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40話
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チヒロside
ルーカス様はルーカスと呼んでくれ、と何回も仰ってくださいますが、呼べる日は来るのか不安に
なるほど恥ずかしくて未だにいえないでいます。
皇宮を離れて公爵邸で仕事をすることにしました。
いわゆる同棲というやつです。
「失礼するぞ。仕事は終わったか?」
「いいえ、あとちょっとです。」
「急なんだが来週の休みの日デートに
行かないか?」
「いいですね!行きましょう!」
つきあってだいぶ経ちましたし、デートという響きも慣れてきました。最初は恥ずかしかったのに、、
「場所はナナハタに行こうと思うんだが、、」
「港ですね!賑わっていて楽しそうです!」
「ああ、ランチを食べてお店を巡ろうかと思う。」
「それはデート当日のお楽しみじゃないですか?
ふふっ」
「あ、、、」
「大丈夫ですよ。私は何も聞いていません、」
「まぁとにかく楽しく過ごそう。」
デートか、、楽しみだなー!
今日はデートに行く日です!ゆっくり起きていいと
言われましたが無理です!早く起きてしまいます!
廊下に出て少し歩いて朝食を食べに行きました。部屋でも食べれるのですが今日は違う部屋で食べたくなりフラフラとしていると、ルーカス様にお会いしました。
「チヒロ、早いな」
「ルーカス様だって早いですよ!」
「せっかくだし朝食を一緒に食べるか?」
「はい!」
それからあっという間に朝食の時間は終わり、
馬車にのってナナハタに出発し、着きました。
ナナハタは公爵邸から3時間と少し時間はかかりますがその間も色々な話をして過ごしました。
「まずは何を見に行きたい?」
「お店を見て回りますか??」
私は帝国民に顔を知られているので黒いマントを羽織ってルーカス様の隣を歩きました。後ろには護衛の方がいらっしゃいますけど幸せです。
やはり大魔法士だと狙われやすいのでしょうか?
お店を見て周り昼食を食べあっという間に夕暮れ空になりました。
「チヒロ、見晴らしのいい場所が
あるんだがいいか?」
「はい!ついて行きますよ!」
「わあっっ」
辺りには夕焼けに照らされた家々がたくさん並んでいました。港ですから光がいっぱいでとても綺麗でした。
「綺麗ですねっ!」
「仕事でナナハタに来た時は必ずよる。」
ほんとに幻想的で素晴らしい。鮮やかな家に透き通っている海。穏やかな気分です。
「チヒロっ、俺と、俺とずっと一緒にいよう。
食事をとる時も寝る時も一緒にいたい。だから
結婚してくれないかっ?」
指輪と共にっ!結婚!?こんな嬉しいこと
あるでしょうか?今、私は誰よりも幸せなんじゃないでしようか?
「はいっ。もちろん」
気づいた時には涙が溢れそうになってその場で
ルーカス様、ルーカスと抱きしめあっていました。
ルーカス様はルーカスと呼んでくれ、と何回も仰ってくださいますが、呼べる日は来るのか不安に
なるほど恥ずかしくて未だにいえないでいます。
皇宮を離れて公爵邸で仕事をすることにしました。
いわゆる同棲というやつです。
「失礼するぞ。仕事は終わったか?」
「いいえ、あとちょっとです。」
「急なんだが来週の休みの日デートに
行かないか?」
「いいですね!行きましょう!」
つきあってだいぶ経ちましたし、デートという響きも慣れてきました。最初は恥ずかしかったのに、、
「場所はナナハタに行こうと思うんだが、、」
「港ですね!賑わっていて楽しそうです!」
「ああ、ランチを食べてお店を巡ろうかと思う。」
「それはデート当日のお楽しみじゃないですか?
ふふっ」
「あ、、、」
「大丈夫ですよ。私は何も聞いていません、」
「まぁとにかく楽しく過ごそう。」
デートか、、楽しみだなー!
今日はデートに行く日です!ゆっくり起きていいと
言われましたが無理です!早く起きてしまいます!
廊下に出て少し歩いて朝食を食べに行きました。部屋でも食べれるのですが今日は違う部屋で食べたくなりフラフラとしていると、ルーカス様にお会いしました。
「チヒロ、早いな」
「ルーカス様だって早いですよ!」
「せっかくだし朝食を一緒に食べるか?」
「はい!」
それからあっという間に朝食の時間は終わり、
馬車にのってナナハタに出発し、着きました。
ナナハタは公爵邸から3時間と少し時間はかかりますがその間も色々な話をして過ごしました。
「まずは何を見に行きたい?」
「お店を見て回りますか??」
私は帝国民に顔を知られているので黒いマントを羽織ってルーカス様の隣を歩きました。後ろには護衛の方がいらっしゃいますけど幸せです。
やはり大魔法士だと狙われやすいのでしょうか?
お店を見て周り昼食を食べあっという間に夕暮れ空になりました。
「チヒロ、見晴らしのいい場所が
あるんだがいいか?」
「はい!ついて行きますよ!」
「わあっっ」
辺りには夕焼けに照らされた家々がたくさん並んでいました。港ですから光がいっぱいでとても綺麗でした。
「綺麗ですねっ!」
「仕事でナナハタに来た時は必ずよる。」
ほんとに幻想的で素晴らしい。鮮やかな家に透き通っている海。穏やかな気分です。
「チヒロっ、俺と、俺とずっと一緒にいよう。
食事をとる時も寝る時も一緒にいたい。だから
結婚してくれないかっ?」
指輪と共にっ!結婚!?こんな嬉しいこと
あるでしょうか?今、私は誰よりも幸せなんじゃないでしようか?
「はいっ。もちろん」
気づいた時には涙が溢れそうになってその場で
ルーカス様、ルーカスと抱きしめあっていました。
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