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2024年7月27日以降
歴史的大暴落の後の拍子抜け
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7月に日経平均株価42000円を記録したとき、私は
「急ピッチで上がりすぎでちょっと不安」
と思いました。
去年の段階でここでも私は
「来年(2024年)の年末には40000円超え、その後2026年には50000円超え
てきてもおかしくない」
などの予想を書いていたのはどのくらいの人が記憶にあるかは知りませんが(笑)
そんな強気側の私の予想すら上回るペースで2月に早々と日経過去最高値を更新
し、3月には40000超えすると
「はえーよw」
と思い、案の定4月にはクールダウンして寧ろホッとしました。このペースで
いくとバブルの可能性が高かったですから。
そして日銀の金利上げ発表の翌日から日経は荒れ始め、アメリカの景気後退
懸念や利下げ、エヌビディア等のAIバブル崩壊の危機感も重なり、8月5日には
遂に4400円超下げの一日での下げ幅としては歴史的な大暴落で、1987年の
マンデーショックを更新したと騒がれました。
マンデーショックは日本のバブルの最中に起こり、暫く株価は低迷するものの
半年後にはケロッと回復し、そのまま1989年年末に向けてバブル形成を加速
させていきました・・・。
今回は8月5日を一番底に、しばらく円高進行、アメリカ景気後退懸念、
そして中東の地政学的リスクがあって9月まで日経平均は28000円から32000円
程度でボックス圏をうろちょろしながら年末に35000円まで回復できればまあま
あ。下手すると二番底で25000円の下値を模索しながら年内は30000円まで
回復しないかも、という冷え込みを考えました。
しかし今のところ、あの大暴落以降は各営業日で終値はプラスを維持しつつ、
あっさり38000円台まで順調すぎるほど回復。
一体あの8月5日は何だったんだ??
今日現在でも一時は恐怖指数が65を超えていたものが現在は通常範囲の10~
20と言われる中の見事真ん中くらいの15台まで下がっています。
アメリカ景気後退懸念が落ち着いてきているのと、中東のイランの報復攻撃
可能性が低減してきたこと、そして円高進行が止まって再びやや円安傾向の
146円台、そして147円台となったこと、また日銀副総裁がハト派発言したこと
が、投資家たちに安心して日本株式市場への再参戦を促したものと思われます。
しかし私はちょっと懸念を持っています。
それはアメリカ経済は本当に景気後退懸念が無くなったのか?ということ。
不安はズバリ
「カードローンの延滞が深刻」
なことです。
そう、私には2007年のサブプライムローン問題と被って見えるんです。
カードローンの延滞が払えなくなるアメリカの貧困層、または低収入層が破産
すれば当然、貸し出した側には「不良債権」「焦げ付き」となり金融不安を
呼び起こします。
その結果どこかに倒産とか経営破綻が起これば、ドミノのように似たような
ことが次々発覚していけば??
サブプライムローンももともと「サブプライム」という低所得層にも住宅が
購入できるようなシステムを作り、その高金利で債券化したものが世界中に
売られまくりバブルとなったところでもともと利払いに無理のあったサブプラ
イム層が破産。利払い不履行となりサブプライム債券を持つ世界中の金融機関
に衝撃が走り、翌年のリーマンブラザーズ破綻に繋がっていきます。
今回も最悪、それに近い現象が起こるのではないか?と不安に感じます。
アメリカの民衆は、いい言い方すれば「節約家」、悪い言い方すれば「ケチ」
な日本人と違い、「消費してなんぼ」で購入意欲は高めですが、今回のカードロ
ーン延滞問題はまたもや「プチサブプライム問題」のようで実に怖いこと。
ただ安心材料として
①2007年当時に比べアメリカ民衆も最近のインフレに苦しみ、比較的財布の紐は
固くなってきている。あまり無茶な消費行動はしなくなっている
②サブプライム、リーマンショックの震源地かつ最大の被害国になったアメリカ
の経済界はあのリーマンショックを再発させないことに腐心している。だから
大事になる前にそれをソフトランディングさせ未然に防ぐことにあれこれと
策を講じている
ことです。
しかし経済の流れと言うのは一部の政治家や経済界の重鎮だけの策でコントロ
ールするのは限界があるのも事実。多くの民衆の生産と消費行動が起こす大渦の
流れは時には逆らい難い方向に行くこともままあるのが常である。
8月5日の大暴落はまさに予告編であり、今年のどこか、もしくは来年前半期に
もう一回か二回、どかんと暴落して再び日経平均が30000円、最悪26000円くら
いまで下げられるリスクは依然くすぶるものがあることはとどめておきたい。
ただし、今に限らず株式市場と言うのはいつでも幾つかの不安要素というのは
抱えているのもまた事実。
私は悪いほうの予想が当たらないまま、上手く今年中に40000円台を回復して
