37 / 567
第37話 領主会議ーカプランド領編4
しおりを挟む
ふぅ、今日はまだ終わらない。
“プーリン”の食べさせ合いでなんだかお腹は減っていないけれど、これからトトお姉さんらと迎賓館の一室で夕食です。
疲れることはないけれど、8歳の僕には過酷に思えます。
僕とお母さんが案内された部屋はこじんまりとした個室になっていて、食事をするテーブルと少し離れたところにソファ等が置いてあり、派手じゃない内装がゆったりした気分にさせてくれます。
シエラお姉ちゃん達も別室で夕食をとっているそうなので、お母さんと僕、トトお姉さんの3人だけです。
「シャルル君、スローキの街はどうだった? 少しの時間でも楽しめたかな?」
「はい、ヌエットお姉ちゃんがスローキの美味しいお菓子のことを知っていて連れて行ってもらいました」
「じゃあ、“プーリン”を食べてきたの?」
「はい、とても美味しかったです」
『良いわね、“プーリン”? 私も食べてみたかったわ…』
「ルーシャ様、食後のデザートにお出ししますよ」
『ありがとう、楽しみだわ。シャルルも食べる?』
「ううん、僕はさっき食べてきたところだからやめておくよ」
さすがにしばらくは食べたくない感じです。
「お母さんとトトお姉さんはどういう知り合いなの?」
プーリンの話題から離れるために、なんとなく思ったことを質問してみました。
『えっとねぇ、お母さんとトトは学校で知り合った幼馴染なの。他の都市長もみんな幼馴染なのよ』
「学校?」
「そう、女の子はね“女”になったら短い期間だけれど学校ってところに行くのよ」
「何をしに行くの?」
『魔法をね、習いに行くの…』
「魔法…、そうかぁ、僕は男の子だから使えないんだよねぇ」
『……』
シャルルが落ち込んでしまいました。
産まれた時に輝いたから…と、そんな不確定な理由であなたもきっと魔法が使えるようになりますよとは言えません。
「でも、お友達を見つけるために一度行っても良いんじゃないですか」とトトが言ってくれました。
『そ、そうね。シャルルも“男”になったら一度行ってみたら楽しいかもしれないわね』
「えっ、魔法が使えなくても行っていいの?」
『大丈夫よ、お母さんに任せておいて』
学校かぁ、“男”になるのが楽しみです。
食事が終わると、飲み物とデザートが運ばれてきました。
お母さんとトトお姉さんは“プーリン”で、僕は果実の盛り合わせでした。
トトお姉さんが僕に「よく食べるのねぇ~」なんて言っていますが、僕ってよく食べるのかな…?
でも、もうお腹がいっぱいです。
『これが、“プーリン”?』
お母さんがお皿に乗った“プーリン”と周りに添えられた白いクリームを興味深げに眺めています。
「そうだ、お母さん。良いことしてあげようか~」
『フフ…、なにかしら…』
僕はお母さんが手にしていたスプーンをひょいっと取って、“プーリン”を一掬いして「あ~ん」と言いながら口元に持っていってあげるのでした。
『えっ!?』
「ほら、あ~ん」
『あ…あ~ん…』
お母さんはそう言いながらパクッと食べてくれました。
『……』
「えっ…?」
お母さんが固まってしまいました。
「シャルル君、私もお願い!!」
その様子を見ていたトトお姉さんがそう言ってきたのでトトお姉さんの隣の席に移って、同じように「あ~ん」をしてあげます。
「うっ……」
トトお姉さんも固まってしまいました。
ヌエットお姉ちゃんとトリスお姉ちゃんは瞬時に再起動して必死に次の「あ~ん」をせがんできたのに、お母さん達には耐性が無かったようです。
それを後ろで見ていたメイドのお姉さんが急に部屋から駆け出して行ったので、僕は一人果実を食べながらお母さんとトトお姉さんが再起動するのを待つのでした。
XX XY
ルーシャ様達も夕食をとられている頃でしょうか…。
私たち4人も別室で同じように夕食を食べ始めていました。
「シエラ先輩、メルモア先輩お疲れ様でした」
やはり先輩たちが仕事をしている時に、私はシャルル様と街に出かけられたのだからねぎらいの挨拶はちゃんとしておかないとダメですね。
「良いわねぇ、ヌエット達は…。シャルル様とどこへ行ってきたの?」
前髪の隙間から見えるシエラ先輩の薄い青色の左眼が少し冷たい感じに思えます。
「“プーリン”っていう美味しいお菓子を食べて来たんですよ~」
トリス先輩が横から会話に入ってきました。
「“プーリン”ですか…。まだ食べたことがない…わね…」
メルモア先輩も確かあれだったかな…というような顔で“プーリン”を想像されているようです。
「スローキでは人気ですからね…、シャルル様に食べていただきたくて…」
「それはそうですね…」
シエラ先輩がそうつぶやいていると、後ろに控えていたここのメイドさんから食後のデザートに“プーリン”が出てくることを教えてもらいました。
「シエラ先輩、良かったですね。美味しいですよ~」
