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9話
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ルイside
イエレル兄さんが
「これからはチヒロと一緒だから。仲良くしてね」
と言っていたのでもちろん反論した。あんなに恥をかかされたのに、なんで一緒になんていれるんだよ!?兄さんは優しすぎる。かといって俺も突っ走りすぎとノア兄さんに言われているのだけど。
チヒロの事情を聞いた時とても驚いた。舞踏会でいたあれはチヒロじゃなくてお母様だったのかもと。お母様は平気で愚痴っているのか分からないがそんなことをするとは思わなかった。だがやはりあの使用人達が虐めていた出来事は日常茶飯事のことだったのか。なんでもっと早く助けられなかった
のだろう。
チヒロのいる部屋に行くと寝息が聞こえた。今までは絶対に近づきたくないくらい嫌っていたのに。今はとても心配で来ちまった。
「辛そうだ。」
息で分かる。所々苦しそうにしている。
「疲れが出ていると言ってたな。」
他の皇子達は今までの恨みか、イエレル兄さんがチヒロの話をしようとすると聞きたくないのかすぐどこかに行ってしまうらしい。その気持ちは本当にわかる。最初はそう思ってたがイエレル兄さんが嘘をつくような人間では無いし、何より興味本位で耳を傾けたらこうなった。俺の日常が少し変わった。
数日すると体調が本当に少しずつ良くなってきたようで顔色が良くなってきた。
だが1度なってしまったものは2度なるという言葉は本当なのだろう。負の連鎖は続いた。
「報告します!3人の男が魔法を使って、城に攻めてきました。場所は正門でございます。今は第4騎士団 複数人が対処をしています。」
「何?今すぐ援護にむかえ!」
お父様のもとに来たひとつの知らせ。偶然耳にした俺は暴れようと剣を持って、正門に向かっていた。
「弱いなァ?お前ら。それで俺たちに勝てるとでも思っているのか?」
向かってみると、報告通り3人の男が暴れ回っていた。
「おい!お前ら!俺も加わる。死ぬ気で戦え!」
あたりはほんとに少人数しかいないこのままだと確実に負ける。早く援軍を、、!! まだなのか、、!
すると上の方からも声がした。
「おーい、目的のものは奪ったぞー。帰ろ~。」
「ナイス~帰るか。弱いし」
「!?」
4人目が現れた。手にはチヒロが呼吸を荒くしながら抱かれている。
「んっ …ハァ…、、ハァ」
「待て!チヒロは返してもらうぞ!」
「ん?なんだまだそんなこと言ってるのか。しょうがないなぁ。」
急に光が飛んできて、体に直撃すると力が入らなくなってその場に座り込んでしまった。なんだこれ
「ま、一定時間経ったら元に戻るからな~
じゃーねー」
目的はチヒロでそのために3人を囮にさせたのか。
クソ!やられた!その後しばらくして、兄さん達もやってきたが時すでに遅し、俺が座り込んでいるだけだった。
「チヒロが連れてかれた。」
と、ことの事情を話すとイエレル兄さんはすぐに場所の特定やらなんやらをやっていた。お父様も最善を尽くしてチヒロの行方を追っていたが、ノア兄さん、エリゼオ兄さん、アドルフは何もせずただ日常を過ごすだけだった。
イエレル兄さんが
「これからはチヒロと一緒だから。仲良くしてね」
と言っていたのでもちろん反論した。あんなに恥をかかされたのに、なんで一緒になんていれるんだよ!?兄さんは優しすぎる。かといって俺も突っ走りすぎとノア兄さんに言われているのだけど。
チヒロの事情を聞いた時とても驚いた。舞踏会でいたあれはチヒロじゃなくてお母様だったのかもと。お母様は平気で愚痴っているのか分からないがそんなことをするとは思わなかった。だがやはりあの使用人達が虐めていた出来事は日常茶飯事のことだったのか。なんでもっと早く助けられなかった
のだろう。
チヒロのいる部屋に行くと寝息が聞こえた。今までは絶対に近づきたくないくらい嫌っていたのに。今はとても心配で来ちまった。
「辛そうだ。」
息で分かる。所々苦しそうにしている。
「疲れが出ていると言ってたな。」
他の皇子達は今までの恨みか、イエレル兄さんがチヒロの話をしようとすると聞きたくないのかすぐどこかに行ってしまうらしい。その気持ちは本当にわかる。最初はそう思ってたがイエレル兄さんが嘘をつくような人間では無いし、何より興味本位で耳を傾けたらこうなった。俺の日常が少し変わった。
数日すると体調が本当に少しずつ良くなってきたようで顔色が良くなってきた。
だが1度なってしまったものは2度なるという言葉は本当なのだろう。負の連鎖は続いた。
「報告します!3人の男が魔法を使って、城に攻めてきました。場所は正門でございます。今は第4騎士団 複数人が対処をしています。」
「何?今すぐ援護にむかえ!」
お父様のもとに来たひとつの知らせ。偶然耳にした俺は暴れようと剣を持って、正門に向かっていた。
「弱いなァ?お前ら。それで俺たちに勝てるとでも思っているのか?」
向かってみると、報告通り3人の男が暴れ回っていた。
「おい!お前ら!俺も加わる。死ぬ気で戦え!」
あたりはほんとに少人数しかいないこのままだと確実に負ける。早く援軍を、、!! まだなのか、、!
すると上の方からも声がした。
「おーい、目的のものは奪ったぞー。帰ろ~。」
「ナイス~帰るか。弱いし」
「!?」
4人目が現れた。手にはチヒロが呼吸を荒くしながら抱かれている。
「んっ …ハァ…、、ハァ」
「待て!チヒロは返してもらうぞ!」
「ん?なんだまだそんなこと言ってるのか。しょうがないなぁ。」
急に光が飛んできて、体に直撃すると力が入らなくなってその場に座り込んでしまった。なんだこれ
「ま、一定時間経ったら元に戻るからな~
じゃーねー」
目的はチヒロでそのために3人を囮にさせたのか。
クソ!やられた!その後しばらくして、兄さん達もやってきたが時すでに遅し、俺が座り込んでいるだけだった。
「チヒロが連れてかれた。」
と、ことの事情を話すとイエレル兄さんはすぐに場所の特定やらなんやらをやっていた。お父様も最善を尽くしてチヒロの行方を追っていたが、ノア兄さん、エリゼオ兄さん、アドルフは何もせずただ日常を過ごすだけだった。
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