異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】

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第6話 温泉旅館

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予想外の展開になりましたが、言ってみて正解でした。
ここから出られて美味しい物が食べられる…、それに待望の温泉です。

部屋に戻ってから一宮さんの準備が出来るまでの間、先にアイやマオとしておきました。

「ご主人様、お腹が空きました~」
「マスター、我慢できな~い」

「ハハッ…、僕もこんな風にセックスする度にお腹が減っていたんだよ。よく分かったでしょ」

前世で妖精体の二人は生命源である僕の精液だけを摂っていれば飲まず食わずで大丈夫でしたが、今世では激しく動けばお腹も減りますし、体液をいっぱい噴き出せば水分を欲するのです。

「ご主人様の精液で子宮だけじゃなくお腹も膨れれば良いのに~」

「だからと言って飲み過ぎないように…」

「でも人間の身体になると、精液を口にしただけで体力が回復してもっとセックスしたくなるのがよく分かるようになりましたよ~」

(ハハ…、僕の精液って強力な栄養ドリンクみたいだな…)
「さぁ二人とも早く服を着て…。一宮さんがこの部屋に向かってきているみたいだからね」

【検索】を発動させると一宮さんの行動が表示されます。
以前は二人とも能力で身体の状態を保ったり好きな恰好になれましたが、今は自分で着替えないといけないのです。



ピンポーン。

パシュ―――ッ。

「シャルル様、お迎えに上がりました」

「うん、ちょうど良かったよ。お腹が減ったから楽しみだよ。それでどこへ行けば良いの?」

「はい、こちらの宿です」

フフ…、平日とはいえ最高級のお部屋を予約しました。

「へぇ~、有馬か~」

「シャルル様から魔力の問題は無いと伺っていましたが、今回は少し近場にしておきました…」

「ありがとう。またいつでも行けるからね」
「じゃあ、早速行こう!」

【世界応答】を発動し、目的地の場所をピンチアウトで拡大します。

「な…何ですか、これは~!?」

「転移…」

そう言えばどこにでも行けるとはまだ言っていなかったな…。



XX XY



『一宮様、お待ちしておりました』

(ふぅ~、良かった…)

誤差もそれほど無く転移出来たので、スムーズにチェックインできました。
周りに他の建物が無かったからかな…。

『4名様ですね。ではお支払いはこちらに…』

受付の女性がそう言うと、一宮さんがカードを提示して支払いを済ませています。
聞けば政府の専用カードらしいです。
基本料金はチェックイン時に支払い、追加分はチェックアウト後に自動精算だそうです。

僕達はお腹が減っていたので一宮さんの荷物を従業員に任せると、早速夕食をいただく専用の離れに案内してもらいました。



「この旅館、とっても高級そうだね」

「もちろん、有馬一ですから…。一般客は宿泊できないかもしれませんね」

「えっ、そんな所に来たの?」

「フフ…、シャルル様のご要望であれば経費で落ちますから…。私もこんな旅館に入ったのは初めてですよ」

「一宮さんに上司はいるの?」

「もちろん、侵略者対策本部は政府直轄ですので首相の他、防衛省関連幹部が数人、防衛省は経費取りで経由させている為ですね。また、先日お話ししました七家の当主様もある意味上司にあたります」

「ややこしい話は聞かなかったことにするよ…」

僕達はこの土地ならではの贅沢な料理を堪能することに集中するのでした。

さくらを除いた僕達があまりによく食べるので驚かれたのは言うまでもありません。



XX XY



食事が済むと待望の温泉風呂です。

さすが最高級の部屋…。
温泉が堪能できる間取りになっており、服を脱げばいつでも入浴できるようになっています。
この部屋専用の露天風呂もあるそうで、何だか旅館を借り切っている気持ちになります。

「裸で過ごせるようになっているのですね」

「ほんと、贅沢な空間だよ」

いつでもルームサービスに対応できると言われましたが、アレをしているといつ休憩できるか分からないので夜食分は既に部屋へ届けてもらい、僕の【収納】内に保管しています。

【収納】内は時間も経過しないのでいつでも出来立てが食べられるのです。

前世ではパートナーに食べ物を補充してもらっていたんだよな…。
この世界でも料理人に【収納】の魔道具を渡しておけば…何とかなるか…。

【収納】内の食べ物や魔道具、アイやマオの属性石等は前世で亡くなる少し前にパートナー達に遺してきましたが、思い出の品々やファースト・スライムは入ったままです。

最終的にファースト・スライムは僕の影武者みたいになっていたんだよな…。
リーマンが存在するならこの世界でも使い道はありそうです…。



「では、ここからは私達が指導しますね」

「はい、アイ様…、マオ様…」

(……様?)

これから一緒にお風呂に入ると伝えると驚いていましたが、アイとマオに有無を言わさず全裸にされた一宮さんを横目に浴場へ向かいます。

スタイルは悪くはありませんが年齢の割には肌艶が良くなさそうで、胸は張りの無い三角形型で、小さ目の乳輪に飾りの様な乳首が付いている感じです。
お尻も明らかに硬そうで、年齢より老けて見えてしまいます。

「シャルル様、やっぱり私の身体は醜いですよね? アイ様やマオ様と比べるとまるで老人みたい…」

「それはさすがに卑下し過ぎだよ…」

大体10歳も年下のアイやマオと比べてはいけません。



「はぁ~、気持ち良い…。やっぱりお風呂は湯船につからないとね…」

掛かり湯をして湯船に入ると、並んで入っている僕達を一宮さんがジッと見ています。

「どうしたの?」

「男性器を初めて見ました…」

男性器ってあんなに大きいの…?
股間に子供の腕のような物が付いていたのです。

「マスターの武器を見てしまいましたね~」
「一宮さんはソレでヤラれるのです」

「えっ!?」

「ちょっとマオ…」

確かにヤルんだけれどね…。

「それに、アイ様とマオ様も本当に艶やかで瑞々しくて綺麗です…」
「乳首なんて果実のようですね」

「フフ…、この果実はご主人様に食べてもらう為にあるのですよ」
「ご主人様、どうぞ…」

「うっぷ…」

アイはそう言いながら乳房を掴むと乳首を僕の口へ持ってきます。

ペロペロ…、ハムハム…。

「あんっ!」

「そ…そんな…こと…」

「マスター、私も~」

「一度に咥えられな…ムグッ…」

チュウチュウ、ハムハム…。

「「あぁ~ん、いぃ~っ!」」

「マスター、まだ何も出ませんからぁ~」

(あわわ…、お二人の乳首が…)

男性に乳首を食べられるって何だか気持ち良さそう…。
見ているだけで私の乳首もジンジンとしてきそうです。

「い…一宮さん、こうした行為もご主人様のパートナーの特権なのよ」

「……(ゴクリ)」

「それじゃあ一宮さん、まずはご主人様の身体を洗って差し上げますよ」

「は…い…?」

私が男性の身体を洗う…?



ハァ~、ハァ~。

「アイ様、こうですか?」

どこからか取り出されたマットを浴場に敷かれるとその上に横になられたシャルル様を私自身の身体で洗っていきます。
背中側は何とかなりましたが、仰向けになられたシャルル様に身体を重ねるのはなんだかとても恥ずかしいです。

「もっと全身を密着させて…、男性器は胸を寄せて優しく包み込むように…」

「は、はい…」

シャルル様の男性器が更に大きくなった!?
私の胸の大きさじゃ満足に挟むこともできません。
硬くて熱くてドクドクしているのを肌で感じます。

(アイ達の指導は相変わらずだな…)

一宮さんが必死にパイズリをしてくれていて、僕の“ばななん”、いえ“息子”はギンギンになって反り返っています。
このままだと僕の方が辛いよ…。



ようやくシャルル様を洗い終え、続けて自分の髪を洗うと、今度はシャルル様が大きな手にいっぱいの泡をのせ全身をマッサージするように洗ってくださるのです。

(はぁ~ん、こ…これは極楽…)

男性に身体を洗ってもらえるだなんて、恥ずかしいのに気持ち良い~。

「あはんっ…」

エステには何度か行ったことがありますが、シャルル様の手は単にマッサージと言うものではなく、かといって整体でもなくまさに癒しでした。

いつの間にか私の声は大きくなり、震え、叫び、放出し、最後は快感に抗えなくなり意識を消失してしまったのです。



「あっ、一宮さん、気が付いたんだね」

「シャ…ルル…様…?」

あれ、身体に力が入らない…。
気付くとベッドに横たわっていました。

「ハハ…、仕事が大変なのかずいぶん疲れや弱っているところがあったみたいだね」

現代の女性は脱毛処理が基本らしく、どこもかしこもツルツルでした。
まぁ、施術の上手下手はあると思うので念のために僕が再処理しておきました。
もう毛穴すら分かりません。

「アイ様とマオ様が見えませんが…」

「あぁ~、あの二人は放っておいていいよ。まだ浴場か隣の部屋だから…」

この浴場付客室にはリビングやダイニングキッチンの他に寝室が3つもあるのです。

今頃二人は僕のファースト・スライムを相手にしていると思います。
人間になったのですから無茶しないと良いのですが…。



XX XY



ズブッ、クッチャ、ズブッ、クッチョ…。

「あんっ、あはっ、うぐっ、いぃ…」
(これが…セックス…)

生身同士の脳波で快感を共有するブレックスとは全然違う…。

互いの肉体、性器による粘液接触を通じて行われる性交。
こんな快感、ブレックスやリミックスでは体験できるはずもない…。

実際にシャルル様の太くて長い男性器が私の処女膜を破り子宮を突き上げてくるのです。
子宮の存在を感じるなんて生理と身体検査の時ぐらいなのに…。

そして子宮から伝わる快感は頭の中だけではなく全身を巡り、“イク”という状態になると、まるで身体が幽体離脱したかのような浮遊感を発現させます。

シャルル様は様々な“体位”で私の胸を揉んだり子宮を突かれると、私が“イク”のに合わせて大量の熱い精液を子宮の中に放出され、私はその強烈な快感におしっこを止められず何度も噴き出しながら意識を手放してしまうのでした。



「マスター、一宮さんの変貌が凄いです」

「ご主人様、やり過ぎなのでは…」

潮とおしっこが凄いですね…、涎まで…。

「えっ、これまでと同じようにしたつもりなんだけれどな…」

いつの間にか二人がこちらにやって来ていました。

「こちらの世界の女性は見えない所で不調が多いのかもしれませんね」

「確かにそんな感じだったかな…。病気は無かったみたいだけれど…」

まぁ、医療に関してはこちらの世界の方がはるかに進んでいると思います。

「そう言う二人もやり過ぎちゃダメだよ。もう人間なんだから…」

「【治療】と【回復】があるので大丈夫です。いざと言う時は【再生】をしますから…」

「それは分かるけれど…」

前世でもお尻の穴を【再生】した事があったものなぁ。

「さてと…、朝食を食べたら最後に露天風呂に行こうか」

「先に一宮さんが気付かれましたら4Pしましょうよ」

「きっとして欲しいって言うよね~」

「「じゃあご主人様(マスター)、それまでは私達と…」」

「二人ともまだするの~」

あっ、【時空】を発動させておかないとな…。



XX XY



「女将、昨晩お泊り頂いたお客様の件で…」

「どうかしたの?」

「実は最上級のお部屋に宿泊されていた男性1人、女性3人の内、女性の一人が入れ替わっているようなのです。担当の従業員が見覚えのないお客様が朝食を召し上がっていたと言っています」

「そのお客様なら昨日の夕食時にご挨拶させていただいていますので良く覚えています。リーマンかと思うほどの美男美女でしたね。一人を除いて…」

あんなに格好良くて逞しい男性を見たのは初めてです。
まさか芸能人だったのかしら…?
サインでもいただいておくべきでした。

「はい、その一人が目も覚めるような美女と入れ替わっていたそうなのです」

「そ…そんな馬鹿な…。宿泊人数には変わりはなかったのよね?」

「はい、増えた訳でもありません」

「では疑問は残りますが最上級のお客様なら…。あの部屋に宿泊される方も珍しいですからね」

「それは確かに…。政府関係者だったようですし…」

「そうだったわね…」

この旅館は一般人では予約も宿泊も出来ないのです。
何があっても個人情報はしっかり守らないと…。
でも…、後で防犯システムを確認しておきましょう。
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