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第272話 【閑話】シャルル様に会いたい
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(ルーシャ様達が海を渡ってバルトリア王国へ向かわれただなんて…)
報告ではオーリエ様が攫われかけ、海上で救出されたのち、男性と女性の犯罪者を捕獲したとのことですが…。
おそらくそのこともあって、ルーシャ様もオーリエ様をお送りする為にバルトリア王国のルージュ領へ向かわれたのでしょう。
すぐに戻ってこられるのだろうと楽しみに待っていたのに、港町からその報告を受けてがっくりしてしまいました。
「あぁ~、シャルル様~、早く会いたいです…(ボソッ)」
それから、港町の町長であるピアさんからの報告によると、シャルル様はたいへん“ここめ”を気に入られたとのこと。
お戻りになる前においしい“ここめ”を集めておきましょう。
ピアさん、なかなか良い仕事をしますね。
戻ってこられたら魔動力船も『シャルル様のマドリーン号』に名前を書きかえておかないといけませんね。
私もシャルル様と一緒に自分の魔動力船に乗ってみたいですよ…。
それにしてもバルトリア王国はどんなところなんでしょうか…。
領主のルーシャ様やエリシア王女様も他国に行かれてしまったので、念のためにエルスタイン領都に報告しておかなければなりませんね。
XX XY
「メルモアせんぱ~い!」
「どうかしたのですか? ヌエット…」
「また誰かが突然来たのではないでしょうね?」
先日は突然来られたリリアン様とエリシモア様達がルーシャ様もシャルル様もおられないのに数日間滞在され大変でした。
リリアン様が又来ますとおっしゃられるのは分かりますが、エリシモア様までが同じようにそうおっしゃられ…。
「いえ、先ほどリコッタからの報告で、ルーシャ様達が海を渡ってバルトリア王国のルージュ領へ向かわれたそうです」
「えっ!? どうして…」
「ルージュ領ってオーリエ様のところじゃない…」
「それが、港町でオーリエ様が攫われたのをシャルル様が助けられ、犯罪者も捕らえたそうで、ルーシャ様がオーリエ様をルージュ領都まで送られているそうなのです」
「オーリエ様が攫われた…?」
「でもさすがシャルル様ね」
シャルル様は私の【火矢】を軽く受け止められる方なんですから…。
「馬鹿な犯罪者ですよね~。シャルル様の目の届くところで犯罪を犯すなんて…」
「でも、なんだかメンテール先輩達がお供の時に限って犯罪に巻き込まれているような気がします…」
「私もシャルル様のお力になりたいのに…」
「ヌエットはケープノット領と王領でもシャルル様のお力になっていたじゃない…」
「それにシャルル様は私達が傷付くのをとても嫌がられるから、例え犯罪者と対峙しても不用意な事をしてはダメよ」
「わ、分かってますよ~」
「今回は早く帰ってこられると思っていたのに…、シャルル様に抱き付かないと死んでしまいそうですよ」
「いつでも会えるようになれば良いのになぁ~」
「……」
一瞬ヌエットの言葉に“そんなこと…”と言いかけましたが止めておきました。
(私も抱き締めたいですよ…シャルル様~)
「ロッキ先輩やフラン先輩も元気が無くなってきましたし…、食事が雑になってきましたよね」
「そ、そうかしら…ね」
私はお肉が食べられれば嬉しいですけれど…。
XX XY
ガチャ…。
「いらっしゃいませ~」
「マイヤ…いる?」
「少々お待ちください…」
「あら、ロクサーヌ、戻ってきたのね」
「ええ、今戻ってきたところよ」
「なんだかすっかり運送屋になったわね」
属性石の調達には問題ないけれど、ロクサーヌはそれでいいのかしら…。
「また支店が増えたんだってな?」
「そうね、生産量もようやく当初の5倍くらいにはなったかしら…」
早く10倍くらいにしたいけれど真面目な従業員を雇うことが最優先だからね…。
「もうケープノット領で『マイヤ魔道具製作所』を知らない者はいないくらいだしな」
「それもこれも結局は“シャルルの風”の認知度のおかげよ」
「就業を希望してくる者にとっては“シャルルの風”を作っている魔道具製作所なのよ」
「まぁそういうことにしておくよ」
『マイヤ魔道具製作所』は他領でも知られてきているし、魔道具製作所の規模としてもケープノット領では三本の指に入るぐらいだからマイヤの努力の成果でもあると思うけれどね…。
「それでシャルル様はどうされているの?」
「お留守だったのか今回は会えなかったよ」
「『シャルル魔道具販売所』が設けられてからは“シャルルの風”もそっちに運ぶから…」
「そうだったわね」
暑い時期が終わってしばらくすると領主会議の時期だからシャルル様に出会って一年ね…。
「私も久しぶりに会ってお話してみたいわ」
「良いんじゃないか。もう製造を任せられる従業員もいるんだろ?」
「少しぐらい休暇をとっても大丈夫だよ」
「そ、そうよね…」
領主会議が終われば“シャルルの風”も販売一周年だから発明料を届けなきゃいけないし行ってみようかしら…。
それまでに出来るだけ多く従業員を育てておかなくちゃ…ね。
XX XY
「エヘッ…、ウフッ…、シャルル様~、シャルル様~」
「アシュリ…?」
「あと少しよ、しっかりしてアシュリ…」
(いけないわ)
アシュリがまたシャルル様の妄想を見てる…。
ピシッ…ペシッ…。
私はニアニアして気持ち悪いアシュリの頬を軽くたたきました。
「あうっ…」
ハッ…!
「私は一体…」
「アシュリ、シャルル様に会いたいのは分かるけれど妄想がひどいわよ」
アシュリの妄想は収監されてから一年を少し過ぎたあたりから始まりました。
最初はシャルル様が心の支えだと思っていたので放っておいたのですが、たまにうわの空で空間の一点を見ながら言葉を発しています。
「ごめんなさい…。たまにシャルル様が目の前に現れた感じになるのよ」
「シャルル様とお話しすることによってかなり言葉遣いも良くなったでしょ?」
「それはそうだけど…って、シャルル様はいないからっ!」
(しまったわ…)
話し相手がいないから妄想を作ってしまったのね。
一体、妄想の中ではどんな設定でシャルル様と会話をしているのやら…。
先ほどのようにアシュリが可愛らしくシャルル様~と言っているのが思い出されるとこれまでと違い過ぎて身震いがするのでした。
「とにかく、もう少しで収監期間も終わるのだから気をしっかりね」
「わ、分かっているわよ」
「早くシャルル様に会いたいわ~」
「はいはい…」
ほんと…、以前なら「分かっているぜ」とか「分かったよ」だったのに変わってきたものです。
報告ではオーリエ様が攫われかけ、海上で救出されたのち、男性と女性の犯罪者を捕獲したとのことですが…。
おそらくそのこともあって、ルーシャ様もオーリエ様をお送りする為にバルトリア王国のルージュ領へ向かわれたのでしょう。
すぐに戻ってこられるのだろうと楽しみに待っていたのに、港町からその報告を受けてがっくりしてしまいました。
「あぁ~、シャルル様~、早く会いたいです…(ボソッ)」
それから、港町の町長であるピアさんからの報告によると、シャルル様はたいへん“ここめ”を気に入られたとのこと。
お戻りになる前においしい“ここめ”を集めておきましょう。
ピアさん、なかなか良い仕事をしますね。
戻ってこられたら魔動力船も『シャルル様のマドリーン号』に名前を書きかえておかないといけませんね。
私もシャルル様と一緒に自分の魔動力船に乗ってみたいですよ…。
それにしてもバルトリア王国はどんなところなんでしょうか…。
領主のルーシャ様やエリシア王女様も他国に行かれてしまったので、念のためにエルスタイン領都に報告しておかなければなりませんね。
XX XY
「メルモアせんぱ~い!」
「どうかしたのですか? ヌエット…」
「また誰かが突然来たのではないでしょうね?」
先日は突然来られたリリアン様とエリシモア様達がルーシャ様もシャルル様もおられないのに数日間滞在され大変でした。
リリアン様が又来ますとおっしゃられるのは分かりますが、エリシモア様までが同じようにそうおっしゃられ…。
「いえ、先ほどリコッタからの報告で、ルーシャ様達が海を渡ってバルトリア王国のルージュ領へ向かわれたそうです」
「えっ!? どうして…」
「ルージュ領ってオーリエ様のところじゃない…」
「それが、港町でオーリエ様が攫われたのをシャルル様が助けられ、犯罪者も捕らえたそうで、ルーシャ様がオーリエ様をルージュ領都まで送られているそうなのです」
「オーリエ様が攫われた…?」
「でもさすがシャルル様ね」
シャルル様は私の【火矢】を軽く受け止められる方なんですから…。
「馬鹿な犯罪者ですよね~。シャルル様の目の届くところで犯罪を犯すなんて…」
「でも、なんだかメンテール先輩達がお供の時に限って犯罪に巻き込まれているような気がします…」
「私もシャルル様のお力になりたいのに…」
「ヌエットはケープノット領と王領でもシャルル様のお力になっていたじゃない…」
「それにシャルル様は私達が傷付くのをとても嫌がられるから、例え犯罪者と対峙しても不用意な事をしてはダメよ」
「わ、分かってますよ~」
「今回は早く帰ってこられると思っていたのに…、シャルル様に抱き付かないと死んでしまいそうですよ」
「いつでも会えるようになれば良いのになぁ~」
「……」
一瞬ヌエットの言葉に“そんなこと…”と言いかけましたが止めておきました。
(私も抱き締めたいですよ…シャルル様~)
「ロッキ先輩やフラン先輩も元気が無くなってきましたし…、食事が雑になってきましたよね」
「そ、そうかしら…ね」
私はお肉が食べられれば嬉しいですけれど…。
XX XY
ガチャ…。
「いらっしゃいませ~」
「マイヤ…いる?」
「少々お待ちください…」
「あら、ロクサーヌ、戻ってきたのね」
「ええ、今戻ってきたところよ」
「なんだかすっかり運送屋になったわね」
属性石の調達には問題ないけれど、ロクサーヌはそれでいいのかしら…。
「また支店が増えたんだってな?」
「そうね、生産量もようやく当初の5倍くらいにはなったかしら…」
早く10倍くらいにしたいけれど真面目な従業員を雇うことが最優先だからね…。
「もうケープノット領で『マイヤ魔道具製作所』を知らない者はいないくらいだしな」
「それもこれも結局は“シャルルの風”の認知度のおかげよ」
「就業を希望してくる者にとっては“シャルルの風”を作っている魔道具製作所なのよ」
「まぁそういうことにしておくよ」
『マイヤ魔道具製作所』は他領でも知られてきているし、魔道具製作所の規模としてもケープノット領では三本の指に入るぐらいだからマイヤの努力の成果でもあると思うけれどね…。
「それでシャルル様はどうされているの?」
「お留守だったのか今回は会えなかったよ」
「『シャルル魔道具販売所』が設けられてからは“シャルルの風”もそっちに運ぶから…」
「そうだったわね」
暑い時期が終わってしばらくすると領主会議の時期だからシャルル様に出会って一年ね…。
「私も久しぶりに会ってお話してみたいわ」
「良いんじゃないか。もう製造を任せられる従業員もいるんだろ?」
「少しぐらい休暇をとっても大丈夫だよ」
「そ、そうよね…」
領主会議が終われば“シャルルの風”も販売一周年だから発明料を届けなきゃいけないし行ってみようかしら…。
それまでに出来るだけ多く従業員を育てておかなくちゃ…ね。
XX XY
「エヘッ…、ウフッ…、シャルル様~、シャルル様~」
「アシュリ…?」
「あと少しよ、しっかりしてアシュリ…」
(いけないわ)
アシュリがまたシャルル様の妄想を見てる…。
ピシッ…ペシッ…。
私はニアニアして気持ち悪いアシュリの頬を軽くたたきました。
「あうっ…」
ハッ…!
「私は一体…」
「アシュリ、シャルル様に会いたいのは分かるけれど妄想がひどいわよ」
アシュリの妄想は収監されてから一年を少し過ぎたあたりから始まりました。
最初はシャルル様が心の支えだと思っていたので放っておいたのですが、たまにうわの空で空間の一点を見ながら言葉を発しています。
「ごめんなさい…。たまにシャルル様が目の前に現れた感じになるのよ」
「シャルル様とお話しすることによってかなり言葉遣いも良くなったでしょ?」
「それはそうだけど…って、シャルル様はいないからっ!」
(しまったわ…)
話し相手がいないから妄想を作ってしまったのね。
一体、妄想の中ではどんな設定でシャルル様と会話をしているのやら…。
先ほどのようにアシュリが可愛らしくシャルル様~と言っているのが思い出されるとこれまでと違い過ぎて身震いがするのでした。
「とにかく、もう少しで収監期間も終わるのだから気をしっかりね」
「わ、分かっているわよ」
「早くシャルル様に会いたいわ~」
「はいはい…」
ほんと…、以前なら「分かっているぜ」とか「分かったよ」だったのに変わってきたものです。
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