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48話
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チヒロside
頭が重いと思いながら目を覚ますと
隣にルーカスがいた。
「おはよう。体調は?」
「頭が痛いだけ。あとは眠たいかな。」
「そうか。右腕は?」
と聞かれて、そういえば斬られていたのだと
思い出した。でも感覚がある気がする。と
下に目を向けてみると、見事に復活していた。
ちゃんと動くし何も変わった気がしない。
「大丈夫、だと思う。」
「良かった。」
と、言って私を座らせてくれた。
「本当に心配したんだ。」
抱きついて言うから悪い事をしたなと思った。
ルーカスが愛おしくて、頬にキスをした。
途端に顔が赤くなって
「それはずるいだろ。」
と言っていた。
「チヒロはまだ休憩しないとダメだぞ。完全に
治ったわけではないんだからな。」
「はい。大人しくしてます。」
そして、ルーカスは仕事をしに戻って行った。
ルーカスは前よりちょっと過保護になった。
まぁ、私がルーカスの言ったことを
守らなかったのだけれど。
そういえばイエレルお兄様は大丈夫だろうか?
怪我が治ってないとか体調が悪いとか
ないのかな?
お兄様方が怪我をされていないかが
とても心配だな。
と考えながら部屋の外に出ようとしてみると
部屋の前に立っていた騎士様に全力でとめられ
ベッドの中に入れられた。
「またルーカス様が怒りますよ?安静にしていてください。」
と言われ、大人しく目を瞑っていたら、寝ていたらしい。起きた頃にはルーカスが椅子に座って本を読んでいた。しばらくルーカスを見ていると、
こちらの視線に気づいたらしい。
本をパタンと閉じてこちらに歩いてきた。
「起きたか。」
と話しながら手を額に当てて、熱の確認をしていた。
頭が重いと思いながら目を覚ますと
隣にルーカスがいた。
「おはよう。体調は?」
「頭が痛いだけ。あとは眠たいかな。」
「そうか。右腕は?」
と聞かれて、そういえば斬られていたのだと
思い出した。でも感覚がある気がする。と
下に目を向けてみると、見事に復活していた。
ちゃんと動くし何も変わった気がしない。
「大丈夫、だと思う。」
「良かった。」
と、言って私を座らせてくれた。
「本当に心配したんだ。」
抱きついて言うから悪い事をしたなと思った。
ルーカスが愛おしくて、頬にキスをした。
途端に顔が赤くなって
「それはずるいだろ。」
と言っていた。
「チヒロはまだ休憩しないとダメだぞ。完全に
治ったわけではないんだからな。」
「はい。大人しくしてます。」
そして、ルーカスは仕事をしに戻って行った。
ルーカスは前よりちょっと過保護になった。
まぁ、私がルーカスの言ったことを
守らなかったのだけれど。
そういえばイエレルお兄様は大丈夫だろうか?
怪我が治ってないとか体調が悪いとか
ないのかな?
お兄様方が怪我をされていないかが
とても心配だな。
と考えながら部屋の外に出ようとしてみると
部屋の前に立っていた騎士様に全力でとめられ
ベッドの中に入れられた。
「またルーカス様が怒りますよ?安静にしていてください。」
と言われ、大人しく目を瞑っていたら、寝ていたらしい。起きた頃にはルーカスが椅子に座って本を読んでいた。しばらくルーカスを見ていると、
こちらの視線に気づいたらしい。
本をパタンと閉じてこちらに歩いてきた。
「起きたか。」
と話しながら手を額に当てて、熱の確認をしていた。
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