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2024年7月27日以降
歴史的に残る強烈な下げと一般個人投資家はどうすればいいか?考える その①
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先週末の日経先物の動き、アメリカ市場の動きなどから本日もそれなりの下げ
が来るのは予想されてましたが、正直私の予想の2倍以上の下げでした。
さらに明日も日経先物の動きからは日経平均にして1000円程度の下げは予想
出来る状況です。
1か月先物の予想もまだ下げの方向です。
リーマンショックの時とは今の時点で状況などは違いますが、ここまでくると
債券・投信から始めた私の2003年からのこの相場の世界で2007年7月下旬から
始まったサブプライム問題と翌年のリーマンショックあたりのインパクトに匹敵
するショックに近いものがあります。
はっきり言うと9月までの間に日経平均は25000~26000円程度の底が予想
出来そうなくらいで、今日の基準よりもさらに2割程度落ちる可能性もあります。
そうなれば日経だけならリーマンショック級の大暴落と言えます。
毎年のように
「間もなく大暴落する」
とほざいていたエセ経済評論家や業界人がしたり顔で予想通りだったとか語りだ
すのは悔しいですが、新NISAの話題で去年や今年から参入した投資初心者の方たち
には本当に気の毒な状況になっています。
あまりにも厳しい洗礼ですが、これを機に
「こういうこともありえる世界」
「自分の大切な資産をどのように積み立てたり、また配分するか?」
「どれだけリスクを取れるか?」
など再考する機会と考えましょう。
自分の年齢、家族構成や将来のこと、お金の使い道設計や自分(と家族)の生活
費、何年後にどれくらいの資産に増やしたいのかetc
さて、こんな状況では悲観論が先行しがちですが、それでも冷静に見て行きまし
ょう。
円とドルの為替相場も株式市場も実は実体経済にぴったり沿っているものではあり
ません。実体経済との関連は後から説明されることの方が多く、大口機関の思惑や
それに誘導される個人投資家らの思惑(楽観か悲観かのセンチメンタルな部分)で
形成されることが多いです。
今回は円高と日本のゼロ金利を利用した海外機関によって引っ張られた株高を
新NISAで多くの日本人個人投資家が更に買い、やや加速的に日本株が上がりすぎた
ところにアメリカの景気懸念から利下げ、日本が金利を上げたなどで円高が予想
されたために円キャリートレードが終了と踏んだ海外勢の利確引き上げによる
日本株大幅な売り越しとパニックになった個人投資家の投げ売りが更に売りを呼んで
連日このような動きになったわけです。
一見今日だけで見れば買いのバーゲンセールにも見えますが
「落ちて来るナイフは拾うな」
という格言もあるように、ここは一旦パニック売りがどこで止まるのか?カギを握る
アメリカの景気後退懸念がどの程度で円高はどのラインまでで落ち着きそうか見なが
ら、9月までの乱高下しそうな不安定な相場の中で底値あたりを感じ取り、そこから
回復の兆しを見せたようなところで買えばいいと思います。
もちろん最底値で買えればいいですが、その予測もほぼ不可能なんでw
「もうはまだなり、まだはもうなり」
という格言もあるように、今日の下げでもうそろそろ終わりだろう、と楽観すると
実は「まだ」でさらに下げることも多く、まだ下がるだろうと最底値や欲張った
ナンピンや信用売りなど考えると「もう下げはお終い」で反転の狼煙があがることも
しばしば。
そもそも今日も偉そうな方々が色々不安煽ったり色々述べてますが彼らだって誰一
人、2024年8月に日経平均が31000円台になる、なんてこの半年以内に誰も予測できて
ないんですからねw
つまり素人はもちろん、プロだって先の見通しをピタリ言い当てることはできない、
相場の半分以上は実体経済より人の思惑や心理状況で上下するもの、だから上がると
きはゆっくりだが、下がる時は強烈なのはまさに人の心理からくるもの。
機関投資家や巨額資金で動かしているプロの個人投資家はともかく、一般的な個人
投資家は今は耐え時、というのが一番いい考え方だと思います、もっと言えば耐える
というネガティブな考えより今ここで起きていることは20年、30年の長いスパンの
長期投資の中では無視して構わないと思うことです。
新NISAなどで機械的に毎月積み立てている人はそのまま淡々と行えばいい、成長枠
で個別株買って今日の時点で10%や15%だのの損失が出ている人は慌てて売らずに
そのままキープして何年も回復するのを待てばいい。そういう人が買ったのは恐らく
新日鉄やJTなど日本株の比較的好配当銘柄と思いますが、間違いなくそれらはしばらく
保有していれば何年か先には再び今日の水準より上がる可能性高いし、配当をずっと
貰っていれば株価で多少マイナスになってもトータルでは利益になっているからです。
一般的な個人投資家こそこういうときに恐怖と不安で思惑を持っている投機家や
仕手と同じように「投げ」売っては一番損するタイプになります。
しかし今が買い場と余力でドーンと買うのも今の状況では更に損失を増やす可能性
もあるので、ある程度のベテランで
「この先も下がるだろうが今の水準なら買えば3年後以降で十分プラスになる」
