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【第二部】3章
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週末に旅行を控えた木曜日。
今日は俺の方が先に帰れるから久しぶりに空の好きなチーズオムライスを作ろうかな。
スーパーで食材を買って、明日荷造りするから必要なものも買っとかないと。
空と旅行、か。
本当、2人なのは久しぶりだな。
全く同じ宿を予約してくれた空。食事は空がコース選んだみたいだけど当日までのお楽しみだって言われた。
空は俺を驚かすのが上手いから楽しみだ。
「えっ、、、、。」
ポストに入っていたものに目を奪われる。少し震えながらそれを取り出す。
小学校から?
なんで?なんで今、、?
空、、、、。
「ただいま~いい匂いする!!」
「おかえり。今日はオムライスにした。」
帰ってきてすぐに俺に抱きついてきてくれる空。メニューを伝えると笑顔になるのがかわいいんだ。
「お腹いっぱい。ご馳走様。美味しかったよ、さすがちー。」
空に、話さなくちゃ。
今日ポストに入っていたもののこと。
「・・・・・・。」
「なんかあった?」
「実は、ポストにこれが入ってて。」
「小学校から、、?」
俺たちが住んでいる地域ではない小学校からの手紙だった。
2通あるということは、推測ではあるけれど、子どもたちの今通っている小学校なんだと思う。
「開けてみよっか。」
何が書いてあるのか。なぜここに届いたのか。わからない。
「大丈夫。2人で読めば怖くないよ?」
「そうだね。悪い知らせなら手紙では来ないし。間違って届いたとかかもしれないし、、その、」
「うん、落ち着いて。大丈夫。悪い知らせじゃないならあの子達が元気にいてくれてるってことでしょ?それが僕たちにとっての幸せだって2人で話し合ったんだから、大丈夫。」
そう、子どもたちが笑顔でいてくれることを願うって決めた。それが、俺たちの今生きている意味だって再認識した。
たとえ距離が離れていても、たとえ会えなくても、俺たちは2人の親でいるって決めた。
向こうの母親には申し訳ないけど、2人のことを世界で1番愛してるのは俺と空だから。世界で1番大切に思っているのは、俺と空だから。
この思いだけは絶対に負けない。
誰にも。
お腹を痛めて2人を産んでくれたことは事実だけど、俺は知ってる。小さい頃の記憶は薄れるけど、無くなるわけじゃないから。一生覚えているんだ。
愛されればそれを覚えているし、愛されなければ、それを忘れることなんてできないんだから。
「よし、開けるよ。」
空が開けてくれた封筒から出てきたのは2つの封筒だった。
それぞれに2つずつ。計4つの封筒。
パパへと書かれたものが2つ。
父さんへと書かれたものが2つ。
春夜と冬夜の字だ。
今日は俺の方が先に帰れるから久しぶりに空の好きなチーズオムライスを作ろうかな。
スーパーで食材を買って、明日荷造りするから必要なものも買っとかないと。
空と旅行、か。
本当、2人なのは久しぶりだな。
全く同じ宿を予約してくれた空。食事は空がコース選んだみたいだけど当日までのお楽しみだって言われた。
空は俺を驚かすのが上手いから楽しみだ。
「えっ、、、、。」
ポストに入っていたものに目を奪われる。少し震えながらそれを取り出す。
小学校から?
なんで?なんで今、、?
空、、、、。
「ただいま~いい匂いする!!」
「おかえり。今日はオムライスにした。」
帰ってきてすぐに俺に抱きついてきてくれる空。メニューを伝えると笑顔になるのがかわいいんだ。
「お腹いっぱい。ご馳走様。美味しかったよ、さすがちー。」
空に、話さなくちゃ。
今日ポストに入っていたもののこと。
「・・・・・・。」
「なんかあった?」
「実は、ポストにこれが入ってて。」
「小学校から、、?」
俺たちが住んでいる地域ではない小学校からの手紙だった。
2通あるということは、推測ではあるけれど、子どもたちの今通っている小学校なんだと思う。
「開けてみよっか。」
何が書いてあるのか。なぜここに届いたのか。わからない。
「大丈夫。2人で読めば怖くないよ?」
「そうだね。悪い知らせなら手紙では来ないし。間違って届いたとかかもしれないし、、その、」
「うん、落ち着いて。大丈夫。悪い知らせじゃないならあの子達が元気にいてくれてるってことでしょ?それが僕たちにとっての幸せだって2人で話し合ったんだから、大丈夫。」
そう、子どもたちが笑顔でいてくれることを願うって決めた。それが、俺たちの今生きている意味だって再認識した。
たとえ距離が離れていても、たとえ会えなくても、俺たちは2人の親でいるって決めた。
向こうの母親には申し訳ないけど、2人のことを世界で1番愛してるのは俺と空だから。世界で1番大切に思っているのは、俺と空だから。
この思いだけは絶対に負けない。
誰にも。
お腹を痛めて2人を産んでくれたことは事実だけど、俺は知ってる。小さい頃の記憶は薄れるけど、無くなるわけじゃないから。一生覚えているんだ。
愛されればそれを覚えているし、愛されなければ、それを忘れることなんてできないんだから。
「よし、開けるよ。」
空が開けてくれた封筒から出てきたのは2つの封筒だった。
それぞれに2つずつ。計4つの封筒。
パパへと書かれたものが2つ。
父さんへと書かれたものが2つ。
春夜と冬夜の字だ。
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※誤字脱字、見つけ次第コッソリ直しております。すみません(T ^ T)
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