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ロウソクの灯る道
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魔の誕生日。
分かっていたことだったが、今も昔も 暴力的なことに縁遠かったリサにとって、それは怖いものだった。だから、この静けさが 終わりなのか、それとも 罠なのか判断出来ないでいた。
そのままジッとしていると 聞き慣れた足音が二つする。足音に乱れはない。
出迎えようともぞもぞと動いたが、何も知らないマーカスが行くなと 私を抱き締めている力を強くした。
(パパが来たと伝えたいけど今は猫だから……)
大人しく付き合っていると、
「終わったよ」
リチャードの明るい言葉と一緒に毛布が奪われ.、眩しさに目をしばたたかせながら見上げると、リチャードとアイリスさんが私たちを見下ろしていた。穏やかな表情に安堵する。
「父上!」
マーカスが両腕を広げてリチャードに抱きついた。慰めるように、その背中をポンポンと叩いた。
「よく我慢したな」
「うん」
首に回した腕に力が籠る。やっと安心出来たのだろう。その光景に自然と口元が綻ぶ。
(良かったね。マーカス)
「それじゃあ、次だ。リサは、こっちに」
と言ってリチャードが マーカスをベッドに下ろすと、替わりに私を抱き上げた。ポカンとしているマーカスにアイリスさんが、
「マーカス坊ちゃまはこちらへ」
「えっ? 何処へ行くの?」
アイリスさんがそう言うと戸惑ったような顔の
マーカスの手を引いて廊下に出た。そして、マーカスは右に、私は左に別れた。
人間になった私はアイリスさんの手を借りてレディに変身すると、一足先に食堂に入った。
「遅れました。私は何をすれば良いですか?」
部屋の飾りつけが着々と進んでいた。豪華なパーティーじゃない。リボンで縁取られた壁に、手作り感満載のバースデーケーキ。それでも心が籠っている。誰もがマーカスの誕生日を祝いたいと思っていたのだ。だけど、恐怖に震えて泣き疲れて寝てしまうのが今までだったから、したくても出来なかった。
だけど、今年からは違う。私の突然の計画に賛成してくれて皆にお礼を言いたい。
準備が整い主役の登場を待っていると、蝶ネクタイをしたマーカスがリチャードに手を引かれ入って来た。困ったような顔だったが、自分と同じように おめかしした格好で待っていた私たちを見て目を大きくする。
そんなマーカスにリチャードが笑顔を向ける。
「マーカス。八歳の誕生日おめでとう」
「マーカス坊ちゃま、誕生日おめでとうございます」
「おめでとうございます」
「おめでとうございます。マーカスさま」
皆が口々におめでとう にマーカスが満面の笑みを浮かべている。
リサはしゃがんで目線を合わせると、
「お誕生日おめでとう。マーカス」
と言って頬にキスした。
「ありがとう。リサ! ありがとう。みんな!」
マーカスが嬉しそうに元気にお礼を言う。
その場に居る全員が笑っている。
(これでマーカスの記憶が塗り変えらると良いけど……)
今回のパーティーには一つだけルールがあった。それは今まで祝ってあげられなかった年の分もプレゼントを用意すること。つまり、一人四個。新しい包装紙にまぎれて、少し古い物もちらほら混じっている。用意したものの渡せずじまいだった物だろう。
山と積まれたプレゼントを私たちの間に挟まれたマーカスが一つ一つ開けて行く。驚いたり、笑ったり。一つ開ける度に その事を私に伝えて来る。リチャードと目が合うと互いに微笑み合った。
(これで少しは 自分の誕生日を好きになってくれたかな。そうだったら、やった甲斐がある)
マーカスの乱れた髪を撫でつける。
そんなマーカスの態度に、幸せでいて欲しい。そう願う。私と同じように この部屋に居る全員が楽しそうなマーカスへを愛情に溢れてた目で見ている。
幸せな誕生日を迎えて はしゃいでいたが、とうとう力尽きて寝てしまった。
リチャードがベッドに寝かせて靴を脱がせる。私は布団を掛けて額にお休みのキスをすると、まるでシンデレラのように体が猫の姿に戻ってしまった。ドレスも靴も髪飾りも全部取れてしまって、ただの猫に戻った。
今回もどうして元に戻ったか分からない。
一人での外出は危険だと、改めて考えさせられた。救いは猫から突然人間にはならない事だ。
リチャードは私が猫の姿に戻っても、さして驚く気配が無く、パパパッと落ちていた全ての洋服を拾うと最後に私を抱き上げた。
「お疲れ様」
と言って額に口づけして来た。私も興奮していたのか疲れがドッと押し寄せて来た。サプライズが成功して良かった。
ポスッとリチャードの胸に頭を押し付けて目を閉じる瞬間そう思った。
すやすやと眠っているリサを抱きながら、マーカスの誕生日が幸せな日に変わった事にリサには心からお礼を言いたかった。
エリザベートから守る事ばかりに気を取られて 、マーカスの誕生日を祝う事を忘れていた。父親失格だ。だからマーカスが笑顔で誕生日が終えられることを思うと、余計に申し訳ない気持ちになる。リサに言われなければ同じ事が続いていただろう。
**
執務室で仕事をしていたリチャードは、笑い声に誘われて窓の外を見るとリサとマーカスが虫捕りをしていた。虫捕り網をやみくもに振り回しているマーカスに対して、猫の姿のリサは狙いを定めてジャンプしている。しかし、どちらも失敗続き。思わず笑いが漏れる。
ふとリサとの初対面の時を思い出して、クスクス笑い出した。泥団子状態なのによく家に入れたものだ。
連れて来てくれたマーカスに感謝しないとな。
リサは不思議な娘だ。仔猫のように幼くて可愛く見えるのに、人間の姿になると頼もしくて私を誘惑する大人の女性になる。そんな存在だから魅かれるのかもしれない。そして何より 同情や義務などでなくただマーカスの幸せを願ってくれている。
(………)
**
新しいドレスに着替えたリサは、リチャードに手を引かれて外に出て来た。またワインでも飲むのかと思ったが違った。
闇夜を案内する星のように点々とロウソクが置かれている。
(これって……)
始まってもいないのに、どうしよう 泣きたくなっちゃう。
ブランコの所まで行くとテーブルが一つ用意されていて、白いテーブルクロスの上には料理が並べてあった。そして、その周りをロウソクが円を描くように置かれている。
手を離したリチャードがクルリと後ろを向いたかと思うと、こっちを見た時には、その手には
ビロードの生地のケースが握られていた。リチャードが跪くと私に向かって、パカッと 蓋を開ける。
「どうか私と結婚して欲しい」
「リチャード……」
生まれて初めてプロポーズされた。感動で胸が熱くなって涙がこみ上げる。こんなに嬉しいものだったなんて初めて知った。
とても綺麗な指輪だ。青白く輝いている。
リチャードが私の手を取ると左手の薬指に指輪をはめた。この指輪を見るたび今日の事を思い出すだろう。結婚を前提に付き合っていたから、何時かこの日が来ると分かっていた。けれど、その時が来ると全く違う。特別だ。
でも心に浮かんだのは平凡な言葉 。
幸せだ。とても、とても、幸せだ。
「勿論答えはイエスよ。私もリチャードと結」
そう答えようとしたが、それを遮るように リチャードが口を開くと 心配を口にする。
「でも本当に私で良いのかい? 三十近くのコブ付きのオッサンだよ」
「………」
この期に及んで 何を言うのよ!
(はあ~ まったく。ロマンチックだったのに!)
むっとしたが 私を見上げる瞳は揺れていた。
結婚に不安があるのは、私じゃなくてリチャードかも。一度失敗しているし、エリザベートはまた仕掛けてくるだろうし、マイナス要素ばかり。不安な気持ちから言った事だと理解している。
「そこが良いんです」
「………」
ガツガツして 自分の気持ちばかり押し付けて来る男より 私の気持ちを優先してくれる男が良い。それは年上の男だから、人生経験がなせる業だ。年上の男の魅力の一つ。
「私は三十近い子持ちのバツイチのリチャードが好きなんです」
「………」
そして、そんな大人の男が少年のように弱そうなところを見せたり、甘えて来たりしてくるから、胸がキュンキュンしちゃう。しかし、リチャードは 恋に浮かれているだけで 現実を知ったら後悔するんじゃないかと 強張った表情のままだ。
「全部知っている上で選んだんです」
そう答えると、嬉しそうに頷く。
そんな リチャードを見てイタズラ心が顔を出す。リチャードに同じ事を尋ねる。
「リチャードの方こそ良いですか? 猫になるし、生まれたのはこの世界じゃないから考え方も違うし、貴族じゃないし、童顔だし」
「構わない。それが良くて結婚するんだから」
言っているうちに自分が如何に不良物件か痛感した。良いところなんて一つも無い。それなのに即答するリチャードを見てクスリと笑う。
私に対する自分の気持ちには自信があるようだ。
「物好きですね」
「お互い様だろう」
リチャードの返事に思わず吹き出してしまった。お互いに自分は結婚相手としての条件が良くないのに、それが良いと言うんだから。
痘痕もえくぼも ここまでくれば最高だろう。
**
リサはリチャードと キスを繰り返しながら寝室に入ると、後ろ手にリチャードが鍵を掛ける。
分かっていたことだったが、今も昔も 暴力的なことに縁遠かったリサにとって、それは怖いものだった。だから、この静けさが 終わりなのか、それとも 罠なのか判断出来ないでいた。
そのままジッとしていると 聞き慣れた足音が二つする。足音に乱れはない。
出迎えようともぞもぞと動いたが、何も知らないマーカスが行くなと 私を抱き締めている力を強くした。
(パパが来たと伝えたいけど今は猫だから……)
大人しく付き合っていると、
「終わったよ」
リチャードの明るい言葉と一緒に毛布が奪われ.、眩しさに目をしばたたかせながら見上げると、リチャードとアイリスさんが私たちを見下ろしていた。穏やかな表情に安堵する。
「父上!」
マーカスが両腕を広げてリチャードに抱きついた。慰めるように、その背中をポンポンと叩いた。
「よく我慢したな」
「うん」
首に回した腕に力が籠る。やっと安心出来たのだろう。その光景に自然と口元が綻ぶ。
(良かったね。マーカス)
「それじゃあ、次だ。リサは、こっちに」
と言ってリチャードが マーカスをベッドに下ろすと、替わりに私を抱き上げた。ポカンとしているマーカスにアイリスさんが、
「マーカス坊ちゃまはこちらへ」
「えっ? 何処へ行くの?」
アイリスさんがそう言うと戸惑ったような顔の
マーカスの手を引いて廊下に出た。そして、マーカスは右に、私は左に別れた。
人間になった私はアイリスさんの手を借りてレディに変身すると、一足先に食堂に入った。
「遅れました。私は何をすれば良いですか?」
部屋の飾りつけが着々と進んでいた。豪華なパーティーじゃない。リボンで縁取られた壁に、手作り感満載のバースデーケーキ。それでも心が籠っている。誰もがマーカスの誕生日を祝いたいと思っていたのだ。だけど、恐怖に震えて泣き疲れて寝てしまうのが今までだったから、したくても出来なかった。
だけど、今年からは違う。私の突然の計画に賛成してくれて皆にお礼を言いたい。
準備が整い主役の登場を待っていると、蝶ネクタイをしたマーカスがリチャードに手を引かれ入って来た。困ったような顔だったが、自分と同じように おめかしした格好で待っていた私たちを見て目を大きくする。
そんなマーカスにリチャードが笑顔を向ける。
「マーカス。八歳の誕生日おめでとう」
「マーカス坊ちゃま、誕生日おめでとうございます」
「おめでとうございます」
「おめでとうございます。マーカスさま」
皆が口々におめでとう にマーカスが満面の笑みを浮かべている。
リサはしゃがんで目線を合わせると、
「お誕生日おめでとう。マーカス」
と言って頬にキスした。
「ありがとう。リサ! ありがとう。みんな!」
マーカスが嬉しそうに元気にお礼を言う。
その場に居る全員が笑っている。
(これでマーカスの記憶が塗り変えらると良いけど……)
今回のパーティーには一つだけルールがあった。それは今まで祝ってあげられなかった年の分もプレゼントを用意すること。つまり、一人四個。新しい包装紙にまぎれて、少し古い物もちらほら混じっている。用意したものの渡せずじまいだった物だろう。
山と積まれたプレゼントを私たちの間に挟まれたマーカスが一つ一つ開けて行く。驚いたり、笑ったり。一つ開ける度に その事を私に伝えて来る。リチャードと目が合うと互いに微笑み合った。
(これで少しは 自分の誕生日を好きになってくれたかな。そうだったら、やった甲斐がある)
マーカスの乱れた髪を撫でつける。
そんなマーカスの態度に、幸せでいて欲しい。そう願う。私と同じように この部屋に居る全員が楽しそうなマーカスへを愛情に溢れてた目で見ている。
幸せな誕生日を迎えて はしゃいでいたが、とうとう力尽きて寝てしまった。
リチャードがベッドに寝かせて靴を脱がせる。私は布団を掛けて額にお休みのキスをすると、まるでシンデレラのように体が猫の姿に戻ってしまった。ドレスも靴も髪飾りも全部取れてしまって、ただの猫に戻った。
今回もどうして元に戻ったか分からない。
一人での外出は危険だと、改めて考えさせられた。救いは猫から突然人間にはならない事だ。
リチャードは私が猫の姿に戻っても、さして驚く気配が無く、パパパッと落ちていた全ての洋服を拾うと最後に私を抱き上げた。
「お疲れ様」
と言って額に口づけして来た。私も興奮していたのか疲れがドッと押し寄せて来た。サプライズが成功して良かった。
ポスッとリチャードの胸に頭を押し付けて目を閉じる瞬間そう思った。
すやすやと眠っているリサを抱きながら、マーカスの誕生日が幸せな日に変わった事にリサには心からお礼を言いたかった。
エリザベートから守る事ばかりに気を取られて 、マーカスの誕生日を祝う事を忘れていた。父親失格だ。だからマーカスが笑顔で誕生日が終えられることを思うと、余計に申し訳ない気持ちになる。リサに言われなければ同じ事が続いていただろう。
**
執務室で仕事をしていたリチャードは、笑い声に誘われて窓の外を見るとリサとマーカスが虫捕りをしていた。虫捕り網をやみくもに振り回しているマーカスに対して、猫の姿のリサは狙いを定めてジャンプしている。しかし、どちらも失敗続き。思わず笑いが漏れる。
ふとリサとの初対面の時を思い出して、クスクス笑い出した。泥団子状態なのによく家に入れたものだ。
連れて来てくれたマーカスに感謝しないとな。
リサは不思議な娘だ。仔猫のように幼くて可愛く見えるのに、人間の姿になると頼もしくて私を誘惑する大人の女性になる。そんな存在だから魅かれるのかもしれない。そして何より 同情や義務などでなくただマーカスの幸せを願ってくれている。
(………)
**
新しいドレスに着替えたリサは、リチャードに手を引かれて外に出て来た。またワインでも飲むのかと思ったが違った。
闇夜を案内する星のように点々とロウソクが置かれている。
(これって……)
始まってもいないのに、どうしよう 泣きたくなっちゃう。
ブランコの所まで行くとテーブルが一つ用意されていて、白いテーブルクロスの上には料理が並べてあった。そして、その周りをロウソクが円を描くように置かれている。
手を離したリチャードがクルリと後ろを向いたかと思うと、こっちを見た時には、その手には
ビロードの生地のケースが握られていた。リチャードが跪くと私に向かって、パカッと 蓋を開ける。
「どうか私と結婚して欲しい」
「リチャード……」
生まれて初めてプロポーズされた。感動で胸が熱くなって涙がこみ上げる。こんなに嬉しいものだったなんて初めて知った。
とても綺麗な指輪だ。青白く輝いている。
リチャードが私の手を取ると左手の薬指に指輪をはめた。この指輪を見るたび今日の事を思い出すだろう。結婚を前提に付き合っていたから、何時かこの日が来ると分かっていた。けれど、その時が来ると全く違う。特別だ。
でも心に浮かんだのは平凡な言葉 。
幸せだ。とても、とても、幸せだ。
「勿論答えはイエスよ。私もリチャードと結」
そう答えようとしたが、それを遮るように リチャードが口を開くと 心配を口にする。
「でも本当に私で良いのかい? 三十近くのコブ付きのオッサンだよ」
「………」
この期に及んで 何を言うのよ!
(はあ~ まったく。ロマンチックだったのに!)
むっとしたが 私を見上げる瞳は揺れていた。
結婚に不安があるのは、私じゃなくてリチャードかも。一度失敗しているし、エリザベートはまた仕掛けてくるだろうし、マイナス要素ばかり。不安な気持ちから言った事だと理解している。
「そこが良いんです」
「………」
ガツガツして 自分の気持ちばかり押し付けて来る男より 私の気持ちを優先してくれる男が良い。それは年上の男だから、人生経験がなせる業だ。年上の男の魅力の一つ。
「私は三十近い子持ちのバツイチのリチャードが好きなんです」
「………」
そして、そんな大人の男が少年のように弱そうなところを見せたり、甘えて来たりしてくるから、胸がキュンキュンしちゃう。しかし、リチャードは 恋に浮かれているだけで 現実を知ったら後悔するんじゃないかと 強張った表情のままだ。
「全部知っている上で選んだんです」
そう答えると、嬉しそうに頷く。
そんな リチャードを見てイタズラ心が顔を出す。リチャードに同じ事を尋ねる。
「リチャードの方こそ良いですか? 猫になるし、生まれたのはこの世界じゃないから考え方も違うし、貴族じゃないし、童顔だし」
「構わない。それが良くて結婚するんだから」
言っているうちに自分が如何に不良物件か痛感した。良いところなんて一つも無い。それなのに即答するリチャードを見てクスリと笑う。
私に対する自分の気持ちには自信があるようだ。
「物好きですね」
「お互い様だろう」
リチャードの返事に思わず吹き出してしまった。お互いに自分は結婚相手としての条件が良くないのに、それが良いと言うんだから。
痘痕もえくぼも ここまでくれば最高だろう。
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リサはリチャードと キスを繰り返しながら寝室に入ると、後ろ手にリチャードが鍵を掛ける。
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