異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

kujibiki

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第15話 勇者達(2組目)

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エロフ10人が僕のパートナーになり、宝条家が賑やかになりました。
そしてエローヌの指示で、まずは年齢の高い順に5人を受胎させています。

エロフは一度セックスを知るとエロフの本能か、それともこれまで交わった種族の性がDNAレベルで働いているのか、果てしなく性欲が強く孕むことを欲します。

最初はイメージ通りプライドが高い種族だと思っていましたが、エローヌ達がそうであったように2回もすれば種付けされる相手に従順になり、はっきり言ってドMなのです。
これも種を受け入れる為の種族的な性癖なのかもしれません。

さすがに彼女達ばかり相手は出来ないので、受胎している者を含め全員にスライムを渡しておきました。
もちろん受胎している者は膣内への挿入は禁止にしてあります。

アイやマオほどではないにしろ艶かしくなった美女達が快楽に溺れていく様を見ていると、つい嗜虐心が湧いてきて更にハードにしてしまうところでした。
アブナイ、アブナイ…。

《ご主人様は鬼畜ですからね》

《マスター、十分ハードでしたよ…》

《二人とも心を読むなよ~》

まぁ、様々なモードを説明した後、僕が“100回イクまで拘束”という指示を出しても悦んでいたくらいです。

エロフ達には戸籍が無いので法律上パートナーではありませんが、一気にパートナーが増えたので、さくらと玲も心配そうにしています。



「シャルル様、私の事もかまってくださいね」

「ハハ…、さくらも受胎したかったら言ってね…」

成人年齢が16歳という事は、さくらの年齢で早いと言う事は無いはずです。

「それは…自然に…」

まさか異星人の方々をパートナーにされ、いきなり受胎まで…。
シャルル様がおっしゃるには人工授精ではなく、直接子宮で受精するのだそうです。
いつか私も…。

(あっ!? 今はアイに避妊してもらっていたんだよな…。玲の希望はまだ聞いていないけれど、次からさくらは避妊しなくてもいいか…)

「そ…それより、今日は俊成組が広島県から帰ってくる予定ですので本部に来てくださいね」

「俊成ということは転移者なんだね…」

「フフ…、勇者は確かに日本人の転移者ですが、他のメンバーは全員異世界人ですよ」

他の組にも異世界人はいますが先に言ってしまうとシャルル様の興を削いでしまうかもしれませんから黙っておきましょう。

「それは楽しみだね~」

「それに…、俊成組にエルフがいますからね~」

エローヌさん達に会って驚きましたが、やはり同じ種族ですよね…?

「エローヌに教えてもらったんだけれど、エロフは種族繁栄の為に様々な星に行って受胎するそうだよ。場合によってはその星に残ることもあるらしいから、もしかしたらそのエルフも元はエロフの子孫かもしれないね」

「そうなのですか…」



XX XY



俊成組が帰って来たと連絡があったので、さくらのオフィスへ向かいます。

「やぁ、君が噂の5組目かぁ」
「僕は小林俊成だよ」

「僕はシャルル、こちらはアイとマオです」

顔を見るなり話しかけてくる俊成君は桂司君より若く見え、穏やかそうなイケメンです。

《ご主人様よりイケメンはいませんよ》

《ププッ…、マスターこの方も童貞ですね》

《まぁまぁ、それでも良いじゃない…》

なんだ、俊成君もメンバーには手を出していないのか…。
やっぱりそういうものなのかな?
僕達が挨拶をすると、俊成組のメンバーも順番に自己紹介してくれました。

さくらが言っていたエルフはレイアさんと言うそうです。
精霊術師だと言っていましたが、本当にエロフと変わらないな…。

レイア
性別:女
年齢:128歳
身長:166cm
体重:52kg
B:86cm
W:52cm
H:84cm
【処女】

他にもビルマという獣人族の女性戦士、ドドンパという人族の男性拳闘士、アンジーという人族の女性付与術士がメンバーのようです。

レイアさんとビルマさんは普段は『認識疎外』のアイテムを使っているのだそうです。
前の世界でも国によって色々あったのかもしれません。
地球でも有効なアイテムだと思います。

「凄いね。本当にファンタジーな世界にいたんだ…。僕達のいた世界は人族だけだったからね…。もちろん魔物もいなかったし…」

「そうなんだ…、僕達の世界は魔物だらけだったよ。でも僕達は魔王も倒したぐらいだからね。侵略者なんて怖くはないよ」

「頼もしいな、お願いするよ」

桂司君と違ってさらっと武勇伝を語ってきたな…。
僕より背が低いし、ヒョロッとしているようなのですが自信満々な感じです。

ドドンパさんの方が僕と変わらないぐらい身長もあって、筋骨隆々で勇者と思ってしまうほどです。

獣人族のビルマさんも俊成君より背が高く、筋肉質でスタイルの良い体型をしています。
ただ露出度の高い恰好に軽装備なので、ちょっと目のやり場に困ります。

獣人族としての特徴は白銀色の耳としっぽがあるだけでほぼ人族の女性と変わりませんでした。
尻尾を見ると虎かな?

アンジーさんは女性二人と比べるとどうしても地味に見えてしまいますが、素朴で可愛らしい感じの女性でした。
まさか幼馴染み…、と思い聞いてみましたが幼馴染みではないそうです。
俊成君、残念だったね…。

ビルマ
性別:女
年齢:16歳
身長:176cm
体重:65kg
B:90cm
W:60cm
H:85cm
【処女】

アンジー
性別:女
年齢:16歳
身長:160cm
体重:54kg
B:84cm
W:53cm
H:82cm
【処女】

「それより、アイさんとマオさんはどんな職業なの?」

「あっ、全員魔術士なんだ…」

僕が先に答えると、俊成君はアイとマオと話したかったようで少し不満げです。

「そう…なんだ…。それにしても二人は前の世界でも見た事が無いぐらい美しい女性だね」

「ハハ…、そう言ってもらえると嬉しいよ…。二人とも僕のパートナーなんだ。既にこの世界では夫婦になっているんだよ」

そう答えると一瞬目を見開いて驚いていました。
この手の男性には、つまらないことになる前にはっきり言っておいた方が良いでしょう。

それより、パーティーの女性を前にして“見た事が無いぐらい美しい”って言ってはダメですね。
女性達も少し呆れているのが分かります。

「まだ地球に戻って来たばかりだろ…?」
「ま…まぁ…僕達には使命があるからね…。浮かれていてもらっては困るけれどね…」

夫婦だと…?
くっ、羨ましい…。

「また一宮さんから聞くかもしれないけれど、僕達は違う目的で送還されたみたいだからね…」

「そ…そうなのか…、何の…、いやいい…」

俊成君は続けて言葉を言いかけましたが、考える事を止めたようです。
僕達は顔合わせを終えると部屋に戻ります。



「シャルル組は変わっているよね…。一宮さん、本当に強いの?」

中国・四国支部では桂司組より強いと噂されていたけれど…。

「強いわよ。タコやGも一瞬で消滅できるからね」
「まぁ、さっきもおっしゃったように魔物もいなく武器も必要無い世界から来られたんですけれどね…」

あなた達より強いと言いたいところですが拗ねてもらっては困るので我慢しておきます。

「ふ~ん」

「それにしても、一宮さん。どうしてそんなに若返った様に…」

「フフ…、アンジーさん、女性は素敵な男性にめぐり会うと変わるのよ…」

「でも、そんなに…(変わるわけ…)」

「そう言えばパートナーがいらっしゃるのでしたよね。僕が一宮さんを変えてみたかったですよ」

「ハァ~ッ? 冗談はよしこさん」

「い…一宮さん…?」
(冗談はよしこさんて…、どうしてそんな言葉を知って…)

「ごめんね、俊成君。残念だけれど俊成君にはそんな器量はないわね。もう少し女性の心理が分かるようにならないとね」
「ビルマさんやレイアさん、アンジーさんを大切にしないと後悔するわよ」

シャルル様と比べるとまるで子供ね…。

「はぁ~?」

「そうそう、レイアさんだけ少し残ってね。ちょっと聞いておきたいことがあるから…」

言葉の意味が分からない俊成君は不思議そうに部屋を出て行きました。



「一宮さん、さっきは俊成にバチッと言ってくれてありがとう。本当に無神経よね」

「レイアさんも大変ね~」

「誤解しないで。私は俊成のことなんて何とも思っていないから。私はこの機会に俊成の国、異世界を見てみたかっただけよ。エルフは好奇心旺盛なのよ。皆よりも寿命が長いからね」

「そうなのね…」

「それで、私に聞きたい事って?」

「そうそう、先日、人類に友好的なエルフ(エロフ)の方達に初めて会ったのよ。もしかしたらレイアさんも興味があるかなって…」

「えっ、会えるのですか!?」

「まぁ、驚くことは色々あるとは思うけれど、やっぱり同族に見えるからね」

シャルル様のパートナーですけれど…。

「こっちの世界でまさか同族に会えるなんて思ってもみませんでしたよ。良ければお願いします」

「ただ、俊成君達には会いに行く事や会った時の話は秘密よ。それが守れるのなら後で会わせてあげる」

「はい…、精霊に誓って…」



XX XY



ピンポ~ン。

プシュ―――ッ。

「えっ、ビルマ…さん?」

「シャルルさん、話がしたい…」

「良いけれど、一人で来て大丈夫なの?」

「アンジーは部屋だけれど、レイアは一宮さんと話があるそう。俊成たちも部屋…」

「そう、それで…?」

クンクン。
スーハー、スーハー。

「シャルルさん、凄く良い匂い。強い雄の匂い…」

俊成はなぜかシャルルさん達を弱いと思っているようですが、身体の内に秘められた生命力や強さは私達のそれを遥かに凌駕しています。

「えっ、近いよ…」

ビルマさんは一瞬で身体が密着するほど近づいてくると首筋や胸元、股間の匂いを嗅いできます。

「さっきから下腹部の奥が震えてどうしようもない…」

胸もドキドキして膝にも力が入りません。

「やはり獣人だけの事はありますね…」

「まさかマスターの匂いでここまで反応するだなんて…」

「シャルルさんを私の物にしたい…」

「それはダメだよ。さっきも言ったように僕は既にアイやマオとパートナーだから」

「反対に…、ビルマさんがご主人様の物になるのならかまいませんよ」

「アイ…」

「しかし俊成が…」

こんなこと初めて…。
本能がシャルルさんの雌になれと告げています。

「別にパートナーになったからといっていつも側にいろなんて言わないよ。僕達は組が違うからね。普段はこれまで通り俊成君と行動していてくれると良いから…」

あれ、何でフォローしているんだ…?

「ビルマさん、マスターのパートナーになるには身も心も捧げる必要があるのです。それが出来るのならパートナーの一人として認めてあげましょう~」

「……、分かった。だからこの身体をどうにかして欲しい。熱くてのぼせそう…」

「ではご主人様、家に帰りましょうか。夕食までに身体の疼きを無くしてあげましょうよ」

「う…うん…」

なに、この展開?
ビルマさんは僕の首に腕を回すと、股間と尻尾を僕の脚になすりつけてくるのでした。
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