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火曜日

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あの後、れおんに学校を休むか聞かれたが今日なら翔くんとちゃんと話ができるんじゃないかと首を横に振って今日もまた学校へ向かう。

空は晴れているのに曇っているように感じるほど僕の心は暗い。一歩一歩が昨日よりも重くて今すぐ帰ってれおんの腕の中に戻りたい。

翔くんに言われたことは気にしないようにしようって思いたいけど、なかなかそれも難しくて、傷ついてないわけじゃないから。

昨日みたいに2人になれるタイミングあるかなー?



「え、、、。」

呑気に考え事しながら靴箱を開けるとそこにはゴミを詰められた上履きがあった。

「なにこれ、、、、。」

訳もわからないまま途方に暮れていると周りからクスクスと笑う声が聞こえる。
同じクラスの子達から笑われてる、、?

その場にいるのが耐えられなくて、靴下のまま教室に来てしまった。少し足の裏を見ると白い靴下が真っ黒になっていた。れおんに買ってもらったものなのに汚しちゃった。

変な目で見られるだろうなと思いながら教室の扉を開くと、


増田周は人の番を寝とるクズΩ


とデカデカと書かれていた。
慌てて消すが、クラスの半分くらいの人はもう教室にいたから見られているし、みんな見て見ぬ振りをする。

心臓がバクバクいってる。
なに?何が起こってるの、、。

心をすり減らしながら自分の席に着いた時、涙が出そうになった。
僕の席の椅子には


死ね キモい クズ 淫乱 泥棒 

そんな言葉が隙間がなくなるほど書かれていた。ひどい、、、、こんなこと書かれるなんて、、、。
持っていたティッシュやハンカチで擦ってみたが、油性で書かれているんだろう、全く消えなかった。

周りに見られたくなくて椅子に座ったけど、怖い。どうしてこんな、、、。



「みんなおはよ~!!」

翔くんが来た。

「し、しょうく「お前、まだ懲りてねえのかよ。翔くんに話しかけんなって言っただろ?」

---ドンッ!!

翔くんの友達が僕の言葉を遮り机を思いっきり蹴ってきた。
その衝撃に体がビクつく。

「2度と翔くんに話しかけんなよ」

「っ、、、!」

冷たい、、水か、、。
いつもこの席で翔くんと楽しく話して笑顔でいられたのに、今僕が得られるのは暴言とこの冷たい水だけ。


1日が長くて長くて仕方なくて、家に帰るまでに濡れていた制服は乾いてくれたかられおんにはバレないよなってそんなことしか考えられなくて。

気づいたら家に帰ってきていた。



れおんには言えない。でも、どうしたらいいのかわからない。やめてって言ってやめてくれるのか。分からない。


学校、行きたくないな。
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