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緊張 

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「ねぇ、そんなに端っこにいったら落ちるよ?」

れおんはそう言ってくれるが無理!!
絶対に無理!!

一緒に寝るなんて心臓がいくつあっても足りない!!


あのあと結局昼寝なんてできる訳もなくそのまま夕飯、お風呂となって、今はもう夜22時。

僕は昨日まで寝ていたあの部屋に戻ろうと思ったのにれおんに

「そっちで寝かせるわけないでしょ。」

と言われてこの部屋に連れてこられてしまった。

夕飯を食べている間にトトとココのキャットタワーもおもちゃもトイレも全部この部屋に移動されていて2匹と共にこの部屋が僕の新しい場所になるんだって自覚はした。だけど、それとこれとは別で。

「無理矢理したり許可なく触らないから。だから、お願い。俺のそばにいて。」

真剣に顔でそう言われたら何も言えないじゃないか。





「・・・」

トトもココも眠ってしまったから無言なの気まずい、、、


「・・・トトもココも見事に俺から離れて周の近くで寝るんだな。」

「あ、あぁ、、この子達警戒心強いみたいで、さ。」

この子達は僕以外に初めて会った人が剛さんで、あんな目にあったから人を怖がってしまってるのかもしれないな。

「俺、頑張るよ。この子達に好かれるように。」

「れおん、、、・・・・・・ありがとう。」

「周のためにできることなんでもするからね。今度こそ守らせて?」

・・・

「・・、、れおんは、何も思わないの?

僕、最初はあんなに嫌いだって言って、ひどいこと言って、助けてもらってここに住まわさせてもらってるのにそんな態度取ってたんだよ?なのにれおんのことが好きかもって自覚した途端に手のひら返したみたいに態度変えて、、、僕って最低じゃん。」

「・・・ちょっとだけ触っていい?」

え?今の会話からなんで、、、?

分からないけれど、少しだけならと頷くと

---ポンポン

頭をポンポンされた。

「周が自分の気持ち殺しちゃって苦しい思いする方が嫌だ。それに、俺のこと好きになってくれたって事実が嬉し過ぎてそれ以外どうでもいいよ。周のこと守れなかったって後悔してるのも本当。嫌いって言われて傷ついてしまってたのも本当。だけど、その気持ちの何倍も周のことが好き。」

れおん、、、


「・・ありがと、、僕、れおんのこと、ちゃんと好きだから。」

「うん。俺も大好きだよ。2人でいろんなことしよう?トトともココとも遊んで、周が心の底から楽しいって思える毎日にしようね。」

「うん。」

「そのためにはもっとご飯食べてね?」

「んー、頑張るけど、もともと量食べないからな~」

れおんと話すのは楽しくて楽しくていつのまにか寝落ちしてしまうまでずっと話し続けた。
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