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異星で活躍する綾香&美波

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「お前が協力して我が星に提供してくれた綾香と美波(らの複製クローン達)
は我が仲間達に大人気だ」
 美波の試料を捧げて2週間後、マルクが四郎の所に現れて上機嫌で言う。
 美波の試料から2日目にまず一体の美波を再現、その後次々に複数頭作り
出して今は量産体制が整っていると言い、綾香に負けないほど星人達の人気
であり肉の味も評判だという。
 

 綾香と同じように食用でなくペット(家畜・愛具)として飼いたいという
のも現れたという。
「だが我らは基本的に肉食の戦闘種族だ。このような美味そうで可愛らしく、
そして弱い異性人のメスの姿を見つけたらどうしたがるのか?1頭の美波が
我らが仲間に捕食される姿を見てみたいと思わないか?」
 四郎はそれを聞いて何と恐ろしい!と思ったが例えそれがどんな残虐な姿
であっても興味が湧いてきたのも事実である。
 何せクローンとはいえ自分が今付き合っている綾香とうり二つの彼女が、
この星人達の見守る中で斬首される姿と血の滴る彼女の首をこのマルクが
鷲掴みしながら掲げて仲間に見せつけているシーンに興奮したのだ。
(あの田舎育ちの素朴で純朴で可愛らしい12歳の美少女はどんなやられ方を
してしまうのだろうか?)
という興味が湧いてきたのだ。
「是非見せてくれ」
「フフフ・・・お前もなかなかわかる男になってきたの~」
とマルクは言い、
「とくとみよ」
と四郎の前に臨場感ある光景を見せ始めた。

 目の前のただ広い草原のようなところに10mほど離れて身長150㎝体重
36㎏ほどの素っ裸の美波と身長2.5m近く体重は130㎏はあろうかという
上腕筋も腹筋も大腿筋も大胸筋も隆々で男根は既に美波に反応してかこれ
も隆々としている星人が対峙している。
 星人の指の爪は鋭く、そして口からはマルクのように上下2本ずつ鋭い
犬歯が生えており、これを美波に見せるようにしながら10m先の美波に
何か声をかけているが四郎には猛獣のうなり声のように聞こえた。
 美波はエプール星人の言葉がわかるのかそれを聞いて後ずさりして
「い・・・いやです!お願い、何でもしますからどうかそのようにしない
でください・・・」
と泣きそうな顔で懇願している。
 目の前の星人は首を振りながら何か叫び美波に襲い掛かっていった。
「いやーー!」
 美波は踵を返し走って逃げていく。
 星人は逃げる美波の背に向けて何か言っている。
「逃すか!お前を食ってやる!、と言ってるんだ」
とマルクが説明する。
 美波の逃げ足は12歳の女の子としては速い。
 が、星人もその巨体に似合わない速さで美波を追い回すがその姿には
完全に余裕がある。
「お願いです!許してください」
 美波は背後にストーカーしてくる相手に何度も懇願し、許しを請いながら
必死に逃げる。が、追いかけられ始めて約2分後、段々全速力で走るが難しく
なり体力と速度が落ち始めた美波に対して星人は余裕しゃくしゃく。ついに
追いかけっこに飽きたように背後からたなびく美波の長い黒髪めがけて
手を伸ばしてぐいっと掴むとその拍子に美波は転んでしまう。
 転んだ美波が起き上がろうとしたときには星人が上からのしかかり抑えつ
けて美波の体をまさぐりながら素早く自分のイチモツを美波のアソコにあて
がった。
 美波は悲鳴を上げる。
「まだ・・・私には早いです」
 もがいて抵抗するが星人は自分の都合のいい姿勢に彼女の体も合わせると
強引に合体を試みる。
 美波はもがき、星人は色々試す感じでいたが美波を捕えて10分後ついに
入れることに成功したようである。
「あああーーーん」
美波は体を動かしながら痛そうにするが覚悟はあるのかそのまま受け入れて
耐えているようである。
 星人は興奮したように何度か腰を振ってなるべく奥深くまで入れようとし
てついに満足するところまで入ったのか、四郎から見ても交尾は成功したよ
うに映った。
(あんな凶暴で大型な体つきの星人の男と、地球の日本産の美少女の間に
生殖行為が成立するのか!)