トリス先輩はまた食べるようです。
私はさっきいっぱい食べましたので、違うデザートにしてもらうようにお願いしました。
「ヌエット、なんだかこの数日で雰囲気が変わりましたね…」
夕食も終わりかけた頃、メルモア先輩がそんなことを言ってきます。
「そ…そうですか…?」
「そうそう、シャルル様に対して積極的なんですよ~」
トリス先輩がシエラ先輩を後ろ盾にして話を煽ってきます。
「そ、それは…、屋敷内ではお顔を見るぐらいしかできなかったから、こうやって旅のお供が出来て嬉しかったんですよ。メルモア先輩だってそうでしょう?」
「それはそうね。乗客室の中で抱きついてもシャルル様は優しいですし、匂いというかシャルル様の発せられる何かを吸い込んでいるとフワ~っとした良い気持ちになるんですよねぇ」
(ま…まずいです)
メルモアがシャルル様の効能に気付きそうです。
私はとっさにトリスの顔を見て、目で話題を変えるように伝えます。
「メ、メルモア先輩、そろそろ“プーリン”が出てきそうですよ。シャルル様も気に入っておられましたからぜひ堪能してください」
トリスが私の意図を理解したのか、“プーリン”の話題に戻しました。
「やっぱり…、これが“プーリン”でしたか…」
メルモア先輩は食べたことは無かったようですが、“プーリン”のことはご存知のようでした。
私は“プーリン”の代わりに出てきた果実を摘まみます。
私はトリス先輩の方を見て、目で「あ~ん」のことは言わないようにと合図しました。
トリス先輩も黙ってうなずいてくれています。
「この“プーリン”っていうお菓子は甘くてプルプルしておいしいですねぇ。シャルル様が気に入るのも分かります」
そんな風にシエラ先輩が感心しながら食べておられる時に、一人のメイドが駆け入ってきました。
テーブルからは少し離れていますが、何かとんでもないような物を見たような表情をしてヒソヒソと話しています。
何かあったのだろうかと見ていると、その駆け入ったメイドさんの顔が急に赤くなり、仕草が「あ~ん」だったのです。
「「!?」」
シエラ先輩とメルモア先輩はどういう意味か分からないというような顔をされていますが、私とトリス先輩には何があったかすぐに分かりました。
シャルル様がお二人に「あ~ん」されたのですね。
私もすぐにお店での「あ~ん」を思い出します。
もう食べられないと思っていたけど、デザートは“プーリン”にしとけば良かったかなと思うのでした。
トリス先輩、凄いです…。
“プーリン”の食べさせ合いでなんだかお腹は減っていないけれど、これからトトお姉さんらと迎賓館の一室で夕食です。
疲れることはないけれど、8歳の僕には過酷に思えます。
僕とお母さんが案内された部屋はこじんまりとした個室になっていて、食事をするテーブルと少し離れたところにソファ等が置いてあり、派手じゃない内装がゆったりした気分にさせてくれます。
シエラお姉ちゃん達も別室で夕食をとっているそうなので、お母さんと僕、トトお姉さんの3人だけです。
「シャルル君、スローキの街はどうだった? 少しの時間でも楽しめたかな?」
「はい、ヌエットお姉ちゃんがスローキの美味しいお菓子のことを知っていて連れて行ってもらいました」
「じゃあ、“プーリン”を食べてきたの?」
「はい、とても美味しかったです」
『良いわね、“プーリン”? 私も食べてみたかったわ…』
「ルーシャ様、食後のデザートにお出ししますよ」
『ありがとう、楽しみだわ。シャルルも食べる?』
「ううん、僕はさっき食べてきたところだからやめておくよ」
さすがにしばらくは食べたくない感じです。
「お母さんとトトお姉さんはどういう知り合いなの?」
プーリンの話題から離れるために、なんとなく思ったことを質問してみました。
『えっとねぇ、お母さんとトトは学校で知り合った幼馴染なの。他の都市長もみんな幼馴染なのよ』
「学校?」
「そう、女の子はね“女”になったら短い期間だけれど学校ってところに行くのよ」
「何をしに行くの?」
『魔法をね、習いに行くの…』
「魔法…、そうかぁ、僕は男の子だから使えないんだよねぇ」
『……』
シャルルが落ち込んでしまいました。
産まれた時に輝いたから…と、そんな不確定な理由であなたもきっと魔法が使えるようになりますよとは言えません。
「でも、お友達を見つけるために一度行っても良いんじゃないですか」とトトが言ってくれました。
『そ、そうね。シャルルも“男”になったら一度行ってみたら楽しいかもしれないわね』
「えっ、魔法が使えなくても行っていいの?」
『大丈夫よ、お母さんに任せておいて』
学校かぁ、“男”になるのが楽しみです。
食事が終わると、飲み物とデザートが運ばれてきました。
お母さんとトトお姉さんは“プーリン”で、僕は果実の盛り合わせでした。
トトお姉さんが僕に「よく食べるのねぇ~」なんて言っていますが、僕ってよく食べるのかな…?
