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第328話 ムーランの休暇2
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翌朝、目が覚めると滞在している迎賓館の部屋のベッドの中にいました。
そう言えば昨晩はマイヤさんと二人でお風呂からヨロヨロと戻ってきたのでしたね。
マイヤさんが気を失っていた間にシャルル様にもう一度口を付けていただいたのは内緒です。
こんなに気持ちの良い目覚めは初めて…、なんだか身体がスッキリしているというか満足しているような気分です。
本当にシャルル様が疲れを取って下さったのね。
「う~んっ…」
私はベッドの中で一度ゆっくり大きく伸びをしました。
昨晩の気持ち良さは何だったのでしょうか。
胸やお尻を揉んでもらえたり、女性器を弄ってもらうのがあんなに気持ちが良いだなんて…。
シャルル様に身体の隅々まで見られたのよね…。
なんだか昨晩の事を思い出し胸を触ってみると、プニョプニョと柔らかくて今までに感じた事の無い感触でした。
突起部分は…。
「あうっ…」
す、すごい…。
摘まんだ感覚が頭の中にビリッと伝わってきます。
(確かこの辺だったよね…)
私はベッドの中でモゾモゾとパジャマの下を脱ぎ、シャルル様が触っておられた女性器の上部にあるプックリとしたところを手探りします。
本当だわ、少しプックリとしてる…。
皮膚の上から触ってみても確かに気持ち良く感じます。
私は感触を頼りに、片手で皮膚をずらしながらもう片方の手で皮膚の下から現れた小さな豆に触れてみました。
「あんっ…」
この感覚よ!
少し触っただけで子宮を通って頭の中までゾクゾクっとしてきます。
クニクニと豆を指で何度か撫でてみて、少し慣れたところで軽く摘まんでみると、ビクビクっと自分の意思に反して身体が仰け反ってしまうのでした。
「あふぅ~、これ気持ち良い~。シャルル様に弄ってもらっているみたい…」
しばらく豆を弄っていると本当に子宮に繋がる穴から何か液体が出てくるのが分かりました。
指になすり付け、手を顔の前に持ってくると、なんだか少しネチョっと粘り気があり、透明だけどちょっと白く見えます。
昨日はこの液体が子宮に繋がる穴から溢れ出てきていたのね。
不思議な現象だわ…。
これ以上弄っているとベッドを濡らしそうだったので、朝食までには時間は早いですが股間を洗い流すために部屋にある浴場へ向かいます。
ベッドから降り立とうとした身体は驚くほど軽く、脱衣場へ向かう足取りもまるで床に足が着いている感覚がありませんでした。
脱衣場の鏡で自分を映して見ると、パジャマの上はボタンが半分も留まっておらず、パジャマの下はベッドの中で脱いだので下半身は裸です。
「えっ!? 私が私じゃない…」
いえ、顔だけをみればまだ私だとは分かるのですが、髪が艶々と輝き、肌も瑞々しくほっぺたを指で押すとプニプニと柔らかいのに張りがあるのです。
「まるで若返ったみたい…」
ハッ…。
私は急いでパジャマの上を脱ぎ、もう一度鏡を見つめます。
「す、すごい…」
胸もこんなにムチムチになってる…。
突起部分やその周りの色の違うところも瑞々しくて艶やかです。
胸に張りが出たせいで大きくなったようにも見えますが、重さはまったく感じられなくなり、少し動くたびにプルンプルンと揺れています。
少し筋肉質だった下半身も肌が瑞々しくなったせいで少し女性らしくなり、お尻も掴んでみるととっても柔らかくなっていたのです。
コンコン、コン。
「は、はい…」
「マ、マイヤです…」
ガチャ…。
「マイヤさん、おはようございます」
「ム、ムーランさん、やっぱりそんなに変わって…」
目の前のムーランさんは昨日とは別人のように艶々で若々しくなられています。
