DNAの改修者

kujibiki

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第544話 女王命令

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「グレイス、公衆浴場が完成したよ」

昨日と同じおやつの頃にグレイスに報告に来ました。
今日は最後の外構だけで、テーブルや椅子、備品などの搬入や設置は従業員の皆に任せるつもりです。

「本当ですか? 早く利用してみたいですね」

「まずは従業員の指導が先かな…。指導はドナにも手伝ってもらおうと思っているよ」

あっ、Tシャツとエプロンを用意しておかないとな…。

「早く開業して欲しいですからね…」
「ちょうどセイラに話そうと呼んであるので、シャルルが来てくれて良かったですよ」

「そうなんだ…」

「シャルル様、アナとルゥが驚いていましたよ。またお風呂に入りたいって言っていました」

「ハハ…、見た目が少し変わっていたものね」

昨日、あれから二人を『シャルルの湯』に連れて行ったのですが、良く考えれば営業時間中だったのでドナに対応を任せたのです。

入浴後にチェルシーお姉さんやベラお姉さんと実際に飲食をしてもらいながら仕事内容を確認してもらった後、四人をエルスタイン領都の屋敷に連れて来てもらい、僕がフランとロッキにも紹介しました。

早速今日はサマンサの屋敷の調理責任者であるソニアも含めてフランによる料理教室が開かれているはずです。
ロッキも食材管理責任者同士で情報交換をすると言っていました。

「そうそうホーリー、僕はアナお姉さんとルゥお姉さんには『シャルルの湯』を20回利用するまで何もしないつもりだから女性器の観察については秘密だよ」

チェルシーお姉さんやベラお姉さんもお客様カードを作って20回利用を目指しているようなので同様にするつもりです。

「もちろん黙っておきます」

「領民の女性が『シャルルの湯』でどこまで変わるか知りたいからね」

おそらく僕が覚醒してあげなくても、スライムには【AI】が付与されているので3~5回ほど利用すれば身体的な覚醒は出来ると思います。

「20回も通えばどうなるでしょうね~。私も興味がありますよ」

今後国民の女性に改善が見られれば、子宮で受胎することを推奨したいと思います。

「もしかしたら、自分で観察を始める女性もいるかもね…」

20回の利用で『手引書』は遅すぎたかな…?
トリスはすぐに気付いたようですし…。



コンコン、コン。
ガチャ…。

「グレイス様、セイラさんをお連れしました」

「ありがとう、ミレーヌ」

「グレイス様、ご無沙汰していま…す」
(えっ!? グレイス様が若返っている…?)
(だ…男性も一緒だわ…。私を見てる…?)

「セイラさん、どうかしましたか? どうぞお座りください…」

「は…い…」

ホーリーさんに促され、グレイス様と男性の向かい側の長椅子に座ります。
この数年の間にお二人のメイド服が変わっているようです。

それにミレーヌさんの左眼の色が違って見えていたのですが、グレイス様も瞳の色が左右で違って見えます。
ホーリーさんも風属性のカラードで左眼が緑色系だったのに…、一体どうして…?

「初めまして、シャルルといいます」

怪訝そうにしているセイラお姉さんに先に名乗ります。
部屋に入って来た時から思いましたが、セイラお姉さんは金髪で水属性のカラードだと分かる薄い青色の左眼をしていてセイラさんを彷彿とさせる女性でした。

服装はタイトな上着とパンツのスタイルで、体型は細身なのに胸やお尻がムッチリしていて服の上からでも豊満さを感じられます。
パンツスタイルが新鮮で、地球連邦軍の制服やパイロットスーツコスプレをしてもらいたくなります。

「セイラ、もう分かると思いますがシャルルが公表していた私とエリシアのパートナーなのよ」

「なっ!? セ…セイラと申しますっ」

見た事も無い黒い髪と瞳の男性…。
その格好良さとたくましい身体つきに目を奪われます。
グレイス様が再びパートナーを、そしてエリシア様が選ばれたのも納得です。
同じ男性というのには王領民も驚いていましたが…。

「セイラ、本当はシャルル私達パートナーにしてくださったのよ。間違えないでね…」

「そ…そんなことが…」

グレイス女王様とエリシア王女様が男性の下に…?

「他言無用ですが、ホーリーやミレーヌもシャルルのパートナーなのよ」

「えっ……」

「グレイス様、そう言っていただくのは嬉しいですがセイラさんが固まってしまいましたよ」

「ハハ…、新鮮な反応だね…」



「そ…それでグレイス様、私を呼ばれた理由は何でしょう? もしかして左眼が不調だとか?」

そういえば皆さんの左眼はシャルル様の瞳の色と同じです。

「フフ…、誤解しないでセイラ。私達は病気ではないわよ。左眼はセイラと同じカラードみたいなものよ…」

「カラードになられらのですか!?」

“そのお歳で”という言葉は飲み込みます。
カラードは“女”になってから数年以内に発現することが常識なのです。

「既にカラードだったホーリーさんの左眼まで変わるだなんて…、そんな事がある訳…」

それにホーリーさんやミレーヌさんもグレイス様と同じように若返っていますし…。

「ホーリー、セイラに説明してくれるかしら…」

「はい」



「そんな事がありえるのですか!?」

ホーリーさんの説明を聞くと、皆さんはシャルル様にパートナーにしていただいただけではなく、既に“誕生の儀”を済ませているそうです。

そして驚くことに受精する事によって、左眼がカラードの様にシャルル様と同じ黒色に変わるのだそうです。
“子宮で直接”受精するという意味が理解できませんが、シャルル様の精子の量は他の男性とは違う事が分かります。

「では…、呼ばれた理由は何でしょう?」

頭の中でこの部屋に入ってからの事を思い返しながら理由を尋ねてみます。

「実は近日中に『シャルルの湯』という公衆浴場を開業するのだけれど、セイラに支配人になってもらいたいと思っているの…」

「公衆浴場…? 支配人…ですか?」

「セイラお姉さん、この『シャルルの湯』には専属の治療院が必要になってくるのだけれど、今のところ支配人が見つからないから治療院をしているセイラお姉さんに兼任して欲しいと思っているんだ」
「もちろん支配人が見つかればセイラお姉さんには専属の治療院として専念してもらうけれど、これまでと同じような治療院ではなくなるんだよ」

「……、兼任という事は分かりました。ですがこれまでの治療院ではなくなるというのはどういう意味でしょう…」

「ここまで話せば論より証拠ね」
「シャルル、これ以上は面倒ですからセイラをパートナーにしましょう」

「えっ、パートナー!?」

「僕としても『シャルルの湯』の為に頑張ってくれる女性にはパートナーになってもらいたいと思っているけれど、セイラお姉さんはパートナーになろうと思っている男性はいないの?」

セイラお姉さんの好みもあるよね…?

「い、いないです」

「では、女王命令です。つべこべ言わずシャルルのパートナーになりなさい!」

「えっ、え~~~っ!」

「……」
命令でパートナーが出来るのは初めてかも…。



XX XY



いきなりグレイス様の命令でシャルル様のパートナーになる事になり、そのままなぜかグレイス様の部屋で三人でお風呂に入ることになりました。

シャルル様については分からない事ばかりですが、人生でパートナーが出来る事なんて考えてもいなかった私にとってはシャルル様のように格好良くてたくましい男性にパートナーにしていただけるのは幸運な事なのかもしれません。
実は内心、ちょっと嬉しく感じたのは秘密です。

それでも本当にグレイス様達と同じパートナーの一人にしてもらっても良いのでしょうか…?

そんな風に考えている間にシャルル様とグレイス様が先に浴場に入られましたので、私も慌てて服を脱ぎ浴場に向かいます。



「お…お待たせしました…」

チャポン…。

シャルル様とグレイス様が密着して湯船に浸かっておられる姿を横目に、かかり湯をしてから近くに浸かります。
大きな浴場と湯船…、まさか男性と一緒にお風呂に入るなんて…。

「グレイス様、本当に若返ったようですね」

年下の私の肌より瑞々しくて張りがあります。

「フフ…、ありがとう。シャルルのおかげなのよ」

(シャルル様のおかげ…?)

グレイス様の言葉もよく分かりません。



「じゃあ、身体を洗ってもらおうかな…」

「私が洗って差し上げたいところですが今回はセイラの為ですものね。最初にきちんと教えてあげます」

「は…い…、えっ!?」
(シャルル様の股間が…?)

浴槽から出られたシャルル様の股間を目の当たりにすると、その男性器らしき物の大きさに驚いてしまいます。
まるで腕が生えているようです。

「やっぱり驚くよね…」

セイラお姉さんが股間を凝視しています。

「セイラ、シャルルはこの世界における唯一本当の男性なのよ。あなたも後でシャルルの…、この男性器の素晴らしさが分かると思いますよ」

「……」



グレイス様に教えてもらいながら自分の身体に泡をたくさん付け、洗い場でうつ伏せになられたシャルル様に身体を重ね洗っていきます。

初めて男性と密着してる…。
それも裸で…。

全身を使ってシャルル様の脚やお尻、そして大きな背中を洗っていくのですが、乳首という胸の突起部分や女性器がクニクニ、ムニュムニュと擦れる度に頭の中がビリビリと気持ち良くて、下腹部がドクドクしてくるのです。

シャルル様の後頭部の方へお尻を向けて洗った時は、恥ずかしくておかしくなりそうでした。

ハァ~フゥ~、ハァ~フゥ~。

シャルル様の背中を洗い終えると次は身体の正面です。

「セイラ、もっと胸を押し付けるようにね…。シャルルに気持ち良くなってもらう事を第一に考えるのよ」

「は…はい…」

ムニュムニュ…、ヌルヌル…。

(くはぁ~、気持ち…良い~)

背中側とは違い起伏のある体に抱き付きながら身体を擦り付けると、女性器が男性器や膝に擦れる度に身震いがします。

「くぅ~、あふぅ~」

「じゃあ、最後に上下を逆にして…」

「えっ!?」
(それじゃあ…)

ヌルッ、クチャ…、ヌルッ、クチョ…。

何だか更に大きく、少し硬くなった男性器を胸で挟み丁寧に洗っていきます。

ハァ~、ハァ~。

(恥ずかしい…、シャルル様の顔の前に私の股間が…)

そんな風に思うと下腹部が熱くて蕩けそうで、女性器から何かが出てきそうに感じました。

グレイス様がおっしゃるには女性の胸は本来その為にあるのだとか…。
シャルル様の男性器を挟めるぐらい胸は大きい方が良いそうです。

私の胸はグレイス様よりも大きいようで、シャルル様もグレイス様の説明に苦笑いをされていましたが、私の胸が気持ち良いと言っていただけ嬉しかったです。



グレイスの感覚に合わせた指導でセイラお姉さんの洗い方はかなりハードでした。
グレイスは止めないといつまでも洗ってくれるほど僕の身体を洗うのが好きだからな~。

最後はセイラお姉さんの股間が顔に近づく度に真っ赤に充血した女性器が割れて見えていました。

気持ち良くてつい弄ってしまいそうになりましたが今は我慢です。
まずは覚醒させてパートナーにしてあげないとね。



何とかシャルル様の身体を洗い終えると、今度はシャルル様が私の身体を洗ってくださるそうです。

「シャルル様、髪を洗い終えました…」

「うん、じゃあまずは少し立ったままでいてね」

セイラお姉さんにその場でゆっくり回ってもらいながらの全身を診てみると、いつものように疲れや弱っている所がポゥッと光って見えました。

「あれっ?」

「どうかしましたか?」

「セイラお姉さん、女性器で何か困っていない?」

ちょうど女性器の割れ目辺りがゆっくり点滅していたのです。

「あの…、その…、毛が生えている事でしょうか?」

「ハハ…、毛の事じゃないよ。たぶん病気かな…?」

セイラお姉さんはカラードなので、髪の毛と同じ金色の陰毛が生えています。

「セイラ、シャルルの【治療】と【回復】魔法は凄いから気になる事があれば治してもらいなさい」
「セイラが自分で治せていないのなら薬では効かなかったのでしょう?」

「シャ、シャルル様が魔法を~!?」
「は…はい、薬で治まってきた方なのですが…、実は…おしっこをすると痛かったり不快な病気で…」

大きな声で驚いてしまいましたが、確かに私の【治療】魔法では治せませんでした。

「膀胱炎かな…」

「膀胱えん?」

「膀胱は分かると思うけれど、そこが炎症を起こしているんだよ。おしっこをする穴から細菌が入ったんだね。女性には多いかな…」

「なるほど…、同じような症状の女性が時々治療院に来ます」

「シャルル、治せるの?」

「うん、炎症さえ治せれば簡単だよ。じゃあ、身体を洗う前に治してあげるね」

セイラお姉さんを洗い場で仰向けに寝かせ、膝を立て股を開いてもらいます。

「セイラお姉さん、先に股間の毛を無くしても良いかな?」
「股間の毛も膀胱炎の一因になるからね。もう二度と生えなくても良いのなら僕が股間をツルツルにしてあげるけれど…」

「そんな事も可能なのですか?」
「……股間に毛が生えているのは珍しいですよね?」

「カラードだから生えているんだよ」

これまでの経験からそれは間違いないでしょう。

「そうだったのですか…、ではツルツルにして下さい!」

「分かったよ」

僕は【治療】で陰毛を無くすと、ついでにクリの皮も剥いておきます。
グレイスも興味深そうに横から僕の【治療】を見ています。



「じゃあ膀胱炎を治すよ」

グレイスが見ているのが気になりますが仕方がありません。
人差し指の指先から“誕生の儀”で使うような細い【触手】を作り出し、尿道へ挿し入れていきます。

ツプッ…。

「あんっ! そこは!」

お…おしっこの出る穴に何かが入ってきた?
少し痛いけれどヌルヌルと変な感じ…。
仰向けに寝ているのでシャルル様の手元が見えません。

「シャルル、入れても大丈夫なのですか?」

なら問題ないよ」

膀胱まで達すると【触手】を【変形】させカテーテルにするとおしっこを排出させます。
【触手】で直接吸っても良かったのですが【治療】している感じが分かり易いでしょう。

「シャルル、おしっこが勝手に出てきていますよ」

「あぁ~ん、変な感じ…」
(気持ち悪いのに気持ち良い~)

「治すためには膀胱を空にしておかないとね」

出切った所を見計らって膀胱内で【触手】の先端をバルーンのように膨らませると、膀胱内壁と尿道を【治療】と【回復】で一気に治します。

「うっ、あそこが…いっぱい…」

「セイラの下腹部が膨らみましたよ」

「ここが膀胱だよ。子宮の手前にあるからね」
「……はい、もう治ったよ」

ニュルン…。

バルーンをただの【触手】に戻すと引き抜きます。

「あはぁ~んっ!」
(い、今の何?)

経験したことの無い感覚が女性器から頭の中に伝わってきました。

「凄いわね…(ボソッ)」

なんだかセイラが気持ち良さそうでした。
いつの間にか子宮に繋がる穴から“あい液”が出てきているように見えます。
あんな風に“すらいむ”でおしっこの出る穴を弄るのも気持ち良いのかもしれませんね…。

「じゃあ、セイラお姉さんの身体を洗ってあげるね」

「は…い…」



XX XX XX XX XX XX

更新が遅くなり申し訳ありません。
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