来年以降、2026年内の50000円到達まで向かってくれればいいなと願ってい
ます。
<完>
「急ピッチで上がりすぎでちょっと不安」
と思いました。
去年の段階でここでも私は
「来年(2024年)の年末には40000円超え、その後2026年には50000円超え
てきてもおかしくない」
などの予想を書いていたのはどのくらいの人が記憶にあるかは知りませんが(笑)
そんな強気側の私の予想すら上回るペースで2月に早々と日経過去最高値を更新
し、3月には40000超えすると
「はえーよw」
と思い、案の定4月にはクールダウンして寧ろホッとしました。このペースで
いくとバブルの可能性が高かったですから。
そして日銀の金利上げ発表の翌日から日経は荒れ始め、アメリカの景気後退
懸念や利下げ、エヌビディア等のAIバブル崩壊の危機感も重なり、8月5日には
遂に4400円超下げの一日での下げ幅としては歴史的な大暴落で、1987年の
マンデーショックを更新したと騒がれました。
マンデーショックは日本のバブルの最中に起こり、暫く株価は低迷するものの
半年後にはケロッと回復し、そのまま1989年年末に向けてバブル形成を加速
させていきました・・・。
今回は8月5日を一番底に、しばらく円高進行、アメリカ景気後退懸念、
そして中東の地政学的リスクがあって9月まで日経平均は28000円から32000円
程度でボックス圏をうろちょろしながら年末に35000円まで回復できればまあま
あ。下手すると二番底で25000円の下値を模索しながら年内は30000円まで
回復しないかも、という冷え込みを考えました。
しかし今のところ、あの大暴落以降は各営業日で終値はプラスを維持しつつ、
あっさり38000円台まで順調すぎるほど回復。
一体あの8月5日は何だったんだ??
今日現在でも一時は恐怖指数が65を超えていたものが現在は通常範囲の10~
20と言われる中の見事真ん中くらいの15台まで下がっています。
アメリカ景気後退懸念が落ち着いてきているのと、中東のイランの報復攻撃
可能性が低減してきたこと、そして円高進行が止まって再びやや円安傾向の
146円台、そして147円台となったこと、また日銀副総裁がハト派発言したこと
が、投資家たちに安心して日本株式市場への再参戦を促したものと思われます。
しかし私はちょっと懸念を持っています。
それはアメリカ経済は本当に景気後退懸念が無くなったのか?ということ。
不安はズバリ
「カードローンの延滞が深刻」
なことです。
そう、私には2007年のサブプライムローン問題と被って見えるんです。
カードローンの延滞が払えなくなるアメリカの貧困層、または低収入層が破産
すれば当然、貸し出した側には「不良債権」「焦げ付き」となり金融不安を
呼び起こします。
その結果どこかに倒産とか経営破綻が起これば、ドミノのように似たような
ことが次々発覚していけば??
サブプライムローンももともと「サブプライム」という低所得層にも住宅が
購入できるようなシステムを作り、その高金利で債券化したものが世界中に
売られまくりバブルとなったところでもともと利払いに無理のあったサブプラ
イム層が破産。利払い不履行となりサブプライム債券を持つ世界中の金融機関
に衝撃が走り、翌年のリーマンブラザーズ破綻に繋がっていきます。
今回も最悪、それに近い現象が起こるのではないか?と不安に感じます。
アメリカの民衆は、いい言い方すれば「節約家」、悪い言い方すれば「ケチ」
な日本人と違い、「消費してなんぼ」で購入意欲は高めですが、今回のカードロ
ーン延滞問題はまたもや「プチサブプライム問題」のようで実に怖いこと。
ただ安心材料として
①2007年当時に比べアメリカ民衆も最近のインフレに苦しみ、比較的財布の紐は
固くなってきている。あまり無茶な消費行動はしなくなっている
②サブプライム、リーマンショックの震源地かつ最大の被害国になったアメリカ
の経済界はあのリーマンショックを再発させないことに腐心している。だから
大事になる前にそれをソフトランディングさせ未然に防ぐことにあれこれと
策を講じている
ことです。
しかし経済の流れと言うのは一部の政治家や経済界の重鎮だけの策でコントロ
ールするのは限界があるのも事実。多くの民衆の生産と消費行動が起こす大渦の
流れは時には逆らい難い方向に行くこともままあるのが常である。
8月5日の大暴落はまさに予告編であり、今年のどこか、もしくは来年前半期に
もう一回か二回、どかんと暴落して再び日経平均が30000円、最悪26000円くら
いまで下げられるリスクは依然くすぶるものがあることはとどめておきたい。
ただし、今に限らず株式市場と言うのはいつでも幾つかの不安要素というのは
抱えているのもまた事実。
私は悪いほうの予想が当たらないまま、上手く今年中に40000円台を回復して
来年以降、2026年内の50000円到達まで向かってくれればいいなと願ってい
ます。
<完>
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