胸もあんなにプルンプルンに…、羨ましいです。
「とりあえず、お入りください」
「ムーランさん、どうして裸なのですか?」
「ちょうど起きて、鏡を見て驚いていた所なんです。これからちょっとお湯を浴びようかと…」
「そ、そうでしたか…。本当に驚きますよね」
「マイヤさんも最初はかなり変わったのですか?」
「それはもうとっても…。前の私をご存知でしたら驚かれていましたよ」
「シャルル様の周りにおられる女性は若々しくてお綺麗な方達ばかりですからね。自分でもかなり老けていたのではないかと思うくらいでしたよ」
「それで、昨日のシャルル様のしてくださった事について簡単に説明しておこうと思いまして…」
「そうでしたか…」
「ルーシャ様のお屋敷ではこうやってシャルル様に疲れを取ってもらう事を“シャルル様の奇跡”と言われています」
「本当に奇跡ですね…」
「シャルル様やルーシャ様がお認めになられないとこの奇跡は受けられないそうなので他言無用だそうです」
「当然でしょうね。全身がここまで変わるのですから…」
それに子宮から活力が漲ってくるようで、身体の内部もなんだか生まれ変わったような気分です。
「それから皆さんがおっしゃるには、“シャルル様の奇跡”を体験された後は女性器の観察をして自分の身体の感度を上げるようにしていくと、女性らしく艶やかでいられるそうですよ」
「良かったぁ、この変貌は一時的ではないのですね」
「それに感度を上げておくとシャルル様のして下さる事がもっと気持ち良く感じるようになります」
「これは本当ですよ。私もそう思いましたから…」
「私も“シャルル様の奇跡”を体験してからまだ日は浅いですが、寝る前など時間があれば女性器の観察をするようにしています」
「分かりやすく言うと刺激の繋がりやすさというか、気持ち良さの深さに違いが出てくるように感じますね」
「あれ以上気持ち良く感じられるのですか…?」
「それはムーランさんの努力次第ですよ」
「そうだ、ムーランさんに聞いてみたかったのですが、身体がとっても敏感そうでしたがシャルル様に初めて胸を揉まれて痛いとは思われなかったのですか?」
「えっ!? もちろん痛かったですよ…」
「でも、とっても気持ち良さそうでした」
「はい、とっても気持ち良かったです!」
「い…一体どういうことでしょう?」
「私はシャルル様の物なのです…」
「シャルル様のして下さることは痛みであっても私の喜びなのですよ」
「あの痛みや刺激が身体を貫いて拘束されていく感じがたまりませんでした」
「あのような体感は初めてでしたが、シャルル様に私の身体を掌握されていると感じるととても安心するのです」
「はぁ…、確かに私も痛かったのは最初だけでその後は強く揉まれるほど気持ち良くなりましたが…」
(痛みも喜び…?)
拘束されていく感じですか…。
目をトロ~ンとさせ、身体を薄ら赤くされながら説明して下さっていますが、ムーランさんのシャルル様に対する想いは私にはちょっと分かり難いですね。
「と、とりあえず、女性器の観察について等の説明は以上です」
「休暇中に分からないことがあればトリスさんに聞いておかれるのも良いでしょう」
「ありがとうございます」
そうかぁ、女性器の観察で感度を上げるのかぁ。
さっき私がベッドの中でしていたことを頑張っていけば良いのね。
早くシャルル様のして下さる事をすべて受け止められるようになりたいですよ。
XX XY
「「おはようございます。ルーシャ様、シャルル様、皆様」」
「おはようマイヤお姉さん…、ムーラン…お姉さん?」
「シャルル様、昨晩はありがとうございました」
「疲れも取れ、身体が生まれ変わったように軽くなりました。それにこんなに若々しくしていただいて…」
「これからもシャルル様の為に頑張りますからね」
「う…うん、でもこれからは無理はしちゃダメだよ」
「はいっ!」
『ムーランさんも驚くほど変貌しましたね』
「ムーランさんってそんなに胸が大きかったのですか?」
お母さんの側にいたシエラお姉ちゃんがムーランお姉さんの胸を見て驚いています。
ムーランお姉さんをよく見ると下半身が細身だからメンテールお姉ちゃんの胸だけを一回り小さくした感じの体型なのです。
「元々服で締めつけていたのですが、シャルル様のおかげで胸がムチムチ、プルンプルンに柔らかくなったら収まらなくなって…」
そう言うムーランお姉さんのブラウスが今にもはち切れそうに見えます。
「後でクーシアの所に連れて行ってあげるよ。僕も今年最後に会っておきたいし…」
「「「賛成~!」」」
「エリシア達も行くの?」
「シャルルは私達を放っておき過ぎですよ」
「本当ですよ、もう…」
「今晩は私とお風呂に…」
「そんなこと言われたって、マイヤお姉さんとムーランお姉さんはなかなか会えないんだから…」
『ユナさん、ダメですよ。今晩は私なんですから…』
XX XY
朝食の後、エリシア達3人と、マイヤお姉さんとムーランお姉さんと一緒にクーシアのお店に向かいます。
ガラン…。
「いらっしゃいませ~」
「クーシア久しぶり…」
「シャルル様に皆様…」
「エリシア様達には時々来店していただいていますがシャルル様はお店の制服以来ですね」
「ごめんね。あの時は助かったよ」
「アシュリとフラネルのメイド服も早く作ってくれたみたいだし…」
「いいえ、そんな…。私に出来ることがあれば遠慮なくおっしゃって下さい」
「今日はこちらのマイヤお姉さんとムーランお姉さんを連れて来たんだ」
「マイヤお姉さんは“シャルルの風”を製作してもらっていて、ムーランお姉さんはエルスタイン領の為に“ふとう”を作ってくれているんだよ」
「そうなんですか。それは凄いですね」
「それで、ムーランお姉さんの方は胸が動かないような服が良いらしいんだけれど何かないかなぁ」
「そうですね。とりあえずブラウスははち切れそうなので、皆さんが好んで着ておられるような伸縮性のある生地のシャツが良いでしょう」
「それにたぶんあれが使えると思います」
そう言うとクーシアはお店の奥に行き、何かを持って戻ってきました。
「これはユナさんが腰に巻いている装飾に近いのですが、胸を下から支えて固定する形に工夫してみた物なんです」
「ルーシャ様やメンテールさんのように胸の大きな方に良いと思いまして…」
そう言うと、クーシアは早速ムーランお姉さん試着室に連れて行きました。
「クーシアは本当に凄いよね。マイヤお姉さんも気に入った服があったら試着してみると良いよ」
「クーシアの服は着心地が良くて皆も気に入っているから…」
「は、はい…、そうします」
「お待たせしました~。シャルル様どうでしょうか?」
「うん、とっても似合っているよ」
クーシアの言うようにシャツは伸縮性があるので胸の形に合わせてぴったりしています。
シャツの上から付けた物は少ししっかりした革で、胸の真ん中下ぐらいからおへその上ぐらいまでの丈で、胸の下半分を支えるような形になっています。
それに同じ革で出来た少し幅のある肩紐がメイド服のように胸の外側、脇に近いところに付いていて、左右に揺れるのを防いでくれそうです。
この肩紐は胸の大きさに合わせて長さの調節もでき、取り外すことも出来るそうです。
「シャルル様、これは背中で紐を編み上げて締めるようになっているんですよ」と、ムーランお姉さんが後ろを向いて見せてくれました。
「凄いね。胴回りも調整できるようになっているんだね」
「このシャツと装飾なら胸を締め付けることもないし着心地がとっても良いですよ~」
「わ、私もこれを試着したいです!」
マイヤお姉さんもいくつか試着したいものを見つけてきたようです。
「クーシア、ムーランお姉さん達の服代は僕が払うから、希望を聞いてあげてお勧めがあったら言ってあげてね。何着でも良いから…」
