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19話
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チヒロside
学園……ですか。ノアお兄様の勧めもあるし、
入ってみましょうか。と、考え込んでいると、
ノック音が聞こえました。
「失礼致します。学園の要項をお持ちしました。」
執事さんが要項を持ってきてくださいました。
「お読み致しますか?」
「いいえ大丈夫です。こちらに持ってきてくださいますか?」
という会話を交じわし、要項を持ってきてくださいました。
タニカナ・カルベル学園
魔法、剣術、学術に特化した学園である。貴族のみ入れて、生徒は全寮制で卒業は最短で1年。留年制度もあり最長で8年となる。この国の成人は女が16歳男が18歳なので大体が学園で祝われる。
貴族はほぼみんなこの学園に入る。
1年で卒業をする生徒はかなり少ないとの事でしたが、この学園はどんな方たちがいらっしゃるのか興味が湧きました。
明日にも学園に入りたいという旨を伝えに行きま
しょう。足が動くか心配ですが。
翌日、お父様に会いに執務室へ行きました。足はもつれたりしてしまいました。
「昨日、倒れたと聞いたが大丈夫だったか?
そこまで配慮ができなくてすまない。」
「いいえ大丈夫です。」
「そうか、そこに座ってくれ。」
「……よろしいのですか?」
「構わない。」
お言葉に甘えて腰をかけると、早速話題を出した。
「お父様、私は学園に通いたいと
思っております。」
お父様の補助役として1番頭のいいノアお兄様が、そばにいらっしゃって、その言葉にこちらを向いたのがわかりました。
「本当か!?あの学園は選考はないから全て学習できる。全力で学んでこい」
「はい。」
と、すんなり決まってしまいました。その話を終えると特に用もないので退室しようとしました。
「ノア」
「はい。」
という短い会話とともに私は持ち上げられ、2人で執務室を後にしました。
「学園に入るには受験が必要だ。みんなそれに向けて勉強しているから、チヒロも一緒にやるか?」
「いいのですか?」
「もちろんだ。」
「明日から来ていい。体調が悪かったら休め」
「わかりました。」
私は仰って下さった通りに次の日から一緒に勉強をすることにしました。
学術は昔叩き込まれたので多少は出来ると思いますが、魔術や剣術については皆無なので、そこを重点的にやっていきたいと思いました。
魔術
私は向いていませんでした。魔力がほとんど無く、何の魔法も使えないようでした。これでは落第点です。でも、魔力がないのであれば出来ないので魔術は使えないでしょう。
剣術
すごく興味が湧きました。とても楽しい時間です。
まだあまり立てないので少ししか出来ませんがもっと出来たら楽しいでしょう。
学術
私が習った範囲の序盤しか出ませんでした。
受験なので少し内容が簡単に作られているの
でしょう。
受験に向けた指導は先生を呼んでやっているそうです。学術は勉強しなくてもいけますが剣術と魔術は
もう少し練習しようと仰って下さいました。
学園……ですか。ノアお兄様の勧めもあるし、
入ってみましょうか。と、考え込んでいると、
ノック音が聞こえました。
「失礼致します。学園の要項をお持ちしました。」
執事さんが要項を持ってきてくださいました。
「お読み致しますか?」
「いいえ大丈夫です。こちらに持ってきてくださいますか?」
という会話を交じわし、要項を持ってきてくださいました。
タニカナ・カルベル学園
魔法、剣術、学術に特化した学園である。貴族のみ入れて、生徒は全寮制で卒業は最短で1年。留年制度もあり最長で8年となる。この国の成人は女が16歳男が18歳なので大体が学園で祝われる。
貴族はほぼみんなこの学園に入る。
1年で卒業をする生徒はかなり少ないとの事でしたが、この学園はどんな方たちがいらっしゃるのか興味が湧きました。
明日にも学園に入りたいという旨を伝えに行きま
しょう。足が動くか心配ですが。
翌日、お父様に会いに執務室へ行きました。足はもつれたりしてしまいました。
「昨日、倒れたと聞いたが大丈夫だったか?
そこまで配慮ができなくてすまない。」
「いいえ大丈夫です。」
「そうか、そこに座ってくれ。」
「……よろしいのですか?」
「構わない。」
お言葉に甘えて腰をかけると、早速話題を出した。
「お父様、私は学園に通いたいと
思っております。」
お父様の補助役として1番頭のいいノアお兄様が、そばにいらっしゃって、その言葉にこちらを向いたのがわかりました。
「本当か!?あの学園は選考はないから全て学習できる。全力で学んでこい」
「はい。」
と、すんなり決まってしまいました。その話を終えると特に用もないので退室しようとしました。
「ノア」
「はい。」
という短い会話とともに私は持ち上げられ、2人で執務室を後にしました。
「学園に入るには受験が必要だ。みんなそれに向けて勉強しているから、チヒロも一緒にやるか?」
「いいのですか?」
「もちろんだ。」
「明日から来ていい。体調が悪かったら休め」
「わかりました。」
私は仰って下さった通りに次の日から一緒に勉強をすることにしました。
学術は昔叩き込まれたので多少は出来ると思いますが、魔術や剣術については皆無なので、そこを重点的にやっていきたいと思いました。
魔術
私は向いていませんでした。魔力がほとんど無く、何の魔法も使えないようでした。これでは落第点です。でも、魔力がないのであれば出来ないので魔術は使えないでしょう。
剣術
すごく興味が湧きました。とても楽しい時間です。
まだあまり立てないので少ししか出来ませんがもっと出来たら楽しいでしょう。
学術
私が習った範囲の序盤しか出ませんでした。
受験なので少し内容が簡単に作られているの
でしょう。
受験に向けた指導は先生を呼んでやっているそうです。学術は勉強しなくてもいけますが剣術と魔術は
もう少し練習しようと仰って下さいました。
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