錬金術師が不遇なのってお前らだけの常識じゃん。

いいたか

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第三百七話

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って言うか、ティナ達が色々動いてくれてるのがとてもありがたいな。
キング達には少し休んでてもらわないとな。
あれだけピンピンしてても病み上がり(?)だからね。

「豚汁出来ました!!!」

えっ?

「早すぎない…?」

「ティナ嬢が大量の出汁汁を譲ってくれたから、すぐに作り始める事ができたんだ」

「えぇ…。 なんでだし汁なんか…。 まぁ、グッジョブだな」

まぁ良い。
これだけの人数で作っているんだからそれぞれ並んでもらってよそっていけばいいだろう。
ってもう準備が進んでいってるし!!!
…これは、俺は必要なのだろうか?

「旦那様は上流階級の方への配膳をお願いします」

「はい!」

ティナ様の指示に従う。
…ティナ様?


俺は言われた通り、上流階級を相手に配膳を行っていた。

「テイル、いつから従者の真似事をするようになったんだ…?」

「クリスエル公爵閣下…虐めないでください…」

「冗談冗談。 あぁ、この頃合いに聞いておきたかった。 なぜ、人々をこの場所に集めたのだ?」

ふむ、良い着眼点だ。 さすが、公爵と言ったところか。
まぁいつしか言うつもりだったから頃合いとしては良いだろう。

「まずは各国の防衛状況的に侵攻を防ぐのは不可能だと考えました。 一か所に集まれば、対処が迅速になる…と思ったからが最な要因ですね」

「他には?」

「まぁ、誰かが繋がっている…そう感じたからですね」

「流石の直観であるなぁ。 一つ義息子に話したい事がある。 時間は大丈夫かね?」

なんだろう。 娘を返せ! とかかな…。
ある程度皆と離れたところへと行き、話を伺う。

「陛下の神の名を冠した武器の事は知っているかな?」

少し、悲しそうに公爵閣下は俺に問いかける。

「えぇ、すぐに報せが入りましたので。 それが何かあったのですか?」

うむ、と一言言い言い淀んでいく公爵閣下。

「まさかその武器に何か?」

「ふぅ、ここまで来たら言うしかないだろう。 陛下はな、かつてよりあの武器との親和性が高過ぎるのだ。 故に…」

「神が身体に入り込もうとしている?」

「お見通しか。 しかし、悪神では無いからと陛下は其れを離す事が無いのだ。 現にたまに呑まれかけていた」

何故、陛下や公爵はもっと早く教えてくれなかったのだろうか。

「テイル…。 何かあったら陛下を…」

「どうにかしますよ。 俺が。 陛下も、公爵閣下も俺の家族ですから」

俺の考えが正しければ、あの神に少し影響されてその武器も悪影響を受けているのだろう。
力技になってしまうだろうが、致し方ない。

「テイル。 すまない…」

そう言って背を向け歩み出す公爵閣下はどこか悲し気であったのが俺の脳裏に焼き付いて離れなかった。
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