「「シャルル様~!」」
「はい、分かりました」
ムーランお姉さんとマイヤお姉さんの服をいっぱい買って満足して皆で屋敷に戻ろうとした時に、クーシアから少し前にお父さんが亡くなったことを知らされました。
残念ながら亡くなる前に“女”にはなれませんでしたが、屋敷に入った時に着る予定のメイド服姿を見せると喜んでもらったそうです。
そうかぁ~、僕のお父さんもせめて僕が“男”になるまでは生きていてほしいなぁ。
XX XY
「クリス、昨日屋敷に来られたムーランさんと言う方はあなたの知り合いなんでしょ?」
「ええ…、そうよ…」
「一晩で別人のようになられていたわね」
「アシュリ、それならマイヤさんもバルトリア王国から帰って来られた時には別人のようだったわよ…。なぜあんなに若々しくなられたのでしょう」
「アシュリ、フラネル、あれは“シャルル様の奇跡”と言われているらしいわよ」
「「“シャルル様の奇跡”ですって…?」」
「私も詳しくは分からないけれど、シャルル様が何かをして下さるそうなのよ」
「ルーシャ様やシャルル様の部屋のある棟へ入ることが出来るメイドの方達があんなに若々しいのもそのせいかもしれないわね」
「たぶんね…」
それにしてもあの変貌には驚きました。
ムーランさんの果樹園をお手伝いしていた時も、朝から暗くなるまで一生懸命に作業をしておられ、自分の身体より“ふとう”の手入れを優先される方だったのです。
正直なところ私よりも年上だと思っていましたよ…。
「フラネルもクリスも気になるのは分かるけれど、まずは自分達の事よ。私達は今の所シャルル様の何の役にも立っていないのだから…」
「メンテールさんもシャルル様はいつも見ていらっしゃるから自分の出来ることを頑張るようにっておっしゃっていたじゃない…」
「きっと私達もシャルル様の為に働けるようになればいつか教えて下さるわよ」
「そ、そうね。アシュリの言うとおりね」
「とりあえず、後数日で今年も終わり…、シャルル様に仕える為にエルスタイン領都に来てからはあっという間だったわ」
「本当ねぇ、人生が変わった節目の年でもあったわね。アシュリとフラネルとも知り合えたし…」
ドラさんに仕えていなかったらシャルル様に出会う事も無かったでしょうね。
複雑な気分だわ…。
「来年こそシャルル様のお役に立てるようになりたいわね…」
「シャルル様の側にいれば来年もきっと驚くことがいっぱいだと思うわよ…」
「「そうかもね…」」
そう言えば昨晩はマイヤさんと二人でお風呂からヨロヨロと戻ってきたのでしたね。
マイヤさんが気を失っていた間にシャルル様にもう一度口を付けていただいたのは内緒です。
こんなに気持ちの良い目覚めは初めて…、なんだか身体がスッキリしているというか満足しているような気分です。
本当にシャルル様が疲れを取って下さったのね。
「う~んっ…」
私はベッドの中で一度ゆっくり大きく伸びをしました。
昨晩の気持ち良さは何だったのでしょうか。
胸やお尻を揉んでもらえたり、女性器を弄ってもらうのがあんなに気持ちが良いだなんて…。
シャルル様に身体の隅々まで見られたのよね…。
なんだか昨晩の事を思い出し胸を触ってみると、プニョプニョと柔らかくて今までに感じた事の無い感触でした。
突起部分は…。
「あうっ…」
す、すごい…。
摘まんだ感覚が頭の中にビリッと伝わってきます。
(確かこの辺だったよね…)
私はベッドの中でモゾモゾとパジャマの下を脱ぎ、シャルル様が触っておられた女性器の上部にあるプックリとしたところを手探りします。
本当だわ、少しプックリとしてる…。
皮膚の上から触ってみても確かに気持ち良く感じます。
私は感触を頼りに、片手で皮膚をずらしながらもう片方の手で皮膚の下から現れた小さな豆に触れてみました。
「あんっ…」
この感覚よ!
少し触っただけで子宮を通って頭の中までゾクゾクっとしてきます。
クニクニと豆を指で何度か撫でてみて、少し慣れたところで軽く摘まんでみると、ビクビクっと自分の意思に反して身体が仰け反ってしまうのでした。
「あふぅ~、これ気持ち良い~。シャルル様に弄ってもらっているみたい…」
しばらく豆を弄っていると本当に子宮に繋がる穴から何か液体が出てくるのが分かりました。
指になすり付け、手を顔の前に持ってくると、なんだか少しネチョっと粘り気があり、透明だけどちょっと白く見えます。
昨日はこの液体が子宮に繋がる穴から溢れ出てきていたのね。
不思議な現象だわ…。
これ以上弄っているとベッドを濡らしそうだったので、朝食までには時間は早いですが股間を洗い流すために部屋にある浴場へ向かいます。
ベッドから降り立とうとした身体は驚くほど軽く、脱衣場へ向かう足取りもまるで床に足が着いている感覚がありませんでした。
脱衣場の鏡で自分を映して見ると、パジャマの上はボタンが半分も留まっておらず、パジャマの下はベッドの中で脱いだので下半身は裸です。
「えっ!? 私が私じゃない…」
いえ、顔だけをみればまだ私だとは分かるのですが、髪が艶々と輝き、肌も瑞々しくほっぺたを指で押すとプニプニと柔らかいのに張りがあるのです。
「まるで若返ったみたい…」
ハッ…。
私は急いでパジャマの上を脱ぎ、もう一度鏡を見つめます。
「す、すごい…」
胸もこんなにムチムチになってる…。
突起部分やその周りの色の違うところも瑞々しくて艶やかです。
胸に張りが出たせいで大きくなったようにも見えますが、重さはまったく感じられなくなり、少し動くたびにプルンプルンと揺れています。
少し筋肉質だった下半身も肌が瑞々しくなったせいで少し女性らしくなり、お尻も掴んでみるととっても柔らかくなっていたのです。
コンコン、コン。
「は、はい…」
「マ、マイヤです…」
ガチャ…。
「マイヤさん、おはようございます」
「ム、ムーランさん、やっぱりそんなに変わって…」
目の前のムーランさんは昨日とは別人のように艶々で若々しくなられています。
胸もあんなにプルンプルンに…、羨ましいです。
「とりあえず、お入りください」
「ムーランさん、どうして裸なのですか?」
「ちょうど起きて、鏡を見て驚いていた所なんです。これからちょっとお湯を浴びようかと…」
「そ、そうでしたか…。本当に驚きますよね」
「マイヤさんも最初はかなり変わったのですか?」
「それはもうとっても…。前の私をご存知でしたら驚かれていましたよ」
「シャルル様の周りにおられる女性は若々しくてお綺麗な方達ばかりですからね。自分でもかなり老けていたのではないかと思うくらいでしたよ」
「それで、昨日のシャルル様のしてくださった事について簡単に説明しておこうと思いまして…」
「そうでしたか…」
「ルーシャ様のお屋敷ではこうやってシャルル様に疲れを取ってもらう事を“シャルル様の奇跡”と言われています」
「本当に奇跡ですね…」
「シャルル様やルーシャ様がお認めになられないとこの奇跡は受けられないそうなので他言無用だそうです」
「当然でしょうね。全身がここまで変わるのですから…」
それに子宮から活力が漲ってくるようで、身体の内部もなんだか生まれ変わったような気分です。
「それから皆さんがおっしゃるには、“シャルル様の奇跡”を体験された後は女性器の観察をして自分の身体の感度を上げるようにしていくと、女性らしく艶やかでいられるそうですよ」
「良かったぁ、この変貌は一時的ではないのですね」
「それに感度を上げておくとシャルル様のして下さる事がもっと気持ち良く感じるようになります」
「これは本当ですよ。私もそう思いましたから…」
「私も“シャルル様の奇跡”を体験してからまだ日は浅いですが、寝る前など時間があれば女性器の観察をするようにしています」
「分かりやすく言うと刺激の繋がりやすさというか、気持ち良さの深さに違いが出てくるように感じますね」
「あれ以上気持ち良く感じられるのですか…?」
「それはムーランさんの努力次第ですよ」
「そうだ、ムーランさんに聞いてみたかったのですが、身体がとっても敏感そうでしたがシャルル様に初めて胸を揉まれて痛いとは思われなかったのですか?」
「えっ!? もちろん痛かったですよ…」
「でも、とっても気持ち良さそうでした」
「はい、とっても気持ち良かったです!」
「い…一体どういうことでしょう?」
「私はシャルル様の物なのです…」
「シャルル様のして下さることは痛みであっても私の喜びなのですよ」
「あの痛みや刺激が身体を貫いて拘束されていく感じがたまりませんでした」
「あのような体感は初めてでしたが、シャルル様に私の身体を掌握されていると感じるととても安心するのです」
「はぁ…、確かに私も痛かったのは最初だけでその後は強く揉まれるほど気持ち良くなりましたが…」
(痛みも喜び…?)
拘束されていく感じですか…。
目をトロ~ンとさせ、身体を薄ら赤くされながら説明して下さっていますが、ムーランさんのシャルル様に対する想いは私にはちょっと分かり難いですね。
「と、とりあえず、女性器の観察について等の説明は以上です」
「休暇中に分からないことがあればトリスさんに聞いておかれるのも良いでしょう」
「ありがとうございます」
そうかぁ、女性器の観察で感度を上げるのかぁ。
さっき私がベッドの中でしていたことを頑張っていけば良いのね。
早くシャルル様のして下さる事をすべて受け止められるようになりたいですよ。
XX XY
「「おはようございます。ルーシャ様、シャルル様、皆様」」
「おはようマイヤお姉さん…、ムーラン…お姉さん?」
「シャルル様、昨晩はありがとうございました」
「疲れも取れ、身体が生まれ変わったように軽くなりました。それにこんなに若々しくしていただいて…」
「これからもシャルル様の為に頑張りますからね」
「う…うん、でもこれからは無理はしちゃダメだよ」
「はいっ!」
『ムーランさんも驚くほど変貌しましたね』
「ムーランさんってそんなに胸が大きかったのですか?」
お母さんの側にいたシエラお姉ちゃんがムーランお姉さんの胸を見て驚いています。
ムーランお姉さんをよく見ると下半身が細身だからメンテールお姉ちゃんの胸だけを一回り小さくした感じの体型なのです。
「元々服で締めつけていたのですが、シャルル様のおかげで胸がムチムチ、プルンプルンに柔らかくなったら収まらなくなって…」
そう言うムーランお姉さんのブラウスが今にもはち切れそうに見えます。
「後でクーシアの所に連れて行ってあげるよ。僕も今年最後に会っておきたいし…」
「「「賛成~!」」」
「エリシア達も行くの?」
「シャルルは私達を放っておき過ぎですよ」
「本当ですよ、もう…」
「今晩は私とお風呂に…」
「そんなこと言われたって、マイヤお姉さんとムーランお姉さんはなかなか会えないんだから…」
『ユナさん、ダメですよ。今晩は私なんですから…』
XX XY
朝食の後、エリシア達3人と、マイヤお姉さんとムーランお姉さんと一緒にクーシアのお店に向かいます。
ガラン…。
「いらっしゃいませ~」
「クーシア久しぶり…」
「シャルル様に皆様…」
「エリシア様達には時々来店していただいていますがシャルル様はお店の制服以来ですね」
「ごめんね。あの時は助かったよ」
「アシュリとフラネルのメイド服も早く作ってくれたみたいだし…」
「いいえ、そんな…。私に出来ることがあれば遠慮なくおっしゃって下さい」
「今日はこちらのマイヤお姉さんとムーランお姉さんを連れて来たんだ」
「マイヤお姉さんは“シャルルの風”を製作してもらっていて、ムーランお姉さんはエルスタイン領の為に“ふとう”を作ってくれているんだよ」
「そうなんですか。それは凄いですね」
「それで、ムーランお姉さんの方は胸が動かないような服が良いらしいんだけれど何かないかなぁ」
「そうですね。とりあえずブラウスははち切れそうなので、皆さんが好んで着ておられるような伸縮性のある生地のシャツが良いでしょう」
「それにたぶんあれが使えると思います」
そう言うとクーシアはお店の奥に行き、何かを持って戻ってきました。
「これはユナさんが腰に巻いている装飾に近いのですが、胸を下から支えて固定する形に工夫してみた物なんです」
「ルーシャ様やメンテールさんのように胸の大きな方に良いと思いまして…」
そう言うと、クーシアは早速ムーランお姉さん試着室に連れて行きました。
「クーシアは本当に凄いよね。マイヤお姉さんも気に入った服があったら試着してみると良いよ」
「クーシアの服は着心地が良くて皆も気に入っているから…」
「は、はい…、そうします」
「お待たせしました~。シャルル様どうでしょうか?」
「うん、とっても似合っているよ」
クーシアの言うようにシャツは伸縮性があるので胸の形に合わせてぴったりしています。
シャツの上から付けた物は少ししっかりした革で、胸の真ん中下ぐらいからおへその上ぐらいまでの丈で、胸の下半分を支えるような形になっています。
