投資についていろいろ（日本株・外国株・投信・金・不動産、メインは株主優待）

セミリタイア・完全リタイアはいくらから可能？②

前回、金融資産3000万円では、独身と言う前提で実家暮らしで家持ちか、ひと月
五万円のバイトしてインカムゲインと合わせて年間180万あれば一人暮らしでも
やっていけるという話をしました。
　しかし将来の病気・入院などのリスクやインフレリスクなど考えると少々心元
ないでしょう。
　では5000万円ならどうか？と考えてみましょう。
　そもそも35歳までに5000万ためるというのが至難の業ですが、22歳で大卒で
就職して20代は年収300万台、30代から6年間は年収400万台で実家暮らし、
もしくは多少会社まで遠くとも郊外の3万円台の安アパートで頑張れば年間100万
は最低貯めることができて実家暮らしなら年150万も可能でしょう。
　それを初年度からコツコツと投信インデックスなどの積み立てから初めて、やが
て金融資産が1000万を超えるであろう30歳辺りから株式投資に手を出していきま
しょう。
　毎年100万積み立て月複利で計算して６％平均の運用利回りでいくとなんと360
0万円まで資産は膨れ上がります。
　5000万円には35・36歳にはこれでは及びませんから5000万円を普通のリーマン
で達成するなら実家暮らしでかなり徹底した節約暮らしが要ります。
　でも実家暮らしで毎月13万まで投資していけば最初は節約貧乏でも昇給していっ
て30前後にはそこそこ遊興費なども出せるでしょう。
　そうすれば毎年120万の積み立て月複利の６％平均利回りで36歳で5000万を超え
ますｗ

　では36歳で金融資産5000万でリタイアしたらどうなるでしょう？
　今度は生活費が毎月現金で必要になるから今までのような長い目で平均利回り６％
を毎年インカムで得るのは厳しいのでやはり日本株と米国株の個別銘柄投資の配当金
から４％が基本となるでしょう。
　すると年間200万のインカムゲインが得られるので、独身前提ならば実家暮らしは
勿論、月５万ほどの家賃であれば十分1人暮らしでも完全リタイアは可能で更に、
ひと月アルバイトなどで5万稼げば実家暮らしなら十分にバイクでも釣りでもキャンプ
でもスキーやスノボでもガンプラでもそこそこお金がかかる程度な趣味ならできる
計算になります。
　一人暮らしの場合でも200万＋バイト年間60万＝260万で月に推定6万程度以上は
余剰金がでるはずなのである程度の趣味とか友人たちのの交游費はあります。
　
　独身前提であれば
「5000万円あればリタイア可能！セミリタイアなら十分いける！」
　が結論です。
　ただしこれはその人が食事は普通で良い、車もいらない、海外旅行とかで贅沢
もしないなど庶民的生活にずっと満足できることが前提です。
　服もたまに少し高級なもの以外はユニクロやしまむらで十分！
　業務スーパーやドン・キホーテなどを愛用して、お得なクーポンとかポイントは
上手く使うとかですね。
　そうすれば将来の病気入院リスクも、時折歯医者とかに通うなんかも全然余裕の
はずです。
　
　でも、
「うっかり結婚してしまった」
「独身だけど人生楽しく自由に生きてみたい！」
「せっかく人生の前半で節約中心だからまだまだ若いうちは贅沢もしたい、高いもの
も買ったり、ぜいたく品や趣味のコレクション品を集めてみたい！」
　人たちはどうすればいいでしょう？
　36歳までに頑張って貯めた5000万では足りないようですね。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜続く＞