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権利

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「何言ってんの。これは俺の権利だよ。」

「け、んり?」

「そう。南財閥関連の会社は必ずヒート休暇が与えられる。αにもΩにも与えられる。産休や育休と同じ扱いだ。大切な人のために仕事してるんだから、大切な人より仕事優先なんかしないよ。」

「僕の、、そばにいてくれるの?」

「当たり前でしょ。ていうか、俺がいたいの。いさせて?」

嬉しくなってれおんの胸の中に顔を埋めた。僕が今この顔を見られたくないのがわかるのかそのままの状態でポンポンと頭を撫でてくれる。

これから5日間はこの家には誰も入ってこない。村重さんも、誰も。
僕とれおんだけの空間。
あ、トトとココも。

れおんはかなり強めの抑制剤を飲んでくれているみたいで、副作用が強いのか時々頭を押さえている。

申し訳なさもあるけれど、謝ることはれおんは望んでいないから。だから僕はれおんが甘えてって言うようにいっぱい甘えることにしている。

僕は普通の抑制剤を飲んでいて、発情期中だから頭がポーッとしたり、体が少し熱かったり、切れかけている時は体が疼いて仕方ない。
この数日、れおんはしっかりケアしてくれて、初めての発情期だけれど、発情期中に大好きな人がそばにいることがΩにとってこんなに幸せなのかと感激した。

昨日までで後ろに指を入れるところまでできた。あと2日、僕は早くれおんのものが欲しくてたまらない。でも、また怖くなったらどうしようとも思ってる。

でも、れおんとひとつになりたいよ。



「んっ、、んぁ、、」

「ん、かわい、、、周、今日は触り合いっこしてみよ?」

そう言われて僕はれおんと向かいわせになった。れおんのものも僕のものも痛いくらい張り詰めていて、先からも期待に満ちた汁がたらたらと流れている。

「ん、ま、、まって、、ん、、んぁぁ、、」

れおんが僕のを握って、僕がれおんのを握って。
れおんが手を上下に動かすとこれまでにない刺激で僕は手を動かせずにいる。

「気持ちいいんだ?俺のもちゃんと触って?怖くなくなるくらい。」

れおんがそう言うから僕も恥ずかしがりながらもれおんのを触る。
これが、僕の中に入るんだ。

僕がイきそうになったところでれおんは手を止めてしまった。
なんで、、?

「周、どうする?その、最後まで、してみる?」

最後まで、、、、。
それは、れおんのを入れるってこと?
頸も、噛んでくれる?

「れおんの、番にしてくれるってこと?」

「俺は、周と出会って日からずっと、周を俺の番にしたいって思ってるよ。」

「うん。この3日でれおんがいっぱい愛してくれたから、大丈夫。全く怖くないわけじゃないけど、れおんは怖くないよ。僕をれおんのものにして?」
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