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日常

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「いってきます。送ってくれてありがとう。」

心配で仕方ないからと言って学校のそばまで一緒にきてくれたれおんにそう言ってドアを閉める。

不安そうな顔してたな。それもそっか、仕事から帰ってきて恋人があんな状態だったら焦るし、心配する。れおんは優しいから。

よし!大丈夫、今日も頑張ろう。




「おはよう!周くん大丈夫?昨日飛び出して行ったから心配だったんだ。」

「翔くん、おはよ!うん、大丈夫。昨日はごめんね?」

「ううん、初めてみたらびっくりするよね、、、僕も辞めてって言ったことあるんだけど、みんな辞めてくれなくて、、」

翔くんが言ってもだめだったんだ。

それに、翔くんは止めようとしてたんだ。僕、そんなこと知らずに翔くんもそういうことする人なのかとか思っちゃってた。だめだな。

心の中で翔くんごめんねって思いながら教室へ入ると昨日みんなから暴言を吐かれてた2人もいた。昨日みたいなことはないけど、2人とも暗い。

よし、勇気を出せ。



「お、おはよう、、」

「っ、え、、、あ、おはよう。」

よかった。おはようって言えた。

もう1人にもちゃんと挨拶ができた。

よかった、できないかと思ってたけど、ちゃんとできた。嬉しい。

クラスの何人かからはチラチラ見られたけど、挨拶してよかった。少しにっこりしてもらえた。

「周くんは優しいんだね。僕も見習わなくっちゃね。」

「そ、そんなことないよ、、、翔くんこそ優しくて僕、翔くんのこと大好きだよ。」

「かわいいーー!!僕も周くん大好き!!」

翔くんはこんなに忙しい学校なのに、習い事までしてるんだって。ヴァイオリンにピアノに、お茶にお花もしてるって言ってた。すごいよなぁ。

「そういえば、周くんってなんの香水つけてるの?いつもすごくいい匂いしてるんだよね。」

「香水?つけてないよ!!」

「え!ほんとに?こんなにいい匂いするのに~!!」

そう言って僕のことをクンクン匂うから恥ずかしくなって

「っちょ、恥ずかしいってば、翔くんもいい匂いするし!!仕返しだ!」

僕も負けじとクンクン匂った。

結局2人とも恥ずかしくなって真っ赤になっちゃってさ、笑っちゃった。

「テストも終わったしまた2人で遊ぼうよ!!」

「うん、遊びたい!!この間翔くんの家に行ったのも楽しかったもん!!」

「恋バナ楽しかったよね~・・・・・・・実はさ、僕好きかもしれない人がいて、、その相談乗って欲しくて。」

「え、そうなの?好きかもってどあいうこと?」

「まだちゃんと相手のことは知らないんだ。でも、運命の相手かもしれなくて、、、、。気になってる。」

「えぇーー!!運命の相手ってすごいじゃん!!」

「僕がその人のことちゃんと好きだって思ったら、応援してくれる?Ωとしては周くんの方が先輩だから。」

「もちろんだよ!!!」

友達に幸せが来るなんて最高じゃないか。
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