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「んっ、、、」

れおんのが、挿入ってくる。
感じたくないのに感じる少しの恐怖にギュッと目を閉じる。
れおんに怖がってるって思われたくない。きっと辞めてしまうから。

「周、目開けて。俺が抱いてるってちゃんと見て。」

そう言うからゆっくりと目を開けると視界いっぱいにれおんが映った。

「もう少し奥に入るね。・・・・・っ、、ん、、入った。」

「はいったの?僕、れおんと1つになれた?」

「うん。なれたよ。大丈夫?怖くない?痛くない?」

「大丈夫、、。・・・・動いていいよ。」

数日前には恐怖で泣いたのに、今はれおんが愛しくて、1つになれたことが嬉しくてたまらない。

れおんの表情、、こんな顔するんだ。
最初はそうやってれおんの観察ができていたのに、数分後には、

「やぁ、、も、、、、んぁ、、!!」

「かわいい、好きだ、、好きっ、、しゅ、う、、すき、」

「ぼくも、、すきぃ、はゃく、、はゃくかんで!!」

「っ、、いいの?」

「れおんの番に、、んっ、、して、、」

「一生、んっ、、大切にする、、っ、守る、、、はなれなぃ、、」


目の前がチカチカして、真っ白になった。だがすぐにドクンドクンと心臓がドキドキする。本能的に僕はこの人のものにされたとわかる。

僕とれおんは、番になったんだ。








「首、痛くない?平気?」

「もう、何回聞くんだよ。平気だってば。」

行為が終わった途端、心配症が発動して首の傷やら体のことを異様に心配してくれるれおん。

「・・・・・・ありがとう。番になってくれて、俺の周になってくれて。」

「僕も、ありがとう。れおんの番になれてよかった。」

「・・・うん。」

れおんが照れるから、なんだか僕も照れ臭くなってしまった。お互い恋愛経験ないから、すぐに照れてしまうんだ。

「発情期が終わったら、番申請書、一緒に書いて出そうね。」

「番、申請書、、、?」

なんだそれ?

「婚姻届みたいな感じで、番になりましたって国に出すんだよ。俺はいつか周との婚姻届も出すつもりだけどね。」

「っ、、ちょ、、そん、急に、、。つ、番申請書はわかったから!!!一緒に出しに行こう!」

僕だってれおんと結婚したいよ。したいって思ってるよ。でも、僕もれおんもまだ16だし、僕はこれから高校も行くんだから。

「はぁぁぁ、、俺幸せすぎてどうにかなりそう。番になったら前の何倍も周の匂い、感じるし、いい匂いするし。」

それはわかる。なんか、れおんの匂いに包まれてないと安心できないんだろうなって思うくらい、この匂いに溺れそうだ。

「・・・番になったし、、、その、あと1日あるし、、、その、もう抑制剤飲まなくていいんじゃない?お互い。」
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