それに同じ革で出来た少し幅のある肩紐がメイド服のように胸の外側、脇に近いところに付いていて、左右に揺れるのを防いでくれそうです。
この肩紐は胸の大きさに合わせて長さの調節もでき、取り外すことも出来るそうです。
「シャルル様、これは背中で紐を編み上げて締めるようになっているんですよ」と、ムーランお姉さんが後ろを向いて見せてくれました。
「凄いね。胴回りも調整できるようになっているんだね」
「このシャツと装飾なら胸を締め付けることもないし着心地がとっても良いですよ~」
「わ、私もこれを試着したいです!」
マイヤお姉さんもいくつか試着したいものを見つけてきたようです。
「クーシア、ムーランお姉さん達の服代は僕が払うから、希望を聞いてあげてお勧めがあったら言ってあげてね。何着でも良いから…」
「「シャルル様~!」」
「はい、分かりました」
ムーランお姉さんとマイヤお姉さんの服をいっぱい買って満足して皆で屋敷に戻ろうとした時に、クーシアから少し前にお父さんが亡くなったことを知らされました。
残念ながら亡くなる前に“女”にはなれませんでしたが、屋敷に入った時に着る予定のメイド服姿を見せると喜んでもらったそうです。
そうかぁ~、僕のお父さんもせめて僕が“男”になるまでは生きていてほしいなぁ。
XX XY
「クリス、昨日屋敷に来られたムーランさんと言う方はあなたの知り合いなんでしょ?」
「ええ…、そうよ…」
「一晩で別人のようになられていたわね」
「アシュリ、それならマイヤさんもバルトリア王国から帰って来られた時には別人のようだったわよ…。なぜあんなに若々しくなられたのでしょう」
「アシュリ、フラネル、あれは“シャルル様の奇跡”と言われているらしいわよ」
「「“シャルル様の奇跡”ですって…?」」
「私も詳しくは分からないけれど、シャルル様が何かをして下さるそうなのよ」
「ルーシャ様やシャルル様の部屋のある棟へ入ることが出来るメイドの方達があんなに若々しいのもそのせいかもしれないわね」
「たぶんね…」
それにしてもあの変貌には驚きました。
ムーランさんの果樹園をお手伝いしていた時も、朝から暗くなるまで一生懸命に作業をしておられ、自分の身体より“ふとう”の手入れを優先される方だったのです。
正直なところ私よりも年上だと思っていましたよ…。
「フラネルもクリスも気になるのは分かるけれど、まずは自分達の事よ。私達は今の所シャルル様の何の役にも立っていないのだから…」
「メンテールさんもシャルル様はいつも見ていらっしゃるから自分の出来ることを頑張るようにっておっしゃっていたじゃない…」
「きっと私達もシャルル様の為に働けるようになればいつか教えて下さるわよ」
「そ、そうね。アシュリの言うとおりね」
「とりあえず、後数日で今年も終わり…、シャルル様に仕える為にエルスタイン領都に来てからはあっという間だったわ」
「本当ねぇ、人生が変わった節目の年でもあったわね。アシュリとフラネルとも知り合えたし…」
ドラさんに仕えていなかったらシャルル様に出会う事も無かったでしょうね。
複雑な気分だわ…。
「来年こそシャルル様のお役に立てるようになりたいわね…」
「シャルル様の側にいれば来年もきっと驚くことがいっぱいだと思うわよ…」
「「そうかもね…」」
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この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
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お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
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注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
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