性交渉。愛し合う者同士の営みだ。…愛がなくとも性欲があれば出来る行為ではあるが、少なくともアルヴィンの認識としては愛がないという時点でそれは嫌悪に値する行いになるだろう。
それを強要するということは自分が今以上に嫌われるのは分かりきっていたし、愛や恋という感情を毛嫌いしている彼を傷つけ悪化させる可能性だってあった。
それでも、だ。ギルフィスは自分が愛しく想う存在が苦しみに悶える様を見たくはなかった。自身がとことん嫌われようとアルヴィンには生きていて欲しかった。
だから出来る限り納得し受け入れてもらうために、自身の身に起きている暴走についてと、そして、それを治すために如何にこの行為が必要かを説明した。
最後は屁理屈だとは思ったが、あくまで治療だと、そう納得して受け入れて欲しいと懇願した。
最中もやましい気持ちは全くなかったとは言わないが負担が少ないよう気を使った。…そのつもりだった。
なのにその結果がこれだなんて。
怒りによる苛立ちがピークとなり視界が真っ赤に染まる。
今にも自身の魔力が膨れ上がり暴れ出しそうなった。その時ー
「馬鹿者、情けない顔するでない!」
「っ!?」
ポフン、と前足で顔を正面から叩かれた。
固い肉球に痛みこそ感じなかったが、犬に顔面を叩かれたという衝撃はギルフィスが我にかえるのに充分な出来事だった。
番犬はそれを確認してから、最後に足を体重を思いっきり念入りに踏みつけた後、こちらを呆れ顔で見上げてきた。
「超忙しい儂を喚んだじゃ、我を忘れる暇があるならシャキッとしてとっとと話を進めんかっ!大体、魂はデリケートかつ繊細な代物なんじゃ、お前さんがどうこうしたからとどうこうなるもんでもないわ。この自意識過剰の阿呆が!」
この駄犬が何を偉そうにっ。
心からそう言い返したかったが、それは飲み込み気持ちを切り替える。
一刻も早くアルヴィンの身に何が起きたか把握しないと、対処が今以上後手に回っては悪策なってしまいかねない。この犬の言うことに一々構っていたら時間の無駄だ。
「そのデリケートで繊細な別人の魂がどうして、アルヴィンの身体に入ってるんだ。俺が知ってる限り彼の身体は彼だけのもののはずだが?」
もしかしなくても、あの混沌の吹き溜まりモドキ等が関係あるのかと問えば、番犬が神妙な顔で当たらずとも遠からずだと返答を返した。
「簡単に言うと『道』が出来てしまっとるんじゃ」
「道だと?」
「そうじゃ、先日若のはブレスレットを媒介にして他人の魂の記憶と接触してしまったじゃろ。あれで自分と他人との境がちぃーとばかし曖昧になっとったんじゃよ」
それが『道』なのだと番犬は。
「何故それをこの間、別れ際に言わなかった」
睨みつけるギルフィスに番犬は彼(?)としては珍しく殊勝な態度で申し訳なさそうに項垂れて見せた。
「境は自然と修復されるもんじゃし、問題ないと思ったんじゃよ。まさかタイミング良く他人の魂が入り込むとは…」
想定外だと言わんばかりに首を左右に振られ、なんとも言えない気分でギルフィスは額に手を当てた。
今現在、アルヴィンの身体に入っている魂は少なくともアルヴィンと自分のことを知っいる。だからこそ、自分に挑発めいた言葉を投げかけてきたのだ。
タイミング良く、というよりはこの機を虎視眈々と狙っていたという方が正しいだろう。
やはり悠長構えている暇はない。早くこの得体の知れないヤツからアルヴィンの身体を取り戻さないと。
「それでこのどこぞの馬の骨ともわからない魂を追い出せば、アルヴィンは 元に戻せるんだろうな?」
その問いに番犬は眠っている彼の姿を凝視し、すぐに答えなかった。そして、数十秒の間を置きこちらが焦れて組んだ二の腕を指で叩く頃になって、漸くその口を開かれる。
「…残念ながら、今の段階では難しかもしれんのう」
深刻な物言いにギルフィスの片眉が跳ね上がった。
「何故だ。理由は何だ」
「どんなに目を良く凝らしても若いのの魂が見えんのじゃよ。身体だとて本来の魂が健在なら容易に乗っ取られたりはせんからの。弱っているかと思うたが魂の色の欠片すら見えん」
魂が見えない、それはつまり…。
「それは……アルヴィンの魂が、消えた…と?」
「いや、そうではない」
口にしたくもない予想に戦慄く唇に番犬が否と首を振る。それを目にしたギルフィスの無意識に強張った身体から若干だが力が抜けた。
「確かに魂の気配は感じるんじゃ。じゃが見えん。ん?そうか、これは……ならば、……いや、そうすれば、…しかし……ぬ、ぬぅ…」
「変な唸り声を上げるな、はっきりと言えはっきりと。アルヴィンの魂は無事で、どうやったら元に戻せるのか。なんだってしてやるからその方法をさっさと教えやがれっ」
目の前でああだこうだ独り言を展開されてもこちらが理解出来なければ意味がない。意味が分からなければ話も進まないのだ。
苛立ちが乗った声音に番犬の耳がピクリと動いた。
「なんだって、じゃと。…お前さんその言葉に二言はないだろうな」
「ああ」
アルヴィンが助けられるなら、魔王の地位も命もなんだってくれてやる。真剣な眼差しに迷うことなく頷いてみせた。
「以前も思ったが、お前さんの愛とやらは重いの~。若いのはほんに心から難儀で同情するわい。…まあ、いいわい。お前さんは仮にも魔王なんじゃから、聖域の場所は知っとるの?」
知ってるも何も、聖域とは代々の魔王のみが知る地上で唯一、魔素…つまり魔力の源が湧き出る場所だ。魔族にとって魔力は血や酸素と同じ、無ければ死に直結する。だからこそ秘匿とし守らなければならない。
「もう一つ聖域には意味があるじゃろ。今回の目的はそっちじゃ」
「女神か…」
呟きに、そうじゃと番犬の口角を吊り上げた。
「若いのの魂を救うには女神の力を借りる必要がある。そして、お前さんの命もな」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
☆考えていた流れを何回か書き直して、結局話を途中でぶっちぎりました…。後で書き直しか並べ替えするかもしれません(;´д`)
