異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

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第98話 【閑話】冬休みの前に

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「んっく…」

ブルブル…。

(あ、またイカれたみたいです)

可憐様はシャルル様のパートナーになられてから時と場所に関係なく不意にイカれる事が多くなりました。

乳首やクリの感度が上がったからといって、特に何もしないで簡単にイケる訳はないのに…。

【淫紋】の完成時に“凄いご褒美”だとおっしゃっていたので、パートナーになった者だけに特別な何かが起こっているのかもしれません。
可憐様も一応平然とされているので気付かないフリをしておきます。
でも気持ち良さそうで羨ましい…。

「塔子、どうかしたの?」

「い…いえ、シャルル様はいつ頃お戻りかなぁと」

シャルル様達は少し前からアメリカに行かれています。
アメリカにも何人もパートナーがいらっしゃるのですよね…。

「もぅ、ようやくパートナーになれたのにお留守番だなんて…」

「可憐様は学校があるじゃないですか」

「またお母様達は呼んでもらっているのよ~」

「篠崎先輩も呼ばれる前にちょうど【淫紋】が完成したとの事で一緒ですものね。羨ましいです…」

頑張ってオナニーをしていたのですが篠崎先輩には追い付けませんでした。
そういえば篠崎先輩や他のパートナーの方々も時々こっそりイッておられたような…。

「冬休みになったらどこかに連れて行ってもらおうっと!」

セックスをいっぱいしてもらうんだから…。

「可憐様、ずるいです!」

「フフ…、塔子も早く【淫紋】を完成させることね!」

お腹の中がはち切れるような圧迫感と子宮を潰されるような快感…、セックスを知ればオナニーどころじゃないんだから…。
想像しただけで膣内の二つの球がキュッと締め付けられるのが感じられます。

(イッたばかりなのに気持ち良い…)

学校に着くまでにもう一イキ出来そうです。



XX XY



「「「可憐様、おはようございます」」」

「皆さん、おはようございます」

これまでもクラスの皆さんとは仲良くしていたつもりですが、修学旅行が終わってからグループに関係なく言葉を交わす機会が増えました。

「可憐様は今日も艶やかで瑞々しいですねぇ」

「【淫紋】も完成されたそうですし、私達とは違いますよね」

「そんなこと…、いずれ皆さんも同じようになりますよ」

そう答えると(柊)まどかさんと(仁科)七海さん、(帝塚山)凛子さんが目を輝かせています。
凛子さんには婚約者がいたんだっけ…。

修学旅行が終わり【淫紋】を完成させシャルル様の正式なパートナーになった後、クラスの皆さんには【淫紋】を完成させた事だけは教えています。

【精紋】に変わったを全員に観られることになったのは言うまでもありません。

先生達にはシャルル様の正式なパートナーになっている事も知られていますが、まだ成人していないので公表は出来ていません。

「聞いてみたかったのですが、一日に何回ほどイカれていたのですか?」

「そうね、10回以上はイッていたかしら…」

自室に“魔力風呂”と“スライム風呂”があるので、お風呂に入る度に気を失うまでイカされていたのです。
寝る前にもオナニーをしていましたし…。

「そ、そんなに…? おかしくなっちゃう…(ボソッ)」

「私はなかなかイケなくて…。何かコツでもあるのでしょうか?」

「もしかしてオナニーのやり方が合っていないのでは? 『性典』に載っているやり方は何度も試してみないとね」
「基本的にはどこをどう触るとどんな風に感じるかを頭と身体で認識するようにしていくと良いとシャルル様もおっしゃっていたわよ」
「最初は鏡で女性器をしっかり確認しながらね!」

「「「なるほど…」」」

「後は日々の努力ね!」

私はお風呂を使っていたのでちょっとズルをしたみたいだけれど…。

「分かりました」

「聞いてみて良かったわ!」

「もう一度『性典』を読み直さないと…」

「フフ…、私は【淫紋】が完成した後もオナニーを欠かさないようにしているのよ」

日中は常に“二つの球モード”と“三つの輪モード”で訓練をしています。
さすがに発動はしていませんが…。
スライムを“下着モード”にもしているので、愛液や潮が漏れる心配もなく安心です。

『それでそんなに…』

「……」
いつの間にか他のクラスメイト達も私達を囲んで聞き入っていたようです。



「「「可憐様、おはようございます」」」

「おはようございます、京香さん、水尚さん、菊子さん」

クチョ…、クニュ、クイ…。

(あんっ、イック…)
「くふぅ~(ボソッ)」

自分の席に座ると膣に入れている二つの球が膣内を擦りながら子宮を刺激し、更に繋がった三つの輪が乳首とクリを刺激し合い軽くイッてしまいます。

ハァ、フゥ~。

(皆の前では快感に耐えないと…)

学校に来るだけでも何度かイクのよね…。
その度に身震いしているのを塔子も気付いていると思うのですが何も言ってきません。

「私達もさっきの話を聞いていたのよ」

「最初にイクのに時間が掛かるのよね(その後頑張っても2~3回だし…)」

あ~、あのお風呂に入れたらなぁ。
何度でもイケちゃいそうなのに…。

「「私も~」」

「フフ…、気持ち良さに我慢しようとするからじゃない? 愛液や潮、おしっこを噴き出しても構わないぐらいじゃないとね」

シャルル様がしてくださるエステやセックスは我慢なんて出来ないほど気持ちが良いんだから。

「「「もう、可憐様ったら…」」」



「は~い、皆さん席について~、ホームルームを始めま~す!」

「先生、スカートが愛液で濡れて「うそっ!?」…ません」

「もう松下さん、からかわないで下さい!」

大体スライムを“下着モード”にしているので漏れたり濡らしたりすることはないのです。

「あ~、ホームルーム前にトイレでオナニーしてきたんだ~」

「そ、そんなことしません!」

誰かがそんな事を言うと、既に否定しても無駄な雰囲気です。
大体、いつも“二つの球モード”や“三つの輪モード”でトイレ以外でも訓練しているんだから…、とは生徒達には言えません。