と考えられる人はその人の余裕資金の中の一部を投じるのは有りかな、というところ
です。
次のその②では今の分析と今後の個人予想をお話しします。
<続く>
が来るのは予想されてましたが、正直私の予想の2倍以上の下げでした。
さらに明日も日経先物の動きからは日経平均にして1000円程度の下げは予想
出来る状況です。
1か月先物の予想もまだ下げの方向です。
リーマンショックの時とは今の時点で状況などは違いますが、ここまでくると
債券・投信から始めた私の2003年からのこの相場の世界で2007年7月下旬から
始まったサブプライム問題と翌年のリーマンショックあたりのインパクトに匹敵
するショックに近いものがあります。
はっきり言うと9月までの間に日経平均は25000~26000円程度の底が予想
出来そうなくらいで、今日の基準よりもさらに2割程度落ちる可能性もあります。
そうなれば日経だけならリーマンショック級の大暴落と言えます。
毎年のように
「間もなく大暴落する」
とほざいていたエセ経済評論家や業界人がしたり顔で予想通りだったとか語りだ
すのは悔しいですが、新NISAの話題で去年や今年から参入した投資初心者の方たち
には本当に気の毒な状況になっています。
あまりにも厳しい洗礼ですが、これを機に
「こういうこともありえる世界」
「自分の大切な資産をどのように積み立てたり、また配分するか?」
「どれだけリスクを取れるか?」
など再考する機会と考えましょう。
自分の年齢、家族構成や将来のこと、お金の使い道設計や自分(と家族)の生活
費、何年後にどれくらいの資産に増やしたいのかetc
さて、こんな状況では悲観論が先行しがちですが、それでも冷静に見て行きまし
ょう。
円とドルの為替相場も株式市場も実は実体経済にぴったり沿っているものではあり
ません。実体経済との関連は後から説明されることの方が多く、大口機関の思惑や
それに誘導される個人投資家らの思惑(楽観か悲観かのセンチメンタルな部分)で
形成されることが多いです。
今回は円高と日本のゼロ金利を利用した海外機関によって引っ張られた株高を
新NISAで多くの日本人個人投資家が更に買い、やや加速的に日本株が上がりすぎた
ところにアメリカの景気懸念から利下げ、日本が金利を上げたなどで円高が予想
されたために円キャリートレードが終了と踏んだ海外勢の利確引き上げによる
日本株大幅な売り越しとパニックになった個人投資家の投げ売りが更に売りを呼んで
連日このような動きになったわけです。
一見今日だけで見れば買いのバーゲンセールにも見えますが
「落ちて来るナイフは拾うな」
という格言もあるように、ここは一旦パニック売りがどこで止まるのか?カギを握る
アメリカの景気後退懸念がどの程度で円高はどのラインまでで落ち着きそうか見なが
ら、9月までの乱高下しそうな不安定な相場の中で底値あたりを感じ取り、そこから
回復の兆しを見せたようなところで買えばいいと思います。
もちろん最底値で買えればいいですが、その予測もほぼ不可能なんでw
「もうはまだなり、まだはもうなり」
という格言もあるように、今日の下げでもうそろそろ終わりだろう、と楽観すると
実は「まだ」でさらに下げることも多く、まだ下がるだろうと最底値や欲張った
ナンピンや信用売りなど考えると「もう下げはお終い」で反転の狼煙があがることも
しばしば。
そもそも今日も偉そうな方々が色々不安煽ったり色々述べてますが彼らだって誰一
人、2024年8月に日経平均が31000円台になる、なんてこの半年以内に誰も予測できて
ないんですからねw
つまり素人はもちろん、プロだって先の見通しをピタリ言い当てることはできない、
相場の半分以上は実体経済より人の思惑や心理状況で上下するもの、だから上がると
きはゆっくりだが、下がる時は強烈なのはまさに人の心理からくるもの。
機関投資家や巨額資金で動かしているプロの個人投資家はともかく、一般的な個人
投資家は今は耐え時、というのが一番いい考え方だと思います、もっと言えば耐える
というネガティブな考えより今ここで起きていることは20年、30年の長いスパンの
長期投資の中では無視して構わないと思うことです。
新NISAなどで機械的に毎月積み立てている人はそのまま淡々と行えばいい、成長枠
で個別株買って今日の時点で10%や15%だのの損失が出ている人は慌てて売らずに
そのままキープして何年も回復するのを待てばいい。そういう人が買ったのは恐らく
新日鉄やJTなど日本株の比較的好配当銘柄と思いますが、間違いなくそれらはしばらく
保有していれば何年か先には再び今日の水準より上がる可能性高いし、配当をずっと
貰っていれば株価で多少マイナスになってもトータルでは利益になっているからです。
一般的な個人投資家こそこういうときに恐怖と不安で思惑を持っている投機家や
仕手と同じように「投げ」売っては一番損するタイプになります。
しかし今が買い場と余力でドーンと買うのも今の状況では更に損失を増やす可能性
もあるので、ある程度のベテランで
「この先も下がるだろうが今の水準なら買えば3年後以降で十分プラスになる」
と考えられる人はその人の余裕資金の中の一部を投じるのは有りかな、というところ
です。
次のその②では今の分析と今後の個人予想をお話しします。
<続く>
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