0
お気に入りに追加
1,038
あなたにおすすめの小説
せっかく双子で恋愛ゲームの主人公に転生したのに兄は男に妹は女にモテすぎる。
風和ふわ
恋愛
「なんでお前(貴女)が俺(私)に告白してくるんだ(のよ)!?」
二卵生の双子である山田蓮と山田桜がドハマりしている主人公性別選択可能な恋愛ゲーム「ときめき☆ファンタスティック」。
双子は通り魔に刺されて死亡後、そんな恋愛ゲームの主人公に転生し、エボルシオン魔法学園に入学する。
双子の兄、蓮は自分の推しである悪役令嬢リリスと結ばれる為、
対して妹、桜は同じく推しである俺様王子レックスと結ばれる為にそれぞれ奮闘した。
──が。
何故か肝心のリリス断罪イベントでレックスが蓮に、リリスが桜に告白するというややこしい展開になってしまう!?
さらには他の攻略対象男性キャラ達までも蓮に愛を囁き、攻略対象女性キャラ達は皆桜に頬を赤らめるという混沌オブ混沌へと双子は引きずり込まれるのだった──。
要約すると、「深く考えては負け」。
***
※桜sideは百合注意。蓮sideはBL注意。お好きな方だけ読む方もいらっしゃるかもしれないので、タイトルの横にどちらサイドなのかつけることにしました※
BL、GLなど地雷がある人は回れ右でお願いします。
書き溜めとかしていないので、ゆっくり更新します。
小説家になろう、アルファポリス、エブリスタ、カクヨム、pixivで連載中。
表紙はへる様(@shin69_)に描いて頂きました!自作ではないです!
メインキャラ達の様子がおかしい件について
白鳩 唯斗
BL
前世で遊んでいた乙女ゲームの世界に転生した。
サポートキャラとして、攻略対象キャラたちと過ごしていたフィンレーだが・・・・・・。
どうも攻略対象キャラ達の様子がおかしい。
ヒロインが登場しても、興味を示されないのだ。
世界を救うためにも、僕としては皆さん仲良くされて欲しいのですが・・・。
どうして僕の周りにメインキャラ達が集まるんですかっ!!
主人公が老若男女問わず好かれる話です。
登場キャラは全員闇を抱えています。
精神的に重めの描写、残酷な描写などがあります。
BL作品ですが、舞台が乙女ゲームなので、女性キャラも登場します。
恋愛というよりも、執着や依存といった重めの感情を主人公が向けられる作品となっております。
完結・虐げられオメガ側妃なので敵国に売られたら激甘ボイスのイケメン溺愛王が甘やかしてくれました
美咲アリス
BL
虐げられオメガ側妃のシャルルは敵国への貢ぎ物にされた。敵国のアルベルト王は『人間を食べる』という恐ろしい噂があるアルファだ。けれども実際に会ったアルベルト王はものすごいイケメン。しかも「今日からそなたは国宝だ」とシャルルに激甘ボイスで囁いてくる。「もしかして僕は国宝級の『食材』ということ?」シャルルは恐怖に怯えるが、もちろんそれは大きな勘違いで⋯⋯? 虐げられオメガと敵国のイケメン王、ふたりのキュン&ハッピーな異世界恋愛オメガバースです!
塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)
ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。
そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。
元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~
おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。
どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。
そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。
その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。
その結果、様々な女性に迫られることになる。
元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。
「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」
今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。
拝啓、目が覚めたらBLゲームの主人公だった件
碧月 晶
BL
さっきまでコンビニに向かっていたはずだったのに、何故か目が覚めたら病院にいた『俺』。
状況が分からず戸惑う『俺』は窓に映った自分の顔を見て驚いた。
「これ…俺、なのか?」
何故ならそこには、恐ろしく整った顔立ちの男が映っていたのだから。
《これは、現代魔法社会系BLゲームの主人公『石留 椿【いしどめ つばき】(16)』に転生しちゃった元平凡男子(享年18)が攻略対象たちと出会い、様々なイベントを経て運命の相手を見つけるまでの物語である──。》
────────────
~お知らせ~
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
────────────
※感想、いいね大歓迎です!!
乙女ゲームのサポートメガネキャラに転生しました
西楓
BL
乙女ゲームのサポートキャラとして転生した俺は、ヒロインと攻略対象を無事くっつけることが出来るだろうか。どうやらヒロインの様子が違うような。距離の近いヒロインに徐々に不信感を抱く攻略対象。何故か攻略対象が接近してきて…
ほのほのです。
※有難いことに別サイトでその後の話をご希望されました(嬉しい😆)ので追加いたしました。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる