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帰る事は辛く 留まる事は寂しい
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リチャードは心の中で小さく ため息をついた。
心のどこかで家出だと認めたがらない自分がいたが、ここまで探しても見つからないなら、認めるしかないだろう。
森に探しに行こう。知り合いの居ないリサが行くとしら そこしかない。しかし、それは容易な事ではない。直接攻撃して 命を奪う生き物や植物がある訳じゃない。
一番の敵は景色だ。道がなく起伏もなく、どこまでも同じような風景が続く。それが原因で自分が何処に居るのか分からなくなって、方向感覚を失ってしまう。森の奥へ入ってしまうと昼か夜かも分からなくなる。まさしく、砂漠で砂金を見つけるようなもの。
森の守護者として熟知していないと あっと言う間に迷子になってしまう。それほど、危険な森だ。
だが、行く!
「もちろん、テフィーナの森だ」
***
執務室でニックたちと明日の捜索の打ち合わせをしていると、コンコンと小さなノックの音に手が止まった。誰だろうとニックがドアを開けると、しょんぼりと項垂れているマーカスがいた。
寂しそうな顔に胸が痛む。
「マーカス……」
声を掛けるとハッとしてこちらを見たマーカスが駆けてくる。
腕を広げて迎え入れたが、泣いていたのか目の縁が赤い。
「どうしてた、マーカス?」
「父上、どうしてリサは家出したの? もしかして僕が熱を出したから? だから、嫌いになってしまったの?」
マーカスが私のシャツを掴む。
悲しそうなマーカスの表情に自分も悲しくなる。心を痛めている小さな我が子をギュッと抱きしめた。一番長く一緒に過ごしていたマーカスにとっては リサの家出はショックだろう。息子の気持ちを思うと責任を感じる。リチャードは しゃがむとマーカスと視線を合わせて、その小さな肩に手を置く。
「違うよマーカス」
「じゃあどうしてリサは居なくなっちゃったの? 」
小さな嘘だ。だが、必要な嘘だ。そしてそれが嘘にならないようにするのが大人の役目だ。
「……僕は大好きなのに……」
「マーカス、リサだってお前のことが好きだよ」
「………本当に?」
マーカスの大きな瞳からぽろぽろと涙が零れる。その涙にギュッと胸が押し潰される。
悪いのは私だ。
指でその涙を拭うと これ以上辛い思いをさせないように口角を上げる。
「本当だ」
ニックがマーカスの手を取ると笑みを浮かべる。
「リサは森へ遊びに行って迷子になっているだけですよ」
「………」
探るように私たちを見るマーカスを見ていると罪悪感に苛まれる。
泣いたり、わめいたり、駄々をこねたり。子供らしい暮らしをさせてあげられてない。今だって私の気持ちを知ろうとしている。
同年代のいとこも 友達もいない。
外は危険だと外出だって自由じゃない。いつだって 聞き分けのいい子だ。私たちが そうさせていた。
そんな マーカスが言った願いは、リサを家族にすること。
絶対に守らなければならない。
「きっと、この前見たいに木から下りれないでいるだけですよ」
「………」
「そうだよ。お父さんたちだってリサが大好きなんだ。だから、探しに行くんだよ」
固く閉じていたマーカスの口が緩んだ。家出だと決めつけいたが、本当は ただ迷子かもしれない。そう考えを改めてたようだ。
「必ず見つけて来るから安心して待っとおいで」
「絶対、見つけて来てね。約束だよ」
「ああ、約束だ」
リサはマーカスにとって初めて出来た友達だ。必ず見つけ出すと約束した。
***
少しでも寝よう。
そう思ってとベッドで横になったがリサの事では頭がいっぱいだ。
あんな小さな体でどうしているんだろう。大丈夫なんだろうか?
(木から一人じゃ下りられないのに……)
怪我はしてないのか?
ご飯を食べたのか?
温かくして寝ているだろうか?
取り留めのない心配ばかりしてしまう。ふと脳裏に怪我して血だらけでぐったりしたリサの姿が浮かぶ。白い毛が血で赤く染まっていく。
(止めろ! リサは元気だ)
悪いほうに考えてしまう自分を叱る。
無意識に自分の右肩を見る。
何時もリサは ここへ頭を乗せて寝ていた。あの重さと温かさと喉を鳴らす音が恋しい。恋しくて堪らない。
(………)
一人ぼっちで夜を過ごしているのかと思うと身を切られる程辛い。
一睡も出来ないまま夜が明けた。家の中は静まり返って誰もがリサの不在を悲しんでいる。最低限の食事をとると森へと出発しようとすると、小さな足音が近付いて来る。マーカスだ。寝癖がつきパジャマ姿だ。ベッドから直行して来たらしい。
「父上、絶対リサを見つけてね。僕、まだリサとやりたいことも、見せたいものも いっぱいあるんだ」
私を見上げるマーカスの寝癖を撫で付けると、分かったと頷いた。
「行って来る」
「行ってらっしゃい」
マーカスに見送られて森へと出発した。
***
草のカサカサと揺れる音も、湿った地面も、体を撫でる冷たい風も、少し前までは当たり前だった。それなのに……。
見上げた目に映るのが天上ではなく星空な事も、私を包んでくれるものが温かく無くて冷たいことが、そんな事に泣けてくる。
でも、決心したことは後悔してない。あそこに居たら、もっと私は辛い思いをする。
一人で強く生きて行こう。
そう決めたのに身も心も疲弊して来ると、今すぐ帰りたいと思ってしまう。だけど、帰る事は辛さを意味する。留まる事は寂しさを意味する。
「大丈夫。……そのうち慣れるわ……きっと」
やせ我慢して声に出して言ってみる。そうすればそれが本当だと思える日が来るはずだ。
ぽっかりと空いた胸の穴を隠すように体を丸めて尻尾で蓋をする。
捜索二日目
今日も何の手がかりもなかった。リサが帰って来ることを待っているマーカスの、がっかりした顔を見るのかと思うと 自然と足取りが重くなる。後に続くニックたちの士気も下がっている。
だが、諦める気は無かった。
それはマーカスの為だけじゃない。私の為でもある。あんなに寝室が広く冷たく感じた事は無かった。リサと一緒に眠る事が当たり前になっていた。
おかしなものだ。最初はリサ専用のベッドを買うまでだと考えていたのに、そんなことすっかり忘れていた。
「リサ……」
早く会いたい。
また、「行くな」と体を擦り付けてきて欲しい。「休め」と書類の上に座って欲しい。肩に顎を乗せて抱っこしたい。
***
どこからか聞こえる自分の名前を呼ぶ声にピクピクと耳を動かす。
複数人の人が私を探している。
(ご主人様やニックさんの声だ)
その声に嬉しくなる。
私を心配して探しに来てくれた。改めて大切にされていたんだと胸が温かくなる。でも、その声に答えられない。自分の気持ちを伝えるすべがないんだから、帰っても何も変わらない。
逃げよう。
一人で居れば何も期待しない。
(どうか探さないで……)
でないと、人間として扱って欲しい、そんな事を願ってしまう。
そして、それが叶わないと知って
絶望してしまう。そんな未来が待っているのに、帰るなど私には耐えられない。
奥へと草の間を進む。
心配しないで、一人で生きるのは初めてじゃない。
森に戻ってあの家での生活が、こんなに私の心をしめていたなんて……。前脚でコロンと酸っぱい実を転がす。食欲がない。ブヨブヨのクリネックを食べても味がしない。水だって飲みたくない。
ただ現実を忘れるために眠りたい。忘れなくては駄目だ。思い出にしてしまえば新しい飼い主を好きになれない。頭では分かっていても心がついて行かない。
いくら考えても、ここに召喚されたことも ご主人様たちだったことも、神様の悪戯としか思えない。
時間は薬だと言うから、ただ時間が過ぎるのを待つしかない。
ポロリと涙がまつ毛から零れる。
でも涙が止まらない。
涙をグイッと拭う。たとえ寂しくても耐えるしかない。マーカスに会えたように、他の人ともきっと会える日が来る。その日までの辛抱だ。たとえ心を埋められなくても、寂しさを紛らわせてくれる。
***
草の根をかき分けながら探していたリチャードは探す手を止めて額の汗を拭く。
他のみんなも一生懸命探してくれている。 誰一人 文句を言わない。
それだけリサはみんなに好かれて
いたんだ。もはや、ただの猫ではない リサは家族の一員だ。
初日は二人だけだったが日を追うごとに 人を増やしていった。
それなのに一向にリサを見つけられない。寝た跡や食べ物を食べた形跡も見つからない。
もう森を出て別の場所に行ってしまったのか? それとも、もう誰かに拾われて手の届かない所へ行ってしまったのか?
不安が忍び寄ってくる。
(ちゃんと人間になれると伝えおけば……。こんな事にはならなかったのに……)
後悔に唇を噛み締めた。
好き勝手に人にしたり、猫に戻したりしてリサの気持ちを考えずに楽しんでいた。その罰なのかもしれない。私がちゃんとリサと向き合わっなかったからだ。
猫のままでも大丈夫だと決めつけていた私の慢心が原因だ。
見つけたら二度と離さない。幸せにする。
(だからもう一度チャンスをください)
短いが心を込めて神に祈った。
心のどこかで家出だと認めたがらない自分がいたが、ここまで探しても見つからないなら、認めるしかないだろう。
森に探しに行こう。知り合いの居ないリサが行くとしら そこしかない。しかし、それは容易な事ではない。直接攻撃して 命を奪う生き物や植物がある訳じゃない。
一番の敵は景色だ。道がなく起伏もなく、どこまでも同じような風景が続く。それが原因で自分が何処に居るのか分からなくなって、方向感覚を失ってしまう。森の奥へ入ってしまうと昼か夜かも分からなくなる。まさしく、砂漠で砂金を見つけるようなもの。
森の守護者として熟知していないと あっと言う間に迷子になってしまう。それほど、危険な森だ。
だが、行く!
「もちろん、テフィーナの森だ」
***
執務室でニックたちと明日の捜索の打ち合わせをしていると、コンコンと小さなノックの音に手が止まった。誰だろうとニックがドアを開けると、しょんぼりと項垂れているマーカスがいた。
寂しそうな顔に胸が痛む。
「マーカス……」
声を掛けるとハッとしてこちらを見たマーカスが駆けてくる。
腕を広げて迎え入れたが、泣いていたのか目の縁が赤い。
「どうしてた、マーカス?」
「父上、どうしてリサは家出したの? もしかして僕が熱を出したから? だから、嫌いになってしまったの?」
マーカスが私のシャツを掴む。
悲しそうなマーカスの表情に自分も悲しくなる。心を痛めている小さな我が子をギュッと抱きしめた。一番長く一緒に過ごしていたマーカスにとっては リサの家出はショックだろう。息子の気持ちを思うと責任を感じる。リチャードは しゃがむとマーカスと視線を合わせて、その小さな肩に手を置く。
「違うよマーカス」
「じゃあどうしてリサは居なくなっちゃったの? 」
小さな嘘だ。だが、必要な嘘だ。そしてそれが嘘にならないようにするのが大人の役目だ。
「……僕は大好きなのに……」
「マーカス、リサだってお前のことが好きだよ」
「………本当に?」
マーカスの大きな瞳からぽろぽろと涙が零れる。その涙にギュッと胸が押し潰される。
悪いのは私だ。
指でその涙を拭うと これ以上辛い思いをさせないように口角を上げる。
「本当だ」
ニックがマーカスの手を取ると笑みを浮かべる。
「リサは森へ遊びに行って迷子になっているだけですよ」
「………」
探るように私たちを見るマーカスを見ていると罪悪感に苛まれる。
泣いたり、わめいたり、駄々をこねたり。子供らしい暮らしをさせてあげられてない。今だって私の気持ちを知ろうとしている。
同年代のいとこも 友達もいない。
外は危険だと外出だって自由じゃない。いつだって 聞き分けのいい子だ。私たちが そうさせていた。
そんな マーカスが言った願いは、リサを家族にすること。
絶対に守らなければならない。
「きっと、この前見たいに木から下りれないでいるだけですよ」
「………」
「そうだよ。お父さんたちだってリサが大好きなんだ。だから、探しに行くんだよ」
固く閉じていたマーカスの口が緩んだ。家出だと決めつけいたが、本当は ただ迷子かもしれない。そう考えを改めてたようだ。
「必ず見つけて来るから安心して待っとおいで」
「絶対、見つけて来てね。約束だよ」
「ああ、約束だ」
リサはマーカスにとって初めて出来た友達だ。必ず見つけ出すと約束した。
***
少しでも寝よう。
そう思ってとベッドで横になったがリサの事では頭がいっぱいだ。
あんな小さな体でどうしているんだろう。大丈夫なんだろうか?
(木から一人じゃ下りられないのに……)
怪我はしてないのか?
ご飯を食べたのか?
温かくして寝ているだろうか?
取り留めのない心配ばかりしてしまう。ふと脳裏に怪我して血だらけでぐったりしたリサの姿が浮かぶ。白い毛が血で赤く染まっていく。
(止めろ! リサは元気だ)
悪いほうに考えてしまう自分を叱る。
無意識に自分の右肩を見る。
何時もリサは ここへ頭を乗せて寝ていた。あの重さと温かさと喉を鳴らす音が恋しい。恋しくて堪らない。
(………)
一人ぼっちで夜を過ごしているのかと思うと身を切られる程辛い。
一睡も出来ないまま夜が明けた。家の中は静まり返って誰もがリサの不在を悲しんでいる。最低限の食事をとると森へと出発しようとすると、小さな足音が近付いて来る。マーカスだ。寝癖がつきパジャマ姿だ。ベッドから直行して来たらしい。
「父上、絶対リサを見つけてね。僕、まだリサとやりたいことも、見せたいものも いっぱいあるんだ」
私を見上げるマーカスの寝癖を撫で付けると、分かったと頷いた。
「行って来る」
「行ってらっしゃい」
マーカスに見送られて森へと出発した。
***
草のカサカサと揺れる音も、湿った地面も、体を撫でる冷たい風も、少し前までは当たり前だった。それなのに……。
見上げた目に映るのが天上ではなく星空な事も、私を包んでくれるものが温かく無くて冷たいことが、そんな事に泣けてくる。
でも、決心したことは後悔してない。あそこに居たら、もっと私は辛い思いをする。
一人で強く生きて行こう。
そう決めたのに身も心も疲弊して来ると、今すぐ帰りたいと思ってしまう。だけど、帰る事は辛さを意味する。留まる事は寂しさを意味する。
「大丈夫。……そのうち慣れるわ……きっと」
やせ我慢して声に出して言ってみる。そうすればそれが本当だと思える日が来るはずだ。
ぽっかりと空いた胸の穴を隠すように体を丸めて尻尾で蓋をする。
捜索二日目
今日も何の手がかりもなかった。リサが帰って来ることを待っているマーカスの、がっかりした顔を見るのかと思うと 自然と足取りが重くなる。後に続くニックたちの士気も下がっている。
だが、諦める気は無かった。
それはマーカスの為だけじゃない。私の為でもある。あんなに寝室が広く冷たく感じた事は無かった。リサと一緒に眠る事が当たり前になっていた。
おかしなものだ。最初はリサ専用のベッドを買うまでだと考えていたのに、そんなことすっかり忘れていた。
「リサ……」
早く会いたい。
また、「行くな」と体を擦り付けてきて欲しい。「休め」と書類の上に座って欲しい。肩に顎を乗せて抱っこしたい。
***
どこからか聞こえる自分の名前を呼ぶ声にピクピクと耳を動かす。
複数人の人が私を探している。
(ご主人様やニックさんの声だ)
その声に嬉しくなる。
私を心配して探しに来てくれた。改めて大切にされていたんだと胸が温かくなる。でも、その声に答えられない。自分の気持ちを伝えるすべがないんだから、帰っても何も変わらない。
逃げよう。
一人で居れば何も期待しない。
(どうか探さないで……)
でないと、人間として扱って欲しい、そんな事を願ってしまう。
そして、それが叶わないと知って
絶望してしまう。そんな未来が待っているのに、帰るなど私には耐えられない。
奥へと草の間を進む。
心配しないで、一人で生きるのは初めてじゃない。
森に戻ってあの家での生活が、こんなに私の心をしめていたなんて……。前脚でコロンと酸っぱい実を転がす。食欲がない。ブヨブヨのクリネックを食べても味がしない。水だって飲みたくない。
ただ現実を忘れるために眠りたい。忘れなくては駄目だ。思い出にしてしまえば新しい飼い主を好きになれない。頭では分かっていても心がついて行かない。
いくら考えても、ここに召喚されたことも ご主人様たちだったことも、神様の悪戯としか思えない。
時間は薬だと言うから、ただ時間が過ぎるのを待つしかない。
ポロリと涙がまつ毛から零れる。
でも涙が止まらない。
涙をグイッと拭う。たとえ寂しくても耐えるしかない。マーカスに会えたように、他の人ともきっと会える日が来る。その日までの辛抱だ。たとえ心を埋められなくても、寂しさを紛らわせてくれる。
***
草の根をかき分けながら探していたリチャードは探す手を止めて額の汗を拭く。
他のみんなも一生懸命探してくれている。 誰一人 文句を言わない。
それだけリサはみんなに好かれて
いたんだ。もはや、ただの猫ではない リサは家族の一員だ。
初日は二人だけだったが日を追うごとに 人を増やしていった。
それなのに一向にリサを見つけられない。寝た跡や食べ物を食べた形跡も見つからない。
もう森を出て別の場所に行ってしまったのか? それとも、もう誰かに拾われて手の届かない所へ行ってしまったのか?
不安が忍び寄ってくる。
(ちゃんと人間になれると伝えおけば……。こんな事にはならなかったのに……)
後悔に唇を噛み締めた。
好き勝手に人にしたり、猫に戻したりしてリサの気持ちを考えずに楽しんでいた。その罰なのかもしれない。私がちゃんとリサと向き合わっなかったからだ。
猫のままでも大丈夫だと決めつけていた私の慢心が原因だ。
見つけたら二度と離さない。幸せにする。
(だからもう一度チャンスをください)
短いが心を込めて神に祈った。
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