投資についていろいろ（日本株・外国株・投信・金・不動産、メインは株主優待）

高配当株

　株式投資には幾つかの手段がある。
①バリュー投資と言って、将来性はあるとか又は収益率は高いのに地味なせいか
　放置されている銘柄に対して将来の成長を見込んで割安に放置されている銘柄に
　つぎ込む
②グロース投資と言って、急成長で売上高や利益が伸びている企業に「順張り」す
る感じで波乗りしていくイメージ。

　①は日本人好みの逆張り的なイメージもありますし、②は急落を嫌う日本人苦手
な順張りタイプとも言えます

③高配当株投資→既に開拓がなされすぎてこれ以上の急成長はあまり期待できない
ものの、その分野では圧倒的なシェアや安定的な収益率を誇り、株主還元の一つで
ある配当率が高いこと。一般的には３％の配当率を超えていれば高配当に属すで
あろう。
　主なセクターは「海運業」「金融業」「建設・不動産業」などに多く、銘柄に
よっては①のバリュー株投資にも少し似ている部分はある。
　近年は海運業の配当率がとんでもなく、軒並み10％前後以上の配当率である。
　不動産・建設系も５～６％台で近年ずっと安定しているところも多く、メガ
バンク系など金融系も３～４％台と高めの配当率を誇る。
　なので元から種銭が多めの投資家なら、面白味はないがこれらに集中的に投資
しておけば日本株だけで平均利回り５％以上たたき出すことは夢ではないので、
もし１億円これらに投資すれば配当金だけで年500万の収益を上げるので、株だけ
で飯を食っていくことが可能になる。

④優待株投資は、贈り物大好きな日本人に性に合っている。
　しかし、このタイプの銘柄はだいぶ個人投資家によって長い間に占有されていき
今から参戦してもあまり旨味がある銘柄は残されていない。
　チャンスがあるとすればこれから優待を新設する銘柄があるかもしれないので、
そういうところに投資しておけば、値上がり益（キャピタルゲイン）をあげる
ことも夢ではない。
　しかし最近は外国人投資家の意見が厳しい大手銘柄やコロ〇の影響などで経営が
苦しい資本体力があまりない企業が株主優待を改悪か廃止する傾向が強めなので
個人的には今から優待目的の投資はしないように思える。
　値上がりとか期待しないで株価も現状維持でいいから、日常使いで今後も長期的
に安定している銘柄について
「少しの配当と優待券を貰える喜び」
を味わいたい余裕のあると投資家のみ勧められるタイプである

⑤IPOやテンガバー狙い→大きな値上がり益（キャピタルゲイン）を狙って、新規
上場する企業の株を先回りして買うか、上場後間もなくのどこかのタイミングで
組み入れるのがIPO投資、そしてそのIPO含めて今はベンチャー企業とか新しい分野
の革命児的存在でまだまだ企業規模も歴史もなく、配当すら０であるが、将来の
株価が現在の10倍、20倍になるのを期待して仕込んでいくのがテンガバー（株価
10倍）投資である。
　株式投資経験や見識に精通してきてみる目が肥えていると自負してきたものの、
究極の投資方法の一つであろう。
　

　個人的に今は③と④が中心で多少①と②をプラスしてるのですが、海運業は気に
なるところです。
　恐らくこんな高配当は今後どれだけ続くかは懐疑的ですが、少なくとも一つ言え
るのは数年前の日産などと違い、今回海運業はコロ〇やウクライナの件、それに
円安化のもと、大幅な収益を上げているのでたんまり内部留保できているはずです。
　大塚家具や日産みたいに無理に配当して株主を釣るだけ釣って、パンクするような
ことはなく、2年後に落ち着いて株価も今より3分の2に落ちたとしてもなかなかの
高配当を出す続けるのではないでしょうか？
　高値掴みはいつでも避けたいところですが10年単位以上で保有するつもりなら、
海運業も含めた安定的な高配当株銘柄で日本株の半分くらい抑えていても悪くは
ないような気がします。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　＜完＞