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第121話 特別なお菓子
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「ねぇフラン、何を作っているの?」
「あら、ロッキ…、これは“もんまろん”で使われるような生地よ」
「“もんまろん”ってあのクリームいっぱいの食べ物よね」
「そうよ、私も一回しか食べたことはないけれど、美味しくても一度にいくつも食べられないわね」
「それで、どうしてその生地を…?」
「ああ、これは昨日シャルル様が作れるかどうか聞かれたので、早いうちに試して作っておこうと思ってね」
「そういえば、昨日シャルル様と街に行ったのよね」
「ええ、“りんこパフ”の味が再現できたので、シャルル様が街へ行こうって誘ってくださったのよ。良いでしょ~」
「よりによって私がいないときに…残念」
「シャルル様も街の広場でロッキが見つからないか気にされていらっしゃったのよ」
「シャルル様と“シュー”や“やきもい”を一緒に食べちゃった」
「くぅ~、羨まし過ぎる…」
「それで、この大きな生地をどうするの?」
「それは、まだ分からないの…。出来たらシャルル様にまた厨房に来ていただこうと思っているのよ」
「その時は私も呼んで」
「はい…はい…」
XX XY
「シャルル様、こちらです」
僕とトリスお姉ちゃんは昼食が終わった後にフランお姉ちゃんから呼ばれて厨房に来ています。
「うわ~、良い香りがするねぇ。昼食を食べた後なのに食べられそうだよ」
「本当に、すこし香ばしい感じがしてほんのり甘い匂いもします」
「“もんまろん”に使われる生地とはもしかしたら少し作り方が違うかもしれませんが、大きくするとこのようになります」
「これで良いよ。僕が想像していた通りだよ」
形は“りんこパフ”と同じ大きさの円型ですが、生地がふんわり膨らんで高さは3倍くらいはあります。
「シャルル様、これをどうされるのですか?」
「ちょうどロッキお姉ちゃんもいて助かるよ。今って、エルスタイン領で採れる“あかべりー”ってある?」
「はい、仕入れてあります」
「フランお姉ちゃん、今からクリームは作れる?」
「だ、大丈夫です。ルーシャ様のお屋敷なんですから、一般的なことはなんでもすぐに出来ますよ」
「じゃあ、予想外に早かったけれど、準備が出来るなら試作をしてみようか」
「「はい!」」
「うゎ~、楽しみですぅ」
「出来ました。クリームです」
「さすがフランお姉ちゃん、ふわふわで美味しそうなクリームだね」
「揃っている材料が良いですから~」
「そんなことないよ、フランお姉ちゃんの腕が良いんだよ。“りんこパフ”の味を再現する味覚もあるしね」
「あ、ありがとうございます。シャルル様~」
「それで、このクリームをどうされるんですか?」
「そうだね。でもまず、作ってもらった生地を横に切って3分割ぐらいにしてもらえるかな」
「この生地で作る“ミルフィー”みたいな物かな…」
「“ミルフィー”ですか…」
「確かサクサクの生地でクリームを挟んでいるのでしたよね?」
「そうそう」
「それじゃ、生地を切ったらクリームを挟んでいくんですね!」
「うん。お願いね」
「生地の一番上の焼き色が付いているところは薄く切って除けておいていいから」
「はい!」
「シャルル様、“あかべりー”が用意できました」
「ありがとう、ロッキお姉ちゃん。じゃあ、フランお姉ちゃんに少量を少し薄く切ってもらおうか…」
「切るぐらいなら私も出来ます」と、ロッキお姉ちゃんが薄く切っていきます。
「じゃあ、その切った物をフランお姉ちゃんがクリームを塗った上に敷き並べてくれるかな…」
「あっ、それは私がしていきますね」と、トリスお姉ちゃんも手伝ってくれます。
「シャルル様、これはすごいですね~。生地が3段になりましたよ~」
意外にトリスお姉ちゃんが器用で、薄く切られた“あかべりー”が綺麗に並べられています。
「さて、それじゃあ、この3段に積まれた生地の側面と上部にもクリームを薄く塗ってくれるかな」
「えっ、さらに全体をクリームで包むんですか…?」
「白くて綺麗に見える方が良いからね」
「どうですか、綺麗にクリームが塗れましたか?」
「さすがフランお姉ちゃん!」
