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ディナー
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体を洗ってもらい( 溺れそうになったけど )本来の可愛らしさを取り戻した私はもはや無敵。
そんな私をご主人様が、マジマジと見る。何かなと思っていると、
「やはり目の色が黒い」
「えっ? こげ茶色じゃ無くて黒ですか?」
隣で大人しくしていたマーカスが口を挟む。
「見てごらん」
ご主人様が私をマーカスの方へ向けると、鼻がつきそうなほど顔を近付けて来た。この子も美少年だ。お父さんと同じ金髪碧眼。
そばかっすが散っている。でも、そこが子供らしくて可愛い。
「本当だ。珍しいですね」
珍しい? 別に普通だと思うけど……。私からしたら、水色の方が珍しい。
(あっ、そうか!)
日本と違ってこっちの人は青とか緑とかが普通だから、そう思うんだ。
「特別な猫なのかもしれない」
そう言うとご主人様が私の背中を撫でる。その手の大きさ、重さ、スピード、全てが気持ち良い。すると、マーカスも撫でて来た。
こちらは此方で気持ちいい。
雨露を防げる家、優しい飼い主。
これ以上の幸せは無い。
お風呂に浸かって、疲れたのかも、ウトウトして来た。初めて感じる安心感もあいまって段々と瞼が重くなって来た。しかし、
「ぐぐう~」
忘れていませんかと、お腹がなる。そうだ。空腹だった。
目を開けると二人がビックリしたような顔で、こちらを見ている。
(何で、このタイミングなのよ……)
恥ずかしさに尻尾で顔を隠す。
「お腹もすいているみたいだし、まずは食事にしよう」
「はい。僕も早く食べたい」
マーカスが手を上げると、さっさと行こうとドアに向かう。私も行くとご主人様の膝の上からピョンと飛び降りた。ところが、ご主人様がその途中で私を拾い上げる。
「一緒に行こう」
歩かなくてラッキーと肩に顎を乗せた。猫になったのは初めてなのに、こうするのが当たり前に感じるから不思議だ。何時の間にかマーカスを追い越していた。
後ろをついてくるマーカスに向かってニッコリと笑いかける。
『にゃ~にゃ~、にゃおん』
(私をこの家に連れて来てくれて、ありがとう)
すると気持ちが通じたのか私に向かって手を振る。
とってもいい子だ。父親とも仲がいいし、何より尊敬しているのが見て取れる。
きっと幸せな家庭で育ったんだ。
(あれ? )
そう言えば母親は? 姿を見てない。それに使用人の姿も一人しか見てない。こんなに立派な家なのにどうして? 実は人を雇えないほど貧乏なの? となると、食べ物は期待できないかも。密かに豪華な食事を期待していた。だけど、それでも酸っぱい木の実ほどじゃないだろう。取りあえず、温かくて他の味なら文句は言わない。そう思っていた。ところが、食堂に行くと次々と使用人たちが現れて、大きなダイニングテーブルに料理を並べて始めた。
テキパキと無駄のない動きを見るに、隠れていたと言うよりは、邪魔にならないようにしていたと言う事だろうか?
4
テーブルの上には三人分のカトラリーがセットされている。後からお母さんが来るのね。そう思っていたのに、ご主人様が椅子の上に私を下ろすと自分も席に着く。
(えっ? 私、猫だけど? いいの?)
目の前に私の分のお皿がある。私も同席して良いんだ。猫だから別に用意されていると思った。でも、どうして人間と同じ扱い? 中身が人間だって知っているの?
これってどう言う事? う~ん。
「あの……」
マーカスが何か言いかけたが、ご主人様が首を振って制した。
どうやら、人間のご飯を一緒に食べても良いらしい。
ちょこんと前脚を揃えて行儀良く待っていると、バターの匂いをさせて食事が運ばれてきた。
肉の焼けた良いのに、鼻がピクピクする。
コトリと音をさせてステーキの乗った皿が置かれた。
(お肉!!)
口の中に涎が溜める。身を乗り出してジッと皿を見る。五百グラムはあるかも。こんなステーキ、人間の時だって食べた事無い。続いてパンとスープがテーブルに並べられた。
美味しいそう。早く食べたい。
まだかな、まだかなと二人が食べ始めるのを待つ。
こう言うのは守らないとね。
ご主人様が食べ始めるとマーカスも食べ初めた。やっと食べられる。
『にゃあ~』(いただきます)
そう言ってナイフとフォークに手を乗せたが案の定、掴めない。
ただ肉球で撫でるだけだ。指は五本あっても長さがない。
(やっぱり無理か……)
だけど、獣のようにかぶりつくのは人間の習慣が残っていて無理だ。だけど、食べたい。途方に暮れる。
残された道は一つ。
切ってもらおうと二人を見る。
けれど、言葉が通じないからそうもいかない。お預け状態で涎は堪る一方だ。仕方ない。背に腹は代えられない。マナーが悪いのかもしれないが、久々のお肉には代えられない。前肢で肉を押さえると、ステーキの端っこをガブッと噛みついた。
「んー、んー」
いくら食い千切ろうとしても、食い千切れない。顔ごと 引っ張て見ても食い千切れない。何故だ。自分の歯型のついたステーキを泣く泣くを離すと恨めしげに見る。
人間より猫の方が咬む力は強いのに食い千切れない。
目の前にあるのに食べられない。
これでは、地獄のようだ。
「はぁ~」
視線を感じて顔を向けると二人とも私を見ていた。
(………)
見られていたのかと恥ずかしさマックス。卑しいと思われただろうか?
だけど、腹ペコだ。
素知らぬ顔で付け合わせにポテトを両手で挟んで口に運ぶ。こっちは切れてるし、サイズが小さいから食べられる。久々の塩味。ホクホクして美味しい。次に同じ付け合わせの人参を口い押し込む。甘く味付けされている。それはそれで美味しいけど、やっぱりお肉が食べたかった。未練たらたらで肉を見ていると、
「切ってあげようか?」
ご主人様の言葉にパッと顔を向ける。
『にゃ? にゃお~ん』
(本当に? ありがとう)
恥も外聞も無い。食欲の方が上だ。お願いしますと前肢で皿を押しやる。
食べやすいように切ってくれるのを、ワクワクしながら待っているとご主人様が皿を見せる。
「これでいいかな?」
『にゃにゃ。にゃ~』
(うん。うん。オッケー)
丁度良い大きさだ。食べさせてくれと口を大きく開ける。
『にゃあ~』(あ~ん)
「っ」
一瞬間があったが、ご主人様が肉をフォークで刺して差し出す。
「はい。はい」
パクッ。もぐもぐ……ごっくん。美味しい。ぱあ~とステーキのスパイシー味が口いっぱいに広がる。
今迄食べ食べた中で一番美味しい。余りの美味しさに両頬を押さえて顔を小さく振る。もっとくれとご主人様に向かって口を開ける。
『にゃあ~』「あ~ん」
「はい。はい」
ご主人様が笑いながらお肉を刺して私に差し出す。お肉に夢中で気づかなかったが、マーカスを始め他の人々は、ご主人様と私のやり取りに驚いて見ていた。
全部食べさせて貰った。毎晩食べても良いほど美味しくて、ペロリと平らげた。お腹がいっぱいだと満足していると、ご主人様がナプキンで口元を拭ってくれる。甘えたい放題させてくれる。ご主人様大好きと感謝を込めてその手に頭を擦り付ける。
「ははっ、美味しかったかい?」
『にゃお~ん。にゃ、にゃ、』
(美味しかった。お腹パンパン)
コクコクと頷くとご主人様が嬉しそうに微笑んだ。まるで私の言葉が分かるみたい。続いて、デザートの甘いものが用意された。果物とババロアみたいな物だ。
マーカスにはミルクが、ご主人様には紅茶。私には水が用意された。
「………」
皿に入れられた水をまるで親の仇の様に睨みつけた。どうしても水を直接口を付けて飲むことに抵抗がある。何より上手く飲めない。
そんなカッコ悪い姿を二人に見られるかと思うと絶対嫌だ。まだ、人間としてのプライドのようなものが残っているから、猫になり切れない。
そんな私をご主人様が、マジマジと見る。何かなと思っていると、
「やはり目の色が黒い」
「えっ? こげ茶色じゃ無くて黒ですか?」
隣で大人しくしていたマーカスが口を挟む。
「見てごらん」
ご主人様が私をマーカスの方へ向けると、鼻がつきそうなほど顔を近付けて来た。この子も美少年だ。お父さんと同じ金髪碧眼。
そばかっすが散っている。でも、そこが子供らしくて可愛い。
「本当だ。珍しいですね」
珍しい? 別に普通だと思うけど……。私からしたら、水色の方が珍しい。
(あっ、そうか!)
日本と違ってこっちの人は青とか緑とかが普通だから、そう思うんだ。
「特別な猫なのかもしれない」
そう言うとご主人様が私の背中を撫でる。その手の大きさ、重さ、スピード、全てが気持ち良い。すると、マーカスも撫でて来た。
こちらは此方で気持ちいい。
雨露を防げる家、優しい飼い主。
これ以上の幸せは無い。
お風呂に浸かって、疲れたのかも、ウトウトして来た。初めて感じる安心感もあいまって段々と瞼が重くなって来た。しかし、
「ぐぐう~」
忘れていませんかと、お腹がなる。そうだ。空腹だった。
目を開けると二人がビックリしたような顔で、こちらを見ている。
(何で、このタイミングなのよ……)
恥ずかしさに尻尾で顔を隠す。
「お腹もすいているみたいだし、まずは食事にしよう」
「はい。僕も早く食べたい」
マーカスが手を上げると、さっさと行こうとドアに向かう。私も行くとご主人様の膝の上からピョンと飛び降りた。ところが、ご主人様がその途中で私を拾い上げる。
「一緒に行こう」
歩かなくてラッキーと肩に顎を乗せた。猫になったのは初めてなのに、こうするのが当たり前に感じるから不思議だ。何時の間にかマーカスを追い越していた。
後ろをついてくるマーカスに向かってニッコリと笑いかける。
『にゃ~にゃ~、にゃおん』
(私をこの家に連れて来てくれて、ありがとう)
すると気持ちが通じたのか私に向かって手を振る。
とってもいい子だ。父親とも仲がいいし、何より尊敬しているのが見て取れる。
きっと幸せな家庭で育ったんだ。
(あれ? )
そう言えば母親は? 姿を見てない。それに使用人の姿も一人しか見てない。こんなに立派な家なのにどうして? 実は人を雇えないほど貧乏なの? となると、食べ物は期待できないかも。密かに豪華な食事を期待していた。だけど、それでも酸っぱい木の実ほどじゃないだろう。取りあえず、温かくて他の味なら文句は言わない。そう思っていた。ところが、食堂に行くと次々と使用人たちが現れて、大きなダイニングテーブルに料理を並べて始めた。
テキパキと無駄のない動きを見るに、隠れていたと言うよりは、邪魔にならないようにしていたと言う事だろうか?
4
テーブルの上には三人分のカトラリーがセットされている。後からお母さんが来るのね。そう思っていたのに、ご主人様が椅子の上に私を下ろすと自分も席に着く。
(えっ? 私、猫だけど? いいの?)
目の前に私の分のお皿がある。私も同席して良いんだ。猫だから別に用意されていると思った。でも、どうして人間と同じ扱い? 中身が人間だって知っているの?
これってどう言う事? う~ん。
「あの……」
マーカスが何か言いかけたが、ご主人様が首を振って制した。
どうやら、人間のご飯を一緒に食べても良いらしい。
ちょこんと前脚を揃えて行儀良く待っていると、バターの匂いをさせて食事が運ばれてきた。
肉の焼けた良いのに、鼻がピクピクする。
コトリと音をさせてステーキの乗った皿が置かれた。
(お肉!!)
口の中に涎が溜める。身を乗り出してジッと皿を見る。五百グラムはあるかも。こんなステーキ、人間の時だって食べた事無い。続いてパンとスープがテーブルに並べられた。
美味しいそう。早く食べたい。
まだかな、まだかなと二人が食べ始めるのを待つ。
こう言うのは守らないとね。
ご主人様が食べ始めるとマーカスも食べ初めた。やっと食べられる。
『にゃあ~』(いただきます)
そう言ってナイフとフォークに手を乗せたが案の定、掴めない。
ただ肉球で撫でるだけだ。指は五本あっても長さがない。
(やっぱり無理か……)
だけど、獣のようにかぶりつくのは人間の習慣が残っていて無理だ。だけど、食べたい。途方に暮れる。
残された道は一つ。
切ってもらおうと二人を見る。
けれど、言葉が通じないからそうもいかない。お預け状態で涎は堪る一方だ。仕方ない。背に腹は代えられない。マナーが悪いのかもしれないが、久々のお肉には代えられない。前肢で肉を押さえると、ステーキの端っこをガブッと噛みついた。
「んー、んー」
いくら食い千切ろうとしても、食い千切れない。顔ごと 引っ張て見ても食い千切れない。何故だ。自分の歯型のついたステーキを泣く泣くを離すと恨めしげに見る。
人間より猫の方が咬む力は強いのに食い千切れない。
目の前にあるのに食べられない。
これでは、地獄のようだ。
「はぁ~」
視線を感じて顔を向けると二人とも私を見ていた。
(………)
見られていたのかと恥ずかしさマックス。卑しいと思われただろうか?
だけど、腹ペコだ。
素知らぬ顔で付け合わせにポテトを両手で挟んで口に運ぶ。こっちは切れてるし、サイズが小さいから食べられる。久々の塩味。ホクホクして美味しい。次に同じ付け合わせの人参を口い押し込む。甘く味付けされている。それはそれで美味しいけど、やっぱりお肉が食べたかった。未練たらたらで肉を見ていると、
「切ってあげようか?」
ご主人様の言葉にパッと顔を向ける。
『にゃ? にゃお~ん』
(本当に? ありがとう)
恥も外聞も無い。食欲の方が上だ。お願いしますと前肢で皿を押しやる。
食べやすいように切ってくれるのを、ワクワクしながら待っているとご主人様が皿を見せる。
「これでいいかな?」
『にゃにゃ。にゃ~』
(うん。うん。オッケー)
丁度良い大きさだ。食べさせてくれと口を大きく開ける。
『にゃあ~』(あ~ん)
「っ」
一瞬間があったが、ご主人様が肉をフォークで刺して差し出す。
「はい。はい」
パクッ。もぐもぐ……ごっくん。美味しい。ぱあ~とステーキのスパイシー味が口いっぱいに広がる。
今迄食べ食べた中で一番美味しい。余りの美味しさに両頬を押さえて顔を小さく振る。もっとくれとご主人様に向かって口を開ける。
『にゃあ~』「あ~ん」
「はい。はい」
ご主人様が笑いながらお肉を刺して私に差し出す。お肉に夢中で気づかなかったが、マーカスを始め他の人々は、ご主人様と私のやり取りに驚いて見ていた。
全部食べさせて貰った。毎晩食べても良いほど美味しくて、ペロリと平らげた。お腹がいっぱいだと満足していると、ご主人様がナプキンで口元を拭ってくれる。甘えたい放題させてくれる。ご主人様大好きと感謝を込めてその手に頭を擦り付ける。
「ははっ、美味しかったかい?」
『にゃお~ん。にゃ、にゃ、』
(美味しかった。お腹パンパン)
コクコクと頷くとご主人様が嬉しそうに微笑んだ。まるで私の言葉が分かるみたい。続いて、デザートの甘いものが用意された。果物とババロアみたいな物だ。
マーカスにはミルクが、ご主人様には紅茶。私には水が用意された。
「………」
皿に入れられた水をまるで親の仇の様に睨みつけた。どうしても水を直接口を付けて飲むことに抵抗がある。何より上手く飲めない。
そんなカッコ悪い姿を二人に見られるかと思うと絶対嫌だ。まだ、人間としてのプライドのようなものが残っているから、猫になり切れない。
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