 その姿を見て何か感慨深いものがある。
 だがその四郎の感慨深さはわずか30秒ほどで終わる。
 性欲を果たした星人は食欲しか残ってなかったようだ。
 交尾を果たすとグワっと口を開いて真下の大人しくしている美波の無防備
な首に
「ガブリ!」
と噛みついたのだ。
 美波は痛そうな声をあげるが喉を咬まれたから声は出ない。
 必死に手足をばたつかせているが、美波ののどに食らいついた星人はその
まま美波の体に覆いかぶさるようにして美波の肩と腰に自分の蓋い両腕を
当てて獲物の動きを封じようとする。
 美波の首をなおも深々と咥えこむと美波の動きは数秒でだんだん小さくなり
やがて咥えられてから10秒ほど経つと動かなくなった。
 星人の手が美波の左胸の乳房あたりを何度も撫で始めた。
「獲物の息の根を止めたか心臓音を確かめているのだ」
マルクが説明した。
 まさにライオンやトラなどの肉食獣が草食動物を仕留める際の攻撃に似て
いる。
 美波の心臓が止まったのを確認したのか星人がやっと牙を美波の首から解放
するが、また口をグワッと開くと美波の右胸の乳房に噛みついたのである。
 星人は美波の右乳房の肉塊をすべて咥えこむとそれを引っ張り上げて顎を
激しく振り回し始めた。美波の胸がたちまち赤く染まる。
 傍から見ていても星人が動きをするほど美波のオッパイの肉が少しずつもげ
て本体から切り離されようとするのがわかる。
 4回ほど振り回す動きでブチっという音が四郎にも聞こえると同時に美波の
右胸は丸ごと星人の口の中に収められて切り取られてしまう。
 口に入った御馳走の生肉を星人は嬉しそうな顔付で咀嚼し始める。
 あの大きさなら推定500gくらいの肉であったろうか?
 10数秒ほど咀嚼するとごくりとそれを飲み下したようで、今度はすざかず
美波の右腕の上腕部に噛みつき彼女の腕の筋肉をお目当てに食べようとしてい
るようだ。
 一応人間に近い姿の強靭な大男が可憐な女の子を、まるでトラがシカを貪り
食うように捕食しているシーンに四郎はやはり恐ろしいものを見ているという
怖さも感じるがそれ以上に興奮を覚えて日本人の可愛い女の子がその肉を食べ
られていくシーンを見ている。
 星人の顎の力は強力で面白いように右胸、右上腕部、左ふくらはぎ、お尻
と美波の肉が次々と星人に咬み取られていくのを見ていた。
「まさに弱肉強食、まさに肉食獣による狩り」
と四郎は興奮気味に女の子の美味しそうな肉が次々食べられていくシーンに
満足する。
 実に美味い肉を食っているというような星人の満足気な顔。
 そして今度は再び美波の首に噛みつくと今度は全力で美波の首そのものを
咬み千切ろうとしているようだ。
 やがてしばらくするとコロコロ・・・と美波の愛らしい顔をした生首が胴体
から離れてそばに転がった。
 星人はすさかずそれを両手にとって自分の顔に近づけて美波の顔を見ると
嬉しそうに美波の顔をペロペロと舐めまわす。
「随分美波のことを気に入っているようだな、あいつ」
とマルクは楽しげに見ている。
「で、あの美波の頭部をどうするのかな?あいつ」
と結果はわかっているかのようにマルクは四郎に言っているのか独り言なのか
わからない感じでつぶやいている。
 美波の顔を舐めるのを止めた星人は美波の頭部を自分の胸にしっかり抱く
とその脳天に自分の上の犬歯を差し込む。
 頭蓋骨を貫いて犬歯は美波の脳内に刺さったようである。
 星人はしばらくそのままの姿勢でいて1分ほど経過する。
 そして星人は牙から何かを吸い出し始めた。
「あれはいったい何なんだ?」
 四郎が言うとマルクは
「あの牙を通じて美波の脳に直接消化液を送り込んで頭部のなかの肉質部分を
溶かしてしまうのだ。で、溶かされた美波の肉汁を奴は今吸い出し始めた
