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【第二部】 2章
22 *
しおりを挟む「んっ、、、ふ、、ん」
空の手が体のラインに沿ってなぞる。
それが気持ちいいことの始まりだってことは体が覚えてしまっているから、たったそれだけのことで俺の体は反応してしまう。
それを見て空が少し笑うから、それもまた恥ずかしくてたまらなくて、早く早くって空を急かす。
「何歳になってもちーは可愛い。僕の何より大切な千秋。」
「ん、空、はやく、、、」
「最近してなかったんだからちゃんと慣らさないとでしょう。ゆっくりするからもうちょっと我慢して?」
服を脱がせてくる空を見てて部屋の電気がつけっぱなしなことに気づいた。
「っ、、きょ、今日は脱がなくても、、」
「ん?なんで?電気恥ずかしい?僕は千秋の体見たいよ?」
「んっ、、だって、明るい中するの、久しぶりだし、、その、もう若い頃みたいな体じゃないし、、その、、」
この家に来てから深夜子供が寝静まってからすることがほとんどで、こんな明るい中するのなんてかなり久しぶりだ。
もう若い頃みたいに筋肉とかある体じゃないし、裏の世界にいることも無くなったから特に鍛えてもいないし、ちょっと恥ずかしくなった。
「っ!!??え、そ、そら、え、っっっぁあ!!!」
空が俺の全身を舐めたり噛んだりし始めた。首から始まって、脇も、お腹も、太ももも、足先も、いろんなところを舐める。
「僕の、僕の千秋の体、んっ、全部好きだよっ、、ん、、」
「んぁ、、っ!そらぁ、、んっ、、、」
肝心なところは避けて舐めるからもどかしくて、でも恥ずかしくて、ただ声を出すことしかできない。
「ちゃんとここも舐めてあげるね。」
「っ!!、ふっ、、ん、、んぁ、、ぅ、、そこぉぉ、、、ゃぁ、、、」
「好きなくせに。」
胸の頂は俺の弱いところ、空に開発されてるからすぐ気持ち良くなってしまうところ。
何分、何十分も空に全身を食べられた俺はもう我慢なんてできなくなっていた。
「そら、、そら、はゃく、、おねがぃ、」
「ん、僕ももう我慢できない。挿入るよ?」
あ、空のが、空のが入ってくる。
「んぅ、、ぅぅ、、ぁ、!っ!!」
「ん、かわいい。」
「んぁぁぁ!!っぁ、っぁあ、ぅ、あ、、んっんぅぅ!」
「もっとっ、、ん、、声出して、、その声、、きかせてっっ、、」
「そらぁそら、、、んぁぁぁ、、」
「千秋、千秋、っっっ、」
空の額から落ちる汗が俺に垂れて、それに気づかないくらい気持ちよさそうに腰を振っている空が愛しくて、もっともっとと求めてしまう。
「そらっ、、愛してる。」
「僕も、愛してる。」
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