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リチャードは馬車の中で ドミニクの手下の資料をトニーに手渡した。
「本当に4人だけなんですか?」
そうだと頷いた。
金が惜しいのか、家の管理を怠っているのか、男ばかり四人。全員 二十代は始めだ。
トニーから資料を取るとその中の一枚を一番上にした。
「注意して欲しいのはこの男だ」
その言葉に全員が注目する。
「ナイフを所持してるから気をつけるように」
ゲイル(ドミニク 唯一の親族)の孤児院仲間の一人だ。子供の頃からの盗みなどを働いていて札付きの不良。短気なようで 些細なことで問題起こしている。しかし、いくら 凶暴でも子供だ。できたら 穏便に済ませたい。
だが、抵抗してきたなら戦うしかない。
そう覚悟してのるか全員が険しい表情を浮かべていた。
✳✳✳
一方リサは、自分を誘拐した犯人が マーカスの尊敬する人物だと知って、複雑な気持ちになった。
「世界動物図鑑の作者!」
「正確には監修者だ」
マーカスが会いたいと言っていた人だ。その人が誘拐犯だとしたらショックを受けそうだ。
「知られているとは光栄だ」
ドミニクが頷く。自分を知っている事に驚いたようだ。
「マーカスに見せてもらった事があるんです」
「なるほど」
ドミニクがフムフムと頷いた。手紙を送っていたと言っていたけど、ちゃんと目を通しているらしい。どうりで同じ匂いがすると思った。(ん? と言う事は……)
誘拐した理由が分かった。監修者と言っていたから、私の生体とかそう言うの調査したいのだろう。だったら、簡単には殺さないだろう。
ザブマギウムに関してはプロだ。ここで別人だと言っても信じないだろう。私がザブマギウムだと確信があるから攫ったのかもしれない。そう言う事なら、リチャードもこのドミニクが誘拐犯だと確信しているはずだ。
それにここはどう見ても自宅だ。建物の大きいから見つけやすい。
だったら作戦変更だ。
私がする事はリチャードが来るまでの時間稼ぎ。余裕があるように足を組んで微笑む。こう言う学者タイプの人間は否定するとむきになるから反抗的な態度だと良くない。だからと言って褒めるのも良くない。たまに 逆効果になる時がある。
う~ん。
………知識をひけらかすのが好きだ。おだてて気分良くさせれば 多くの情報も引き出せるかもしれない。
「八十年前にザブマギウムに会ったって話は本当なんですか?」
「勿論だ」
そう 質問すると深く頷いた。ドミニクの目が少年のようにキラキラしだした。
スイッチを入れたみたに、あっと言う間に八十年前に戻っている。今でも忘れられない大切な記憶なんだろう。
「どうして、分かったんですか? リチャードの話によると、その前は百年以上も出現していなかったんでしょ」
すると、ドミニクが見下すように鼻で笑う。イラッと来るが我慢だ。
「まったくバンドール家は四季の森の守護者なのに何も知らない」
やれやれと首を横に振る。
知らないのはあなたの方だ。ちゃんと代々記録は引き継がれている。
今すぐ殴りたい。
偉そうに言うけど、遭難する度 助けているのはバンドール家の人でしょ!
「ザブマギウムの文献は昔からずっと奇跡として残っているんだよ」
「そんなの知っています。でも見た目は猫でしょ」
食い気味に言いたい事を先に言うと、
「ふー」
「なっ」
老人が深い溜め息をつく。完全に舐められている。唇を引き結んで 目を細める。
完全に怒った。すると、ドミニクがズイッと顔をを近づけてくると自分の目を指差した。
「目だよ。目。猫の目の瞳孔は縦長でタぺタムがある。しかし、ザブマギウムはそれがない」
「タッ……タぺタム?」
知らない言葉に眉を顰める。
人間と猫の瞳孔が違うのは知っている。
リチャード達も言っていた。でも、それは近くで見てわかること。ドミニクとは初対面だ。
「夜に会った動物の目が光るだろう。あれだ」
ああ……あれか、知っている。明かりに反応して光る奴だ。夜、その目を見てビックリした事がある。
「八十年前に会ったザブマギウムも人間の目をしていたの?」
「ああそうだ。最初にその事に気付いたのは私だ」
自慢げにドミニクが 胸を張る。
(本当なんだ……)
人間がザブマギウムとして この世界に生きていたんだ。自分の他にも居たと知って安心した。私は特別な存在じゃない。少し珍しいだけだ。
「空色の綺麗な目だった……」
昔を懐かしむような遠い目をしてポツリと呟いた。
(青い目をした猫か……)
ザブマギウムになっても瞳は人間の時と同じだ。と 言う事はアメリカとかの欧米人だったんだろう。どんな人だったんだろう。私の先輩は。すごく興味はわいてきた。
もしかしたら私の奇跡の力のヒントになるかもしれない。
「綺麗たったんでしょうね。どんな人だったんですか?」
「 優しくて、大人しくて……心配性だった」
「そうなんだ……」
見た目は猫でも心は人間だ。
私のように 拾ってくれた令嬢の世話をしてたみたいだ。共感する。写真は無理でも何か残っているかも。
「見てみたかったな~。絵とか残ってないんですか?」
「ああ、ある」
そう言うと宝物を見せるみたいに喜々として探し始めた。
「どこに置いたか?」
夢中になっている。
その姿は、どう見てもただのオタク老人だ。
こう言うところがあるからマーカスみたいで怖さを感じない。
「ああ、あった。あった」
分厚い本を取り出して捲り出した。スクラップブックと言ったところだろう。
結構枚数がある。所々新聞の切り抜きが張られている。この本には八十年前の事件がまとめてあるに違いない。
(マーカスが喜びそうだ)
「あった! これだ」
本をクルリとこちらに向けた。初めて自分以外のザブマギウムを見た。本当に人間の目をしている。
「あなたの言う通り凄い美人ね」
カラーの挿し絵で、私の毛は青みがかった白だけど、この子はピンクがかった白だ。
そして、人間の青い瞳をしてきた。他のページをめくると写真付きの新聞記事が見つかった。イカにも貴族という家族写真。七歳くらいの女の子が猫を抱っこしている。この子が拾った女の子かな?
その緊張した表情に自然と笑みが浮かぶ。
素直そうな子供だ。
しかし ページをめくるたびに 物騒な見出しが増えてきた。『✕✕✕氏、一億円の値段をつける』、『教皇 所有権を主張』。
(………)
私も存在がバレてたらこうなったんだろうか。いかに自分が幸運だったのか実感した。
ドミニクが淡く微笑む。
「ああ、本当に綺麗だった」
ドミニクがページを捲って行きながら解説を始めた。
「最初は賢い猫としか思っていなかったが 人の言葉が分かると言う事に気付いたんだ。大人は信じなかったが 目が人間と同じだろうと言うとみんな驚いた」
「確かにこんなに可愛い子なら誰もが欲しがったはずね」
途中でメモ書きを見つけた。その紙には拙い字で名前が書かれている。
(サーシャ)
「これって名前?」
「そうだ。私が付けた」
「そうか、先輩は猫のままだったんだ……」
だから本名を伝えられなかったんだ。もし、バンドール家に最初から引き取られていたらもっと大事にされただろう。
巡り合わせが悪かったんだ。
「まさか本当に人間になるとは思わなかった」
「えっ?」
急に声の調子が変わった。パッとそっちを見ると、思い出に浸る少年の顔から好奇心を満たそうとする博士の顔になった。
あっ!!
その瞬間全てを悟った。人間になるためには 人間の男の恋人が必要だ。そのことについて何も言及しなかったし、 人間の姿の絵は一枚もなかった。
(ああ、私ったら)
自分を蹴飛ばしたい。
自分で自分がザブマギウムだと認めたようなものだ。ドミニクが名付け親と言った時に気付くべきだった。ザブマギウムが変身出来る事はドミニクが知っていてもおかしくない。
だけどその方法については知らないはずだ。
そして、その秘密を探ろうとしている。
危険を察知してスッと距離を置く。私とドミニクの間にあるのは机一つ分。
「それじゃあ……本物かどうか確かめないと」
「なっ、何言っているの。私が本物だと知っているから攫ったんじゃないの?」
ドミニクが首を左右に振る。
どういうこと?
「半信半疑だった」
「なっ、それなのに 誘拐したの? 信じられない」
「例え偽物でも確かめるためには、会わないと。検証のためには仕方がないことだ」
肩をすくめる その姿は 大したことではない。
そういう態度だ。私のことを物のとしてしか思っていない。私の感情など意味がないんだ。どんな実験をされるか、たまったもんじゃない。
「さあ、変身して見せてくれ」
「本当に4人だけなんですか?」
そうだと頷いた。
金が惜しいのか、家の管理を怠っているのか、男ばかり四人。全員 二十代は始めだ。
トニーから資料を取るとその中の一枚を一番上にした。
「注意して欲しいのはこの男だ」
その言葉に全員が注目する。
「ナイフを所持してるから気をつけるように」
ゲイル(ドミニク 唯一の親族)の孤児院仲間の一人だ。子供の頃からの盗みなどを働いていて札付きの不良。短気なようで 些細なことで問題起こしている。しかし、いくら 凶暴でも子供だ。できたら 穏便に済ませたい。
だが、抵抗してきたなら戦うしかない。
そう覚悟してのるか全員が険しい表情を浮かべていた。
✳✳✳
一方リサは、自分を誘拐した犯人が マーカスの尊敬する人物だと知って、複雑な気持ちになった。
「世界動物図鑑の作者!」
「正確には監修者だ」
マーカスが会いたいと言っていた人だ。その人が誘拐犯だとしたらショックを受けそうだ。
「知られているとは光栄だ」
ドミニクが頷く。自分を知っている事に驚いたようだ。
「マーカスに見せてもらった事があるんです」
「なるほど」
ドミニクがフムフムと頷いた。手紙を送っていたと言っていたけど、ちゃんと目を通しているらしい。どうりで同じ匂いがすると思った。(ん? と言う事は……)
誘拐した理由が分かった。監修者と言っていたから、私の生体とかそう言うの調査したいのだろう。だったら、簡単には殺さないだろう。
ザブマギウムに関してはプロだ。ここで別人だと言っても信じないだろう。私がザブマギウムだと確信があるから攫ったのかもしれない。そう言う事なら、リチャードもこのドミニクが誘拐犯だと確信しているはずだ。
それにここはどう見ても自宅だ。建物の大きいから見つけやすい。
だったら作戦変更だ。
私がする事はリチャードが来るまでの時間稼ぎ。余裕があるように足を組んで微笑む。こう言う学者タイプの人間は否定するとむきになるから反抗的な態度だと良くない。だからと言って褒めるのも良くない。たまに 逆効果になる時がある。
う~ん。
………知識をひけらかすのが好きだ。おだてて気分良くさせれば 多くの情報も引き出せるかもしれない。
「八十年前にザブマギウムに会ったって話は本当なんですか?」
「勿論だ」
そう 質問すると深く頷いた。ドミニクの目が少年のようにキラキラしだした。
スイッチを入れたみたに、あっと言う間に八十年前に戻っている。今でも忘れられない大切な記憶なんだろう。
「どうして、分かったんですか? リチャードの話によると、その前は百年以上も出現していなかったんでしょ」
すると、ドミニクが見下すように鼻で笑う。イラッと来るが我慢だ。
「まったくバンドール家は四季の森の守護者なのに何も知らない」
やれやれと首を横に振る。
知らないのはあなたの方だ。ちゃんと代々記録は引き継がれている。
今すぐ殴りたい。
偉そうに言うけど、遭難する度 助けているのはバンドール家の人でしょ!
「ザブマギウムの文献は昔からずっと奇跡として残っているんだよ」
「そんなの知っています。でも見た目は猫でしょ」
食い気味に言いたい事を先に言うと、
「ふー」
「なっ」
老人が深い溜め息をつく。完全に舐められている。唇を引き結んで 目を細める。
完全に怒った。すると、ドミニクがズイッと顔をを近づけてくると自分の目を指差した。
「目だよ。目。猫の目の瞳孔は縦長でタぺタムがある。しかし、ザブマギウムはそれがない」
「タッ……タぺタム?」
知らない言葉に眉を顰める。
人間と猫の瞳孔が違うのは知っている。
リチャード達も言っていた。でも、それは近くで見てわかること。ドミニクとは初対面だ。
「夜に会った動物の目が光るだろう。あれだ」
ああ……あれか、知っている。明かりに反応して光る奴だ。夜、その目を見てビックリした事がある。
「八十年前に会ったザブマギウムも人間の目をしていたの?」
「ああそうだ。最初にその事に気付いたのは私だ」
自慢げにドミニクが 胸を張る。
(本当なんだ……)
人間がザブマギウムとして この世界に生きていたんだ。自分の他にも居たと知って安心した。私は特別な存在じゃない。少し珍しいだけだ。
「空色の綺麗な目だった……」
昔を懐かしむような遠い目をしてポツリと呟いた。
(青い目をした猫か……)
ザブマギウムになっても瞳は人間の時と同じだ。と 言う事はアメリカとかの欧米人だったんだろう。どんな人だったんだろう。私の先輩は。すごく興味はわいてきた。
もしかしたら私の奇跡の力のヒントになるかもしれない。
「綺麗たったんでしょうね。どんな人だったんですか?」
「 優しくて、大人しくて……心配性だった」
「そうなんだ……」
見た目は猫でも心は人間だ。
私のように 拾ってくれた令嬢の世話をしてたみたいだ。共感する。写真は無理でも何か残っているかも。
「見てみたかったな~。絵とか残ってないんですか?」
「ああ、ある」
そう言うと宝物を見せるみたいに喜々として探し始めた。
「どこに置いたか?」
夢中になっている。
その姿は、どう見てもただのオタク老人だ。
こう言うところがあるからマーカスみたいで怖さを感じない。
「ああ、あった。あった」
分厚い本を取り出して捲り出した。スクラップブックと言ったところだろう。
結構枚数がある。所々新聞の切り抜きが張られている。この本には八十年前の事件がまとめてあるに違いない。
(マーカスが喜びそうだ)
「あった! これだ」
本をクルリとこちらに向けた。初めて自分以外のザブマギウムを見た。本当に人間の目をしている。
「あなたの言う通り凄い美人ね」
カラーの挿し絵で、私の毛は青みがかった白だけど、この子はピンクがかった白だ。
そして、人間の青い瞳をしてきた。他のページをめくると写真付きの新聞記事が見つかった。イカにも貴族という家族写真。七歳くらいの女の子が猫を抱っこしている。この子が拾った女の子かな?
その緊張した表情に自然と笑みが浮かぶ。
素直そうな子供だ。
しかし ページをめくるたびに 物騒な見出しが増えてきた。『✕✕✕氏、一億円の値段をつける』、『教皇 所有権を主張』。
(………)
私も存在がバレてたらこうなったんだろうか。いかに自分が幸運だったのか実感した。
ドミニクが淡く微笑む。
「ああ、本当に綺麗だった」
ドミニクがページを捲って行きながら解説を始めた。
「最初は賢い猫としか思っていなかったが 人の言葉が分かると言う事に気付いたんだ。大人は信じなかったが 目が人間と同じだろうと言うとみんな驚いた」
「確かにこんなに可愛い子なら誰もが欲しがったはずね」
途中でメモ書きを見つけた。その紙には拙い字で名前が書かれている。
(サーシャ)
「これって名前?」
「そうだ。私が付けた」
「そうか、先輩は猫のままだったんだ……」
だから本名を伝えられなかったんだ。もし、バンドール家に最初から引き取られていたらもっと大事にされただろう。
巡り合わせが悪かったんだ。
「まさか本当に人間になるとは思わなかった」
「えっ?」
急に声の調子が変わった。パッとそっちを見ると、思い出に浸る少年の顔から好奇心を満たそうとする博士の顔になった。
あっ!!
その瞬間全てを悟った。人間になるためには 人間の男の恋人が必要だ。そのことについて何も言及しなかったし、 人間の姿の絵は一枚もなかった。
(ああ、私ったら)
自分を蹴飛ばしたい。
自分で自分がザブマギウムだと認めたようなものだ。ドミニクが名付け親と言った時に気付くべきだった。ザブマギウムが変身出来る事はドミニクが知っていてもおかしくない。
だけどその方法については知らないはずだ。
そして、その秘密を探ろうとしている。
危険を察知してスッと距離を置く。私とドミニクの間にあるのは机一つ分。
「それじゃあ……本物かどうか確かめないと」
「なっ、何言っているの。私が本物だと知っているから攫ったんじゃないの?」
ドミニクが首を左右に振る。
どういうこと?
「半信半疑だった」
「なっ、それなのに 誘拐したの? 信じられない」
「例え偽物でも確かめるためには、会わないと。検証のためには仕方がないことだ」
肩をすくめる その姿は 大したことではない。
そういう態度だ。私のことを物のとしてしか思っていない。私の感情など意味がないんだ。どんな実験をされるか、たまったもんじゃない。
「さあ、変身して見せてくれ」
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