【完結】全てが嫌いな不憫Ωの少年が初恋相手のスパダリαに愛される?ふざけんなお前のことなんか大っ嫌いだ!

にゃーつ

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リハビリ

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「抑制剤はまだ効いてるだろうけど、気分悪くなったりおかしいって感じたら言って。あと、1mmでも怖いって思ったら絶対言うこと。」

わかってる。わかってるから早く。
僕が早く早くと思っているのにれおんはゆっくり僕をベッドに寝かす。

その横に座って頬を撫でながら反対の手では僕の手を握ってくれる。

「上から覆い被さるよ、その状態でキスしよっか。」

れおんが僕を押し倒すような形でするキスはなんだかれおんに包まれてる感じがする。多分れおんじゃなければフラッシュバックして怖くて仕方ないと思う。
でもれおんなら大丈夫。

「んっ、、れおん、もっと」

「んっ、しゅ、う、、ん、、舌だして」

れおんの舌が入ってくる。
初めは歯列をなぞるように動いてた舌が僕の舌を絡めて離さないような動きへと変わる。

「っぁ、、ん、、ふっ、」

「よし、一旦休憩ね。」

もっとしてほしいのに、、、

れおんは僕の横にゴロンと寝っ転がって背中をポンポンしたり頭を撫でたり、僕が怖い思いをしないように安心させようとしてくれてる。

「今日はこのまま寝る?」

「やだ。」

「・・・発情期は5日何続くんだからいきなり飛ばしすぎてもでしょ、、」

「もうちょっとだけ。」

「・・・わかった。もう少しだけだからね。」

また舌を絡ませるようやキスをしていると、そっとれおんの手が服の中へ侵入してきた。

お腹を優しく触られると流石にくすぐったい。キスをされながら笑っていると、急にれおんがキスをやめてしまった。

む、、、、キスしてきたかったのに。


「っ!!ひゃ、、、」

く、く、く、首!首舐めた!

「可愛い声出すじゃん。首気持ちい?」

ぞわぞわってした。口よりも舌よりもれおんの下の感覚がはっきりわかって、なんだか恥ずかしくてたまらない。

そっからはキスとお腹と首ばかり舐めたり触られて数分後には高い声をあげてしまっていた。



「今日のは怖くない?大丈夫だった?」

「うん。怖くなかった。」

今日はこれで終わりみたいだ。数時間前にはれおんとの行為で剛さんのことを思い出してあんなにパニックになって泣いていたのに、今はほわほわとした幸せな暖かい気持ちでいっぱいだ。

「俺、仕事5日間休みとってるからゆっくり進めようね。」

「え、休みとってるの、、、、?僕のせいで?ダメだよ!仕事行きなよ!ぼ、僕は大丈夫だから!!」

本当はそばにいて欲しい。また急に思い出しちゃったらって怖い。僕のために時間使ってってわがままなこと思っちゃってる。四六時中、僕のそばにいてよって。
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