のさ。」
 つまり美波の脳みそや顔の内部の肉は溶かされ始めて星人の食べやすい液化
食料になってしまったのである。
 美味しそうにチューチュー吸い出している星人。よく見れば彼の牙の中に
美波の体の方からピンク色や赤色の液体状のものがどんどん星人の口の中に
吸い出されていっているのが見える。
「おおー!」
 星人の日本産の美少女という新しい獲物に対しての完璧な捕食能力に四郎も
素晴らしいとしか言いようがなかった。
 マルクは
「我々は獲物になる異性人のメスのどのあたりの肉が一番美味、または栄養
豊富なのか判別できる能力がある。美波や綾香の頭部の肉も我々の味覚には
最高級の御馳走と言うことなのだ」
「これって肉汁だけでなく吸血することも可能か?」
「ああ、生き血を吸い取ることもできる」
 美波の顔は食事が進むほどみずみずしさ・水分が失われていくのがわかる
ように少しずつ変化していき色白な彼女が茶色に変色していくのが分かった。
 頭部の食事が始まって15分後、ついに頭部の肉質や体液などを全て吸収し
たようである。星人は牙を頭部から抜くと改めて美波の顔を見て満足そうに
してさっきより軽くなったような美波の首を掲げて嬉しそうに叫んでいる。
「お前ら地球人にわかりやすいように言えば、『可愛いミイラが出来たぜ!』
と言っているんだ」
「ミイラ?そうか!」
 動物は死ねばその瞬間から腐敗が徐々に始まり、体液や肉質が残っている
ほど腐敗は著しくなる。しかし今回のように獲物の死後に時間を置かず、腐
敗の元になる肉質や体液を除けば逆にミイラとなって獲物の生前の原型を
残したまま、星人にとって必要な食事は済ますことができる。
 にしても綺麗すぎるミイラだ。
 確か地球でもアンデスや欧州で何百年も前の10代の美少女の美しいミイラ
が現存されていたはずだがそれと同じようなものが15分で完成されたである。
 生前の美波と比べて肌の色は茶色になっているものの、殆ど原形の美波の
顔そのものと変わっていない。
 星人はミイラ化した美波の生首と残った肉体を抱えながらどこかに去って
行くシーンで映し出された映像は終わる。
「あいつは美波の頭部のミイラを床の間か寝所に飾っておくのだろうな」
とマルクは言う。
 四郎もあの美波の可愛いミイラ頭部なら一つ欲しいと思ったくらい美しい
人形のようであった。
 連日、綾香も美波も売れ行きは良いが需要に供給が追い付かないようだ。
 女の子一人増殖するのに1日に一頭か二頭が限度だが注文は一日にそれぞれ
5~10くらい来ると言う。
「みんな地球人、いや正確に言えば日本人か。の若いメスの肉の味にはまって
しまったようだ」
とマルクは言う。
 彼女らの魅力を星人に宣伝するために三日前から食肉市場にスペースをと
って全裸の綾香と美波を一頭ずつ「展示場」に入れて、肉を求めて市場に来る
客達に見世物にしているという。
 四郎が面白く聞いたのは、彼女らがトイレするときにも見られている状況で
あり、彼女らが恥ずかしそうにしながら排せつするのを星人らに公開される
が、その恥じらいの姿や女性器丸見えの状態から排せつしているシーンなどが
星人らに非常に受けが良いらしいのである。
「変態的嗜好を持つ奴がいるのは地球人も異星人も一緒かw」
四郎にはこれがツボにはまった。
「だが四郎よ、綾香と美波、及びこれから新規に増える地球人のメスの魅力を
もっともっとアピールするにはどうすればよい?何か知恵を貸してくれ」
とマルクは言った。

                             <続く>
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