「じゃあ、残っている“あかべりー”を今度は少し半分に切ってくれるかな?」
「はい…」
僕はフランお姉ちゃんに切ってもらった“あかべりー”を円の外側から貼り付けるように並べていき、中央には切っていない“あかべりー”を円く並べていくのです。
「す、すごい綺麗…」
「どう? これで完成!」
「白いクリームの上に“あかべりー”がこんなに綺麗に並んで…」
「食べなくても分かります。これはまさに特別なお菓子です!」
「じゃあ、トリスお姉ちゃんは試食無しで…」
「ひどいですぅ~、シャルル様~」
「とりあえず、食べて見ないとこれからの調整が出来ないよね。甘いかどうかも分からないし…」
「そうですね。でもシャルル様に教えてもらったので、ここまではまたすぐに作れると思います」
「それじゃあ少し冷やしておいて、後でお母さんの休憩時にみんなで試食しようか」
「分かりました、後でお持ちしますね」
XX XY
コンコン、コン…。
ガチャ…。
「お母さん、今いいかな?」
『あら、シャルル。良いわよ。ちょうど休憩しようと思っていたところだから…』
「それは良かったよ」
僕とトリスお姉ちゃんは執務室に入ります。
『それで、どうしたの。トリスも何だかニコニコして…』
「そうですね。気持ち悪いですよトリス…」
「シエラ先輩、ひどいですねぇ」
「お菓子をね…、皆で考えたから試食をどうかなぁって思ってね」
『最近、厨房によく行っていると聞いていたのはその為ですね』
「ルーシャ様やシエラ先輩も驚きますよ~」
コンコン、コン…。
ちょうどフランお姉ちゃんとロッキお姉ちゃんも来たようです。
ガチャ…。
シエラお姉ちゃんが二人を迎え入れると、食事を運ぶ台車に蓋がかぶされた状態で運ばれてきました。
「フランお姉ちゃんとロッキお姉ちゃんが手伝ってくれたんだよ」
『一体どんなお菓子かしら』
「シャルル様の作った物なら美味しくないわけがありませんけれどね」
「では…」
フランお姉ちゃんが蓋を取ると、中には白い塊に上に“あかべりー”が敷き並べられた先ほど皆で作った物が現れます。
「これが、シャルル様が考案された…、そういえば、まだ名前がありませんでしたね」
「まぁ、とりあえずお菓子だよ。さっそくみんなで試食しよう!」
フランお姉ちゃんに切り分けられた物を見ると、ちゃんと3段の生地の間に薄く切られた“あかべりー”とクリームが挟まれています。
『なんて、綺麗なお菓子なの…』
「生地の間にも“あかべりー”がこんなに入って…」
「じゃあ、みんなで食べてみよう」
パクッ、パクリ、パクリ、パクリ、パクッ、パクッ……。
『「「「「むふぅ~っ!」」」」』
「お、美味しいねぇ~」
『シャルル、とっても美味しいです!』
「こんなにフワフワでまったりとした食感は初めてです」
「いくらでも食べられそうです」
「“あかべりー”とクリームのバランスが最高です!」
「エルスタイン領の甘めの“あかべりー”がとっても引き立っていますよ」
「皆にそう言ってもらえて嬉しいよ」
皆はそう言いながら美味しそうに一気に食べてしまいました。
『これはすごいわ…』
「ルーシャ様、このお菓子はエルスタイン領都の名物になりますよ」
「私もそう思います」
『フラン、これは簡単に作れる物なの?』
「はい、“あかべりー”を中に挟むための作業に少し手間がかかるぐらいですね」
『そ、そうね。これは特別と言ってもいいものね』
『でも、なんとかして領都にも名物として流行らせていきたいわね』
「それについては、さっきフランお姉ちゃんの作業を見ていて工夫ができそうだよ」
「さすがです。シャルル様」
「まずはこのお菓子の名前を決めないといけませんね」
「せっかくエルスタイン領の“あかべりー”がいっぱい使ってあるのでそれも強調したいですね」
『フランとロッキのいう事ももっともだわ』
「シャルル様のお名前も入れた方が良いのでは…」
『シエラのいう事も大切ね』
「“あかべりーシャルル”でいいんじゃないでしょうか…」
『この形状にシャルルの名前を付けるのね。トリスにしては良い考えです』
「ルーシャ様、ひどい…」
「でも、それなら果実を変えてもシャルル様の名前が付きますし、本当にトリスにしては良い案だとおもいますね」
「シエラ先輩もひどすぎますぅ」
『分かりました。では“あかべりーシャルル”に決定です!』
パチパチパチパチッ…。
……、僕が意見を言う間に名前が決まってしまいました。
