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高配当狙いはどのあたりが良い?
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以前何度かテーマにしてますが
「いくらあれば完全リタイアで配当だけで生活できるか?」
では最低標準目安は一億円になります。
配当が税引き後4%ならば400万円。
都内でも一人暮らしなら十分でしょう。
同3%でも300万円ですが贅沢をしなければ無理のない範囲で生活できる
水準です。
だから郊外や田舎とか親の実家暮らし、慎ましい生活はもとから当たり前
とか節約生活が染みついている人ならば極論、5000万円の資産で3%の
年収150万円でもやっていけると言えばやっていけます。
反対に趣味が多くて出費の多い方とか家族がいて子どももいるなどという
方は400万円でも厳しく、都心近くであれば500万でも足りないかもしれま
せん。
600万円必要で4%利回りで行くなら1億5000万円は必要になります。
普通に貯蓄したり投信などの積み立てでパッシブに行くならなかなか届か
ない数字になります。
配当利回りは5%以上出すことも理論上は可能ですが、私は全銘柄平均
4%という数値で投資しています。これでもまあまあリスクが高いと思って
ますが、多少は欲張らないと配当十分貰えないのでw
でもいくら高配当でもかつての大塚家具や日産のように超無理やりなタコ
足配当や経営危機を感じるレベルの状態で6%だの8%だの配当する企業に
はとてもじゃないが投資できません。
高配当銘柄には常に
「現状か前期が業績ピーク(昨年までの海運業など)」で「減配」「業績悪
化」と常に隣りあわせなのです。
だから高配当の税引き前5%水準以上に投資するときには
「業績とここ三年の傾向」
「ROE」
「自己資本比率」
「配当性向」
「会社の規模・実績・知名度」
「PBR」
「純利益」
などをことさらチェックします。
そうするとヤフーファイナンスやみんかぶなどで「高配当ランキング」を
見た時に上位50~100位位までの5%以上配当銘柄のうち少なくとも半分程度
くらいは
「怪しい」
と映ってしまうんですねw
うまくできていものでこれが「税抜き前4%台」になってくると5%台の
銘柄よりも大分安心できる銘柄が増えてきて、「3%台後半」になればさら
に安心感もある良く馴染のある評価の高そうな会社の名前がゴロゴロしてきます。
税抜き前3%台後半でも十分な高配当に分類されますが、私は平均4%狙いなの
でそれらは幾つかポートフォリオに安全資産的に加えておき、基本は5%台、
4%台後半を据えてNISAの枠もめい一杯使います。
そして現在投資した総額について平均利回り計算したら実に税抜き4.8%w
二年前以上からコツコツ投資していた分が平均取得金額をさげているために
例えばJTなどは税込み配当利回りが現在5%程度前後になってますが、私の
平均取得金額は2700円くらいなので税込みで7%近い数値になってるんですw
こういうのが全体の成績を上げています。
それと同じ類では三菱HCキャピタルや日本特殊窯業、INPEX、東京海上、
商船三井、三ツ星ベルト、住友商事、伊藤忠などが寄与してくれています。
逆に淺沼組や奥村組、安藤ハザマなどは上記に比べると目立った寄与に
なってませんがそれでも平均取得額より現在のほうが2割近く上昇している
ので建設系のイメージ通りに地味に安定なのかもしれません。
4.8%の利回りは確かに嬉しいですが、投資している銘柄の中にはこれで
ずっと維持、または増配が期待できる銘柄かといえば厳しいと私は考えて
ます。
まずは最近逆風になっているインフラファンドの中のカナディアンソーラー。
現況の利回り自体は税抜きで5%を余裕で越えていて最強の一角ですが、
欲張って最近までコツコツ買い増しした結果、最近の価額急降下でついに
平均取得額を現在の株価が下回ってしまいました。
現在は政府の買い取り保証20年制度もあり、まだ数年は配当を維持できる
とは思いますが電力の需要やメガソーラー設置に対するネガティブな反応、
そして近い将来優遇制度がなくなった場合、配当は下がる可能性も大きく
ずっと収入源に頼れる感じはしません。
また三ツ星ベルトみたいにアクティビストの働きかけで配当性向を100%
前後にしている会社。
とてもじゃないが増配は不可能だし、こんな事続けたら事業拡大する原資
もありません。
今期か来期までであり減配が見えています。同じようなタイプには世紀
東急なども挙げられるし、JTや淺沼組、奥村組など配当性向が75%前後の
企業も減配リスクのほうが常に高い。
JTは企業母体がデカい上に実質日の丸企業、ワンチャンで大麻解禁など
の新事業独占などウルトラCも考えられるのでまだいいですが、建設系は
景気や業績が年によってもぶれやすいのでリスクは大きい。
ただ大阪万博や昭和初期のインフラをぼちぼち再整備しなくてはならな
いはずなので建設系や道路系には密かに期待感はあります。
そういったリスクや逆に現在は配当3%台でもまだまだ増配期待できる
商社系やオリックスや三菱HCキャピタルや芙蓉グループなどのリース系、
INPEXなどの資源系も保有しているので現在は4・8%の利回りでも平均
して4%は毎年固い超高配当のポートフォリオを組んでいます。
二重課税が面倒くさいのでアメリカ株は日本株の二割以下の投資になっ
てますがこちらもアルトリアなど配当重視の投資をしているのでやはり
全体としても税抜き5%に迫る配当超重視構成になっています。
私の個人資産は内緒ですが、仮に一億だとしたら5%で不労所得が50
0万!
やはり皆さん、銀行などに貯金するよりは多少のリスクは負っても何
かしら投資を始めるべきです!
<完>
「いくらあれば完全リタイアで配当だけで生活できるか?」
では最低標準目安は一億円になります。
配当が税引き後4%ならば400万円。
都内でも一人暮らしなら十分でしょう。
同3%でも300万円ですが贅沢をしなければ無理のない範囲で生活できる
水準です。
だから郊外や田舎とか親の実家暮らし、慎ましい生活はもとから当たり前
とか節約生活が染みついている人ならば極論、5000万円の資産で3%の
年収150万円でもやっていけると言えばやっていけます。
反対に趣味が多くて出費の多い方とか家族がいて子どももいるなどという
方は400万円でも厳しく、都心近くであれば500万でも足りないかもしれま
せん。
600万円必要で4%利回りで行くなら1億5000万円は必要になります。
普通に貯蓄したり投信などの積み立てでパッシブに行くならなかなか届か
ない数字になります。
配当利回りは5%以上出すことも理論上は可能ですが、私は全銘柄平均
4%という数値で投資しています。これでもまあまあリスクが高いと思って
ますが、多少は欲張らないと配当十分貰えないのでw
でもいくら高配当でもかつての大塚家具や日産のように超無理やりなタコ
足配当や経営危機を感じるレベルの状態で6%だの8%だの配当する企業に
はとてもじゃないが投資できません。
高配当銘柄には常に
「現状か前期が業績ピーク(昨年までの海運業など)」で「減配」「業績悪
化」と常に隣りあわせなのです。
だから高配当の税引き前5%水準以上に投資するときには
「業績とここ三年の傾向」
「ROE」
「自己資本比率」
「配当性向」
「会社の規模・実績・知名度」
「PBR」
「純利益」
などをことさらチェックします。
そうするとヤフーファイナンスやみんかぶなどで「高配当ランキング」を
見た時に上位50~100位位までの5%以上配当銘柄のうち少なくとも半分程度
くらいは
「怪しい」
と映ってしまうんですねw
うまくできていものでこれが「税抜き前4%台」になってくると5%台の
銘柄よりも大分安心できる銘柄が増えてきて、「3%台後半」になればさら
に安心感もある良く馴染のある評価の高そうな会社の名前がゴロゴロしてきます。
税抜き前3%台後半でも十分な高配当に分類されますが、私は平均4%狙いなの
でそれらは幾つかポートフォリオに安全資産的に加えておき、基本は5%台、
4%台後半を据えてNISAの枠もめい一杯使います。
そして現在投資した総額について平均利回り計算したら実に税抜き4.8%w
二年前以上からコツコツ投資していた分が平均取得金額をさげているために
例えばJTなどは税込み配当利回りが現在5%程度前後になってますが、私の
平均取得金額は2700円くらいなので税込みで7%近い数値になってるんですw
こういうのが全体の成績を上げています。
それと同じ類では三菱HCキャピタルや日本特殊窯業、INPEX、東京海上、
商船三井、三ツ星ベルト、住友商事、伊藤忠などが寄与してくれています。
逆に淺沼組や奥村組、安藤ハザマなどは上記に比べると目立った寄与に
なってませんがそれでも平均取得額より現在のほうが2割近く上昇している
ので建設系のイメージ通りに地味に安定なのかもしれません。
4.8%の利回りは確かに嬉しいですが、投資している銘柄の中にはこれで
ずっと維持、または増配が期待できる銘柄かといえば厳しいと私は考えて
ます。
まずは最近逆風になっているインフラファンドの中のカナディアンソーラー。
現況の利回り自体は税抜きで5%を余裕で越えていて最強の一角ですが、
欲張って最近までコツコツ買い増しした結果、最近の価額急降下でついに
平均取得額を現在の株価が下回ってしまいました。
現在は政府の買い取り保証20年制度もあり、まだ数年は配当を維持できる
とは思いますが電力の需要やメガソーラー設置に対するネガティブな反応、
そして近い将来優遇制度がなくなった場合、配当は下がる可能性も大きく
ずっと収入源に頼れる感じはしません。
また三ツ星ベルトみたいにアクティビストの働きかけで配当性向を100%
前後にしている会社。
とてもじゃないが増配は不可能だし、こんな事続けたら事業拡大する原資
もありません。
今期か来期までであり減配が見えています。同じようなタイプには世紀
東急なども挙げられるし、JTや淺沼組、奥村組など配当性向が75%前後の
企業も減配リスクのほうが常に高い。
JTは企業母体がデカい上に実質日の丸企業、ワンチャンで大麻解禁など
の新事業独占などウルトラCも考えられるのでまだいいですが、建設系は
景気や業績が年によってもぶれやすいのでリスクは大きい。
ただ大阪万博や昭和初期のインフラをぼちぼち再整備しなくてはならな
いはずなので建設系や道路系には密かに期待感はあります。
そういったリスクや逆に現在は配当3%台でもまだまだ増配期待できる
商社系やオリックスや三菱HCキャピタルや芙蓉グループなどのリース系、
INPEXなどの資源系も保有しているので現在は4・8%の利回りでも平均
して4%は毎年固い超高配当のポートフォリオを組んでいます。
二重課税が面倒くさいのでアメリカ株は日本株の二割以下の投資になっ
てますがこちらもアルトリアなど配当重視の投資をしているのでやはり
全体としても税抜き5%に迫る配当超重視構成になっています。
私の個人資産は内緒ですが、仮に一億だとしたら5%で不労所得が50
0万!
やはり皆さん、銀行などに貯金するよりは多少のリスクは負っても何
かしら投資を始めるべきです!
<完>
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