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第521話 【閑話】仲間入り
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「は…初めまして、バルトリア王国パレス領領主のローレン・パレスと申します。こちらはタバサと言います」
『こんな遠い所までようこそおいでくださいました。私がローマン帝国エルスタイン領領主であり、シャルルの母でありパートナーのルーシャ・エルスタインと申します』
「シャルル様は本当にローマン帝国の方だったのですね…」
シャルル様にいただいた“すらいむ”という魔道具の使い方をエンターシャ様に教えてもらった後、シャルル様の本当の住まいに連れて行ってもらう事になったのです。
それも私の知らない“シャルルの扉”という魔道具で…。
『フフ…、驚かれるのも無理はありませんね』
『……ローレン様、少し顔が赤いですが大丈夫ですか?』
「大丈夫です…。少し緊張しているだけですよ」
立ったり座ったり、動く度にゴロゴロと響く振動に子宮に繋がる穴がキュッと収縮し、発動させていなくても穴の中の気持ち良い所や子宮口を刺激され、気を許すとイッてしまいそうになります。
“すらいむ”はルーシャ様やシェリー様達もご存知ない魔道具らしく、使っているのが知られてしまうとシャルル様に怒られるばかりじゃなく取り上げられてしまうそうなので、気を引き締めないといけません。
『そうですか、どうぞお座りください…』
「エンターシャ様の計らいでこんなに早くご挨拶が出来て良かったです」
私もシャルル様にパートナーにしていただいた以上、出来るだけ早くお母様にご挨拶に伺わないといけないとは思っていたところです。
それがまさか他国の領主様だとは…。
それにしても目の前にいらっしゃるルーシャ様はなんて若々しくてお綺麗なのかしら…。
側にいるエンターシャ様や、ここにはおられないシェリー様やサマンサ様達とは比べられませんが、見蕩れてしまうほどなのです。
それに先ほどお腹が大きくなっているのを見て受胎されているのが分かります。
エンターシャ様も昨年の領主会議後に受精されたそうです。
『私もようやくローレン様にお会い出来て嬉しいですよ。いずれご紹介出来ると思いますが、既にローマン帝国の領主様達も全員シャルルのパートナーなのです。残すところはバルトリア王国のマーガレット様だけですね』
「そんなに…?」
『この屋敷でも一部のメイドを除いてシャルルのパートナーなんですよ。他の領でもそちらのタバサさんのようにパートナーですから…、一体何人いるのでしょうね。フフ…』
「ローレン様は確かに皆さんより遅れてパートナーになりました。でもシャルルは立場や年齢に関係なくパートナー一人一人を平等に見て下さっていますよ。要するにパートナーになってからどれだけ頑張るかによるのです。そうすれば私達のように受胎させていただけるのですよ」
『メイド達も次々に受胎していきますからね…。来月“誕生の儀”を行うメイド長はもう動くのが辛そうなのでゆっくりさせて、後ろに控えているメルモアに変わってもらっているのですが、左眼を見ていただければお分かりの通り彼女もすでに受胎しているのですよ…』
「そんなに簡単に受精するだなんて…」
「ローレン様はまずはシャルル様に気持ち良くなっていただくように頑張りませんと…。平等だと言っても“せっくす”をしたいと思ってもらえるようになりませんとね。フフ…」
「“二つの球もーど”で頑張っていればきっと喜んで下さりますよ(ボソッ)」
「そ…そうでした…」
“二つの球もーど”はシャルル様の推奨ですからね…。
エンターシャ様も褒められたそうです。
『では、今日はゆっくりしていってください。夕食後にはサマンサ様達も来られると思いますからね』
『皆さんで一緒にお風呂に入りましょう』
「は…い…」
XX XY
「タバサさん…、お久しぶりですね」
「え~っと、あなたは確か初めてパレス領都に来られた時にシャルル様の後ろに控えておられた…」
「キルシッカです。あの時眼帯していた者はメンテールと言うのですよ」
あの時はご挨拶する機会はありませんでしたからね…。
「そうでしたか…」
あれ? 両眼がシャルル様と同じ黒色に…。
「タバサさんもシャルル様のパートナーになられたのですね」
「はい、シャルル様に認めていただいたようです」
「キルシッカさんは…、その…、眼が黒色でしたか?」
「フフ…、やっぱり違和感がありますか? 私はとっても気に入っているのですが…」
「シャルル様の精子によって受精すると左眼が黒色になるのはご存知ですよね?」
「はい…、領主会議で聞きました」
「実は私のお腹の中には子供が二人いる“ふたご”と言う状態なのだそうです。その為に同時に右眼もシャルル様と同じ黒色になったのですよ」
「え~っ、子供が一度に二人も~!? そんなことが…」
「シャルル様もとっても珍しいとおっしゃっていましたね。今のところ“ふたご”は私だけみたいです」
「タバサさんも必ず受精しますからそれまではシャルル様に気持ち良くなっていただけるように頑張ってくださいね」
「はい…」
私は貴重な魔道具をいただいていますからね。
先ほどエンターシャ様がおっしゃっていたように、シャルル様に“せっくす”をしたいと思ってもらえるように頑張らないといけませんね。
XX XY
「ローレン様がここにいらっしゃるとは…」
「サマンサ様…」
「ようやくシャルル様のパートナーにしていただいたそうです」
「それで、所用でジャトワン領都に来られたついでにルーシャ様にご紹介しようと思いまして…」
「ローレン様がエンターシャ様の所へ…? よく分かりませんが都合は良かったですね」
“シャルルの扉”が無いとエルスタイン領都まで来られませんからね。
『フフ…、皆さんの話から想像していた感じじゃなかったですね』
「もう~、皆さん一体どんなことを…」
『多分、もうそろそろシェリー様やグレイス様も来られるかもしれませんね』
『皆さんと一緒にお風呂に入ろうと待っていたのですよ』
「それは楽しみです…」
ルーシャ様のおっしゃっていた通り、しばらくするとシェリー様が現れ、それから少ししてグレイス様という方も現れました。
まさかローマン帝国の女王様もだなんて…、シェリー様達と変わらず艶やかで若々しくて、そして皆さん全員の左眼がシャルル様と同じ黒色で受胎されていると分かるのです。
私達が揃うとシャルル様が作られたという岩風呂に向かいます。
定員が40人と言うことでかなり大きな脱衣場で、既に数人が入っているのが分かりました。
「エンターシャ様以外の皆さんは本当にお腹が大きいのですね…」
『“誕生の儀”が待ち遠しいですよ…』
「でも、本当にルーシャ様はご子息であるシャルル様の精子で受精を…」
『ローレン様はまだ分からないかもしれませんが、シャルルは天使なのです』
「ローレン様、冗談のように聞こえるかもしれませんが、本当にそれに近い存在なのです。それはご自身の身体で確認されているでしょう? シャルルは神が遣わされたこの世界にたった一人の本当の男性なのです」
「そう…でしたね…」
サマンサ様に言われてみると確かに納得してしまいます。
私の身体を生まれ変わらせて下さった能力はまさに神の力です。
ルーシャ様は私が納得すると浴場に入る扉を開かれました。
その瞬間に浴場内から聞きなれたと言うか、良く自分が口にするような喘ぎ声がどこからか聞こえてくるのです。
「ルーシャ様、ここは一体…。お風呂ですよね?」
『はい、シャルルが私達の為に作ってくれたお風呂です』
「今日も楽しみですね~」
「ローレン様も一度入れば通いたくなりますよ。私達がここへお邪魔しているのはこのお風呂に入る為なのです」
「シェリー様、エンターシャ様…(ゴクリ…)」
「まぁ、入ってみれば分かります。ローレン様はどうなるでしょうね~」
「グレイス様も気を失うまで入らないでくださいよ。湯船から出すのが大変なんですから…」
「シェリー様も設定時間を守っていないのをシャルルに言いますよ~」
「そ…それは…皆さんも同じ…、すいません…」
XX XY
「うひぃ~っ、あはっ、イックぅ~っ!」
“魔力風呂”と言うのだそうですが、足の付かない湯船の中に浮いた状態で胸や乳首、女性器の穴や剥き出しなったくり等、身体の隅々をビリビリとした強烈な刺激で貫かれていきます。
「ローレン様はもうイッたのですか…」
「だって…、こんなの…」
『ま…まぁ、最初ですからね…。うっくっ…』
「あふぅ~っ、気持ち良いぃ~」
「私もイキそう…」
「サマンサ様、耐えるのです。耐えるほどイッた時は最高に気持ちが良いのですよ…」
「あぁ~、ダメです。頭の中がおかしくなるぅ~」
『私も…我慢の限界…』
「「「……」」」
「イックぅ~っ!(×全員)」
お風呂なのに想定外の気力と体力を使いヨロヨロになりながら湯船から出ます。
さすがの皆さんもあれだけイケばフラフラです。
この“魔力風呂”の凄い所は例え気を失ったとしても、容赦のない強烈な刺激ですぐに覚醒させられ、湯船に浸かっている限り終わりがないということです。
その為かどうかは分かりませんが、シャルル様から入浴時間が決められていたそうですが…。
ハァ~、フゥ~。
「ローレン様、まだこの“魔力風呂”は始まりに過ぎませんよ。次の“すらいむ風呂”に入れば絶頂必至です」
「す、“すらいむ”…ですか!?」
シェリー様が“すらいむ”という言葉を発せられたので少し驚いてしまいます。
「ローレン様…」
「……」
エンターシャ様に呼び掛けられそちらを向くと、他の皆さんには見えないように口に人差し指を立てておられました。
(そ…そうでした、“すらいむ”は秘密なのです)
でも、その“すらいむ風呂”ですって…?
ルーシャ様達に案内され階下に向かうと、誰かが入浴していました。
『トリス達が入っていたのね』
他にキルシッカとカリーナさんが“たんさん風呂”に入っています。
「タ…タバサがあんな所に…」
少し離れたところにある長椅子の上に寝かされていました。
「気を失われたもので…」
『ローレン様も気を失われても大丈夫ですからね…』
最初は置いていなかった長椅子ですが、気を失う者が多かったので設置したのです。
「そ…そうですか…」
皆さんが入っておられる湯船はシュワシュワとしており、ニコルがシャルル様に教えていただいたという飲み物のようです。
湯船の底から光が当てられており、細かな泡がキラキラとして素敵です。
『こちらは“たんさん風呂”と言って最後に入ると良いでしょう。お肌がツルツルになりますよ。そして奥に…、暗くて見えませんがそちらに“すらいむ風呂”があるのです』
「本当に暗い…」
湯面が薄明かりで揺れているのは分かりますがお風呂とは思えません。
「じゃあ、初心者のローレン様は浅い方に入ってもらいましょう。“すらいむ風呂”は気を失ってもなぜか沈みませんから安心してください…」
「……」
エンターシャ様が説明をしてくださり、私達以外は先ほどの“魔力風呂”の様に深い浴槽の方へ行かれました。
「ローレン様、この“すらいむ風呂”は私達がいただいた“すらいむ”と同じ様な物ですからね(ボソッ)」
「あの小さい物が入っているのですか?(ボソッ)」
「そうではありません。入れば分かりますが湯船全部が“すらいむ”みたいな物なのです(ボソッ)」
「まぁ、気を失うほど気持ち良いのは確かです。フフ…(ボソッ)」
「……」
いつの間にか私達が小声で話す必要が無いほど、隣から皆さんの喘ぎ声が聞えてくるのでした。
『こんな遠い所までようこそおいでくださいました。私がローマン帝国エルスタイン領領主であり、シャルルの母でありパートナーのルーシャ・エルスタインと申します』
「シャルル様は本当にローマン帝国の方だったのですね…」
シャルル様にいただいた“すらいむ”という魔道具の使い方をエンターシャ様に教えてもらった後、シャルル様の本当の住まいに連れて行ってもらう事になったのです。
それも私の知らない“シャルルの扉”という魔道具で…。
『フフ…、驚かれるのも無理はありませんね』
『……ローレン様、少し顔が赤いですが大丈夫ですか?』
「大丈夫です…。少し緊張しているだけですよ」
立ったり座ったり、動く度にゴロゴロと響く振動に子宮に繋がる穴がキュッと収縮し、発動させていなくても穴の中の気持ち良い所や子宮口を刺激され、気を許すとイッてしまいそうになります。
“すらいむ”はルーシャ様やシェリー様達もご存知ない魔道具らしく、使っているのが知られてしまうとシャルル様に怒られるばかりじゃなく取り上げられてしまうそうなので、気を引き締めないといけません。
『そうですか、どうぞお座りください…』
「エンターシャ様の計らいでこんなに早くご挨拶が出来て良かったです」
私もシャルル様にパートナーにしていただいた以上、出来るだけ早くお母様にご挨拶に伺わないといけないとは思っていたところです。
それがまさか他国の領主様だとは…。
それにしても目の前にいらっしゃるルーシャ様はなんて若々しくてお綺麗なのかしら…。
側にいるエンターシャ様や、ここにはおられないシェリー様やサマンサ様達とは比べられませんが、見蕩れてしまうほどなのです。
それに先ほどお腹が大きくなっているのを見て受胎されているのが分かります。
エンターシャ様も昨年の領主会議後に受精されたそうです。
『私もようやくローレン様にお会い出来て嬉しいですよ。いずれご紹介出来ると思いますが、既にローマン帝国の領主様達も全員シャルルのパートナーなのです。残すところはバルトリア王国のマーガレット様だけですね』
「そんなに…?」
『この屋敷でも一部のメイドを除いてシャルルのパートナーなんですよ。他の領でもそちらのタバサさんのようにパートナーですから…、一体何人いるのでしょうね。フフ…』
「ローレン様は確かに皆さんより遅れてパートナーになりました。でもシャルルは立場や年齢に関係なくパートナー一人一人を平等に見て下さっていますよ。要するにパートナーになってからどれだけ頑張るかによるのです。そうすれば私達のように受胎させていただけるのですよ」
『メイド達も次々に受胎していきますからね…。来月“誕生の儀”を行うメイド長はもう動くのが辛そうなのでゆっくりさせて、後ろに控えているメルモアに変わってもらっているのですが、左眼を見ていただければお分かりの通り彼女もすでに受胎しているのですよ…』
「そんなに簡単に受精するだなんて…」
「ローレン様はまずはシャルル様に気持ち良くなっていただくように頑張りませんと…。平等だと言っても“せっくす”をしたいと思ってもらえるようになりませんとね。フフ…」
「“二つの球もーど”で頑張っていればきっと喜んで下さりますよ(ボソッ)」
「そ…そうでした…」
“二つの球もーど”はシャルル様の推奨ですからね…。
エンターシャ様も褒められたそうです。
『では、今日はゆっくりしていってください。夕食後にはサマンサ様達も来られると思いますからね』
『皆さんで一緒にお風呂に入りましょう』
「は…い…」
XX XY
「タバサさん…、お久しぶりですね」
「え~っと、あなたは確か初めてパレス領都に来られた時にシャルル様の後ろに控えておられた…」
「キルシッカです。あの時眼帯していた者はメンテールと言うのですよ」
あの時はご挨拶する機会はありませんでしたからね…。
「そうでしたか…」
あれ? 両眼がシャルル様と同じ黒色に…。
「タバサさんもシャルル様のパートナーになられたのですね」
「はい、シャルル様に認めていただいたようです」
「キルシッカさんは…、その…、眼が黒色でしたか?」
「フフ…、やっぱり違和感がありますか? 私はとっても気に入っているのですが…」
「シャルル様の精子によって受精すると左眼が黒色になるのはご存知ですよね?」
「はい…、領主会議で聞きました」
「実は私のお腹の中には子供が二人いる“ふたご”と言う状態なのだそうです。その為に同時に右眼もシャルル様と同じ黒色になったのですよ」
「え~っ、子供が一度に二人も~!? そんなことが…」
「シャルル様もとっても珍しいとおっしゃっていましたね。今のところ“ふたご”は私だけみたいです」
「タバサさんも必ず受精しますからそれまではシャルル様に気持ち良くなっていただけるように頑張ってくださいね」
「はい…」
私は貴重な魔道具をいただいていますからね。
先ほどエンターシャ様がおっしゃっていたように、シャルル様に“せっくす”をしたいと思ってもらえるように頑張らないといけませんね。
XX XY
「ローレン様がここにいらっしゃるとは…」
「サマンサ様…」
「ようやくシャルル様のパートナーにしていただいたそうです」
「それで、所用でジャトワン領都に来られたついでにルーシャ様にご紹介しようと思いまして…」
「ローレン様がエンターシャ様の所へ…? よく分かりませんが都合は良かったですね」
“シャルルの扉”が無いとエルスタイン領都まで来られませんからね。
『フフ…、皆さんの話から想像していた感じじゃなかったですね』
「もう~、皆さん一体どんなことを…」
『多分、もうそろそろシェリー様やグレイス様も来られるかもしれませんね』
『皆さんと一緒にお風呂に入ろうと待っていたのですよ』
「それは楽しみです…」
ルーシャ様のおっしゃっていた通り、しばらくするとシェリー様が現れ、それから少ししてグレイス様という方も現れました。
まさかローマン帝国の女王様もだなんて…、シェリー様達と変わらず艶やかで若々しくて、そして皆さん全員の左眼がシャルル様と同じ黒色で受胎されていると分かるのです。
私達が揃うとシャルル様が作られたという岩風呂に向かいます。
定員が40人と言うことでかなり大きな脱衣場で、既に数人が入っているのが分かりました。
「エンターシャ様以外の皆さんは本当にお腹が大きいのですね…」
『“誕生の儀”が待ち遠しいですよ…』
「でも、本当にルーシャ様はご子息であるシャルル様の精子で受精を…」
『ローレン様はまだ分からないかもしれませんが、シャルルは天使なのです』
「ローレン様、冗談のように聞こえるかもしれませんが、本当にそれに近い存在なのです。それはご自身の身体で確認されているでしょう? シャルルは神が遣わされたこの世界にたった一人の本当の男性なのです」
「そう…でしたね…」
サマンサ様に言われてみると確かに納得してしまいます。
私の身体を生まれ変わらせて下さった能力はまさに神の力です。
ルーシャ様は私が納得すると浴場に入る扉を開かれました。
その瞬間に浴場内から聞きなれたと言うか、良く自分が口にするような喘ぎ声がどこからか聞こえてくるのです。
「ルーシャ様、ここは一体…。お風呂ですよね?」
『はい、シャルルが私達の為に作ってくれたお風呂です』
「今日も楽しみですね~」
「ローレン様も一度入れば通いたくなりますよ。私達がここへお邪魔しているのはこのお風呂に入る為なのです」
「シェリー様、エンターシャ様…(ゴクリ…)」
「まぁ、入ってみれば分かります。ローレン様はどうなるでしょうね~」
「グレイス様も気を失うまで入らないでくださいよ。湯船から出すのが大変なんですから…」
「シェリー様も設定時間を守っていないのをシャルルに言いますよ~」
「そ…それは…皆さんも同じ…、すいません…」
XX XY
「うひぃ~っ、あはっ、イックぅ~っ!」
“魔力風呂”と言うのだそうですが、足の付かない湯船の中に浮いた状態で胸や乳首、女性器の穴や剥き出しなったくり等、身体の隅々をビリビリとした強烈な刺激で貫かれていきます。
「ローレン様はもうイッたのですか…」
「だって…、こんなの…」
『ま…まぁ、最初ですからね…。うっくっ…』
「あふぅ~っ、気持ち良いぃ~」
「私もイキそう…」
「サマンサ様、耐えるのです。耐えるほどイッた時は最高に気持ちが良いのですよ…」
「あぁ~、ダメです。頭の中がおかしくなるぅ~」
『私も…我慢の限界…』
「「「……」」」
「イックぅ~っ!(×全員)」
お風呂なのに想定外の気力と体力を使いヨロヨロになりながら湯船から出ます。
さすがの皆さんもあれだけイケばフラフラです。
この“魔力風呂”の凄い所は例え気を失ったとしても、容赦のない強烈な刺激ですぐに覚醒させられ、湯船に浸かっている限り終わりがないということです。
その為かどうかは分かりませんが、シャルル様から入浴時間が決められていたそうですが…。
ハァ~、フゥ~。
「ローレン様、まだこの“魔力風呂”は始まりに過ぎませんよ。次の“すらいむ風呂”に入れば絶頂必至です」
「す、“すらいむ”…ですか!?」
シェリー様が“すらいむ”という言葉を発せられたので少し驚いてしまいます。
「ローレン様…」
「……」
エンターシャ様に呼び掛けられそちらを向くと、他の皆さんには見えないように口に人差し指を立てておられました。
(そ…そうでした、“すらいむ”は秘密なのです)
でも、その“すらいむ風呂”ですって…?
ルーシャ様達に案内され階下に向かうと、誰かが入浴していました。
『トリス達が入っていたのね』
他にキルシッカとカリーナさんが“たんさん風呂”に入っています。
「タ…タバサがあんな所に…」
少し離れたところにある長椅子の上に寝かされていました。
「気を失われたもので…」
『ローレン様も気を失われても大丈夫ですからね…』
最初は置いていなかった長椅子ですが、気を失う者が多かったので設置したのです。
「そ…そうですか…」
皆さんが入っておられる湯船はシュワシュワとしており、ニコルがシャルル様に教えていただいたという飲み物のようです。
湯船の底から光が当てられており、細かな泡がキラキラとして素敵です。
『こちらは“たんさん風呂”と言って最後に入ると良いでしょう。お肌がツルツルになりますよ。そして奥に…、暗くて見えませんがそちらに“すらいむ風呂”があるのです』
「本当に暗い…」
湯面が薄明かりで揺れているのは分かりますがお風呂とは思えません。
「じゃあ、初心者のローレン様は浅い方に入ってもらいましょう。“すらいむ風呂”は気を失ってもなぜか沈みませんから安心してください…」
「……」
エンターシャ様が説明をしてくださり、私達以外は先ほどの“魔力風呂”の様に深い浴槽の方へ行かれました。
「ローレン様、この“すらいむ風呂”は私達がいただいた“すらいむ”と同じ様な物ですからね(ボソッ)」
「あの小さい物が入っているのですか?(ボソッ)」
「そうではありません。入れば分かりますが湯船全部が“すらいむ”みたいな物なのです(ボソッ)」
「まぁ、気を失うほど気持ち良いのは確かです。フフ…(ボソッ)」
「……」
いつの間にか私達が小声で話す必要が無いほど、隣から皆さんの喘ぎ声が聞えてくるのでした。
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