でも、もうお腹がいっぱいです。
『これが、“プーリン”?』
お母さんがお皿に乗った“プーリン”と周りに添えられた白いクリームを興味深げに眺めています。
「そうだ、お母さん。良いことしてあげようか~」
『フフ…、なにかしら…』
僕はお母さんが手にしていたスプーンをひょいっと取って、“プーリン”を一掬いして「あ~ん」と言いながら口元に持っていってあげるのでした。
『えっ!?』
「ほら、あ~ん」
『あ…あ~ん…』
お母さんはそう言いながらパクッと食べてくれました。
『……』
「えっ…?」
お母さんが固まってしまいました。
「シャルル君、私もお願い!!」
その様子を見ていたトトお姉さんがそう言ってきたのでトトお姉さんの隣の席に移って、同じように「あ~ん」をしてあげます。
「うっ……」
トトお姉さんも固まってしまいました。
ヌエットお姉ちゃんとトリスお姉ちゃんは瞬時に再起動して必死に次の「あ~ん」をせがんできたのに、お母さん達には耐性が無かったようです。
それを後ろで見ていたメイドのお姉さんが急に部屋から駆け出して行ったので、僕は一人果実を食べながらお母さんとトトお姉さんが再起動するのを待つのでした。
XX XY
ルーシャ様達も夕食をとられている頃でしょうか…。
私たち4人も別室で同じように夕食を食べ始めていました。
「シエラ先輩、メルモア先輩お疲れ様でした」
やはり先輩たちが仕事をしている時に、私はシャルル様と街に出かけられたのだからねぎらいの挨拶はちゃんとしておかないとダメですね。
「良いわねぇ、ヌエット達は…。シャルル様とどこへ行ってきたの?」
前髪の隙間から見えるシエラ先輩の薄い青色の左眼が少し冷たい感じに思えます。
「“プーリン”っていう美味しいお菓子を食べて来たんですよ~」
トリス先輩が横から会話に入ってきました。
「“プーリン”ですか…。まだ食べたことがない…わね…」
メルモア先輩も確かあれだったかな…というような顔で“プーリン”を想像されているようです。
「スローキでは人気ですからね…、シャルル様に食べていただきたくて…」
「それはそうですね…」
シエラ先輩がそうつぶやいていると、後ろに控えていたここのメイドさんから食後のデザートに“プーリン”が出てくることを教えてもらいました。
「シエラ先輩、良かったですね。美味しいですよ~」
トリス先輩はまた食べるようです。
私はさっきいっぱい食べましたので、違うデザートにしてもらうようにお願いしました。
「ヌエット、なんだかこの数日で雰囲気が変わりましたね…」
夕食も終わりかけた頃、メルモア先輩がそんなことを言ってきます。
「そ…そうですか…?」
「そうそう、シャルル様に対して積極的なんですよ~」
トリス先輩がシエラ先輩を後ろ盾にして話を煽ってきます。
「そ、それは…、屋敷内ではお顔を見るぐらいしかできなかったから、こうやって旅のお供が出来て嬉しかったんですよ。メルモア先輩だってそうでしょう?」
「それはそうね。乗客室の中で抱きついてもシャルル様は優しいですし、匂いというかシャルル様の発せられる何かを吸い込んでいるとフワ~っとした良い気持ちになるんですよねぇ」
(ま…まずいです)
メルモアがシャルル様の効能に気付きそうです。
私はとっさにトリスの顔を見て、目で話題を変えるように伝えます。
「メ、メルモア先輩、そろそろ“プーリン”が出てきそうですよ。シャルル様も気に入っておられましたからぜひ堪能してください」
トリスが私の意図を理解したのか、“プーリン”の話題に戻しました。
「やっぱり…、これが“プーリン”でしたか…」
メルモア先輩は食べたことは無かったようですが、“プーリン”のことはご存知のようでした。
私は“プーリン”の代わりに出てきた果実を摘まみます。
私はトリス先輩の方を見て、目で「あ~ん」のことは言わないようにと合図しました。
