異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

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第56話 二人の受精

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「「上月満子ですって!?」」

「うん、今日のお客様だったんだよ。さくらと玲は知っているの?」

いつもお客様の話をする訳ではありませんが、屋敷に帰ってたまたま一日の出来事を話していると二人が驚きの声をあげました。

「知っているも何も有名な女優さんですよ」

「私もお気に入りの女優さんでしたがしばらく見ていないですね…」

「そうだったんだ…。確かに美人で品があって素敵な女性だったよ。玲が言うように体調が悪かったみたいだよ。かなり疲れや弱っているところがあったから…」

「そうですか…、それなら今はかなり変貌されたのでしょうね…」

「そうだね、元々健康志向だったみたいだからスタイルは良かったかな…」

女優さんと聞くと納得です。
でも、艶やかで若々しく変貌するといっても本質的には人それぞれです。

「もしかして、大原朱里っていう女性も知ってる?」

「知らないですね…」

「私は聞いたことがあるような無いような…」

「上月様はその大原様の紹介だったんだよ」
「そうそう、じゃあアナウンサーで高遠しずくさんは?」

「今、話題の女性アナウンサーじゃないですか。やっぱりシャルル様と関係が…」

「さくらは知っていたんだ…。僕達は日本に帰ってきてからTVを見ていないから…」

さくらによると、同じ世代でブレックスしたい相手No.1だそうです。
現代のメディアにもそんなランキングみたいなのがあるだなんてちょっと懐かしい感じがします。

「私もシャルル様に出会ってからTVを観るぐらいならオナニーをしていますからね」

「ハハ…ハ…」

「ちょっと待ってください。この時間帯なら高遠さんが出ていたかも…」

「えっ、あんなところに映像が…」

さくらがチャンネルらしき番号を呟くとリビングの一面に大きな映像が映し出されます。

「シャルル様、ほらここに高遠さんが…」

「本当だ、彼女が映っているよ…」

「話題になっているだけあって綺麗な女性ですね」

「ご主人様、オナニーして頑張っているようですね」

「そうだね、エステの効果が続いているようで嬉しいよ」

「今度、高遠さんの新番組が始まるそうですよ」

「そうなんだ」

「マスター、エミリアさんみたいに出世したのかもしれませんね」

「高遠さんは広告を見て依頼してきてくれたぐらいだから頑張ってほしいよね」

二回目の予約は思ったより早いかもしれません。



XX XY



今晩は久しぶりにさくらと玲、ファースト・スライムを含めた4Pです。

アイには前もって避妊を止めてもらい、玲は運任せですがさくらは受胎させるつもりです。

いつものように二人の身体を洗い、お尻の穴も綺麗にしてあげるとイキ過ぎてすでにグッタリしています。
オナニーでもお尻の穴を責められているのか感度が格段に上がっているようです。

(スライムは容赦がないからな…)

『100イキ苦行』を体験済みの他のパートナー達が少し心配になります。



「じゃあ、さくらからね」

「はい…」

ヌルッ、クチャ…、ズプンッ。

「ふぐっ…イッくぅ~っ!」

「入れただけだよ」

ハァ~、フゥ~。

「お風呂で…何度もイッた後ですから…、それに『100イキ苦行』を達成してからイキ易くなって…」

「そうだったね。気を失うことも少なくなったみたいだし、僕も遠慮なく責められるよ。ハハ…」

「もう、シャルル様ったら~。優しくして下さいね」

「さくら、僕がそう言われて優しくすると思っているのなら、まだまだ甘いな。フフンッ」

アイやマオが側にいれば「ご主人様は鬼畜ですから」とか、「マスターは変態なのです」と、冗談ながらに罵られていたことでしょう。

「さくらさん、そんな事ではアイ様やマオ様に叱られてしまいますよ。私はシャルル様が気持ち良くなれるように頑張りますからね」

「ありがとう、玲。だったら今晩は思う存分楽しませてもらうよ。ファースト・スライム、頼んだよ」

さくらの相手をしている間は擬人化したファースト・スライムに玲を任せます。
今ではファースト・スライムは皆の各スライムに【接続】し、情報収集の他、指示しながら責めることも可能になっているのです。

「えっ、えっ? あ~~~んっ!」

(さてと、こっちも始めますか!)



XX XY



ガチャ…。

「「ご主人様(マスター)、おはようございます…」」

「おはようアイ、マオ…」

「マスター、朝からも激しかったみたいですね~。まるで『100イキ苦行』の後みたいですね…」

「ついね…。二人とも頑張っていて感度も向上していたみたいだから…。それで…アイ、どう?」

「はい、二人とも受精していますね」

「玲も受精したのか…。そういえば以前、受胎させるのは任意だって言ってしまったと思うけれど、自然に受胎してしまったな…。怒らないかな…?」

「マスター、気にしなくても良いのでは? いずれ七家の皆さんにはマスターの子を産んでもらう予定だったのですから…」

「マオの言うように早い方が良いですよ。パートナーも積極的に増やしていかないといけませんからね…」

「そ…そうだね…」

かなり早いペースだと思うけれど…。

「それでご主人様、性別はどうしますか?」

「う~ん、さくらはいつも一番に拘っているから男の子にしよう。玲は自然に任せるよ…」



いつものように先に朝食を食べていると、遅れてさくらと玲がやってきました。

「「皆さんおはようございます」」

「うん、綺麗にしてきたね」

「イキ過ぎて身体の感覚がおかしいですよ~」

「まだ膣とお尻の穴に男性器が入っている感覚です(ボソッ)」

「ハハ…、それより二人には大切な話があるんだよ」

そう言いながら椅子に座るように促します。
可憐さんと里中さんはすでに学校へ向かう準備でここにはおらず、アイとマオ、良子にエロフ達だけです。

「何ですか?」
「何でしょう?」

「実は…今回…、二人とも受精したんだ…」

「「えっ……」」

「それはそれは、お二人ともおめでとうございます」

「おめでとうございます(×9)」

「玲様が受精!?」

「良子もそんなに驚かなくても…」

エローヌ達がお祝いの言葉を伝えても二人とも目を見開いて固まっています。

「わ…私が受精~~~!?」

「フィオーネさん達のようにお腹の中に…?」
「シャ…シャルル様、受精は任意では…?」

「確かに任意で受精できるって言った覚えはあるけれど、今回は自然だから…」
「迷惑だったかな…?」

「そんなこと…」

「ただ、いきなりだったので驚いただけです。私とシャルル様の子が…」

「ハハ…、可憐さんの弟か妹にもなるね」

「さくらさん、ご主人様の精子で受精が出来て幸運ですね」

「二人とも子宮はその為にあるんだからねぇ~」

(アイ様、マオ様…)
ハッ!
「もしかして、子供はシャルル様のように魔法が使えるように…?」

「それはまだ分からないかな…。どういう風に遺伝するか…」

やっぱりこの世界では受精しても母体には変化がないようです。
異星人のエロフ達はともかく、人類には何かしらの変化があることを期待していたのですが…。

「受精するのは嬉しいのですが、出産するまでセックスをしていいただけないのが辛いですよね…」

「「フィオーネさん…」」

「そうそう、オナニーは良いけれど出産するまで膣内にスライムは入れないようにね」

「「そんなぁ~」」



ともあれ、二人とも受胎したことに喜んでいました。

現在はほぼ人工授精で、人工子宮を使っての生殖なので今はまだ何も感じないでしょうが、お腹が大きくなってきたら色々と実感することでしょう。

さくらは気付かれるまで本部の者達には黙っておくそうですが、玲は他の六家の皆に自慢しに行くそうです。

(僕もそろそろ六家を回っておかないとな…。文香にもクラリス達の事を伝えていなかったよ…)

スライムを渡してあるし、お風呂も作ってあるので成果を確認しに行くか…。
そろそろ『100イキ苦行』に挑戦したいと言うかもしれません。
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