7人目の皇子

プロローグ

ルフト帝国、そこには七つ子である
皇子達がいた。七つ子と言っても、みんな似ているという訳では無い。髪の色も瞳の色も性格もみんな違う先代に似ていて、同じでは無い。

この国には古くから伝わる、
大魔法士というものが存在する。大魔法士は皇族のみに生まれ、魔力がとてつもなく膨大らしい。大魔法士が亡くなったら必ず生まれるという訳ではなく、非常に稀な存在だ。
大魔法士は金色の光る髪に、澄んだ青色の瞳
を持っているという。


話は戻って、七つ子は大魔法士に該当するものはいなかった。

長男→カイン　　黒髪、赤い目　　気難しい
次男→イエレル　白髪、金色　　　優しい
三男→ノア　　　黒髪、紫色　　　秀才
四男→エリゼオ　橙髪、黒色　　　無機質
五男→ルイ　　　黄色、緑色　　　やんちゃ
六男→アドルフ　黄色、琥珀色　　はっきり
七男→チヒロ　　草色、灰色　　　？？

現皇帝→　茶色、琥珀色　温厚
現皇后→　黒髪、赤い目　優しい

現皇后はこの世界の魔王を
たった1人で倒した勇者だった。この世界で彼女よりも強い者はいない。