まぁ、いつか領都でも特別じゃないようになったら良いなぁ。
「あら、ロッキ…、これは“もんまろん”で使われるような生地よ」
「“もんまろん”ってあのクリームいっぱいの食べ物よね」
「そうよ、私も一回しか食べたことはないけれど、美味しくても一度にいくつも食べられないわね」
「それで、どうしてその生地を…?」
「ああ、これは昨日シャルル様が作れるかどうか聞かれたので、早いうちに試して作っておこうと思ってね」
「そういえば、昨日シャルル様と街に行ったのよね」
「ええ、“りんこパフ”の味が再現できたので、シャルル様が街へ行こうって誘ってくださったのよ。良いでしょ~」
「よりによって私がいないときに…残念」
「シャルル様も街の広場でロッキが見つからないか気にされていらっしゃったのよ」
「シャルル様と“シュー”や“やきもい”を一緒に食べちゃった」
「くぅ~、羨まし過ぎる…」
「それで、この大きな生地をどうするの?」
「それは、まだ分からないの…。出来たらシャルル様にまた厨房に来ていただこうと思っているのよ」
「その時は私も呼んで」
「はい…はい…」
XX XY
「シャルル様、こちらです」
僕とトリスお姉ちゃんは昼食が終わった後にフランお姉ちゃんから呼ばれて厨房に来ています。
「うわ~、良い香りがするねぇ。昼食を食べた後なのに食べられそうだよ」
「本当に、すこし香ばしい感じがしてほんのり甘い匂いもします」
「“もんまろん”に使われる生地とはもしかしたら少し作り方が違うかもしれませんが、大きくするとこのようになります」
「これで良いよ。僕が想像していた通りだよ」
形は“りんこパフ”と同じ大きさの円型ですが、生地がふんわり膨らんで高さは3倍くらいはあります。
「シャルル様、これをどうされるのですか?」
「ちょうどロッキお姉ちゃんもいて助かるよ。今って、エルスタイン領で採れる“あかべりー”ってある?」
「はい、仕入れてあります」
「フランお姉ちゃん、今からクリームは作れる?」
「だ、大丈夫です。ルーシャ様のお屋敷なんですから、一般的なことはなんでもすぐに出来ますよ」
「じゃあ、予想外に早かったけれど、準備が出来るなら試作をしてみようか」
「「はい!」」
「うゎ~、楽しみですぅ」
「出来ました。クリームです」
「さすがフランお姉ちゃん、ふわふわで美味しそうなクリームだね」
「揃っている材料が良いですから~」
「そんなことないよ、フランお姉ちゃんの腕が良いんだよ。“りんこパフ”の味を再現する味覚もあるしね」
「あ、ありがとうございます。シャルル様~」
「それで、このクリームをどうされるんですか?」
「そうだね。でもまず、作ってもらった生地を横に切って3分割ぐらいにしてもらえるかな」
「この生地で作る“ミルフィー”みたいな物かな…」
「“ミルフィー”ですか…」
「確かサクサクの生地でクリームを挟んでいるのでしたよね?」
「そうそう」
「それじゃ、生地を切ったらクリームを挟んでいくんですね!」
「うん。お願いね」
「生地の一番上の焼き色が付いているところは薄く切って除けておいていいから」
「はい!」
「シャルル様、“あかべりー”が用意できました」
「ありがとう、ロッキお姉ちゃん。じゃあ、フランお姉ちゃんに少量を少し薄く切ってもらおうか…」
「切るぐらいなら私も出来ます」と、ロッキお姉ちゃんが薄く切っていきます。
「じゃあ、その切った物をフランお姉ちゃんがクリームを塗った上に敷き並べてくれるかな…」
「あっ、それは私がしていきますね」と、トリスお姉ちゃんも手伝ってくれます。
「シャルル様、これはすごいですね~。生地が3段になりましたよ~」
意外にトリスお姉ちゃんが器用で、薄く切られた“あかべりー”が綺麗に並べられています。
「さて、それじゃあ、この3段に積まれた生地の側面と上部にもクリームを薄く塗ってくれるかな」
「えっ、さらに全体をクリームで包むんですか…?」
「白くて綺麗に見える方が良いからね」
「どうですか、綺麗にクリームが塗れましたか?」
「さすがフランお姉ちゃん!」
「じゃあ、残っている“あかべりー”を今度は少し半分に切ってくれるかな?」
「はい…」
僕はフランお姉ちゃんに切ってもらった“あかべりー”を円の外側から貼り付けるように並べていき、中央には切っていない“あかべりー”を円く並べていくのです。
「す、すごい綺麗…」
「どう? これで完成!」
「白いクリームの上に“あかべりー”がこんなに綺麗に並んで…」
「食べなくても分かります。これはまさに特別なお菓子です!」
「じゃあ、トリスお姉ちゃんは試食無しで…」
「ひどいですぅ~、シャルル様~」
「とりあえず、食べて見ないとこれからの調整が出来ないよね。甘いかどうかも分からないし…」
「そうですね。でもシャルル様に教えてもらったので、ここまではまたすぐに作れると思います」
「それじゃあ少し冷やしておいて、後でお母さんの休憩時にみんなで試食しようか」
「分かりました、後でお持ちしますね」
XX XY
コンコン、コン…。
ガチャ…。
「お母さん、今いいかな?」
『あら、シャルル。良いわよ。ちょうど休憩しようと思っていたところだから…』
「それは良かったよ」
僕とトリスお姉ちゃんは執務室に入ります。
『それで、どうしたの。トリスも何だかニコニコして…』
「そうですね。気持ち悪いですよトリス…」
「シエラ先輩、ひどいですねぇ」
「お菓子をね…、皆で考えたから試食をどうかなぁって思ってね」
『最近、厨房によく行っていると聞いていたのはその為ですね』
「ルーシャ様やシエラ先輩も驚きますよ~」
コンコン、コン…。
ちょうどフランお姉ちゃんとロッキお姉ちゃんも来たようです。
ガチャ…。
シエラお姉ちゃんが二人を迎え入れると、食事を運ぶ台車に蓋がかぶされた状態で運ばれてきました。
「フランお姉ちゃんとロッキお姉ちゃんが手伝ってくれたんだよ」
『一体どんなお菓子かしら』
「シャルル様の作った物なら美味しくないわけがありませんけれどね」
「では…」
フランお姉ちゃんが蓋を取ると、中には白い塊に上に“あかべりー”が敷き並べられた先ほど皆で作った物が現れます。
「これが、シャルル様が考案された…、そういえば、まだ名前がありませんでしたね」
「まぁ、とりあえずお菓子だよ。さっそくみんなで試食しよう!」
フランお姉ちゃんに切り分けられた物を見ると、ちゃんと3段の生地の間に薄く切られた“あかべりー”とクリームが挟まれています。
『なんて、綺麗なお菓子なの…』
「生地の間にも“あかべりー”がこんなに入って…」
「じゃあ、みんなで食べてみよう」
パクッ、パクリ、パクリ、パクリ、パクッ、パクッ……。
『「「「「むふぅ~っ!」」」」』
「お、美味しいねぇ~」
『シャルル、とっても美味しいです!』
「こんなにフワフワでまったりとした食感は初めてです」
「いくらでも食べられそうです」
「“あかべりー”とクリームのバランスが最高です!」
「エルスタイン領の甘めの“あかべりー”がとっても引き立っていますよ」
「皆にそう言ってもらえて嬉しいよ」
皆はそう言いながら美味しそうに一気に食べてしまいました。
『これはすごいわ…』
「ルーシャ様、このお菓子はエルスタイン領都の名物になりますよ」
「私もそう思います」
『フラン、これは簡単に作れる物なの?』
「はい、“あかべりー”を中に挟むための作業に少し手間がかかるぐらいですね」
『そ、そうね。これは特別と言ってもいいものね』
『でも、なんとかして領都にも名物として流行らせていきたいわね』
「それについては、さっきフランお姉ちゃんの作業を見ていて工夫ができそうだよ」
「さすがです。シャルル様」
「まずはこのお菓子の名前を決めないといけませんね」
「せっかくエルスタイン領の“あかべりー”がいっぱい使ってあるのでそれも強調したいですね」
『フランとロッキのいう事ももっともだわ』
「シャルル様のお名前も入れた方が良いのでは…」
『シエラのいう事も大切ね』
「“あかべりーシャルル”でいいんじゃないでしょうか…」
『この形状にシャルルの名前を付けるのね。トリスにしては良い考えです』
「ルーシャ様、ひどい…」
「でも、それなら果実を変えてもシャルル様の名前が付きますし、本当にトリスにしては良い案だとおもいますね」
「シエラ先輩もひどすぎますぅ」
『分かりました。では“あかべりーシャルル”に決定です!』
パチパチパチパチッ…。
……、僕が意見を言う間に名前が決まってしまいました。
まぁ、いつか領都でも特別じゃないようになったら良いなぁ。
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