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44話
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ルーカスside
何日も辛い熱でどうにかなりそうなチヒロを
仕事の合間を縫って見に行った。
「辛いなぁ」
と、俺はいつも頭を撫でる。
はぁ、はぁと苦しそうな息で寝ているのに
俺が仕事に戻ろうとすると
「頑張って」
と必ず言ってくれる。とても嬉しいのだけど自分の心配をして欲しいといつも思い、
「行ってくる」
と、だけ言って仕事に戻る。
敬語癖は完全に抜けて敬語と敬語でない時の
話し方を分けられるようになって、
距離が縮まったなと感じる。
突然
「魔物がかなりの数で攻めてきます!」
という報告が入った。
俺はすぐに前線に向かいに行かなければ
ならなくなった。
「すぐに行く」
と伝えてチヒロに会いに行った。
チヒロは寝ていた。まだ高い熱で
起き上がれもしないだろう。当分戻れないことを
伝えなければ、
「チヒロ」
「どうしましたか?」
声がガラガラで起こしてしまったことに
罪悪感を感じた。
「ごめんな起こして。」
「魔物が攻めてくると報告があって俺は当分
戻ってこないかもしれない。しっかり薬を飲んで
元気になって欲しい。」
「魔物って、、どのくらいの数なんですか?」
「かなり沢山だと聞いた」
「私も行きます!!」
「へ、、」
「こんな高い熱で無理だ!ずっと寝ていて、」
「でも!私が行かなければ」
「ダメだ絶対!」
「行かせてください、みんなが危険になるのは
嫌なんです!」
何度ダメだと言っても聞かず、ここまで真剣になることに驚き最後は俺が折れてしまった。
「着いてくるだけだ。危険と感じたらすぐに逃げること。それは絶対に守れよ!」
「はい!」
チヒロに着替えてもらい最後に
黒色のマントを着させ顔を見えないようにおおって
2人で馬に股がった。
チヒロの体調を考えると馬車の方が絶対にいいが、
そうなるとまた馬に乗りたいと口論になることは
目に見えていたため俺の前に乗せた。
報告によると街の城壁の1歩手前で既に
皇子様方が戦っていらっしゃるらしい。
魔物のいる場所までかなりのスピードで走った。
何日も辛い熱でどうにかなりそうなチヒロを
仕事の合間を縫って見に行った。
「辛いなぁ」
と、俺はいつも頭を撫でる。
はぁ、はぁと苦しそうな息で寝ているのに
俺が仕事に戻ろうとすると
「頑張って」
と必ず言ってくれる。とても嬉しいのだけど自分の心配をして欲しいといつも思い、
「行ってくる」
と、だけ言って仕事に戻る。
敬語癖は完全に抜けて敬語と敬語でない時の
話し方を分けられるようになって、
距離が縮まったなと感じる。
突然
「魔物がかなりの数で攻めてきます!」
という報告が入った。
俺はすぐに前線に向かいに行かなければ
ならなくなった。
「すぐに行く」
と伝えてチヒロに会いに行った。
チヒロは寝ていた。まだ高い熱で
起き上がれもしないだろう。当分戻れないことを
伝えなければ、
「チヒロ」
「どうしましたか?」
声がガラガラで起こしてしまったことに
罪悪感を感じた。
「ごめんな起こして。」
「魔物が攻めてくると報告があって俺は当分
戻ってこないかもしれない。しっかり薬を飲んで
元気になって欲しい。」
「魔物って、、どのくらいの数なんですか?」
「かなり沢山だと聞いた」
「私も行きます!!」
「へ、、」
「こんな高い熱で無理だ!ずっと寝ていて、」
「でも!私が行かなければ」
「ダメだ絶対!」
「行かせてください、みんなが危険になるのは
嫌なんです!」
何度ダメだと言っても聞かず、ここまで真剣になることに驚き最後は俺が折れてしまった。
「着いてくるだけだ。危険と感じたらすぐに逃げること。それは絶対に守れよ!」
「はい!」
チヒロに着替えてもらい最後に
黒色のマントを着させ顔を見えないようにおおって
2人で馬に股がった。
チヒロの体調を考えると馬車の方が絶対にいいが、
そうなるとまた馬に乗りたいと口論になることは
目に見えていたため俺の前に乗せた。
報告によると街の城壁の1歩手前で既に
皇子様方が戦っていらっしゃるらしい。
魔物のいる場所までかなりのスピードで走った。
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