トリス先輩も黙ってうなずいてくれています。
「この“プーリン”っていうお菓子は甘くてプルプルしておいしいですねぇ。シャルル様が気に入るのも分かります」
そんな風にシエラ先輩が感心しながら食べておられる時に、一人のメイドが駆け入ってきました。
テーブルからは少し離れていますが、何かとんでもないような物を見たような表情をしてヒソヒソと話しています。
何かあったのだろうかと見ていると、その駆け入ったメイドさんの顔が急に赤くなり、仕草が「あ~ん」だったのです。
「「!?」」
シエラ先輩とメルモア先輩はどういう意味か分からないというような顔をされていますが、私とトリス先輩には何があったかすぐに分かりました。
シャルル様がお二人に「あ~ん」されたのですね。
私もすぐにお店での「あ~ん」を思い出します。
もう食べられないと思っていたけど、デザートは“プーリン”にしとけば良かったかなと思うのでした。
トリス先輩、凄いです…。
10
お気に入りに追加
153
あなたにおすすめの小説
伯爵家の次男に転生しましたが、10歳で当主になってしまいました
竹桜
ファンタジー
自動運転の試験車両に轢かれて、死んでしまった主人公は異世界のランガン伯爵家の次男に転生した。
転生後の生活は順調そのものだった。
だが、プライドだけ高い兄が愚かな行為をしてしまった。
その結果、主人公の両親は当主の座を追われ、主人公が10歳で当主になってしまった。
これは10歳で当主になってしまった者の物語だ。
異世界転生してしまったがさすがにこれはおかしい
増月ヒラナ
ファンタジー
不慮の事故により死んだ主人公 神田玲。
目覚めたら見知らぬ光景が広がっていた
3歳になるころ、母に催促されステータスを確認したところ
いくらなんでもこれはおかしいだろ!
幼馴染の彼女と妹が寝取られて、死刑になる話
島風
ファンタジー
幼馴染が俺を裏切った。そして、妹も......固い絆で結ばれていた筈の俺はほんの僅かの間に邪魔な存在になったらしい。だから、奴隷として売られた。幸い、命があったが、彼女達と俺では身分が違うらしい。
俺は二人を忘れて生きる事にした。そして細々と新しい生活を始める。だが、二人を寝とった勇者エリアスと裏切り者の幼馴染と妹は俺の前に再び現れた。
幼馴染み達が寝取られたが,別にどうでもいい。
みっちゃん
ファンタジー
私達は勇者様と結婚するわ!
そう言われたのが1年後に再会した幼馴染みと義姉と義妹だった。
「.....そうか,じゃあ婚約破棄は俺から両親達にいってくるよ。」
そう言って俺は彼女達と別れた。
しかし彼女達は知らない自分達が魅了にかかっていることを、主人公がそれに気づいていることも,そして,最初っから主人公は自分達をあまり好いていないことも。
5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
異世界から元の世界に派遣された僕は他の勇者たちとは別にのんびり暮らします【DNAの改修者ー外伝】
kujibiki
ファンタジー
異世界で第二の人生の大往生を迎えた僕は再びあの場所へ飛ばされていた。
※これは『DNAの改修者』のアフターストーリーとなります。
『DNAの改修者』を読まなくても大丈夫だとは思いますが、気になる方はご覧ください。
貧乏男爵家の四男に転生したが、奴隷として売られてしまった
竹桜
ファンタジー
林業に従事していた主人公は倒木に押し潰されて死んでしまった。
死んだ筈の主人公は異世界に転生したのだ。
貧乏男爵四男に。
転生したのは良いが、奴隷商に売れてしまう。
そんな主人公は何気ない斧を持ち、異世界を生き抜く。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる