DNAの改修者

kujibiki

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第374話 連日の初物

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「みんな、おはよう~」

『シャルル、おはよう』
「「「おはよう、シャルル」」」
「シャルル様、おはようございます(×8)」

トリスと一緒に食堂に向かうと、皆が勢ぞろいしていました。
今朝はロッキやフランも食堂に来ているようです。
グレイス達は先日、エリシアの初体験の結果を見届けると一度王都へ帰っています。

『ようやくこれで一巡しましたね』

「トリスもそんなに変わるだなんて…」

「順番は最後でしたが、その分シャルル様といっぱい愛おしいと思う気持ちを深めることが出来たと思います」

最初は順番が最後ということで残念に思っていましたが、シャルル様が皆にされてきたことを全部していただいたみたいでかえって良かったと思っています。

「……」
そう話すトリスを見ていると、とても感慨深いものがあります。
皆とはそれぞれ大切な思い出もあり、順番や差はありませんが、僕が産まれた時から専属としてお世話をしてくれていたトリスと男女の関係になったのですから…。

いつも場を賑やかにし、僕のことを大切に思ってくれていましたので、感謝の意味を込めていっぱいセックスでお返ししておきました。
これからは大切な女性の一人として僕が幸せにしてあげたいと思います。

朝食を食べ始めると皆が誰が一番変わっただとか、どの体位が良かっただとかの話で盛り上がっています。
オープンなのは良いけれど、そういった話は僕がいないところでして欲しいものです…。

メンテールとフランも食事中に僕の精液の味について力説しないで欲しい…。
それにもちろん全員に同じ事をしたわけではないので不平を言われても困ります。

僕は少し疎外感を感じましたが、皆とのセックスを思い出しながら食事を続けるのでした。



あれから9日間、連日処女をいただきました。

ユナ、ヌエット、フラン、キルシッカ、オーリエ、ロッキ、エリシア、エリオン、そして昨晩が最後のトリス…。

セックスをすると今まで気付かなかった一人一人の性格や性的嗜好を少し知ることが出来ました。

一人一人ああだったとか…、こうだったとか…、それぞれとの初体験について静かに反芻していきたいところですが毎晩相手が変わったので印象も断片的です。
とりあえず皆とても気持ち良かったです…。

オーリエとエリオンはどうなるかと思いましたがなんとか男性器を挿入することが出来ました。
女体の神秘と言うのでしょうか、キツくて最初は他の皆より深くは入りませんでしたが、僕のモノを一度呑み込むと同じように何度もセックスをせがまれました。

一応年上ですが身体が小さいせいで、ベッドの上でビクビクと震えながら横たわる彼女達を見るとなんだか背徳感がありました。

ただエリオンの胸はルーシャと同じくらい大きいですから挟んでもらえるととても気持ちが良く、エリオンも大きな胸が役に立ったと喜んでいました。

エリオンから乳首の周りの色の違うところについて名前があるのかと聞かれ、僕が乳輪だと教えてあげると大きくておかしくないか聞かれました。
確かにエリオンほど乳輪の大きい女性は他にまだ見ていませんが、肌がルーシャに似ていて白い為に分かる程度で、乳輪と小さ目の乳首は本当に肌色に近い薄いピンク色なのです。
とっても綺麗だよと言ってあげると、なんだか安心したようです。

オーリエの胸も大きくはなってきていますが、僕のモノを挟むにはまだ時間が掛かりそうです。
メンテールの言っていた言葉が気になっていたのか、僕を満足させられないのではと気を落としていましたが、騎乗位系や座位系など女性に動いてもらう体位を教えると一生懸命に動いてくれていました。



もちろんこれまでセックスを知らなかった皆は基本的に受け身ですが好奇心旺盛で、最初は恥ずかしがっていても何度もセックスを求めてきました。
羞恥的なことや、少し痛いこともセックスをしながらだと快感に感じるようです。
これまで胸を強く揉んだり、乳首を強く摘まみ過ぎていたからかな…。

まだ最初なのでこれから皆がどういう風に目覚めていくか分かりませんが、セックスの必要性については分かってくれたと思います。

《ご主人様、何か文化的な回想中に申し訳ありませんが、皆さんが性欲に目覚めたことにもなるのですよ》

《そ、それは…》

《もう皆さん次の順番を考えられておられるのではないですか?》

いつの間にか皆はセックスについての感想を言い終えたらしく、アイの言うとおり次の順番について話が進んでいました。

『シャルル、これからの順番についてなのですが…』

「そ…そうだね。それはルーシャ達で決めてくれていいよ」
「でも今日はちょっとお休みね」
「それに僕が屋敷にいない事もあるし、なりゆきや公平にならない事もあるけれどそれは許してね」

