20 / 51
19話
しおりを挟む
チヒロside
学園……ですか。ノアお兄様の勧めもあるし、
入ってみましょうか。と、考え込んでいると、
ノック音が聞こえました。
「失礼致します。学園の要項をお持ちしました。」
執事さんが要項を持ってきてくださいました。
「お読み致しますか?」
「いいえ大丈夫です。こちらに持ってきてくださいますか?」
という会話を交じわし、要項を持ってきてくださいました。
タニカナ・カルベル学園
魔法、剣術、学術に特化した学園である。貴族のみ入れて、生徒は全寮制で卒業は最短で1年。留年制度もあり最長で8年となる。この国の成人は女が16歳男が18歳なので大体が学園で祝われる。
貴族はほぼみんなこの学園に入る。
1年で卒業をする生徒はかなり少ないとの事でしたが、この学園はどんな方たちがいらっしゃるのか興味が湧きました。
明日にも学園に入りたいという旨を伝えに行きま
しょう。足が動くか心配ですが。
翌日、お父様に会いに執務室へ行きました。足はもつれたりしてしまいました。
「昨日、倒れたと聞いたが大丈夫だったか?
そこまで配慮ができなくてすまない。」
「いいえ大丈夫です。」
「そうか、そこに座ってくれ。」
「……よろしいのですか?」
「構わない。」
お言葉に甘えて腰をかけると、早速話題を出した。
「お父様、私は学園に通いたいと
思っております。」
お父様の補助役として1番頭のいいノアお兄様が、そばにいらっしゃって、その言葉にこちらを向いたのがわかりました。
「本当か!?あの学園は選考はないから全て学習できる。全力で学んでこい」
「はい。」
と、すんなり決まってしまいました。その話を終えると特に用もないので退室しようとしました。
「ノア」
「はい。」
という短い会話とともに私は持ち上げられ、2人で執務室を後にしました。
「学園に入るには受験が必要だ。みんなそれに向けて勉強しているから、チヒロも一緒にやるか?」
「いいのですか?」
「もちろんだ。」
「明日から来ていい。体調が悪かったら休め」
「わかりました。」
私は仰って下さった通りに次の日から一緒に勉強をすることにしました。
学術は昔叩き込まれたので多少は出来ると思いますが、魔術や剣術については皆無なので、そこを重点的にやっていきたいと思いました。
魔術
私は向いていませんでした。魔力がほとんど無く、何の魔法も使えないようでした。これでは落第点です。でも、魔力がないのであれば出来ないので魔術は使えないでしょう。
剣術
すごく興味が湧きました。とても楽しい時間です。
まだあまり立てないので少ししか出来ませんがもっと出来たら楽しいでしょう。
学術
私が習った範囲の序盤しか出ませんでした。
受験なので少し内容が簡単に作られているの
でしょう。
受験に向けた指導は先生を呼んでやっているそうです。学術は勉強しなくてもいけますが剣術と魔術は
もう少し練習しようと仰って下さいました。
学園……ですか。ノアお兄様の勧めもあるし、
入ってみましょうか。と、考え込んでいると、
ノック音が聞こえました。
「失礼致します。学園の要項をお持ちしました。」
執事さんが要項を持ってきてくださいました。
「お読み致しますか?」
「いいえ大丈夫です。こちらに持ってきてくださいますか?」
という会話を交じわし、要項を持ってきてくださいました。
タニカナ・カルベル学園
魔法、剣術、学術に特化した学園である。貴族のみ入れて、生徒は全寮制で卒業は最短で1年。留年制度もあり最長で8年となる。この国の成人は女が16歳男が18歳なので大体が学園で祝われる。
貴族はほぼみんなこの学園に入る。
1年で卒業をする生徒はかなり少ないとの事でしたが、この学園はどんな方たちがいらっしゃるのか興味が湧きました。
明日にも学園に入りたいという旨を伝えに行きま
しょう。足が動くか心配ですが。
翌日、お父様に会いに執務室へ行きました。足はもつれたりしてしまいました。
「昨日、倒れたと聞いたが大丈夫だったか?
そこまで配慮ができなくてすまない。」
「いいえ大丈夫です。」
「そうか、そこに座ってくれ。」
「……よろしいのですか?」
「構わない。」
お言葉に甘えて腰をかけると、早速話題を出した。
「お父様、私は学園に通いたいと
思っております。」
お父様の補助役として1番頭のいいノアお兄様が、そばにいらっしゃって、その言葉にこちらを向いたのがわかりました。
「本当か!?あの学園は選考はないから全て学習できる。全力で学んでこい」
「はい。」
と、すんなり決まってしまいました。その話を終えると特に用もないので退室しようとしました。
「ノア」
「はい。」
という短い会話とともに私は持ち上げられ、2人で執務室を後にしました。
「学園に入るには受験が必要だ。みんなそれに向けて勉強しているから、チヒロも一緒にやるか?」
「いいのですか?」
「もちろんだ。」
「明日から来ていい。体調が悪かったら休め」
「わかりました。」
私は仰って下さった通りに次の日から一緒に勉強をすることにしました。
学術は昔叩き込まれたので多少は出来ると思いますが、魔術や剣術については皆無なので、そこを重点的にやっていきたいと思いました。
魔術
私は向いていませんでした。魔力がほとんど無く、何の魔法も使えないようでした。これでは落第点です。でも、魔力がないのであれば出来ないので魔術は使えないでしょう。
剣術
すごく興味が湧きました。とても楽しい時間です。
まだあまり立てないので少ししか出来ませんがもっと出来たら楽しいでしょう。
学術
私が習った範囲の序盤しか出ませんでした。
受験なので少し内容が簡単に作られているの
でしょう。
受験に向けた指導は先生を呼んでやっているそうです。学術は勉強しなくてもいけますが剣術と魔術は
もう少し練習しようと仰って下さいました。
24
お気に入りに追加
117
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

【完結】ぎゅって抱っこして
かずえ
BL
幼児教育学科の短大に通う村瀬一太。訳あって普通の高校に通えなかったため、働いて貯めたお金で二年間だけでもと大学に入学してみたが、学費と生活費を稼ぎつつ学校に通うのは、考えていたよりも厳しい……。
でも、頼れる者は誰もいない。
自分で頑張らなきゃ。
本気なら何でもできるはず。
でも、ある日、金持ちの坊っちゃんと心の中で呼んでいた松島晃に苦手なピアノの課題で助けてもらってから、どうにも自分の心がコントロールできなくなって……。


ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

禁断の祈祷室
土岐ゆうば(金湯叶)
BL
リュアオス神を祀る神殿の神官長であるアメデアには専用の祈祷室があった。
アメデア以外は誰も入ることが許されない部屋には、神の像と燭台そして聖典があるだけ。窓もなにもなく、出入口は木の扉一つ。扉の前には護衛が待機しており、アメデア以外は誰もいない。
それなのに祈祷が終わると、アメデアの体には情交の痕がある。アメデアの聖痕は濃く輝き、その強力な神聖力によって人々を助ける。
救済のために神は神官を抱くのか。
それとも愛したがゆえに彼を抱くのか。
神×神官の許された神秘的な夜の話。
※小説家になろう(ムーンライトノベルズ)でも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる