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第59話 諜報員3
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「う~ん、間に合わなかったわね…」
同じ北海道内にいたのに…。
侵略者たちの来襲を本国から知らされてからではどうしてもタイムラグがありますね。
「攻めてくる数が少なかったんじゃない…?」
「オリビアが食べ歩きしようって言うから…」
「それはフローラでしょ! まったく観光気分なんだから…」
あと1時間早ければ戦闘の痕跡ぐらい調査出来たかもしれないのに…。
「えっ、観光しているのよ。日本の食べ物は美味しいよね~」
「そうね…って、任務が…」
「オリビアは変な所で真面目なんだから…。定期報告だけしておけば大丈夫だって」
「もう、フローラも報告してよね。デーブ部長に何を言われるか…」
「それにしても…、フローラ、太ったんじゃない?」
「うそっ!? オ…オリビアだって…」
「「……」」
「こ、今晩のホテルを探すわよ…」
ちょっとトレーニングもしないとダメね…。
「そ、そうね…」
XX XY
「へぇ~、気にして周りを見れば意外にいるもんだな…」
侵略者との戦闘後、支部から用意されたホテルにチェックインすると、早速曜介達とロビーに集まりました。
「そうだろ。桂司はいつも普通のホテルだって文句を言うが、スタンダードなホテルほど一般人は集まりやすいんだ」
「高級なホテルに泊まっても16歳に戻った俺たちじゃ相手にされないぞ。多分…」
それに年上のおばさんばかりだろうからな。
「(コクコク…)」
「それで曜介、どうするんだ?」
「こっちから声を掛けても良いんだが、にこやかに佇んでいるだけでも声を掛けてもらえる場合があるぞ」
「曜介はともかく博はそうだよな」
博でも声を掛けてもらえるのが納得いかないけれどな…。
「でも、女性の好みがあるなら声を掛ける方が良いぞ」
どうせ桂司は強面だから待っていても無理だろう。
「なるほど、その方が良いかもな…」
曜介の言うようにどんな女性から声を掛けられるか分からないからな。
それにブレックスとはいえ初体験は好みの女性が良いに決まっている。
「桂司、ブレックスに誘うのは別に交際を求めるのとは違うからな。一緒にゲームするみたいなものだと思えば良いぞ」
「分かったよ、声が掛けやすく感じるよ」
曜介やつ、ちょっと経験があるからって偉そうに…。
「フローラ、今晩はこのホテルね」
「思っていたより大きくて立派ね」
「この稚内という所はホテル自体少ない地域みたいなのよ。でもこれでスタンダードなランクだから良かったわね」
意外に観光地なのか観光客もいっぱいいるようです。
今日は侵略者の来襲もあったというのに…。
「夕食にはまだ少し早いわね。ハントでもする? 男性もいるみたいだし…」
「そうね、夕食までの時間潰しには良いかもね…」
「曜介、今チェックインを済ませたあの外国人はどうだ?」
パツキンじゃないがやっぱり日本人とは容姿が違うよな…。
(金髪と言えば…アイと言ったか…)
どうしてあんなに美人でスタイルの良い女性がシャルルのパートナーなんだ。
(パートナーと言うからにはすでにあいつはヤッて…。くそっ!)
つい嫌なことを思い出してしまいます。
「桂司はそっちの趣味なのか?」
「前の日本じゃ外国人と知り合うこともなかったろ?」
それに外国人のグラマーな女性は前の異世界にいた女性を思い出します。
(服装や雰囲気も中世の外国人だったものな…)
今から思えばみんな俺達を勇者として敬ってくれて、自由で堅苦しくもなく過ごし易い世界だったな…。
「まぁな、でも言葉はどうするんだ?」
「相手が日本語を話してくれるか、理解してくれるだろう。今なら高性能な翻訳機もあるんじゃないか?」
今では日本人は当たり前のように英語を話せるそうなので逆もありえるだろ。
「奥手のくせにそういう考え方だけは勇者だな、ハハ…」
「奥手いうな!」
「でも、相手は二人みたいだぞ」
「博は逆ナン待ちなんだから放っておけよ。行くぞ…」
「仕方が無いなぁ」
「お姉さん達は二人?」
「失礼ですがお時間はありますか?」
「「……」」
「これからブレックスでもどう?」
「お二人が綺麗だったのでつい声を掛けてしまいました」
「桂司、軽すぎだぞ(ボソッ)」
「曜介こそその話し方はキモいぞ。外国人にはこれぐらい軽い方が良いんだよ(ボソッ)」
「それよりやっぱり日本語は通じないのか…?」
「日本語、分かります。少し…」
「もしかしてハント…?」
「イエス? イエ~ス!」
(ハァ~、桂司が英語で答えてどうする…)
『フローラ、彼らたちは私達とブレックスをしたいみたいね』
『そうみたいね。でも英語が苦手とはめずらしい…』
『どうする? せっかくだしブレックスをしておく? 探す手間も省けたわよ』
『ちょっと若そうだけれど食べちゃおうか…』
「オーケー、良いわよ」
「やっり~、初めてが外国人だよ」
「えっ、初めてなの!?」
確かに顔付だけ見ると強面で大人っぽくも見えるけれど、雰囲気は幼い感じね…。
もう一人も体型はしっかりしていて紳士風だけれど大人になったばかりみたい…。
『オリビアはどっちにする?』
『私はどっちでも…。う~ん、でも…あっちの体型が大きい方にしようかな』
『私も初めての子の方にするよ。どんな反応をするかしら…』
XX XY
「ケイジ君、夕食までごちそうになって悪いわね」
「いえ、これぐらいどうってことないですよ」
「16歳だって聞いたけれど何か仕事を…?」
「まぁ、俺達は侵略者を相手に戦って…」
「えっ、侵略者!?」
「桂司!」
「もしかして二人は軍人なの?」
「あっ、あ~、まぁ、そんなところ…」
「若いのにすごいわね~。もしかしてエリートなんじゃ…」
「ハッハ! 確かに俺達はエリートだよな。なぁ曜介?」
「桂司…」
「オリビアさんとフローラさんはどうしてこんなところへ?」
「私達は長期休暇を利用して日本を回っているのよ。フフ…」
「北海道には少し前に来たところ…。日本と言えば侵略者に対する最前線だからちょっと興味があるわね」
「そうだったのですか…」
「侵略者なんか見ても気持ち悪いだけだぜ…ですよ。まぁ、俺たちの敵ではないけれどな」
「桂司! お前な~」
「そう…、日本国軍は強いのですね…」
「噂ではとっても強い特殊部隊がいるとか…?」
「俺達以上に強い部隊なんかいたか?」
「えっ、どういう…?」
「桂司、いい加減にしろよ。オリビアさんもフローラさんも気にしないでください。精鋭部隊はいても特殊部隊なんていませんよ」
「……、そういうことね…」
「じゃあね。ケイジ君、ごちそうさま」
「ヨウスケ君も誘ってくれてありがとね」
「「俺たちも楽しかったです!」」
「桂司、侵略者や日本国軍について話し過ぎだろ」
「一般人、それも外国人に少し話したところで分かるかよ」
「それでもマズいだろ…」
フローラさんが特殊部隊について聞いてきたことに違和感を感じました。
一般人が侵略者に興味があることも普通なのか?
来襲についても民間人には極力秘匿されているってさくらさんが言っていたような…。
「もういいだろ、大体もう二度と会うこともないんだから」
まだしばらくは北海道にいるそうですが、その後は東北地方に向かうそうです。
「そうだな、でもブレックスした相手にペラペラ話したりするなよ。一応俺達の存在は国家機密なんだからな」
すぐに自慢話にするからな…。
「ハッ、曜介のくせに…」
「それで桂司、フローラさんとの初ブレックスはどうだった?」
「あぁ、ブレックスは気持ち良かったな…。あんな風になっているとは思わなかった。本当にゲーム機に乗り込んでいるみたいだったな」
仕組みはよく分かりませんが本当に触れ合っている感覚がしました。
「でも、実際に触れられないのはもどかしいな」
フローラさんのおっぱい揉んでみたい…、いや、それより俺のリアルな初体験はいつになるんだ。
「慣れないとな…」
俺が桂司に言ったことなんだけれど、本当にゲーム感覚なんだよな…。
特に観光客は一期一会みたいで次もないし…。
「曜介こそオリビアさんはどうだったんだ?」
「あぁ、桂司のおかげで外国人とすることになったけれど、日本人とは違って積極的な感じで良かったぞ」
「違いがあるものなのか!?」
「やっぱり脳波にも性格の違いが出るんじゃないか?」
「今度日本人としてみれば分かると思うぞ」
「そうだな、とにかくブレックスをするのは簡単だったな。すみれや由香にも自慢してやろう」
「やめとけって…(どうして反感を買うことをする)」
XX XY
「ふぅ~、お腹もいっぱい…」
「フローラ、奢りだからって食べ過ぎよ。更に太るわよ」
「い…良いじゃない、御馳走したいって言ってきたんだし。二人とも外国人は初めてだったみたいだし、そのお礼だったんじゃない?」
「まさか日本国軍の関係者だとはね…」
ケイジ君の話し方には所々引っかかるところはありましたが、自国でも16歳の男性が軍人になることはあります。
でも、エリートって言うのは本当かしら…。
「それにしても、ちょっと普通の日本人とは違う感じがしたわね」
「そうそう、ブレックスでもこれまでと違ったわ。野性的というか…、悪くはなかったわね」
「確かに…そうね…。でも若いからじゃないの? フローラも年下好きになったりして…」
ヨウスケ君は大きな赤ん坊みたいだったけれどね。
「たまには初心な子も良いと思っただけよ」
ケイジ君にはこれまでの男性には無いガツガツとした力強さを感じたけれど、それでも全身を蕩かせてくれるほどではありませんでした。
このブレックスをした後の身体のモヤモヤはどうすればなくなるのかしら…。
(オリビアの言うように若い方が良いのかしら…?)
違いは感じられたのでこれからは年下も試してみようかな…。
同じ北海道内にいたのに…。
侵略者たちの来襲を本国から知らされてからではどうしてもタイムラグがありますね。
「攻めてくる数が少なかったんじゃない…?」
「オリビアが食べ歩きしようって言うから…」
「それはフローラでしょ! まったく観光気分なんだから…」
あと1時間早ければ戦闘の痕跡ぐらい調査出来たかもしれないのに…。
「えっ、観光しているのよ。日本の食べ物は美味しいよね~」
「そうね…って、任務が…」
「オリビアは変な所で真面目なんだから…。定期報告だけしておけば大丈夫だって」
「もう、フローラも報告してよね。デーブ部長に何を言われるか…」
「それにしても…、フローラ、太ったんじゃない?」
「うそっ!? オ…オリビアだって…」
「「……」」
「こ、今晩のホテルを探すわよ…」
ちょっとトレーニングもしないとダメね…。
「そ、そうね…」
XX XY
「へぇ~、気にして周りを見れば意外にいるもんだな…」
侵略者との戦闘後、支部から用意されたホテルにチェックインすると、早速曜介達とロビーに集まりました。
「そうだろ。桂司はいつも普通のホテルだって文句を言うが、スタンダードなホテルほど一般人は集まりやすいんだ」
「高級なホテルに泊まっても16歳に戻った俺たちじゃ相手にされないぞ。多分…」
それに年上のおばさんばかりだろうからな。
「(コクコク…)」
「それで曜介、どうするんだ?」
「こっちから声を掛けても良いんだが、にこやかに佇んでいるだけでも声を掛けてもらえる場合があるぞ」
「曜介はともかく博はそうだよな」
博でも声を掛けてもらえるのが納得いかないけれどな…。
「でも、女性の好みがあるなら声を掛ける方が良いぞ」
どうせ桂司は強面だから待っていても無理だろう。
「なるほど、その方が良いかもな…」
曜介の言うようにどんな女性から声を掛けられるか分からないからな。
それにブレックスとはいえ初体験は好みの女性が良いに決まっている。
「桂司、ブレックスに誘うのは別に交際を求めるのとは違うからな。一緒にゲームするみたいなものだと思えば良いぞ」
「分かったよ、声が掛けやすく感じるよ」
曜介やつ、ちょっと経験があるからって偉そうに…。
「フローラ、今晩はこのホテルね」
「思っていたより大きくて立派ね」
「この稚内という所はホテル自体少ない地域みたいなのよ。でもこれでスタンダードなランクだから良かったわね」
意外に観光地なのか観光客もいっぱいいるようです。
今日は侵略者の来襲もあったというのに…。
「夕食にはまだ少し早いわね。ハントでもする? 男性もいるみたいだし…」
「そうね、夕食までの時間潰しには良いかもね…」
「曜介、今チェックインを済ませたあの外国人はどうだ?」
パツキンじゃないがやっぱり日本人とは容姿が違うよな…。
(金髪と言えば…アイと言ったか…)
どうしてあんなに美人でスタイルの良い女性がシャルルのパートナーなんだ。
(パートナーと言うからにはすでにあいつはヤッて…。くそっ!)
つい嫌なことを思い出してしまいます。
「桂司はそっちの趣味なのか?」
「前の日本じゃ外国人と知り合うこともなかったろ?」
それに外国人のグラマーな女性は前の異世界にいた女性を思い出します。
(服装や雰囲気も中世の外国人だったものな…)
今から思えばみんな俺達を勇者として敬ってくれて、自由で堅苦しくもなく過ごし易い世界だったな…。
「まぁな、でも言葉はどうするんだ?」
「相手が日本語を話してくれるか、理解してくれるだろう。今なら高性能な翻訳機もあるんじゃないか?」
今では日本人は当たり前のように英語を話せるそうなので逆もありえるだろ。
「奥手のくせにそういう考え方だけは勇者だな、ハハ…」
「奥手いうな!」
「でも、相手は二人みたいだぞ」
「博は逆ナン待ちなんだから放っておけよ。行くぞ…」
「仕方が無いなぁ」
「お姉さん達は二人?」
「失礼ですがお時間はありますか?」
「「……」」
「これからブレックスでもどう?」
「お二人が綺麗だったのでつい声を掛けてしまいました」
「桂司、軽すぎだぞ(ボソッ)」
「曜介こそその話し方はキモいぞ。外国人にはこれぐらい軽い方が良いんだよ(ボソッ)」
「それよりやっぱり日本語は通じないのか…?」
「日本語、分かります。少し…」
「もしかしてハント…?」
「イエス? イエ~ス!」
(ハァ~、桂司が英語で答えてどうする…)
『フローラ、彼らたちは私達とブレックスをしたいみたいね』
『そうみたいね。でも英語が苦手とはめずらしい…』
『どうする? せっかくだしブレックスをしておく? 探す手間も省けたわよ』
『ちょっと若そうだけれど食べちゃおうか…』
「オーケー、良いわよ」
「やっり~、初めてが外国人だよ」
「えっ、初めてなの!?」
確かに顔付だけ見ると強面で大人っぽくも見えるけれど、雰囲気は幼い感じね…。
もう一人も体型はしっかりしていて紳士風だけれど大人になったばかりみたい…。
『オリビアはどっちにする?』
『私はどっちでも…。う~ん、でも…あっちの体型が大きい方にしようかな』
『私も初めての子の方にするよ。どんな反応をするかしら…』
XX XY
「ケイジ君、夕食までごちそうになって悪いわね」
「いえ、これぐらいどうってことないですよ」
「16歳だって聞いたけれど何か仕事を…?」
「まぁ、俺達は侵略者を相手に戦って…」
「えっ、侵略者!?」
「桂司!」
「もしかして二人は軍人なの?」
「あっ、あ~、まぁ、そんなところ…」
「若いのにすごいわね~。もしかしてエリートなんじゃ…」
「ハッハ! 確かに俺達はエリートだよな。なぁ曜介?」
「桂司…」
「オリビアさんとフローラさんはどうしてこんなところへ?」
「私達は長期休暇を利用して日本を回っているのよ。フフ…」
「北海道には少し前に来たところ…。日本と言えば侵略者に対する最前線だからちょっと興味があるわね」
「そうだったのですか…」
「侵略者なんか見ても気持ち悪いだけだぜ…ですよ。まぁ、俺たちの敵ではないけれどな」
「桂司! お前な~」
「そう…、日本国軍は強いのですね…」
「噂ではとっても強い特殊部隊がいるとか…?」
「俺達以上に強い部隊なんかいたか?」
「えっ、どういう…?」
「桂司、いい加減にしろよ。オリビアさんもフローラさんも気にしないでください。精鋭部隊はいても特殊部隊なんていませんよ」
「……、そういうことね…」
「じゃあね。ケイジ君、ごちそうさま」
「ヨウスケ君も誘ってくれてありがとね」
「「俺たちも楽しかったです!」」
「桂司、侵略者や日本国軍について話し過ぎだろ」
「一般人、それも外国人に少し話したところで分かるかよ」
「それでもマズいだろ…」
フローラさんが特殊部隊について聞いてきたことに違和感を感じました。
一般人が侵略者に興味があることも普通なのか?
来襲についても民間人には極力秘匿されているってさくらさんが言っていたような…。
「もういいだろ、大体もう二度と会うこともないんだから」
まだしばらくは北海道にいるそうですが、その後は東北地方に向かうそうです。
「そうだな、でもブレックスした相手にペラペラ話したりするなよ。一応俺達の存在は国家機密なんだからな」
すぐに自慢話にするからな…。
「ハッ、曜介のくせに…」
「それで桂司、フローラさんとの初ブレックスはどうだった?」
「あぁ、ブレックスは気持ち良かったな…。あんな風になっているとは思わなかった。本当にゲーム機に乗り込んでいるみたいだったな」
仕組みはよく分かりませんが本当に触れ合っている感覚がしました。
「でも、実際に触れられないのはもどかしいな」
フローラさんのおっぱい揉んでみたい…、いや、それより俺のリアルな初体験はいつになるんだ。
「慣れないとな…」
俺が桂司に言ったことなんだけれど、本当にゲーム感覚なんだよな…。
特に観光客は一期一会みたいで次もないし…。
「曜介こそオリビアさんはどうだったんだ?」
「あぁ、桂司のおかげで外国人とすることになったけれど、日本人とは違って積極的な感じで良かったぞ」
「違いがあるものなのか!?」
「やっぱり脳波にも性格の違いが出るんじゃないか?」
「今度日本人としてみれば分かると思うぞ」
「そうだな、とにかくブレックスをするのは簡単だったな。すみれや由香にも自慢してやろう」
「やめとけって…(どうして反感を買うことをする)」
XX XY
「ふぅ~、お腹もいっぱい…」
「フローラ、奢りだからって食べ過ぎよ。更に太るわよ」
「い…良いじゃない、御馳走したいって言ってきたんだし。二人とも外国人は初めてだったみたいだし、そのお礼だったんじゃない?」
「まさか日本国軍の関係者だとはね…」
ケイジ君の話し方には所々引っかかるところはありましたが、自国でも16歳の男性が軍人になることはあります。
でも、エリートって言うのは本当かしら…。
「それにしても、ちょっと普通の日本人とは違う感じがしたわね」
「そうそう、ブレックスでもこれまでと違ったわ。野性的というか…、悪くはなかったわね」
「確かに…そうね…。でも若いからじゃないの? フローラも年下好きになったりして…」
ヨウスケ君は大きな赤ん坊みたいだったけれどね。
「たまには初心な子も良いと思っただけよ」
ケイジ君にはこれまでの男性には無いガツガツとした力強さを感じたけれど、それでも全身を蕩かせてくれるほどではありませんでした。
このブレックスをした後の身体のモヤモヤはどうすればなくなるのかしら…。
(オリビアの言うように若い方が良いのかしら…?)
違いは感じられたのでこれからは年下も試してみようかな…。
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