投資についていろいろ（日本株・外国株・投信・金・不動産、メインは株主優待）

かき氷はイチゴ味が一番

文字の大きさ

大中小

146 / 277

2024年7月27日以降

今度は南海トラフ地震注意報ですか・・・

しおりを挟む

　まずは8月8日に起きた日向灘地震で被害にあわれた方にはご同情いたします。
　さてこれを受けて気象庁が突然、
「南海トラフ地震が起こる可能性が数倍にあがった」
と発表しました。
　勿論だから近日中に高確率で巨大地震が起こるというわけでないのですが、
このお盆も被る夏休み真っただ中のこの時期、日本の国民の経済活動や消費活動
にも関わる時期に気象庁が何の根拠もなくこのような重大なことを発表するのは
それなりに根拠があるからでしょう。
　勿論突然起こるよりはこのように予め注意があった方が幾らかでも人的被害を
抑えることができるかもしれません。
　まあ8月に入ってから色々ハプニングが起こりがちです。
　今のところこれが今夜の日経先物の動きを見る限り影響を与えているようには
見えませんが、実際巨大地震が起これば日経平均株価は瞬間的・短期的には最悪
20000円台前半まで押し下げられる可能性は十分あります。
　個人投資家はどう考えればいいのでしょう？
　私は世界経済における割合を考えれば日本の影響力は１割弱です。
　オルカン投信や外貨ＭＭＦ、外国株や債券やREATなど外貨建て資産はいわゆる
「為替リスク」
があるとされてますが、私個人はそもそも
「円資産を多く持ちすぎるリスク」
を考えています。
　日本の個人投資家にはほぼほぼ日本株やＪリートだけでポートフォリオを固めて
居る人もいるかもしれません。しかし、東日本大震災の教訓で私はその頃から二割
ほどは外貨建て資産を保有してましたが、株主優待が好きすぎてｗ近年まで8割以上
を日本株など円建て資産で保有してましたが去年からこれを海外金融資産にシフト
チェンジしています。
　今日現在では丁度半分強が日本株、二割が米国株、二割が外国株や債券や不動産
の投信やＥＴＦ、そして1割が中国や東南アジアなどの個別株になっています。
　円安過ぎたのでちょっとドルを150円台半ば以上で買うのは避けていましたが、
最終的には世界の規模に合わせてまでとは言わないでもそれに近づけるイメージで
日本株など円建て資産は２割か25％を目安に考えています。
　巨大地震が起きて日本に壊滅的被害が出れば日本株は叩き売られ、そして円安に
なるでしょうが、その時に7割以上外貨建て資産、それも分散していれば損害は
吸収されやすくなります。
　つまり自分流にポートフォリオに分散を入れることでヘッジをかけるのです。
　また日本株大暴落で今日現在、５％台後半の高配当株がゴロゴロしていますが、
海外株はそれを遥かに凌駕する（７％、８％、あるいは10％、13％、15％、20％
以上）などの銘柄がゴロゴロしています。
　勿論海外株でもそれだけ高利回りなら何かしらの事情や欠陥、クセなどがあるの
できちんと調べないとなりませんが、これらも分散投資することでかなりリターン
は見込めます（リスクは高いのであまりリスクを許容できない方は海外金融商品、
特に新興国の株や債券にあまりぶっこまないほうがいいです。例としてつい半年前
まで大人気だったメキシコペソが急落中です）。
　インドは是非組み込みたいですが、日本から個人投資家がインド株を直接買う
ことはできないのでアメリカのＡＤＲを利用するか、投信を買った方が便利です。
　私はここ数年不調の中国株がそろそろ巻き返す頃と考えています。
　また高配当で有名なブラジルやコロンビアの石油会社や鉱物採掘会社、欧米の
海運業などその他にも分散投資してこの辺りで配当利回り平均８～10％以上は
見込んでいますｗ（ま、毎年安定は期待してませんが定期預金のつもりでｗ）
　
　個人的にまずずっと日本株で育ってきたし、日本人なので日本企業を応援する
気持ちは変わりませんが、仮に一億の資産があれば日本株に投じるのはそのうち
2000万が最低限、最高で2500万って感じです。
　そうそう、というわけなので新NISAの成長枠は日本株もいいですが思い切って
高配当の海外株が有効です。勿論収益に対して無課税なのはかわりません。
　海外株で海運や石油など配当が10％だの15％だのというものをずっと持ち
続けて配当だけ毎年淡々と受け取ればかなり節税効果、NISA活用度が上がり
ます（もちろん為替リスクと売却時に株価が上がらない場合の損失確定は利益
と通算して確定申告などで納税過多による還付対象とかにならないのでそこは注
意です）。

　実生活の地震対策は身を守る対策や水、食料、懐中電灯は自家発電の準備、
自分の家の近くのハザードマップを頭に入れて避難場所を確認する、近隣の人と
仲良くなっておくとかしておくですが、金融資産の対策は日本円建て資産に偏り
過ぎないこと。
　皆さんも円高が進んだらチャンスと思って少しずつ海外金融資産を増やしてお
くのはいいかな、とお勧めしますね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜完＞

しおりを挟む