「それを言うなら皆さんも休み時間にトイレに籠らないように」

「「「「「は~~~い…」」」」」

「さて、皆さんは来週から期末試験に入りますからね。オナニーはほどほどに~」
「オナニーのし過ぎで学力が下がればシャルル様に報告しますからねぇ~」

『エェェ~~~ッ!』
『ひっど~~~い!』
『先生はシャルル様のパートナーになれたからと言って~』

「どうしてこんな時に試験なのですか~!?」

「どうしてって、冬休み前ですからね…」

冬休みにはいっぱいセックスをしてもらいたいです…。
でも他のパートナーの皆さんに認めてもらえるように『100イキ苦行』というものをクリアしないと…。

「きっと私達が試験勉強をしている間にオナニーをするのよ」

ワイワイ…。
ヒソヒソ…。

『先生だけずるいです』

「ずるくありません!」



XX XY



「里中さん、おはようございます」
「「おはようございます」」

「おはようございます、広瀬さん、片桐さん、原田さん」

広瀬さんは千宮京香様の、片桐さんは柏木水尚様の、原田さんは和久菊子様のお供の方です。

「相変わらず髪は艶々で肌も瑞々しくて羨ましいわ」

「本当に…」

「やっぱり特別な化粧品ですか?」

実は奥様もエステで若返ったように変貌されたのですよね。
あの時は菊子様も驚いておられました。

「ハハ…ハ…」

以前、エステではなくスパだと言ってしまいましたが、冗談だったと思われているようです。



「そう言えば広瀬さん、千宮家では京香様をシャルル様のパートナーになることが認められたそうですね?」

生徒達が修学旅行から戻った時にチラッと姿を拝見しましたが、とても格好良くて逞しい男性でした。

「それを言うのなら和久家の方こそ…」

原田さんの質問に透かさずそう答えます。

「まぁ、奥様自ら『後援会』の会長をされるぐらいですからね。よほどシャルル様を気に入っておられるのかと…」

「そうですか…」

そういえば、香織様も若返ったように変貌されてからシャルル様にご執心のようです。
最近の京香様との会話はシャルル様のパートナーについてですものね…。

(フフン…)

可憐様は既にパートナーですし、私もパートナーにしてもらうのですからね。

「千宮家も和久家も凄いですね。お嬢様達を同じ男性のパートナーにされようだなんて…」
「水尚様には既に婚約者がおられますからね」

でも最近、お嬢様は婚約者の方の事を話されなくなりました。
特にお嫌いになられたという訳ではなさそうですが、何かに夢中になっておられるようです。

「シャルル様には既に何人もパートナーの方がいらっしゃるようですし、奥様は精子だけでもいただければと思われているのでしょう」

「私も格好良いパートナーが欲しかったわ~」

「片桐さん、結婚願望があったのですか?」

「もう片桐さんも原田さんも…、どうせ私達は仕事を選んだ行き遅れなんだから…。ねぇ、里中さん?」

「広瀬さん、どうして私を含めるのですか!?」

「だって年齢もそう変わらないし、同じ職柄でしょ」

「出会いもないわよねぇ」

「今から子供は…」

「わ…私はまだ若々しいですから。これからですよ」

だってシャルル様なら玲様の年齢でも直接子宮で受精させることが出来るのですから…。
どうやってかは分かりませんが、さくらさんが受胎できるのなら私だって…。

「「「ご自分だけずるいですよ~!」」」



XX XY



「フフ…、そんな話になっているの…」

「お供の皆さんもお嬢様達の変貌には驚かれていますからね。それにシャルル様のパートナーを目指されているとなれば…」

本来ならありえないことですし、まだ大半の保護者の方も娘さんの考えに困惑されているでしょうね…。

「そう考えると塔子は幸運ね」

「本当にそうですよね…。皆さんと話しているとヒシヒシと感じますよ」

覚醒することもなく、このままオナニーすら知らずに過ごしていくのですから…。
屋敷の警護員やメイド達もそうですが、もうオナニーのない人生は考えられない事でしょう。

「あ~あ、冬休みの前に試験ですって…。私もすっかり忘れていたわ…」

「私もシャルル様がお帰りになられるまでに【淫紋】を完成させますよ」

あと数日で完成しそうなのです。
そして新学期はシャルル様のパートナーとして…、フフフ…。

(六家の皆さんもそろそろなのよね…)

七家の当主と娘が全員シャルル様のパートナーになるのよね…。
これまで想像もしなかった事になるだなんて不思議な感覚だわ…。



XX XX XX XX XX XX

書き始めた時から読んでくださっている皆様、それから何かのきっかけで読み始めていただいた皆様、いつもありがとうございます。

今年はこれで終わりになりそうです。
2025年もよろしくお願いいたします。

皆様、良いお年を…。
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