48 / 51
47話
しおりを挟む
チヒロside
「その腕はどうした!」
「はぁ…ちょっと斬られちゃい……はぁ…ました。」
と、言った。
「ちょっとじゃないだろ!早く!手当しよう!
馬に乗れ!」
と言われたけれどもうそんな気力もなく
その場に座り込んでしまった。
その様子を見てルーカスは私に抱きついて
くれて、大丈夫、大丈夫、と声をかけながら
馬で帰りました。
着いたら直ぐにベッドに寝かされた。
「ルーカス……」
「なんだ?」
「斬られたところは……全く痛くない
………んです。なぜ、だと思う?、」
「…あんまり喋るな」
「はい…」
ルーカスは私の体を調べ、
道具を準備していた。私はさっきの疲れが
眠気として襲ってきてウトウトしていた。
「眠たかったら寝てもいいよ。チヒロの腕は再生してきてるから様子を観なければいけない。」
再生してる?
あ、ダメだ。眠気に勝てない。
そのままストンと眠った。
ルーカスside
大丈夫だと何度も言いながら全速力で戻ると、
すぐにベッドに乗せ、熱の高さ、他の外傷を
調べた。焦りを落ち着かせて慎重に調べていく。チヒロが斬られたところは痛くないと
言っていて1番酷い右腕を診てみると、先程よりも
長くなっているような気がする。
もしかして、再生しているのか?
そんなことを考えていると
チヒロの目が閉じて、慌てて開いてを
繰り返していたから
「眠たかったら寝てもいいよ。チヒロの腕は再生してきてるから様子を観なければいけない。」
と言ったらスゥと寝てしまった。
それにしても熱が高い。冷やしたタオルを
額に当て、汗を拭う。
苦しそうに呼吸をする姿に心が痛んだ。
2日もすると
熱はだいぶ下がってきた。最近で1番下がった。
右腕は完全に再生された。チヒロは2日間ずっと
眠っているため、右腕が動くのかは分からない。
「チヒロ…」
「その腕はどうした!」
「はぁ…ちょっと斬られちゃい……はぁ…ました。」
と、言った。
「ちょっとじゃないだろ!早く!手当しよう!
馬に乗れ!」
と言われたけれどもうそんな気力もなく
その場に座り込んでしまった。
その様子を見てルーカスは私に抱きついて
くれて、大丈夫、大丈夫、と声をかけながら
馬で帰りました。
着いたら直ぐにベッドに寝かされた。
「ルーカス……」
「なんだ?」
「斬られたところは……全く痛くない
………んです。なぜ、だと思う?、」
「…あんまり喋るな」
「はい…」
ルーカスは私の体を調べ、
道具を準備していた。私はさっきの疲れが
眠気として襲ってきてウトウトしていた。
「眠たかったら寝てもいいよ。チヒロの腕は再生してきてるから様子を観なければいけない。」
再生してる?
あ、ダメだ。眠気に勝てない。
そのままストンと眠った。
ルーカスside
大丈夫だと何度も言いながら全速力で戻ると、
すぐにベッドに乗せ、熱の高さ、他の外傷を
調べた。焦りを落ち着かせて慎重に調べていく。チヒロが斬られたところは痛くないと
言っていて1番酷い右腕を診てみると、先程よりも
長くなっているような気がする。
もしかして、再生しているのか?
そんなことを考えていると
チヒロの目が閉じて、慌てて開いてを
繰り返していたから
「眠たかったら寝てもいいよ。チヒロの腕は再生してきてるから様子を観なければいけない。」
と言ったらスゥと寝てしまった。
それにしても熱が高い。冷やしたタオルを
額に当て、汗を拭う。
苦しそうに呼吸をする姿に心が痛んだ。
2日もすると
熱はだいぶ下がってきた。最近で1番下がった。
右腕は完全に再生された。チヒロは2日間ずっと
眠っているため、右腕が動くのかは分からない。
「チヒロ…」
23
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

怒られるのが怖くて体調不良を言えない大人
こじらせた処女
BL
幼少期、風邪を引いて学校を休むと母親に怒られていた経験から、体調不良を誰かに伝えることが苦手になってしまった佐倉憂(さくらうい)。
しんどいことを訴えると仕事に行けないとヒステリックを起こされ怒られていたため、次第に我慢して学校に行くようになった。
「風邪をひくことは悪いこと」
社会人になって1人暮らしを始めてもその認識は治らないまま。多少の熱や頭痛があっても怒られることを危惧して出勤している。
とある日、いつものように会社に行って業務をこなしていた時。午前では無視できていただるけが無視できないものになっていた。
それでも、自己管理がなっていない、日頃ちゃんと体調管理が出来てない、そう怒られるのが怖くて、言えずにいると…?



身体検査
RIKUTO
BL
次世代優生保護法。この世界の日本は、最適な遺伝子を残し、日本民族の優秀さを維持するとの目的で、
選ばれた青少年たちの体を徹底的に検査する。厳正な検査だというが、異常なほどに性器と排泄器の検査をするのである。それに選ばれたとある少年の全記録。


【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる