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旅行④
しおりを挟む「Hello, Could you give your name?」
(お名前をお伺いいたします。)
「Yes, Reon Minami.」
(南れおんです。)
「Thank you, May I have your ID?」
(身分証明証のご提示をお願いします。)
「Yes.」
(分かりました。)
スッと横かられおんがパスポートを出してくれた。良かった、予約れおんだかられおんのが必要だもんね。
「Welcome Mr. Minami. You have booked a suite room for 4 nights.」
(南様ようこそお越しくださいました。スイートルームに4泊ですね。)
そう聞いて思わずれおんの方を見た。
スイートルーム!?聞いてない!
「俺が中途半端な部屋に周を泊めるわけないでしょ?」
って得意気に言うから何も言わないけど、やっぱ申し訳ないなってお金の面では思っちゃうよ。
スイートルームだから専属のホテルマンが担当でつくみたいで部屋まで案内してくれた。ホテルが送迎もしてくれるから観光行くときにもご飯食べに行くのにも電話一つだって説明してくれた。
「わー、すごい広い部屋。景色も綺麗だね。」
「こっちおいで。」
ベッドを、叩くから横に座ろうとするとぐいっと手を引かれて柔らかくてふわふわなベッドへダイブした。
「チェックインしてくれてありがとうね。英語ちゃんとできてたよ。」
「ちょっと緊張しちゃった。変なとこなかった?」
「大丈夫だったよ。発音も良かったし。」
「れおんがそう言ってくれるなら良かった。空港でもここでも日本人以外と話す機会なんてなかなかないから貴重な体験させてくれてありがとうね。」
そう言うとぎゅっと抱きしめてくれた。
飛行機の中では寂しくて不安で眠れなかったからかれおんの体温に安心してどんどん眠くなってきてしまった。
「早めにチェックインしたから昼過ぎまでゆっくりしよ。そしたら周辺の散策でもしながら遅めのランチしよっか。時差ぼけもあるし眠いでしょ?ね?」
「うん、、。寝るときぎゅってしてくれる?」
「もちろん。俺が周抱きしめないとちゃんと眠れないよ。周もでしょ?」
「うん、れおんが隣にいないと眠れない。」
僕たちは異国の地でも変わらずお互いを抱きしめ合いながらぐっすりと眠った。
ん、、なんか違和感、、、?
「!?!?え、ちょっと!れおん!?」
「あ、周起きた?もうすぐでレストラン着くよ?」
起きたら車の中でれおんに抱っこされてました。そんなことある!?
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