『大丈夫です。シャルルに迷惑を掛けるつもりはありませんよ』
『サマンサ様やシェリー様にも説明をしに行かないといけませんものね。その時は連れていってくださいよ』

「うん、僕だけがいきなり行っても驚かれるからね。最初はルーシャに任せるよ」

『はいっ』

「そうだ、ルーシャや皆さえ良ければ二人ずつでも構わないからね」

『なるほど…、旅先での3人部屋の時のように一緒にという事ですね…』

僕達の話を聞いて皆が相談を始めました。
やっぱり当分は一人ずつなのかな?

《ご主人様、しれっと3Pに仕向けられるとは…、さすがです》

《そ…そういうわけじゃないよ。順番が回ってくるのが遅いと嫌かなぁって思ったんだよ…》

《そういう事にしておきますね》

とにかく今の所セックスをしたのはシエラ、ルーシャ、グレイス、メルモア、メンテール、ユナ、ヌエット、フラン、キルシッカ、オーリエ、ロッキ、エリシア、エリオン、トリスの14人です。

今まで一緒にお風呂に入るのも上手く回っていた訳だし、僕があれこれ考えても仕方がないからその時々に任せようかな。



XX XY



さておき…、その9日間に僕の新しい部屋もほとんど完成しました。

前の部屋のように入り口から入ってベッドが見えても困るので、当初の計画通り1階の部屋の中央付近に設けた階段を下りて地階の右側に浴場など水回りを、左側に寝室を配置しました。
1階はソファセットと小さな厨房、それに魔道具を色々と考えてみようと思って趣味部屋を設けています。

そして今日はいよいよお風呂の最終仕上げに取り掛かります。

僕にとって土属性の魔法はとっても便利で、浴槽を素材からイメージして【造形】していきます。
屋敷の岩風呂は岩自体をくり抜いて成形していたのですが、今回は水晶をイメージして透明な浴槽を作り設置することにしました。

これに水流の噴出と気泡を組み合わせた機能を取り付けてジェットバスの完成です。
もちろん洗い場はマットプレイが出来るようにもなっています。

《ご主人様、まるでラブホテルですね》

《そうかなぁ~、僕としては高級ホテルやセレブの邸宅風にして見たんだけれど…》

1階の窓側にも吹抜を設けてあるし、地階だからと言ってそんなに密閉した暗い雰囲気にはしていません。

《アイの好きなあんなことやこんなことも出来るようにしたんだよ~》

《もう、ご主人様は鬼畜です~》



XX XY



「トリスさん、皆さんがまた一段と綺麗になられたのはどうしてなんですか?」

王都から戻ってきてから連日皆さんが一人ずつ綺麗になられていきます。

「フラネルさん…、“シャルル様の奇跡”を体験しているあなたには話しても良いと思いますが、実は“シャルル様の奇跡”の更に上に“シャルル様の祝福”というものがあるのです!」

「“シャルル様の祝福”ですって!?」

「この“シャルル様の祝福”を体験するには“シャルル様の奇跡”を体験していることが前提条件ですが、それだけではダメなのです」
「あなた達が王都から帰って来た時に説明した女性器の観察を十分して、愛液や“しお”の出てくる感覚を自覚し、胸や女性器からの刺激が頭の中や子宮、身体中に繋がるようにならなければそれを体験する資格はありません」
「ですから、女性器の観察を頑張るようにと言っていたのです」

「そうだったのですか…」

クリスはすでに女性器の観察を始めているようですが、私とアシュリはまだ二人部屋で一緒ですし…。
観察できるのはお風呂で一人になれた時しか…。

「女性器の観察で全身の感度が良くなり、気持ち良さが全身に繋がるようになれば、いずれ“シャルル様の祝福”も体験できるかもしれませんよ」
「とにかく女性器の観察はその為の準備でもあるのです」

「わ、分かりました…」

驚くべき事を聞いてしまいました。
“シャルル様の祝福”…。
“シャルル様の奇跡”の更に上だと言われても全く想像すら出来ません。
身体を洗っていただいただけで何度も気を失ってしまうほど気持ち良いのに、もっと気持ち良いことがあるって事ですよね。

まずは早く個室をいただかないといけませんね…。
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