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修学旅行
しおりを挟む待ちに待った修学旅行!!
テストの点数が全ての放任主義なこの学校は修学旅行も自由行動ばかり。
初日は着いてから少し遅い昼食と写真撮影があるけれどもそれ以外はずっと自由行動。夕飯の時間にホテルに帰ってくれば何をしてもいいみたいだ。お金持ちの生徒ばかりが通う学校だから各班に一台ずつタクシーがつくみたい。それで好きなところに行けるってシステム。すごいよね。
僕もハルヒも初めてのシンガポールで大興奮だった。よく見るマーライオンを今日は見れて2人して口をあんぐり開けて見ていたから神谷くんがその姿を写真に撮りながら笑っていた。
「今日は早めにホテル戻るか?時差はほとんどないが、フライト時間長かったしハルヒは初めての海外だろ?明日以降もあるし早めに休んだほうがいいんじゃないか?」
「そうだね、そうしよっかな。周もそれでいい?」
「うん!!!荷物の整理もまだだしね!!」
僕たちはスイートルームに泊まっている。このホテルかなり有名なホテルみたいで、ホテル内にスイートルームは6部屋のみ、先生たちもスイートルームだから僕たちの学校で貸切状態なんだって。
あとは最上階にワンフロアで一部屋のプラチナスイートって部屋があるって神谷くんが言っていた。
部屋が豪華すぎて落ち着かないんだよね~。ハルヒと2人で部屋の探検はしたけど、お風呂がスケスケだったので2人で笑い合った。
「そういえば、れおんさんもシンガポールなんだっけ?」
「うん、、らしい。出張だって言ってたけど、、、こんな偶然ある?詳しいこと教えてくれなかったんだよね。なんか隠してる感じして。」
「神谷くんが言ってたプラチナスイートだっけ?そこに泊まってたりして!」
「いやいや、だって一部屋しかないし、お金持ちの人たちにすごい人気なんでしょ?急に言って取れるわけないじゃん!」
「確かにそっか、このスイートルームも1年以上前から予約してあるって先生たち言ってたもんね。あ!ねえねえ!夕飯ってどんなのかな!!美味しいものいっぱい出るかな?」
確かに、こんなに高級なホテルなら夕飯もすごい豪華なんだろうな。
---ピンポーン
部屋のチャイムが鳴った。
ん?誰だろう?
「はーい!!僕出てくる!周はゆっくりしてて!」
「うん!ありがと!」
夕飯まであと2時間くらいあるのかー。何して過ごそうかな~。
---バタバタッ
「周!大変!!!まさかだった!!」
状況が掴めない言葉を発しながら走ってきたハルヒの後ろに現れたのは、神谷くんと、、、、
「え!れおん!?」
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